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驛外斷橋邊,
寂寞開無主。
已是黄昏獨自愁,
更著風和雨。
無意苦爭春,
一任羣芳妬。
零落成泥碾作塵,
只有香如故。
卜算子
梅を詠ず
驛外 斷橋の 邊,
寂寞として 開き 主 無し。
已に是れ 黄昏 獨り自ら愁ふるに,
更に著(ま)す 風 雨に 和(ま)ず。
苦(もっぱ)ら 春を爭ふの 意(こころ) 無く,
一へに 羣芳の妬まるるに 任(まか)す。
零落して 泥と成り 碾(ひ)かれて 塵と作(な)るも,
只だ 香は 故(もと)の 如く有り。
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2001. 6. 1 6. 2完 7.10補 10.16 2007.10. 5 |
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