Nゲージ蒸気機関車2013年のメモ>2013.10.10

マイクロエースのC58の動力は

マイクロエース C58

先日のKATOの動力の続きです。
KATOの代わりにマイクロエースのC58を使うという考えはどうでしょう。というのは、両者の動輪周辺の寸法は同じだからです。

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下の写真はKATOとマイクロエースです。第一動輪の位置を合わせてみました。

KATO C58

KATO

マイクロエース C58

マイクロエース(動輪合わせ)

車体のサイズはずいぶん違いますが、動輪部分だけを見ますと、直径も軸距離もほとんど同じです。
KATOの良さは第一動輪の上の主台枠が向こうに抜けていること、マイクロエースの良さは動輪の丸穴が抜けていること、になるのでしょうか。

これだけなら、値段が安くて入手しやすい(メンテ性もよい)KATOの動力で間に合ってしまうように見えます。

しかし、もうひとつ。
第一動輪とシリンダーの間隔や、先台車までの距離は、KATOのほうがマイクロエースより広くなっています。

コンバージョンキットに動力を組み込むには、シリンダーの位置を基準に考えたほうがよさそうな気がしますので、
下の写真では動輪の位置ではなく、シリンダーの位置を揃えてみました。こうすれば、マイクロエースの動輪一式はKATOよりも少し前方にきます。

KATO C58

KATO

マイクロエース C58 シリンダー合わせ

マイクロエース(シリンダー合わせ)

この状態で、それぞれにワールド工芸の上廻りの画像を重ねると次のようになります。

ワールド工芸 C58

ワールド工芸そのもの

ワールド工芸+KATO

ワールド工芸+KATOの下廻り
先輪はワールド工芸の画像のままです。

ワールド工芸+マイクロエース

ワールド工芸+マイクロエースの下廻り
こちらもいけそうです。従台車は思ったより前に来なかった気がします(第三動輪と従輪の距離はマイクロエースのほうが微妙に長いのですね)。
しかし、実際にこの動力が上廻りに収まるのかどうかは何ともいえません。

上廻りを外して、KATOとマイクロエースの動力を見たところです。

KATO C58動力

KATO C58の動力

マイクロエース C58動力

マイクロエース C58の動力
緑の横線は、上のKATOの動力の上端と同じ高さです。
同じ高さのボイラーに収めようとすれば、KATOより切削量は大きくなります。ただ、プラ車体のまま車高下げをするよりは楽かもしれません。金属車体はプラ車体よりずっと薄いので、削り量が少なくてすむからです。

あとはやはり、モーターの載せ替えがどの程度大変になるか。
こればかりは、キットの最終仕様が判明するまではわかりません。

KATO C58動力

KATO C58の動力

マイクロエース C58動力

マイクロエース C58の動力
KATOと同程度にはモーターの高さも下げられそうに思えますが、内部のギヤの共用なども含め、いろんな事情がありそうです。

なお、KATOとマイクロエースでは幅にも違いがあります。
シリンダーブロックの部分で車幅を測ると、ワールド工芸とマイクロエースは約18mmとなっています。
KATOはそれより大きな約19mmです。
たぶんやえもんデザインのキットの幅も、KATO動力に一致しているものと思いますが、結果がどうなるかはお楽しみです。私は事前にあれこれ妄想をめぐらせても、当たったことがほとんどありません。


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