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読後メモ
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2009.08/2009.10
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。
e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0909.html#yyyymmdd
2009年9月
読・観・聴・その他
9/23(水)
ヘレン・マクロイ『幽霊の2/3』を読む。前半までのあれ
やこれやのほうが面白かった。
バークリー『ジャンピング・ジェニイ』を再読。初めて読む
ような感覚で読み、楽しんだ。
島田雅彦『徒然王子』を前半で挫折。
「短編ミステリ読みかえ史」第6回を読んでいた
ら、モームの短編が読みたくなった。クイーン編『犯罪文学傑作選』の
中の「園遊会まえ」、それから、新潮文庫のモーム短篇集IIである『太平洋』を読む。『太平洋』に収められているのは「太平洋」「マッキントッシ」「エド
ワード・バーナードの転落」「淵」。
「園
遊会まえ」は、登場人物同様私もその話を聞いてしまったわけで、私はまだ彼らとまったく関わりがないからいいものの、もし親族だったりなんかしたら「これ
から先の長い人生どうやって生きていけばいいのよ」くらいのショックを受けたろう。でも、彼らは園遊会に行ったし、たぶん私も行ったような気がする……。
「太
平洋」は、短篇集のはじまりとして出来すぎなくらい美しい。短篇をすべて読み終えてみれば、そのあとに続く物語を冒頭でもって中和しているみたいだ。
「マッキントッシ」「エドワード・バーナードの転落」「淵」、それぞれに、そり合うものたちの流れへの逆らえなさを感じた。「淵」の結末よりも「マッキン
トッシ」の結末のほうが衝撃で、でもその気持ちがわからなくはないのは何故なんだろう。言葉にできない。
9/20(日)
久しぶりにお酒を読んだ。弱くなったなあと思った。ビールをグラス1杯、ワインをワイングラスで3杯くらいでもう充分だった。
9/10
(木)
こ
こ最近、お昼にカゴメのHerb in 野菜生活100
ローズヒップを飲んでいる。200mlの紙パックの。飲み終わるとたたんで捨てているのだが、ある日気付いた。「たたんでくれてありがとう」の文字に…。
(基本的に)たたんだ人だけが気付くような場所に書かれているのです。やさいしぼりも飲んでたけど、カゴメの紙パックは全部こうなのかな。
9/8
(火)
東
武線のスタンプラリーは無事にコンプリートし、8月は終わった。まさか本当に全部を回ってしまうなんて、始めるまでは思わなかった。最低限7つ集めればい
いんだけど、なんだか欲が出てしまい。最後を川越のまつり会館にしましたが、受付の人に「全部ハンコが押してあるの初めて見ました」と言われた。ちなみ
に、まつり会館は思いのほか面白かったし、中にいた職員さん(有志の人?)が眺めていると説明してくれたりするのが高ポイントでもあった。
佐々木丸美『忘れな草』『花嫁人形』『風花の
里』ま
で再読。しっかし、今読み返すとずいぶんとクセのある文体だなあと思った。今読むとすごく鼻につくし、ヒロインたちにも共感が持てない。昔昔に読んだ頃に
はこの文体こそが魅力だったのだろうに。今はじめて読むのだったら読み進められなかった気がしてきた。人物の相関も思っていたより複雑で、メモに書き出し
ながら読もうかと思ったけど、もうそんな労力はないのだ。『夢
館』の巻末に表が載っているのでそれを見ながら理解と納得をするのだ。
カレンダーに書いてあった、芭蕉の「名月や 池をめぐりて 夜もすがら」という句がとても素敵だと思い、時間のあるときにパラパラできる文庫の句集はない
かな、と探し、見つけたのが、佐川和夫編『名
俳句一〇〇〇』。季節で分けて紹介しています。いろいろな人の句が載っている中、本当にパラパラとめくっている状態ですが、尾
崎放哉と荻原井泉水という人の句に軽く衝撃を受けました。新鮮でドキドキする。尾崎放哉の句集は文庫で読めるようだけど、荻原井泉水は入手すら難しそう。
美内すずえ『ガラスの仮面』は
とうとう亜弓さん失明のところまでき
た。その昔、そのあたりを「花とゆめ」本誌で読んだのは何年前だったのだろう。
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2009.08/2009.10