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参加作品
開催:2025年9月
2025年夏のファンタ、終了しました。
今年は例年より未完成、不完全、後味が悪いなど、珍しく低評価になりました。当然主催者の責任ではなく、各国がスカッとするような作品を作ることができなかったということになります。時代を反映しているのかもしれません。
例えば、せっかく何かの犯罪の被害者の立場から描く作品を作ってみても、その先を示すものが無く、被害者には何の役にも立たないってな作品がありました。
また、完全犯罪が成立してしまう、間違った人を犯人と思い込んで殺してしまうなどと言ったミステリー・クラブの人間には好まれる、勧善懲悪ではない結末の作品もいくつかありましたが、小説などと違い、監督がまだテーマを消化しきれておらず、観客に割り切れない気持ちが残ってしまうような作品もありました。ちょうど今映画関係者の世代が交代中で、まだ次の世代が育っていないのかもしれません。あるいは世界経済の不調が影響して、いい人材を探し切れていないのかも知れません。具体的な理由は分かりませんでした。
来年はファンタ開催40周年。なので、いい作品が集まることを期待しています。
・・・とまあ、作品にはやや不満が残りましたが、今年はコロナ後またたくさんの仲間が集まり、私は再会を大いに喜びました。スタッフ、仲間共に一緒に30年以上を過ごしてきました。前半は体調不良が尾を引いていましたが、中盤頃から徐々に元気を取り戻しました。理由の1つは仲間との再会だったと思います。顔を見るだけで、特に口を利かなくても、今見たばかりの映画が気に入ったかが分かる、そんな人たちです。
長編のコメントを入れました。
メインのファンタ、全体の3分の2ほどが終わりました。
個々の作品にコメントを入れます。
昨日(2025年8月29日)が初日でしたが、ティケットが売り切れで参加できませんでした。次は9月2日で、別会場。こちらは入れそうです。
本番は翌3日からです。今年は丸ごと会社が忙しい時期に重なったため、社長と交渉して、現在残業時間を貯めているところです。ぎりぎり何とかなりそう。
ところが先週歯の治療と、予防接種が続き、すっかり体調を崩してしまいました。これほどの不調は重傷を負った事故の時でもありませんでした。当時のダメージは傷を負った部分だけで、足腰も含め体全体は元気でした。今回は体中の筋肉が減って行くような感じで、普段だったら徒歩で行ける所もだめ。近所の店に買い物に行くこともできませんでした。その上歯の噛み合わせがダメだったのか、頭痛がずっと続いています。一生を通じて頭痛持ちだったことは1度も無いのでびっくり。
そんなことでファンタは大丈夫かと心配になりましたが、今週に入って少しずつ持ち直しています。年を取ればそれに見合った分健康にも問題が出るものとは思っていましたが、今回のようなのは初めてです。しかも徐々に体調を崩すのではなく、ピッタリ歯の治療と予防接種の日から起きています。
さて、ファンタの方ですが、一応全作品の解説などに目を通しました。
発表がぎりぎりになっていて、あたふたしますが、作品のカテゴリーが発表になりました。今年は1本の作品が複数のカテゴリーにまたがっています。
加えて、ベルリンではスケジュールに入っていないようですが、フランクフルトでは監督をゲストに迎えて60分ディスカッションをするようです。
また、過去に1、2本ありましたが、今年は4本の長編に、前座としてそれぞれ短編が1本つきます。
さらに短編集が追加。今年はまとまった短編集が4枠、ベルリンでは3枠上映。最後に加わったのが、シュトゥットガルトで上映される州の専門大学の作品集。これで合計4枠。それに加えて前座の短編が4本。若い監督に取ってはチャンスが増えました。
全作品とスケジュールが発表されました。今年は勤務時間と重なり大変だと書きましたが、それに加えて、特別上映が普通のファンタの枠の外で2つ行われます。
もう1つ例年と違うのは短編集の枠が3つになったことです。いつもの色々な国の作品を集めた特集の他に、ドイツの若い監督の短編集が2つ加わりました。戦後のドイツの映画界は補助金などの制約もあるらしく、かつての輝きを失っています。ただ、ドイツ人中心の短編集はベルリン以外の開催地ではすでに増え始めていました。それが今年はベルリンに来たわけです。
日本の方は戦後大手の、俳優を使った劇映画は力が落ちたような印象ですが、漫画、アニメの方ではすでに大活躍で、海外でも安定した成功を収めています。政治家の大物からも肯定的に見られているようで、このまま行けそうです。今年は日本のアニメが2本正式参加。たまに1本あるか無いかだったのですが、今年は扱いがいいです。
なんだかややこしいスケジュールになってきました。
ベルリンの開催は9月3日ではなく、8月29日。いつもと違う映画館で短編集。西ベルリンのかなり東側。うちから遠いよ。
続いて9月2日にも特別上映。会場はこれまでも時々使っていた東ベルリンのプラネタリウム。1965年のSFホラー。
加えて9月3日からの公式のスタートの中9月6日にも何かやるようです。ベルリンの隣の州にドイツ版ハリウッドを目指すスタジオがあるのですが、そこがドイツの所有になったり、外国の所有になったり、右往左往していたのですが、どうやらそこから短編集がファンタに参加するようです。始まるのは午前11時。この日土曜に加えて早朝出勤日。あっちゃー。
開催まで1か月を切り、参加作品の大半が発表されました。本数から考えると昨年と同じようなスケジュールになりそうです。
今年は地獄の日程。4時起きの早朝勤務、プラス土曜勤務の時期に全日程が入ってしまいました。なので最悪の場合7~8本見られないか、1時間近く遅れての入場、3本ほどが頭の部分を見逃す可能性浮上。そのため現在上司と勤務時間について交渉中。
日本の作品が少なくとも3本(劇映画1本、アニメ2本)入っています。
全作品ではないため ↓ ↑ のリンクがまだ整っていません。悪しからず。
日本の劇映画は今もってパッとしませんが、アニメの方は大活躍。海外でも大きく取り上げられています。ファンタは以前から時々いい作品を紹介していましたが、今年は例年より力を入れているような印象。押井守の1985年の作品と、福谷修/坂本サクの最新作の2本を取り上げています。1回のファンタで日本のアニメを2本というのは大サービス。
まだ作品名が紹介されているだけで、上映日は不明。もしかしたら押井作品は別会場で特別上映になるのかなと思っているところです。
です、ます調とだ、である調が混ざりますが、ご容赦を。
現在は18本。とりあえずタイトルだけでもと思い書き始めました。
オープニング
特別上映 (別会場)
特別上映 − 短篇 《PrevYou und das Fantasy Filmfest》(別会場)
注目の作品
注目の監督
血の滴るコーナー (コンペ)
恐怖のお届け品
公式プログラム
短編特集 《DFFB und Filmuniversitat Babelsberg goes Fantasy Filmfest》
短編特集 《Filmakademie Baden-Württemberg》 シュトゥットガルトだけで上映
いつもの短編特集
前座の短編 《短編特集とは別に4本の長編には前座としてそれぞれ短編が1つついています。》
フィナーレ
オープニング
監督: デビュー
ストーリー: 犬を主人公にして、犬の視点から語る幽霊話。
トレイラー: 犬が、怪しいと思って主人を守るために活躍してくれるのはうれしい。本当の犬は人間のような考え方はしないけれど・・・。
感想: ポルターガイストっぽい話にしてあったので、あまり面白くありませんでした。ですが、インディー役の犬は名優。この犬を使って今度は探偵物か何かを作ってもらいたいところです。監督の飼い犬だそうです。
特別上映(別会場)
東ベルリンにあるプラネタリウムを使って1本上映することがありましたが、今回も同じ会場で1965年の作品が上映されます。
原作: レナート・ペストリニエロが Oltre il cielo 誌の1960年6月号に発表した小説 Una notte de 21 ore。5人のイタリア人脚本家が脚色するも、出来が悪いとして、手直し。それもだめということでまた手直し。1965年に撮影にこぎつける。
ストーリー: 正体不明の信号の調査に宇宙船が2つ出発。目的地で着陸時に乗組員は1度失神。目を覚ますと仲間同士が殺し合いを始める。絶滅寸前の生命体が原因。人間などと全く違う存在なため、姿が見えない。しかし乗組員の精神に異常を来す力は持っている。
監督: 1994年のファンタに1960年の作品で登場、数々のホラー作品でイタリアの黄金時代を作った人。戦前から監督以外でも映画の仕事をしていた。1980年65歳で亡くなる。
トレイラー: バンパイアと言っているが、吸血鬼ではない。ウィルスのような形の宇宙人。映像はいかにも60年代の感じで、演技も下手だが、ストーリーの発想は現代でも通用すると言うか、1960年代にこういう発想を持つ作家がいたのは感心する。
クルーの衣装がドラキュラ風なのが笑える。
女優の1人はラクウェル・ウェルチ風。他の女優もバルドー風だったりで、今日でも通用する美しさ。
感想: 当時のイタリアや世界の映画事情、時代、そしてこの作品のティームの懐事情などを考慮すると、まあまあの出来。衣装、俳優、セットなどを工夫してみすぼらしくないようにしようとの努力が伺えます。
そういった目に見える部分とは別にこの作品のシナリオは現代でも考えるべき深い意味も含んでいました。人間や動物のような手で掴めるような形の肉体を持たない宇宙人(宇宙菌と呼ぶべきか)がいて、知能だけはかなり優れているという設定。そういう宇宙菌が何かをやりたい時(例えば宇宙基地を建設とか)、菌たちのために働いてくれる、肉体労働をしてくれる別な生物が必要になるなどといった設定です。これに似たことを、インテリ層が学歴の低い人たちにやらせていると考えると、かなり前から先を見たシナリオに仕上がっています。シナリオを仕上げるのにかなり手間がかかったという記事を見ましたが、苦労した甲斐はあったと言えます。
特別上映 短編特集(別会場)
PrevYou und das Fantasy Filmfest goes Fantasy Filmfest
ティケットが売り切れ、入れませんでした。
監督: 短編2本目
注目の作品
原作(ゲーム・ソフト): KOTAKE CREATEの8番出口
ストーリー: 都内の地下鉄通路に迷い込んだ男。8番出口を探すのだが、何かを見落とすと元の場所に戻ってしまう。永遠に行ったり来たり。どうやってそこから抜けることができるのか。
モデルとなったの江東区の地下鉄「清澄白河」駅。この駅にはA1〜3とB1、2しか出入り口は無く、8番は架空。
監督: ファンタ監督として初登場、本職は企画やプロデュース。
トレイラー: 短いトレイラーでどういうゲームになっているかが分かる。あとは男がこの迷路から抜け出せるか。自分も似たような地下鉄の駅に何度もいたことがあるので、よく知らない場所のストーリーより身近で面白そうに思える。発想がおもしろい。
感想: 主催者から「歩く男」のお面を貰いました(笑)。
実際に撮影に使われた駅のことなどは事前に知っていたので、8番の出口が無いことは分かっていました。元がゲームなため、観客には注意力が要求されますが、東京の地下鉄の駅に1度も行ったことが無い人には最初は分かりにくいかと思います。作品中の設定に慣れて来ると一緒に目を凝らしてどこかに変化はないかという風に見るようになります。 トレイラーを見た時同じ事が繰り返されるので退屈するかと思いましたが、全然退屈しませんでした。恐らく最後には主人公は助かるのだろうと予想がついても楽しく見ていられました。私はエッシャーの絵をよく見た時代もあり、メビウスの帯も良く知っていたので、楽しめました。
ところで八本木という場所は本当にあるんですか。
注目の監督
2010年にRubberで登場した時からファンタでは個性のある監督だという認識を得ていた人。その後も多くの作品がファンタに来ていたので今更「注目の監督」と言われてもピンと来ないぐらい知られた監督です。
ストーリー: 有名なインフルエンサーの女性が主人公。視聴者を増やすために突飛なことを思いつく。空中に吊るしたピアノを落下させる計画が失敗し、死者が出る。それを隠すために口止め料を払う。しかし事は彼女の思うようには行かない・・・。
監督: フランスの名物監督。ファンタでは多くの作品が紹介されています。
トレイラー: 彼らしい作品。
感想: 期待外れで、居眠りしてしまいました。
血の滴るコーナー (コンペ)
他のコーナーと重なる作品が複数あります。
原作: Mats Strandberg の小説
ストーリー: 母親が認知症になり、息子が介護施設に入れる。話はそれだけでは片付かなかった・・・。
母親はかつて自分に暴力をふるった、すでに他界した夫に取り付かれていて、自宅に戻りたがる。施設で介護士になっている息子の幼馴染の女性、その女性の後輩の介護士も母親の起こす騒動に巻き込まれる。
監督: 長編3本目、ファンタ初登場、ファンタ初登場
トレイラー: 話を順を追って短くまとめている。
感想: 子供を育てる時に親が暴力をふるうのを止める人がいない。その結果子供に自傷行為、アル中、薬物中毒になる人が出たり、自分の子供に同じような暴力をふるう人が生まれる。そのこと自体がホラーで、この連鎖はかなり前から分かっていたはずだ。最近この種のテーマが時々映画化されるが、その事実を知るだけでは世の中は変わらない。被害者の助けにもならない。
日本の場合はある程度親戚縁者、近所の人、学校の先生など社会が目配りしていて、エスカレートする前にブレーキがかかることが多かったが、戦後日本的な社会がアメリカ的に変わったためブレーキが緩くなった、あるいは外れたように見える。
原作: Dusty Mancinelli, Madeleine Sims-Fewer
ストーリー: 記憶を失った女性が治療のため人里離れたクリニックで実験。記憶が無いため誰を信用できるかが分からず苦労。ジャンルにSFが入っているところがミソ。
以下ネタバレ ・・・ マウスの左ボタンを押しながらカーソルで上をなぞってください。
ここから 「SFの部分: このクリニックでは人のクローンを作っている。映画に出て来るダイアナも実はクローン。だから記憶が無い。彼女に出入り禁止の部屋を示唆した人は悲惨な死に方をする。そこへたどり着いたダイアナはそこで複数のダイアナを見る。記憶が多少あったり、狂暴性を示したり、太って動けなくなってしまったダイアナがいる。」 ここまで
監督: Dusty Mancinelli(長編2本目)、Madeleine Sims-Fewer(デビュー)
感想: プロットはミステリー・クラブで通用するような内容でした。役者のキャラクターや俳優に今一の部分があり、それほど高い評価はしていませんが、別な監督が同じ設定で作り直せばかなり怖い話になるかなと思いました。
原作: Paul Gandersman, Peter S. Hall
ストーリー: 兄と妹がビデオを見つけ、録音されている物を調べると、テキサスの町の謎に行き当たる。
監督: 長編デビュー。
コメント: 監督はしていないがこの作品には The Endless の監督ジャスティン・ベンソンとアーロン・ムーアヘッドが関わっている。なのでちょっと期待。
感想: ジャスティン・ベンソンとアーロン・ムーアヘッドが関わっているので期待しましたが、退屈で、居眠りしてしまいました。もしかするとプロットはおもしろいけれど、ストリー・テリングの手際が良くなかったのかもしれません。
原作: José Ramon Fernandezの戯曲を参考に。
ストーリー: 16歳で女優になるために村を去った女性が30歳で戻って来る。
監督: 長編2作目
トレイラー: トレイラーとしてはあまり役に立っていない。
感想: 女性監督が女性の側に立って作った作品なのかも知れないが、この種の犯罪の被害者に取ってはこういう説明映画を作られてもほとんど役に立たない。欧米では男女の間に起きた暴行事件で裁判になると、男性側が「女性が誘惑した」という主張をすることが日本より頻繁にある。その場合未成年の少女に手を出さないように年長の男性は自制すべきと考えるのが日本の主流。欧州ではそういう風に話が動かないことがある。そういうお国柄の欧州で、この作品は18歳未満の少女が年長の有名作家を誘惑しているのかと思わせるようなシーンがある。そうすると当時未成年だった女性が15年ほど経って銃を持って落とし前を付けに故郷に戻って来ても、日本人の視線で考えると、やや難がある。どことなくテーマを消化し切れていない印象が漂う。
原作: Julia Kowalski
ストーリー: フランスの田舎で暮らすポーランド人一家。彼女は獣医になりたいが男尊女卑の家族は相手にしない。母親はすでに他界。女がやる家事はすべて彼女の肩にかかる・・・という話に超能力が関わる。
監督: ファンタ初登場
コメント: 疲労困憊で、内容について行けませんでした。
ストーリー: 宝くじの当選券を持った男が犯罪に巻き込まれる。
監督: 長編2本目、ファンタ初登場。
トレイラー: 設定からするとコメディーにできそうだが、実際はかなりシリアスな犯罪映画。トレイラーの出来はいい。
最近見たブリュッセルの黒人学生の話のスタイルに似ている。
感想: パルプフィクションに出たこともある女優も参加していて、俳優の力量には確信が持てます。舞台がパリからちょっと離れて、落ちぶれつつある小さな町というのも納得が行きます。ですがストーリーにやや難があり、描き方もちょっと「もう少し何とかならないものか」と思いました。俳優のみならず、撮影その他で参加したスタッフも素人ではありません。同じ人材で別な作品を作ってくれないかと願ってしまいました。
原作: Yanis Koussim
ストーリー: 1993年、事故で記憶を失くした男。過去のことを覚えていない彼と、周囲の人たちのズレが生じる。彼は何を信じたらいいのか。
監督: デビュー。元々は法学を勉強していた。映画に方向転換。
コメント: 疲労困憊で居眠り状態。
原作: Amy Wang
ストーリー: 中国系アメリカ人の若い女性が自信の無さを克服するために白人に見えるようになる手術に挑戦。
監督: 長編デビュー。中国系オーストラリア人。
感想: あらすじを読んだ時はなんて馬鹿なテーマと思ったのですが、実際に見てみると結構深い内容でした。話はアメリカに限ってあり、他の国では事情は大きく違うだろうとの前提ですが、10年ほど前に中国から移住してきた夫婦と娘、娘の高校生活、非白人のアメリカでの立場などに正面から取り組んでいました。そして終わり近くにさらに考えさせられるサプライズもありました。
アメリカの高校のプロムという習慣の派手さに目を奪われずに見ていると、結構厳しいアメリカの生活が伝わって来ます。ついでに言うと、SFやで。
原作: Emma Higgins
ストーリー: 憧れのロックスターに会ってみたら薬の中毒者だった。
監督: 長編2本目、普段は音楽ビデオ専門。
コメント: 普通ならこの作品はスティーヴン・キングの小説ミザリーの映画化、キャシー・ベイツの焼き直しと言われておしまい。しかし Sweetness はミザリーのギアを入れ直し、さらに恐ろしくした感じです。
主演女優は力いっぱいの演技。まだ若いのに、こんな作品で力強い演技を見せてしまうと、今後ロマンチックな役とか、コメディーの役が回って来なくなるのではと勝手に心配するほどやる気満々で臨んでいました。
恐怖のお届け品
ストーリー: ラトビア北東部リヴォニアで行われた魔女裁判。
この地域は長い歴史の中で色々な人たちから攻め込まれ、植民された。ドイツ人が古いドイツ語を話していた時代にはドイツ、その後はポーランドやスウェーデンなどにも占領されている。近年はロシアが入っている。1990年からはラトビア共和国となっている。
17世紀だとポーランド、スウェーデンなどが支配していた時期。
監督: 長編3本目、ファンタ初登場。
トレイラー: 日本のアニメも1つのジャンルを築いたが、たまには他の国の違ったスタイルのアニメもいい。ちなみにこの作品は完全に大人向け。
感想: テーマに馴染みにくく、つまらなく感じて居眠り。疲れもたまっていたと思います。
ストーリー: 大金持ちでコカイン中毒の不動産業の女性。ロンドンの裏社会のトラブルに引き込まれてしまう。
トレイラー: 上手く行かなかったエスタブリッシュメントの例。せっかく大金を儲けているのに、無駄なことに使ってしまい、借金の山を抱える。借金をチャラにしてもらうために、変な申し出を受ける。判断力が無くなっている。恐らく学歴もあまり低くないはずなのだが。人生はすでに崩壊しているのに、本人は気づいていない。
コメント: 男性監督が作っていますが、近年の成功した(はずの)女性の問題点を具体的に指摘。女性は怒らないで1度頭を冷やして考えるのが正解と感じます。そのヒントになる作品です。
原作: Alireza Khatami
ストーリー: 病気の母親の死後、息子は父親が母親を長年虐待していたことを知る。しかしその父親が突然失踪。
監督: イラン人、ファンタ初登場。
感想: 男尊女卑の強い国で、息子が虐げられた母親のために父親に復讐したくなるというテーマは時代の変化を感じさせる。ただ、イスラム圏の国でもエジプトなどを見ると母親となった中年から老人の女性は家の中で結構力を持っていることがある。そういう息子に信頼されていた母親が殺されたかも知れないとなると、現代の女性解放運動と関係なく、こういうストーリーが成立するのかも知れない。
監督: オーストリア人。ファンタ3本目。
感想: 色々不満が残る作品でした。まず冒頭から音響がダメ。私だけではなく長年ファンタに参加している仲間も感じていました。
女性ファン層を狙って作ったらしいのですが、扱われているテーマと波長が合わない女性も多く、女性に見せれば受けるといった簡単な話ではありません。
そして私たちベルリンに長く住んでいる人間は、ベルリンの人だったらこんな問題にはあっさり見切りをつけてさっさと戻ってしまうだろうにという感じを主人公に対して抱きました。彼女は舞台になったオーストリアの田舎の村出身で、長くベルリンに住んで職業についているという役どころです。そしてオーストリアの田舎の住民という役どころの女性たちがたくさん出て来るのですが、もうちょっと方言らしい方言を喋ってもらいたかったです。変に分かり易くて違和感を抱きました。
中世のカソリックの魔女狩りのパロディー版かといった面もあり、そこはいつもと違う視点かなと思いました。
公式プログラム
原作: 押井守
ストーリー: 中身不明の卵を抱えて長年彷徨っている少女が少年と出会う。少女はそれは天使の卵だと信じている。2人は一緒に旅を始める。ある日好奇心をおされられなかった少年が卵を割って、少女を置き去りにする。少女は気づいて少年を追うが、道中地面の割れ目にはまって転落する。1人になった少年は海を見ている。そこに大きな少女の彫像が現われる。そして少年が今立っている場所は大きな方舟の一部だった。
監督: 今ではアニメの大監督と思われている押井の初期の作品。
トレイラー: 40年経っても古く見えないのがアニメの強さかも知れない。ただ1985年はアニメ界がまだ子供相手の作品ばかりを作っている時代だったため、この作品に向いた客層が出来ていなかったのだろうと思う。そのため不発に終わり、押井はしばらく浪人生活を強いられる。攻殻機動隊以後は大人の鑑賞に堪える作品が作られるようになった。
感想: こういう作品を1985年に作っておいて、その後色々なエンタメ作品を作ったのは順番としては珍しいかなと思いました。普通下積みからエンタメ作品に届いて、長く成功を収めた後で自分の哲学を表現した、あまり面白くない作品を出す特権を得るってな風に考えていました。
日本から来た映画は字幕を読んだり、外国語で理解したりせずに済むので楽だと、怠けたことを考えて見るのですが、今年日本から来た作品は台詞が結構少なくて、外国語に訳された字幕もあまり長くなかったです。大して怠けることができませんでした。
原作: 坂本サク
ストーリー: かつては立派な建物だったと思われる大規模な集合住宅。現在は手入れもされておらず、住人の数も減り、かなり荒廃している。そこに安い家賃につられて引っ越して来た若い女性。しかし変なウジ虫のような物に襲われ、知り合った別な女性も消える。
監督: 新し過ぎてほとんど情報無し。海外のアニメ・フェスティバルに参加するも、監督たちは大成功を予想しておらず、1人は会場での挨拶に間に合わなかった。
福谷はファンタ2本目、坂本は監督としてはファンタ初登場だが、音楽やナレーションでは過去に参加。
トレイラー: 似たような作品を以前のファンタで見たような気がする。大人の観客を狙って作られているが、趣味が悪い。日本の作品にはもう少しあからさまさを抑えた良い物がある。今年大評判になった理由が不明。
感想: この作品も台詞が少なく、ストーリーを理論的に、時系列に沿って説明しているわけではなかったので、日本語が母国語の私でさえ????でした。仲間も話の辻褄を理解するのに苦労していて、私に色々聞いて来たのですが、私もちょっと・・・という状態。なので、今後インターネットに出る記事に注目しておいて、次のファンタの時に説明できればいいなと答えておきました。面目ない。
ストーリー: 2組のカップルが偶然の間違いで出会うことになる。結果楽しい週末が飛んでも無い方向に発展。
監督: ファンタ初登場
感想: 似たような作品は時たまあると思いますが、Bone Lake はそのオーバードーズ・バージョン。やり過ぎなぐらい徹底しています。
以下本編、ネタバレ ・・・ マウスの左ボタンを押しながらカーソルで上をなぞってください。
ここから 「 冒頭観光業者がブッキングのミスをして、2組のカップルが同じ時期に同じ場所にやって来たという話になっています。週末宿泊するはずの家がかなり大きいので、4人で住んでも十分な広さがあります。
しかし実はこの家は後から来たカップルの両親の持ち物で、カップルと思われている2人は実は姉弟か兄妹。両親を殺して相続しています。各部屋に監視カメラとマイクが取り付けてあって、やって来た客の私生活を探り出し、それをネタに、女性は男性を、男性は女性を誘惑してみたり、色々なことをしてカップルを揺さぶります。そして最後は殺して、車ごと家の前の湖に沈めるってなことをすでに6回ほどやっている、確信的連続殺人犯。」 ここまで
似たような他の作品とやや違うのは加害者の徹底ぶり。
ストーリー: 主人公は仕事を失いつつある救命士。後継者育成に最後まで努力。在任中最後の24時間の話。
監督: 長編2作目、テレビの仕事が多い。
トレイラー: もさっとした中年男が主演。他の出演者も外国では知られていないような人たち。その分観客は内容に集中できる。コメディーにしてあるが、アメリカのみならず各国で抱えている過剰勤務で安月給の人たちを表現している。作るだけの意味のある作品。
感想: この作品はそれなりにまとまっているだろうとは思いましたが、最高作という期待はありませんでした。しかし今年は思い込みの激しいストーリーの作品や、まだ新人で技術的にあと少し頑張ってもらいたいと言った作品が続き、この作品が1番面白かったという人が私以外にも何人かいました。作り方はテレビっぽいのですが、エピソードのバランスが良く、社会問題はまじめに扱い、社会の矛盾を示しつつ、悲劇的になり過ぎずに、「そうなんだよ、自分もそう思う」という方向に持って行くのを見て、テレビの仕事で色々なノーハウを身に着けたのだなあと思いました。
原作: Simon Rumley
ストーリー: 10歳の少女が学校内に出回っている動物虐待残酷ビデオの後を追い始めるが、失踪。それを受け止める両親の異なるスタンス。
監督: ファンタには短編で2006年から参加。
コメント: 監督と直接言葉を交わす機会がありました。キリスト教に対する夫で牧師の英国人と、妻のタイ人の受け取り方の違い、また、犯人とされる南アフリカ人と牧師との違いが的確に描かれていると言いました。そういうの、珍しいという意味です。監督はこの作品を撮影するに当たって、タイ人との接触がかなり多くなって、アジア人を知る機会になったようですが、その前から宗教については少し考えていたようでした。
以下本編、ネタバレ ・・・ マウスの左ボタンを押しながらカーソルで上をなぞってください。
ここから 「今年のファンタには犯人だと思って殺してしまったりした後で、殺された人が犯人でなかったことが分かる作品が2、3本ありました。これもその1つ。そのまま決着がつかないで終わる作品もありますが、Crushed では牧師が人に説教するには人間が出来ていないと気づき、牧師の仕事から身を引くという結末になっていました。」 ここまで
映画版原作: Steven Kostanski
ゲームブック原作: Steve Jackson
ストーリー: 元々は1983年に英国から出た「バルザスの要塞」というゲームブック。
ストーリー: 老人ホームの秘密。
若気の至りで無茶をやり、刑務所に行くか社会奉仕をするかを迫られ、父親の助力もあって、社会奉仕のために老人ホームで働くことになる青年マックス。当初うまく行くが、ホームの4階は出入り禁止と言われる。禁を破って行ってみると、死にかけのように困憊した老人が何人もいる。注意してくれた老女は間もなく転落し、柵に刺さって死亡。不審に思って調べ始めるマックス。
以下本編、ネタバレ ・・・ マウスの左ボタンを押しながらカーソルで上をなぞってください。
ここから 「実は彼の両親が何人か養子を迎えていて、自殺したと言われていた兄とここで再会する。他の老人たちも実は彼の養父母が養子に迎えていた、いわば兄弟姉妹。下の階に住んでいる老人たちは年齢の割にかなり元気で、幸せそうに暮らしているが、実は若返りのエキスを採るために上の階に元々は若かった人たちを監禁していた。マックス捕らえられエキスを採られることになるが、他の老人になっている若者たちが結託して、自分たちの体からエキスを集めてマックスに与え、力を付けさせる。で、マックスは反撃を開始する。」 ここまで
監督: 監督としてファンタ初登場。
トレイラー: 老人ホームは古い建物でキリスト教系。単純なストーリーをうまくホラー映画にしている。
原作: singNsong (ネット小説)
ストーリー: 主人公が小説を読んで批判的な感想を作者に送ったら、作者から自分で書いてみてはどうかとメッセージを受け取る。そこからストーリーに巻き込まれて行く。
監督: ファンタ初登場
感想: 思ったほど面白くなく、居眠り。
原作: Haneef Adeni
スピン・オフ: 2019年の Mikhael。Mikhael Extended Universe 企画の2本目。
ストーリー: 2つの対立する組の争いの中で主人公の弟が殺される。後は両者入り乱れての復讐劇。
監督: 長編4本目、ファンタ初登場。
トレイラー: インドらしさが少ない。
制作はインドなのに、ハリウッド以外の映画界のノーハウを駆使した、香港映画のようなストーリーになっている。カンフーこそ出て来ないが、ボクシング選手かと思える体格の男たちが活躍する。ストップ・モーションを使ったりして、主人公の強さを強調するところは香港や中国式。インドなのに教会が出て来たり、登場人物の名前が英語圏の人名になっていて不思議な印象。
コメント: 関係者の話だと、Marco 2 は作らないとのこと。しかし Marco は Mikhael のスピンオフなので、次は Max などという映画を作るかも知れないと期待。
ストーリー: 妹が行方不明。3人の男に目を付け、復讐を狙う女性。とっ捕まえた後拷問を計画。その方法が変わっている。
以下本編、ネタバレ ・・・ マウスの左ボタンを押しながらカーソルで上をなぞってください。
ここから 「今年のファンタには犯人と思い込んで間違った人間を殺してしまう作品が2、3作あった。この作品もその1つ。主人公の妹は自転車でパーティー現場を去るが、3人の男たちはその件に関係していない。妹は自転車が倒れ、怪我をしたらしい。そこへパーティーに参加していた別な男が現われ、助けるふりをして、性的に暴行し、現場に彼女を置き去りにする。彼女はしかし後で助かり、病院に収容される。その被害者本人の証言で、暴行犯は紳士風の別な男だと判明する。しかし3人の男たちはすでに姉に殺されていた。さあ、どうする。」 ここまで
ところで竹というのは1日に何センチ成長するのでしょう。
監督: ファンタ初登場
ストーリー: 母親の死に伴い久しぶりに家に戻って来た主人公。そこで発見したのは、何から何まで監視する装置が家や敷地に張り巡らされているということ。母親の呪縛から逃れ、長年暮らしていた彼女は今度は家に監視されるという羽目に
監督: ファンタには2006年から参加。
トレイラー: クラシックなスリラー風。
感想: スターのクリレンコが出演。バレーかスポーツでもやっているのか、非常にすっきりしたいい体格をしています。女性が見てもいいコンディションを保っているなあという感じ。
ストーリーの方はちょっと。オツム空っぽ、人の助言を聞かない、ヒステリーを起こすと暴力的になるという主人公にスターのクリレンコを起用ですか。もうちょっといい役をあげたいなあ。
Other と Mother をかけている。
リメイク: 1984年に制作された悪魔の毒々モンスターシリーズ第1作のリメイク。
ストーリー: パッとしない男。妻に死なれ、妻の連れ子と2人暮らし。重病が発見されるが医療費が払えない。良くない方法で金を取ろうとするがその時有毒物と接触。それが彼を最強の男にする。その後は自分の力を善に使い始める。
監督: 長編2本目監督としてはファンタ初登場、2013年に俳優として出演している
主演: どこかで見た顔だと思ったら、2003年の The Station Agent の主役だった。日本では公開されていない。
トレイラー: 漫画っぽいスプラッター。
原作: Zak Hilditch
ストーリー: 軍の実験に参加していた夫が大事故で行方不明。妻は遺体回収に参加。
ロードムービー形式で語られる物語。夫の遺体にたどり着くまでにいくつかのエピソードが語られる。
監督: ファンタ2本目。
感想: 一体どんなつもりで、どんな実験をやったのかとか、被害に対する世界の反応などをもう少し突っ込んで描いてもらいたかった。最後が主人公の家庭問題で帰結するのではもったいない。
原案: 中国の小説「封神演義」
監督: ファンタ2本目。3部作の2作目。
トレイラー: 映画監督なら1度ぐらいこのぐらいの金、人を使ってこういう映画を撮ってみたいだろうと思うぐらい大袈裟な設定で戦争をしまくる。中国にはこの種の戦記がフィクション、ノンフィクションとしてあるのだろう。日本にはこれほど大がかかりな戦争が無かったので、圧倒されるが、中国には漢民族、モンゴル人、トルコ系の人たちが入り乱れ占領していたので人種、宗教の違いに加え、内部の王権争いもあったのだろう。日本は平和ボケしていると言われるが、戦争が無いまま2000年来ていたのだからボケている方が本来の性格だと思う。それほど長く平和を保つ王は大陸にはいなかったと言うことか。
感想: この種の作品は苦手で、ただだらだらと見ていた。
原作: Strahinja Madzarevic
ストーリー: 核戦争後の西バルカン半島はどうなっているか。
監督: デビュー。
トレイラー: 色々な所から拝借して来たシーンの連続。オリジナリティーが感じられない。人々を争いに駆り立てる意図があるのか、世界が終末を迎えた気分にさせるつもりなのかは不明。中東、西洋のハルマゲドン思想を関係ない宗教の人たちにも広げるのか。
感想: 今年はやたら復讐劇が多かった。
短編特集
DFFB und Filmuniversitat Babelsberg goes Fantasy Filmfest
今年は短編集が多いですが、ドイツ国内ではブランデンブルク州(ポツダムやフランクフルトのある州) vs バーデン・ヴュルテンベルク(シュトゥットガルトやテュービンゲンのある州)の対決になっています。ブランデンブルクの方は映画大学、バーデン・ヴュルテンベルクの方は映画専門学校です。
ドイツは映画を作ろうとするとどうしても補助金が頼り。全く私費で映画を作る監督、プロデューサーは少ないです。ここ数年専門学校が若手の監督を育てていますが、将来どういう方向に行くのかはまだ見当がつきません。ですが将来のスタッフを増やそうという意気込みは感じます。
監督: 現在まで短編のみ。バイエルン出身。
監督: 短編2本目
監督: 作品数はまだ5本行っていない。そのうちアニメを担当している物が多い。才能は有りそう。
トレイラー: 興味を引くアニメ。
監督: テレビ中心。
原作: Magdalena Jacob
監督: 同名人物が2人いるため不明。
原作: Pablo Sahin
監督: 普段はカメラや技術。
短編特集
Filmakademie Baden-Württemberg
このフェスティバルは去年から始まっていて、シュトゥットガルトだけで上映されています。
原作: Jeremias Brunner, Silvan Marty
原作: Sejad Ademaj
ストーリー: 極右傾向の強いバンドでボーカルをやっていた男が事故でドイツ失語症になり、アラビア語しか話せなくなる。アラビア系のひき逃げ犯人を捕まえてドイツ語を教えろと強要。
監督: 短編4本目
原作: Shadab Shayegan
監督: デビュー
(いつもの)短篇
原作: Pierre-Marie Charbonnier, Simon Pierrat
監督: 短編2本目
原作: Gregoire Graesslin
ストーリー: 2人で出かけた若い女性。1人が行方不明になる。
監督: 短編5本目
ストーリー: 家庭電気製品が大好きな変わった客と出会う経験豊かな2人の配達人。
監督: 短編2本目
原作: Ferdinand Ehrhardt
ストーリー: トースト・ハワイを食べることだけが楽しみの孤独な長距離トラックの運転手の物語。
監督: 短編2本目
コメント: デトレフというのはドイツ中部から北部にかけてよくある普通の男性の名前。60年台頃まで人気のあった名前だが、近年は子供にこの名前を付ける人は減っている。
原作: Jared Asher Harris
監督: デビュー。普段は音楽ビデを作っている。
以下本編、ネタバレ ・・・ マウスの左ボタンを押しながらカーソルで上をなぞってください。
ここから 「シックな黒い服を着たアフリカ系の女性Gが、頭にナイフが刺さっている白人の若い女性、ウェンディーと話す。Gはウェンディーに書類にサインを求める。ウェンディーに鼻血が出ていることを示唆。ついでに頭に肉切り包丁が刺さっていることも示唆。ウェンディーななかなか理解しなかったが、ようやく理解したらパニックに陥る。Gがウェンディーが死んでいることを伝えるが、ウェンディーはその記憶が無い。Gは頭に刺さった肉切り包丁を取ってやる。映画の真ん中でエンド・マークが出る。
場所が変わり、血だらけで角をつけた悪魔と、覆面の男が事務所で話している。覆面の男はウェンディーを殺した犯人。天国への入り口にいたウェンディーは地獄の入り口にいる殺し屋と電話で話す。殺し屋が地獄の入り口にいると知って、ウェンディーは喜ぶが、殺し屋はウェンディーが自分を許してくれないかと交渉。ウェンディーの答えは「冗談じゃないわ」電話が終わり、映画のエンドマークが出る。」 ここまで
最後ビートルズっぽい曲がかかる。
感想: 笑える。
ストーリー: パズルのインフルエンサーのサラ。新しいビデオを制作している時に妙な出来事発生。
監督: デビュー
原作: Stéphanie Lansaqu, Francois Leroy
ストーリー: 出来立てのカップルがデート。女の子が悪霊に襲われてモンスターに変身。
監督: いつも共同監督。7本目。
原作: Nathan Ginter
監督: 短編6本目
原作: Hoku Uchiyama
監督: 音楽ビデオ専門
前座の短編
短編特集とは別に4本の長編には前座としてそれぞれ短編が1つついています。
Other の前に上映。
原作: Carmine Carpenito
ストーリー: 少年の母親死亡。母親はあちらの世界から少年に電話を掛けて来る。
監督: デビュー
Man Finds Tape の前に上映
原作: Richard Feliz
ストーリー: メキシコの夜の街で生き残りをかけて動く娼婦。
監督: 短編2本目
Dog of God の前に上映
ストーリー: 知らない男に襲われるような予感に襲われた孤独な女性。
監督: 短編2本目
Her will be done の前に上映。
ストーリー: 女性がアパートから失踪。
監督: 情報が錯綜。テレビや短編の仕事が多い。
フィナーレ
原作: Kang Hyoung-chul
監督: ファンタ初登場
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