もとは5年前に発売されたキットです。今回、動輪がダイカスト輪心に変更されて再生産されたので、こちらを組み立てました。
給水温め器付きの燕仕様です。なお給水温め器のない燕仕様(247/249号機)も発売されています。
C51はランボードが2段になっており、コンプレッサー前後でも分離しているため、これらをまっすぐに組み立てるのが難しいです。がんばりましたが理想通りにはなりませんでした。
写真に撮ると、他にもあちこちが曲がっている現実を突き付けられて恐怖です。
それでも出来上がるとすごく嬉しいんですヨ…。
2017年頃から登場したダイカスト輪心は、当初は黒っぽく仕上げられていましたが、今はタイヤと同色になっています。ちょっとギラついて見えることがあるので、塗ったほうがいいのですかね。
ロストワックスでできているパイル・ナショナルのライトは、形状が繊細で目をひきます。これは金属の強みかもしれません。
プラ量産品では、強度の問題のほか、点灯化の要求も生まれたりして、難しそうです。
後ろの水槽車は2012年のもの(リニューアル前)です。
燕仕様のC51があっても、同じ時代の燕編成の客車を持っていないので、モデモのスハ32ダブルルーフにKATOのマイテをくっつけて走らせています。結構楽しいですが、食堂車がないのでできれば欲しいところ…。
(自分向けなので、書き方がてきとうですみません)
1. 組み立ての要領は今までの製品と変わりはなく、過去の組み立てメモを参照しながら組み立てた。
→C51の組み立て(ワールド工芸・大鉄デフタイプ)
→C51 247/249号機「燕」仕様(ワールド工芸)
2. 説明書の配管拡大図に一部謎を感じ、配管経路を変えた(妥当性は不明。自分の説明書の解釈ミスかもしれない)。248/171号機の実機を調べたわけではないので、実物はまた別な取り回しになっているかもしれない。
説明書の拡大図に記されているもの (別途作図したので説明書と同一ではない) 赤と青の配管の、給水温め器への接続位置が逆 |
変更後 |
3. モーターの取り付け向き(極性マークの方向)が、説明書とは逆だった。説明書ではモーターを後ろから見たときに極性マークが右上になっているが、逆の左下が正解だった。
→面倒くさがらないで、モーターのチェックは組み立て前にちゃんとやらないとだめ。あとでもっと面倒になる。
4. 塗装は普段のつや消しよりは、ややツヤを加えたかったので、アクリジョンのブラック:つや消しブラック=2:1にした。
クレオスの公式アナウンスで、エアブラシ塗装について「エマルジョン系塗料は組成上Mr.カラーより霧化しにくい」「霧化圧高め、口径は0.5mm推奨」とある。今まで0.3mmのHGエアーブラシを使っていたため、0.5mmのPS-266を買って使ってみた。
結果、噴射面積の広い0.5mmのほうが面が作りやすく、平滑性も良かった。アクリジョン塗装では今までで一番うまくいった。0.3mmでは噴射量が少なく細いため、デフの裏側などを塗るにはいいが、広い面を平均的に濡らすのが難しかった。
0.3mmに比べドバッと出やすいので微妙な練習は今後必要。また、詰まりやすいのは0.3mmと同じ。
5. 同じくアクリジョンについてクレオスの公式アナウンスで「アクリジョンは乾くと再溶解しないため、エアブラシで面を作るときはなるべく1〜2回程度の塗装回数で行う」とある。
確かに0.5mmなら1回目は大変滑らかだが、2回目はもう多少の粒状感が出る。とはいえ1回塗りでは黒でも微妙に地が透けているような気がする(気のせいかもしれない)。次の機会は1回塗りで行ってみるか?