2015.7.4
C56が発売されてから3年目、早くも姉妹形式のC12が発売されました。
16.5mmゲージでもKATOはC56を出していますがC12はありません。
昨年末以来のD51東北仕様で採用された、中身を全部出して広げるややこしいケースは使われていません。
切り抜かれたウレタンの中にぴったり入っています。
右上の切り欠きには、ナンバープレートや重連用カプラーなどの付属パーツが入っています。
カタログなどに記載されている取り出し方のとおり、片手を当ててからケースをひっくり返し、機関車を手のひらで受けるようにすれば簡単に取り出せます。
出てこないときは手を当てたまま、「ほれほれ」とやれば出てきます(分かっていただけないかも)。
一見、旧ケースに戻ったように見えますが、旧ケースではウレタンの下側がなく、車輪が直接ケースの台紙に触れていました。
C12のケースは、車輪の下側にもウレタンがある点が違います。
前回のD51東北仕様でもそうですが、輸送中の配慮が以前より求められるようになったのかな、などと考えていました。それで次第に車両がなるべくケース内で動かないように変更されてきたのではないかと。
まるで違うかもしれませんが。
C12も1980年代の中村精密以来、結構たくさん発売されています。
比較ページの写真を拾ってきました。今回のKATO製品は一番下です。
中村精密 Nゲージ最初のC12で、すでにコアレスモーターを使っていました。 |
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トレインショップ ここ10数年のC12の代表選手。金属の完成品で4万円ですから、今の感覚で見ると安かったです。 |
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マイクロエース 唯一、コアレスではない通常モーターでプラ量産に挑戦した製品。そのスタイルから苦労のほどがわかりますね。 |
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やえもんデザイン キャブ部分の組み立てキットで、KATOのC56小海線にかぶせて使います。 |
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KATO 最新のKATO製品です。同社のC56をベースとしたやえもんデザイン製品と一見似ていますが、C56とC12の部品構成は色々と異なっています。 |
サイドビューも比較ページから拾ってきました。色々重複していてすみません。
一番下が今回のKATO製品です。
中村精密 (拡大写真) |
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トレインショップ (拡大写真) |
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マイクロエース 66号機 (拡大写真) |
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やえもんデザイン |
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KATO |
KATOのC12とC56(上のやえもんデザインのC12を見てください)は、シリンダーよりも前側の台枠の構造が違います。
C56では台枠前部が黒のプラ製でしたが、C12では動力のダイキャストブロックの一部になっています。色合いが黒ではないのはそのためです。
先輪スポークは、C56の頃はまだ抜けていませんでした。今回は抜けたうえに通電式です。
ついでに前後の様子です。お持ちの方が多いマイクロエースと、次に多そうなトレインショップを並べました。
プラ製品であるKATO製品も、大きさの再現のうえで、金属製品に並んでいます。
トレインショップ (拡大写真) |
マイクロエース 66号機(拡大写真) |
KATO (拡大写真) |
トレインショップ (拡大写真) |
マイクロエース 66号機(拡大写真) |
KATO (拡大写真) |
写真が急に大きくなってすみません。
色々見てみましょう。