姫路市ゆめさき保育園の古くなった木造園舎の建替え工事にて設計協力という立場で参加させていただいた。

風景としての山、園庭の大樹、土、光、風など自然とのかかわりの中で、子供たちが成長し、明るい未来をイメージできるような、明るく伸びやかで優しい保育園を目指してデザインを行った。

設計の与条件としては南北に分かれた園舎のつながりを良くすること、現状の運動場の広さを確保し、園庭もできるだけ広いスペースをとることが求められ、限られたスペースでの計画が求められた。

建物は自然との繋がりを第一に意識し、光、風がより良く通るように、保育室の東西面に大きな開口を設けた。近隣の山並みにあわせ、屋根は柔らかなイメージのある曲面の屋根の優しい外観とした。また園庭にある保育園のシンボル的な大樹をいつでも感じられるように、保育室の東側の開口を大きく確保している。運動場、門を職員室から見通しを良くすることで、保育園の安全性を高めた。北側の園舎より、南側の運動場へ動線をスムーズにするため、西側に建物をまとめ、園庭のスペースを出来るだけ広いスペースを確保している。将来的に敷地西側に計画道路が通る予定があるため、西面の開口の大きさ、位置を調整し整理することで西側の外観に対しても配慮を行った。階段室は、曲面天井の吹抜を設け、大型のカーテンウォールから光が入り込む明るい空間とした。

ゆめさき保育園ホームページ

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