その他各部を見てみます。
実物が姉妹機であるC12とC56の発電機周辺です。
トラムウェイ C12標準タイプ |
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KATO C56 ボイラーをまたぐハシゴはC12よりもスッキリして見えます。全体のディテール密度にはどちらも大差なく、十分かと思います。 |
キャブ内には室内装備がなく、ライト消灯スイッチの基板とコネクタのハンダが窓から見えます。 |
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キャブライトは天井のLED基板によります。 |
トラムウェイのC12に通電した様子です(後退時)。前後のライトは進行方向に応じて点灯します。 |
ついでにこちらは天賞堂のC11です(前進時)。前後のライトは進行方向に応じて点灯し、前進時にはテールライトも点灯します。 |
後部タンクを後方に外すと(ハシゴに注意)、内部に前後ライトの消灯スイッチが見えます。 なおC11と同じ天賞堂の製品であるカンタム・サウンドのC62(ダイキャスト製)では、出発後10秒経つと自動的にキャブライトが消えてくれます。停車後10秒でまた自動的に点灯します。 |
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消灯スイッチの付いた基板を真上に抜くと、奥にDCC用の8Pコネクタがあります。 |
後部タンクを元通りにはめ込むときは、どこかに「パチン」とはまるツボがありまして、これが見つからないと収まりが悪くて隙間が開いたりします。むやみに外さないほうがよいです。
ひっくり返して裏側を見てみます。大したことではありません。
トラムウェイ C12 動輪には多少のサスペンション的な機構があるようで、押し付けると少し弾性的に上下動します。 |
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KATO C56 なお2010年の再生産で、内部のギヤに取り違えがあり、初回品に比べてスピードが上がらないという初期不良がありました。 |
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天賞堂 C11 |
手前はNゲージのC12(やえもんデザイン+KATO)です。 |
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手前はKATOのD51(KATO+やえもん)です。 |
貨車を牽かせると、機関車の小ささが際立ってよい感じです。このクラスの模型はトレーラーも含めてすべてスポークが抜けているため、足回りも軽快です。
ふだん9mmゲージが中心の方でも、手ごろな16.5mmゲージの蒸気機関車があれば何か欲しいということがありましたら、このC12は射程に入るのではないかと思います。良い意味で「大きなNゲージ」という感じで気軽に楽しめます。
とはいえ取り扱いはNゲージに比べても慎重さが必要です。1/80のプラ製蒸機はどれもそうですが、そこそこ重たい車両に柔らかいプラスチックという組み合わせのため、どことなく全体的にがさっとした感じになりますし、別付けの部品が取れやすいこともあります。
この流れでプラ製の8620など出してもらえないかなと思ったり…。もちろん1/80でも1/150でも嬉しいです。
・トラムウェイ TW-C12-S 国鉄C12標準タイプ
・KATO 1-201 C56
・天賞堂 51038 C11蒸気機関車3次型 標準タイプ