ランボード上のオイルポンプ箱と逆転器カバーを作りました。それぞれ実物にはいくつかの形状がありますが、箱状のものにしました。
繰り出し管を作りました。瞬間接着剤を吸い込みやすい0.3mmケント紙を細く切り、スペーサーを挟んで3段に重ねました。
瞬間接着剤を吸わせて固まってから角などの形を整えました。見た目よりも簡単に作れます。
空気溜めのカバーとともに接着しました。少しずつですが精密感のようなものが出てきます。
紙を丸めて作った筒を2個接着し、紙片で簡単なディテールを加えて単式コンプレッサーを作りました。
少し大きさが狂っただけでも、大きすぎたり小さすぎたりするので、実際に合わせて様子を見ました。一度作り直しました。
例えば円板を重ねる箇所が4箇所あったりすると、切り離しや接着に必要な寸法の見込みが6箇所にもなるので、見込みズレが6倍といった感じになります。
ケガキも正確で、ナイフも正確に入れているつもりでも、刃が傾いていて裏側の寸法が少しズレていたりもしますからね。
コンプレッサー関連の機器と配管を一度に作りました。前方には空気チリコシと消音機、後方に調圧器です。
調圧器はただのシルエット的な重ね合わせです。
配管は要所に紙片のスペーサーを挟んでボイラーに接着しています。
側面に逆転器ロッドを付けておきました。
火室上部に発電機と消音機、安全弁、汽笛を付けました。
安全弁の軸は紙帯で、上下に細帯を巻き付けています。ちょっと帯の厚さがオーバーで失敗気味です。
汽笛も軸の帯紙に紙を巻き付けて筒状にしていますが、かなり細いこともあり思うようにいきませんでした。
ハンドレールを取り付けました。
ハンドレール本体は0.3mmケント紙の細帯で、要所を0.2mm紙の細帯でUバンド状に挟んで取り付けノブとしています。
取り付けノブはボイラー表面に直付けしています。強度や形状確保のためボイラー表面への穴開けはしていません。
非公式側にはハンドレールと通風管を付けました。ボイラー上の配管はこれで終わりにしました。
煙室扉を丸く切り抜き、ゴム板の上に置いて先の丸い棒で押し付け、丸みを付けました。
シワが寄ったりするので何枚か作って良いものを選びました。
煙室扉を貼り付け、開閉ヒンジや周囲の手すりなどのディテールを付けました。
煙室扉ハンドルも最後まで進歩のなかったところで、私の腕では中央に丸く穴を開けるのが関の山でした。外径1.5mm程度なので細かいんですよね。
先台車のバネを見えるところだけ作りました。紙帯を貼り重ねるだけのものです。
作ったバネを台枠内側に貼り付けてから、台枠上部の踏板などの構造を作りました。
端梁にカプラー、ブレーキホース、解放テコを付けました。
カプラーはまたも大きすぎたり小さすぎたりして、2度ほど作り直しました。
解放テコは4本の柱を先に立てました。それからコの字形の中央部と左右の水平部、さらに両脇のハンドル部に分けて細く切り出し、順に接着しました。難しくはありません。
紙を丸めてライトを作り、接着して前面は完成です。この時点では左右のステップを省略するつもりでしたが、あとで気持ちが変わって結局付けました。
キャブ側面に札差しと点検蓋などを接着しました。いずれも紙片を四角く切り抜いて貼っただけの表現です。
屋根上には天窓のほか、後部に増設天窓(恐らく当初は吊り用)を付けました。左右にも2箇所ずつクレーンフックを付けました。
もう一歩ということで、キャブ下ステップと分配弁を付け、ブレーキ管や後部手すりなどを付けてみました。
瞬間接着剤を与えすぎてちょっと不明瞭になっていますが、強度的にはそれほど不安がないです。
最後にボイラーをまたぐハシゴを作りました。
方法は他の紙の蒸機と同じで、前後のアーチをボイラーに合わせて切り出し、紙帯を等幅に切ってステップにしています。
なかなかアーチがきれいに切り出せなくてですね(笑)。