年末は引継ぎや体制移行などないから、忙しくても黙っていれば時間が片付けてくれる。ところが年度末はそうは行かない。しっかりと引継ぎメモを作成し出納関係も記述し次年度の担当者に引き継ぐ。柑橘委員の荷口検査は30日にも当番があり、終了後オレンジ色のウェアと帽子も引き継ぐ。その30日の晩はJA報告会が有り地区農家とJA関係者が自治会館に集結。31日は延び延びになっていた清水いはらフェスの有志によるご苦労さん会。居酒屋醍醐味で閉店まで盛り上がった。有志は広報部員とステージ部門関係者。本当なら熱い内の2月初旬にやりたいところだったが、ようやく年度末に収まった格好だ。でも熱さは直ぐ復活、時間の経つのを忘れた。 ミカン園で枯れ枝を落しや剪定をしていると新芽の動きが目に入る。昨年は田んぼでそうか病の嵐に遭遇したので、今年は1cm程度に伸びたらデランフロアブルを散布する予定だ。ボケっとしているとタイミングを逸するし、天候の問題もあって悩ましい。昨年落としたつもりでも生らせすぎたはるみで枝枯れが目立つ。これも早めに切り落として木の負担を軽くしてやるつもりだ。汁見谷のゆら早生は無事全数が根を張り出した模様で新芽が出て来た。もう少し根が張るまでは水やりが欠かせない。舞台はエレガント収穫後覗きに行っていない。草の生え方も早くなり、やることが一杯続く。暖かくなりカミサンは連日ミツバチのケアに奔走。貧乏暇なしが続いている。写真は手付かずのスルガエレガントワケアリ。オンマウスは最後の青島と不知火。 |
所用があったり天候不順だったり、スルガエレガントの選果と出荷が有ったりで、堆肥入れや剪定が例年より1ヶ月近く遅れている。週末は再び天候不順が予想されるため、この日は日没過ぎまで農作業に精を出した。田んぼ南の小木群へ堆肥の配置をしてあったのだが、暫くそのままになっていた。最後の堆肥入れで、1袋を樹2本に振り分ける作業を前日から行っている。以前にも記したが、堆肥入れの途中に樹の枝振りや夏秋梢が気になり剪定が始まってしまい中々終わらない。おまけに24日は雨上がりで、午後まで雨露の中での作業だった。堆肥入れが終ると園地のあちこちに、これまで剪定で落とした枝葉の山。軽トラに山積みしてロープをかけ、大峰へ廃棄に2往復するが、時間切れで残りは明日以降に残した。 ところで出版からの依頼でリモートシャックの電源事情について書き出している。説明用に過去資料を収集するとデータ測定に一貫性が無く思い付きが多い。それでせめてもと、ディーゼル発電機の有用性を説明するために、過去のガソリンインバータ発電機を現場へ持ち込んでノイズ測定を行っている。それを元に始まった段階的なフィルタ対策や導電クロス(オンマウス)対策、そして最終的にディーゼル発電機に至った説明に使う予定だ。PC画像の解像度の関係で、どうしても自宅PCでの操作が必要となり、条件を変える度に自宅往復となり、昨日今日で6回も山頂を往復している。剪定した枝葉の廃棄を含めると10往復近くに上る。 |
今日は静岡県電波適正利用推進員協議会による電波教室(写真)が、JR清水駅前えじりあの「ま・あ・る」で行われた。前回参加と同様に、自作ラジオをバスケットに入れ、簡単な説明カードと一緒に会場へ持ち込んだ。参加は8組あり、県内中部〜東部まで広い範囲から来られていた。ただ、何故か地元清水はゼロだった。応募数は80程あった模様で当選する確率は10%程度と、結構厳しい門だった様だ。電波教室は電波について分かり易く説明するVideo再生とそれを受けたクイズ、そしてAMラジオKitの製作と進んだ。Kitの製作に一番多くの時間が割かれているのだが、今回の参加は器用なお子さんが多く、予定より大分早い完成をみた。ま・あ・る(4F)の受信環境も良く、初めて聞く自作ラジオの音に歓びの声が上がった。柄にも無く好評を求められ、この感激が今後の進路を決めるかも知れないから大切にして欲しい…などとエラそうなことを口にしてしまった。春のミカン園管理と甘夏出荷の華僑の最中だったが、良い体験をさせて頂いた。 17時頃汁見谷のハウスで水やりをして帰宅すると、昨日注文した3.6V電池が届いていた。早々に工房へ赴き、狭い床にR3273を置いた。足の踏み場程度しかスペースがない中カバーを外し、上面基板上に赤くひと際目立つ不良電池を確認。半田ごてを当てそれを抜き取り、届いた電池を差し込み半田を流した(オンマウス)。最初の電源投入ではエラーを発するが、カレンダーを設定してから再起動すると無事復活となった。ただ、CALレベル低下エラーは変わらず出ている。 |
18日は彼岸の入りで朝から棚経で和尚殿を迎えるため部屋の掃除や供え物の確認等で忙しい。多くはカミサンからの指示で動くのでまるでロボットだ。そして予定より1時間程遅れて10時過ぎに和尚殿が到着。お経と長い世間話が続き最後のお宅へ向かわれた。 今日は終日雨。来週出荷予定の甘夏の選果が頭の中を過ったが、何かの用で工房に入った際、実験中のR-390A/PTOを見たら頭が切替った。近傍のピュリティを観たい…気付くと倉庫からADVANTEST/R3273を取り出し運び込んでいた。ところが電源を入れたら妙。起動時のチェックでBackupMemoryエラー。何項目かあるチェックの内この項目だけだ。黙って見ていると起動しスペアナ動作を始めるが再び妙。校正を実行するとCALレベル(30MHz/-10dBm)が低いとエラー。諦めてPTO出力2955KHzを放り込むと信号が表示される。RBW/100Hz、スパン/10kHz程度でスキャンする。中々奇麗なのでRBW/30Hzでスキャン。整流器とケミコンのみの非安定化電源なので裾がやや賑やか。更にRBW/10Hzでスキャン。始めたらやたらと時間がかかる。その最中、突如としてスペアナ電源が落ち、何をしてもウンでもスンでも無い。また余計な仕事が出来ちゃったと嘆く。最初のBackupMemoryエラーは内臓3.6V電池(写真/赤帯)の寿命と思われ、早々にAmazonで発注。それ以外はこれから調べるが、電池寿命と無関係とは断言できない。いずれにしても腰を据えて診ないとダメだろう。最後に電源を入れたのはFDDドライブのUSB 化を考えた3年近く前か…無線と実験から遠ざかっていることがバレちゃう。オンマウスは購入時のR3273。 |
ミカン畑で堆肥入れをしていると枝振りが気になり、ちょくちょく剪定が始まってしまう。なので足元には未だ未開封の堆肥が点々としている。思い付き状態のミカン園管理だから実に効率が悪い。おまけに確定申告した9日までは頭の中がゴチャゴチャだった。そんな中、注文していた苗木(ゆら早生)の配布が15日にあると9日Faxが入った。作業が立て込んでいるところに苗木の植え付けかぁと内心慌てる。ゆら早生は汁見谷で放置中のビニールハウスの有効活用が目的だった。8日ようやくスイッチONとなり、空き時間にテイラーで温室内を耕しを始めた。そして14-15日で最終的な耕しと定植点決めを行い、堆肥・ヨウリン・配合肥料を土に混ぜ込む。そして15日日没時、受け取った苗はハウス隅を掘ってつけ、翌16日に一気に植え付けを行った。この日は昼食時に甘夏の目揃え会があり、共選場を行ったり来たりの状況となった。写真は16日、植え付けて水を与えたゆら早生。苗木は45本受領、44本をハウスに1本は屋敷に植えた。オンマウスは、15日までに耕したハウスの様子。定植点に笹竹の支柱を差し込んである。笹竹は苗が倒れないためのステーになるのだが、ハウス内は殆ど風が吹かないので不要かも知れない。気温が高く太陽直射が避けられ、害虫の侵入も激減する筈なので、どのような成長をするのか楽しみだ。実は先輩から高接ぎした峯田(青島系)の小木を譲り受け、17日馬鹿力を出して畑から扱ぎ汁見谷の老木間へ移植している。 |
先月JA6EOC/JG2CMJ守山氏から3月13日不法投棄でお邪魔すると連絡があった。車で九州のご実家から名古屋のご自宅経由で来られるのだが、私より先輩なのにスゴイ。昨年12月は奥様同伴でパンザマストを運んで来られビックリした。自分のアバウトさへの警鐘ではと思える時もある。今回の不法投棄は多数のLPレコードと78回転もOKのプレーヤー。LPレコードの多くはクラシックだが、中にはJAZZ系も有り守山氏の趣味の広さを感じさせる。写真は車庫に運び込んで撮影したツーショット。Ggrammophonジャケットが懐かし。近年はLPレコードに復活の兆しがあるようだが、これって時間に余裕を持たないと出来ないなぁと思っている。世の中がファイル感覚になり、音も動画も写真の全てデータファイル化され、電子保存することに慣れていると中々昔に遡れない。本当に求めているモノが有ったり、或いはテーマを持っていないと生かせないなぁと呟く。LPレコードを聴く会を企画するのも手かも知れない。その晩は行き付けの台湾料理屋で閉店まで盛り上がった。 ところでオンマウス。3月11日、伊野でポンカンの剪定中に枝別れした部分に黒っぽい物体を発見。直ぐゴマダラカミキリの死骸と分かったが、ここに辿り着いた状況が目に浮かぶ。恐らく農薬散布で農薬を吸い弱ったゴマダラカミキリは、行き絶え絶えに枝を伝い体を休める場所を探している内にここに辿り着いたのだろう。柑橘栽培では憎き敵だが、臨終となるまでの動きや苦しみが伝わって来る。 |
この時期恒例のミカン園の堆肥入れが始まった。肥料喰いの中晩柑(太田ポンカン・はるみ等)と温州(ゆら・青島)の若木の根元に、知人製造の堆肥を毎年入れている。おかげで特に伊野のポンカンは毎年元気で樹勢があり、摘果不足で小玉を多く生らせてしまっても樹がヘタることが無い。併せて除草剤を使わない栽培を続けていることも手伝い、健康が土壌が保たれていると思っている。6日に200袋を各園地へ配布し、7日より堆肥入れを始めた。ポンカンやはるみの成木は1本あたり1袋を基本としているが、小木と土壌が良好な樹は半袋で済ませる「サジ加減」をしている。老木は根が張っているの特段の対応はせず、周辺に入れた小木や成木の堆肥に依存する。こんな調子で遣っていると初夏にはミミズが躍る状況になっている。写真は堆肥を入れた伊野の太田ポンカン。 さて、このところカミサンがフジバカマの株分けで忙しい。地元シニアクラブの山切公園整備に合わせて、フジバカマの株を公園の端に植えた。それを耕運機やクローラを運んで支援。事のついでに、昨年9月の台風15号で川原に流れ着いたゴミや流木が気になり、その仕分けや処理が始まった。写真は、切株に絡み付いた漁網を整理するカミサン。山切川沿いには、こうした未処理のゴミが未だ多く残っている。行政殿は手が回らないか意識がないのか…。放置するのも忍びなく地元ボランティアがコツコツと片づけを行っている。奥は花壇を整備するシニアクラブメンバー。 |
昨日3日朝、リモートシャックで10MHz/FT8を運用したが、Eu方面局との交信を試みた。バンドが賑やかなのに殆どが2ndか3rdで初めての局が殆ど出ていない。それではと、自宅の無線設備を立ち上げ10MHz/CWを覗いて見た。するとセルビアのYU9CF/ZoranがCQを叩いている。早々に手打ち電鍵MK-701(写真/1973年5月以来の友)でコールすると応答が有った。CWは随分久し振りだったのでログを調べると、何とFT8を始めた一昨年の6月5日より2日早い6月2日以来CW交信の記録がない。DXも国内交信も含めてほぼ1年9ヶ月もCWを叩いていなかったことになる。それでも体に染みついた横振電鍵の操作や結構早い相手のキーイングの聞き取りも問題なかった。FT8の2ndや3rd交信後のコールは、同一バンドだと気が引ける面があるが、CWの場合は親しみにもつながる感じが有り「良いなぁ!」という印象を持っている。FT8運用の心境にやや複雑な思いを感じる。FT8全盛になると、アマチュア無線文化や価値観、そして人間が短期間に変貌して行く様に思えてならない。やっぱり何でも有りで多様性のアマチュア無線であって欲しい。 ところでオンマウス、地元の「山切わいわいクラブ」が「ふるさと貢献賞」(静岡新聞)を受賞したのは、先月9日のTopicsに記した。1月25日受賞式があり、今日はそのお披露目と祝う会が自治会館で行われた。地元の横のつながりを何とかしたいと願うメンバーが、3年振りに一堂に介し飲食を共にした。良い雰囲気だと思う…。 |
3月1日、最終はるみの出荷が2日にあった。これに先立ち1日に最後の選果が行われた。これではるみの残量が判明し、1日午後ワケアリとして頒布案内をメール配信した。その量は400kg超に及んだ。今季は7月の長雨で黒点病対策の農薬散布のタイミングが合わず、近年稀にみる黒点の嵐となった。味は変わらないのにJAでは引き取らない。頒布案内は余裕をとって300kg超としたが、その日の晩までにほぼさばけ、注文と在庫を確認しながら時間が経過し、翌日15時頃には完売宣言となった。そして平行して箱詰めと発送作業に追われる。 一報、1月に-6.4℃の冷え込みで痛んだスルガエレガント、ダメモトとばかり2日より収穫を始めた。例年だと落下防止剤を収穫前に散布するのだが、痛んだ果を無理して残すと、収穫時に果の良否判別が困難になるため、痛んだ果はどんどん自然落下させることにした。このため、自然に落ちた果と揺するだけでポロポロ落ちる果が樹下に無数散乱した。何とも歯がゆいが、総合的に見てこれしか方法が無いと判断した。来年こそは冷気が澱まないための送風システム(温度センサ+大型送風機)の構築を考えている。写真は収穫したスルガエレガント、オンマウスは収穫作業中のカミサン。スルガエレガントは果軸が長いため、剪定の如く切り戻しを行う。所用が多く作業は断片的になり、結局終わったのは5日の午前中だった。 |
写真は貯蔵庫のモロブタへ収容した不知火(デコポン)。2月26日と27日の空き時間に汁見谷へ赴き収穫したモノだ。デコポンは不知火の糖度が13度以上あって、一定の条件を満たしたモノ。品種名ではなく商品名でJA熊本果実連が所有する登録商標。なので静岡ではデコポンの名前は使えず品種名の不知火で取り扱かわれている。清見とポンカンの交配なので、実はこれ、はるみと同じ親だ。したがって不知火とはるみは兄弟ってことになる。不知火(デコポン)は軸部分の出っ張りが売りになっているが、はるみでも似たように育つ。また不知火でも出っ張りの無い果ができる。昨年7月より管理している汁見谷のミカン畑には、5本程の不知火がある。既に10年生程の大きさになっている。農薬散布と施肥は行っていたが、余りその気で管理はしていなかった。ところが収穫を始めると、枝の被さりや樹内での交差がスゴイ。見通しが悪く光や風も通らない。まるでジャングルだ。そして気付くと剪定作業が始まっていた。足元には相当量の枝が散乱することになった。これで陽当たりが改善され農薬や風の通りも良くなった。来期がどうなるか楽しみだ。 ところでオンマウスは貯蔵庫に残っている青島の大玉。3ヶ月近い貯蔵により、独特の味に仕上がっている。 |