《楽しみは 辞書に代わって AI引き》

Welcome to Bear's Home-Page
ホームページに戻ります

家庭の窓にリンクします! 家庭の窓


 若いときは変化に飛び込んでいきますが,老いてくると向こうから飛び込んでくる変化に右往左往させられます。受けて立つ,変化を選んで・・・。
 前号は,上記の未完結な文章で終えていました。どこかで,身近に迫っている変化を選ばざるを得ないという感じがしていたからです。その一つに向き合いましょう。文章を書いていると,言葉の選択が必要になります。言葉は多様な意味を纏っていて,別の言葉とつながることで,明確な意味合いを持つようになります。つながりを確かめるために,AIに尋ねてみることを最近するようになっています。そこで,AIは一体何をしているのかを簡単に知ろうと思い立って,検索してみました。
******************************************************************
 AI総合研究所(https://www.ai-souken.com/article/ai-other)というサイトを尋ねてみました。
 AIとは「Artificial Intelligence(人工知能)」の略で,人間のように考えたり判断したりする能力を,コンピューターに持たせる技術を指します。具体的には,推論・学習・認識・理解・意思決定など,人間の知的活動を模倣・支援するための仕組みやアルゴリズムが含まれます。
 AIには以下のような特徴があります。
  知覚:視覚,音声,言語など外界の情報を認識する
  学習:経験からパターンを学び,新しい状況に対応する
  問題解決:論理的思考やヒューリスティックスを用いて課題を解決する
  推論:既存の知識から新しい知識を導き出す
 たとえば,画像を見て何が写っているかを認識したり,大量のデータを分析して最適な選択を導き出したりすることが,AIによって可能になります。このようにAIは,単なる自動化ではなく,知的な振る舞いを人工的なシステムで実現することを目指した技術領域です。
******************************************************************
 簡単にまとめてしまうと,AIは人の知的活動の模倣をしているということです。さらにまとめると,集められているデータの中から設定された条件に合うように「言葉のつながり」を選んでいるのです。
 音声データを文字情報に変換して表示している画面を見ることがありますが,あれもAIの働きです。大部分が適切な変換であると感心しながら,意味不明の文字に遭遇することがあります。日本語には同音異字があることを突きつけられます。AIの選択はもう少し洗練される余地があるようです。
 AIに尋ねる際には,条件の設定をきちんとすることが必須です。条件が曖昧だとAIは自分で条件をあれこれ探し出して,この場合はこう,あのばあいはああ,といういくつかのパターンを提示してきます。それは逆に,利用者が曖昧な思考をしているという指摘でもあります。
 かつては,文章を書く際に、辞書を引きながらつながる言葉探しをしていましたが,今はAIが辞書代わりになっています。かつて,アメリカの作家マーク・トウェインが,神父さんに「素晴らしい説教でした。ただ,あなたの語った言葉は一言一句私が持っている本に載っています」と言いました。オリジナリティを疑われた神父さんのもとに後日マークからその本が送られてきました。それは辞書でした。同じ状況が,今誰にでも起こっているようです。
 AIはある言葉の次につながるであろう言葉を膨大なデータから集め,最も自然につながる言葉を選んでいるということで,創造的な思考をしているのではないという認識もあるようです。AIとの対話は,言葉に対する選択であり,人に向けた言葉の選択ではないという論になります。そのような状況もあるということを弁えておけばいいのです。

ご意見・ご感想はこちらへ

(2026年04月05日:No.1358)