2020.5.3/2020.5.10
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何かに使おうと買い足していた、津川洋行の有田鉄道コッペル1号機(保存車・簡易ロッド)です。
あまり有効活用できていなかったので、何かしようと考え始めました。
いつも駆け足で走り回りたがる模型でして、いまいち走りに満足はしていないのですけども、チビロコよりもはるかに小さい大きさと価格を考えれば、これ以外にないのだろうと納得はしています。
このクラスでは珍しいプラ完成品で、動力ユニットだけ分売されているのも珍しいことです。
ところで初回の製品のモーターは白黒のリード線でしたが(写真左)、今回買ったものは赤青になっていました。再生産のときに変わっていたのかもですね。
車輪も銀色から、いわゆる黒色に変わっているようです。
まずは動力ユニットの形を3D CADに入力しました。そうすれば自作する上廻りを画面上で合わせられるからです。
この動力ユニット、クロスヘッドが動輪中心よりもだいぶ上側にあるんですよね。
最初から、具体的に載せ換えたい形式が頭の中にあったわけではありません。
この動力は、今買える市販のNゲージ蒸機用として一番小さいので、かつて一番小さかった1形(Bagnall製)はどうかなと思いました。
「明治の機関車コレクション」の先頭に載っているので、写真を見るのも楽ですし(笑)。
側面外形は「1号機関車からC63まで」の図を丸パクリして決めました。そんなわけでモザイクをかけとります。
実物は小形乗用車程度の全長約4mと大変小さく、全体を縮尺1/150で作るのは自分には無理そうで、まず1/140にしました。それならワールド工芸の1号機関車と同じなので、同世代の仲間がいます。
この動力ユニットは、構造上モーターが主動輪の直後に直立しています。
よって、上廻りの位置はどうしてもここより後ろにずらすことができません。キャブの妻板がモーターにつっかえます。
そのため、シリンダーや動輪が上廻りに対して後ろに大きくズレてしまいます。どうしようこれは…。
ちなみに縮尺をもっと大きくしても、ボイラーが前方に長くなって、煙室とシリンダーの位置がさらにずれていき、解決になりません。
とりあえず課題は先送りして。
もう一つ、車幅をどう決めましょう。シリンダー部分の幅は約18mmあり、これはKATOのC62の端梁幅と0.5mm程度しか違いません。
さすがにシリンダー幅まで車体を広げるのは無理でしょうが、せめてスライドバーが隠れるまでは広げたいと思いました。
まずは、そんな感じに上廻りの幅を設定してみました。
ああ〜
全然ダメだ
全然ダメだ(笑)
1形と言い張るにはメタボすぎるので、別モノということにして続けるか、どうするか…。
いったん撤退、出直します。
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