一気に難問を解決して先へ進んでいきたいのですが、簡単に見える部品でも製作には時間がかかってしまい、平日では1日に紙を2〜3枚貼り付けるのがやっとのこともありました。
休みの日も外が晴れていると出かけてしまうので、思ったより進みません。
リアタンクの外板を作りますが、その前にもう1枚後ろに貼り重ねておきます。 この紙の厚さだけ、角に丸みをつけてやることになります。 |
|
次に後部外板を貼り、角を丸めてタンク側面を貼り重ねます。 キャブと隙間ができると見苦しいので、ここもあらかじめ適当な紙帯などを現物合わせして、大きさを決めておくと楽です。 |
|
コールバンカの側面やタンク上面も作りますが、なぜかコールバンカの左右の幅が不ぞろいなことを発見しました。 ここで、後部端梁もツライチにして貼り付けておきます。終盤でステップも付けるので、丈夫に付けられるよう形を工夫しておきます。 |
|
サイドタンクも同様に作ります。裾がぼそぼそになるのを避けるため、紙の目を横に走らせたのですが、これが裏目に出てしまい、接着剤が乾くと下側のランボードが浮き出てきてしまいました。 写真を撮り忘れてしまいまして、これは外板を貼り付ける前の様子です。 |
|
サイドタンクの上部をふさぐ前に、ウエイトを入れておくのを忘れないようにします。これは厚さ0.2〜0.3mmの鉛テープを買ってきて折り重ね、ハサミで切り取って接着してあるだけです。 サイドタンク下部にもウエイトを接着すると、紙製品なのに適度な重さになります。 これにより、動輪と、バネで下げられた従輪が線路に押し付けられて集電に貢献します。 |
|
サイドタンクの上部をふさいだら、外装は終了です。 試運転してみます。まだちょっと集電が危なっかしい感じがありますが、十分遊べます。 目標は客車を平坦線で5両引くことですが、それぐらいは何でもありませんでした。 |
|
機関車のシルエットを決めるそのほかの要素を、先に作ってしまいます。 紙円盤のベースにパテを盛って削り出し、2個のドームを作ります。 やることは単純なのですが、シャープペンシルの消しゴム程度の直径なので、実際に作ってみると小さくて大変です。 |
|
煙突は円錐形に紙を丸めただけです。裾のスカートの形など、難しく考えればきりがないので、紙で作りやすいように割り切ったほうがよい感じに仕上がると思います。 煙突は形も大事ですが、高さの決定も案外難しいことです。図面どおりに作っても実物に似ないことがあるので(煙突以外のサイズが微妙にずれていることもありますし)、自分の印象を優先したほうがよいようです。 |
|
いよいよ顔を作ります。 あとは水で湿らせて字消しの上に置き、先の丸いもので押し付けて丸みをつけます。今回は写真のような畳ピンの頭で押し付けましたが、とがっているほうでケガをしないように注意が必要です。 |
|
煙室扉ハンドルは、今までどう作ってもうまく表現できなかったので、作り方を変えました。 丸い円盤に、針先で4個の穴を開けただけです。 小さいので、凝視していると目が悪くなりそうです。 |
|
ヘッドライトや煙室扉まわりの手すりなども一度に作ってしまいます。 手すりは紙帯の片面の数箇所に取り付け足を貼り付け、適当な長さに揃えて接着します。 C12には、ヘッドライトが砲弾型のシールドビームになっているものがよくありましたが、そういったものは紙では難しいので、他の素材で作ったほうが楽かもしれません。 |
|
ここまでで、その機関車に似ているかどうかは、ほとんど決まってしまっています。 ちょっと寸法ミスで不本意な部分もありますが、この先は何を失敗してもシルエットを損なうことはないので、精神的に楽になります。 |
あとは前から順番に、ボイラーまわりの部品を作って飾っていきます。