e            Excelによる レイアウト図作成例(参考)
                                                
Excelの描画機能を使った鉄道模型用レール図等の作成方法の概要     本HPのTOPに戻る            

     鉄道模型シミュレーター
       一般的な表計算ソフトのExcelには、描画機能があり、慣れれば結構使い勝手が有ります。
       縮尺図等の描画に専用のソフトまでは..と考える私には打って付けでしょうか。
       そんな描画機能を使ったレール・レイアウト図の作成手順を、大まかに紹介します。
        1.レール種類の作成例 2.レイアウトの作成例 3.レール総延長距離や価格の集計 R2
       なお、下記の1.レール種類の作製例では、「まくらぎ付レール」の描画を前提に記載しています。
       「まくらぎ無しレール」では「直線」、「曲線」、及び「直線・曲線でグループ化し、ポイントとする」のみを、「太線」やその
       「色分け」で趣味レーション!用に準備すればよく、作業は楽です。(特に「曲線用」枕木作製がチョット細かい!!)
       Excelにての描画の良い所は、構想するレールレイアウトの「趣味レーション!」が容易に出来るだけでなく、
       1) 同画面(ページ)上で、使用する「線路種の集計表」を作成すれば、Excel本来の”集計表自動計算機能”
         により、価格や総延距離等が容易に分かる。(下記3.を参照)。
       2) 出来上がった「レイアウト図」に、他の描画やアレンジを加えたり、縮小したりするのも容易で、それらを色々
         の場面に使える(本HP内のアニメを含む図関連はExcel描画によっています)。
        等でしょうか...(手前ミソでした!が...(-"-) )
0-1.描画の準備  
 ・ツールバーへ描画関連コマンドを表示
  Excel画面上で、描画に便利な下図のようなコマンドボタンを、ツール バーに表示しておくと便利です 
 
(参考) 上記の描画関連コマンドをツールバーに追加するには、Excel 画面上で、下記の手順で行います。
   ”描画コマンド”の画面表示方法は、”ExcelのVersion”により異なります。(下記はExcel2000)
   1.ツールーバーの「ツール」⇒「ユーザー設定」⇒「ツールバー」と進め、「新規作成」をクリックし、
    「新しいツールバー」に名前をつける(例「描画関連コマンド」)。 これでツールバーの登録完了。
   2.次に同じ「ユーザー設定」画面上の⇒「コマンド」⇒「分類」と進め、各種分類名の中から、上記の
    コマンドを選定する。
   3.選定したコマンドを、名前をつけた「新しいツールバー」内へ、ドラッグ&ペースト(貼付け)する”。
    この作業を、選定したコマンド毎に繰り返す。
   4.出来上がった「新しいツールバー」の名前のところ(青色部分)をドラッグし、画面の適当な場所に
    移動・配置する。  以上で描画作業に入ります。
   5.描画作業が終わって、ツールバーを消したい時は、右上「x」部をクリック。 再表示をしたい場合は
    「ツール」⇒「ユーザー設定」⇒「ツールバー」と進め、登録したツールバー名にチェックを入れる。
 
特に、「オートシェイプ」で描い
た図をグループ化し、一括し
て扱う上で上記のコマンドは
有用です。
     追記:新しいExcel(Windous10等)での「描画コマンドの表示」は
    Excel画面上部に表示されている”リボン(コマンドの図集)”欄に、マウスを置いて”右クリック”し、表記される
    サブコマンドの中から”リボンのユーザー設定”を選択し、表記されるコマンド一覧から上記のコマンドを探し、
   (設定手順に沿って)設定する。
0−2.描画の基本;(追記)
   「Excel」内での、「図」の書式設定の基本操作は下図によります。
    追記:新しいExcel(Windows10等)での「書式設定」は
  描いた”図をクリック”しながら”右クリック”し、表記されるサブコマンドの中から”図形の書式設定”を選択し、表記
  される”各書式の項目”から所望の項目を選択し設定していく。(上図の大項目毎の各項目が一覧で羅列され、
  個々に設定する) 
            
                                (注記;下記の作業手順内のピンク字は、新しいExcelでの操作例)
1.レール種類の作成例   解説   (作成手順)

なお、上記曲線レールは、円弧の一部を図としているので、図の隅への移動に制約が生じます。
そこで円弧レール部を”コピー”とし、貼り付け時の”形式の選択”を”図”とすると、レール部のみ
の図となります。
1.ワークシートの枠線を正方形
  にする(行、列の寸法を記入);
 (1) 行(1〜60位)をドラッグし、
(右クリック→行の高さ→寸法記入)
   「書式→行→高さ」とし、14.5
 (2) 列(A〜AZ位)をドラッグし、
   「書式→列→巾」とし、 1.75
 (補足:枠線を正方形にするのは、
  方眼紙の様にして、図や敷地等
  の作図をし易くするため)
 (補足2;上記値は、パソコンで異なる!?)

2.レール図描画の基本:
 A.細かい作業なので、画面表示
  は「表示拡大(200%)」で行う
 B.レールは直線を二重線で表記
 (線描画→右クリック→書式で設定)
以下、ダブルクリック部は同様の操作)
  
 C.四角図で枕木を描き、数回
   コピーしてグループ化する。

  参考:グループ化の方法;
  
  (補足;各図をしシフトキーを押しなが
  らクリックしてのグループ化も可能)

 D.上記Bの線を、Cの枕木に乗せ
  グループ化
  
 E.曲線レールは、円を描き、
   その上でレール図を作成する
   左図の3.を参照。
 F.ポイント(切替線)は、
   出来た、「直線レール」と「曲線
   レール」を合わせてグループ化
   
 G.出来上がったレール図は、
  (1)レール種毎に色分け(好みで)
  
  (2)曲線、クロスレールの逆向きは、
   グループ毎に反転  
   
補足;1.右記G-(1)「レール種の色分け」で、”レールと枕木の色を違えたい”場合は、「レール」、
   「枕木」の段階で、「図をダブルクリック」で色をつけ、それぞれを組合わせてグループ化する。 
  2.図のグループ化で、前面に出したい図は、「最前面へ移動」コマンドを押して前面に出す。
   例:レールと枕木のグループ化時、もし枕木がレールより上の図になっている場合は、
   レールをダブルクリックし、「最前面へ移動」コマンドを押してから、グループ化の操作をする。
  3.直線レールは、レール長150mmをグループ化し作製すれば、それをコピーし継ぎ合わせて
   300mmレール!としてもよい。 同様にして600mmレールも... 
  4.作製後(or作製半ば)、一度印刷して、実際の印刷寸法が、欲しい縮尺寸法(例.1/20の縮尺で100mmを、実際に5mmで印刷させたい)
   になっているかを確認し、印刷に微調整が必要な場合は、下記にて微調整する。(注.特にこだわらなければ、本作業は不必要)
    1)5%単位の調整は、Excel画面の「ファイル→ページ設定→ページ」と進み、「拡大/縮小」欄に、欲しい%(5%単位)で設定する。 
    2)1%単位に調整したい場合は、  「ファイル→印刷→プロパティ→ページ設定→ページレイアウト→拡大/縮小印刷」と進み、
                   「拡大縮小率」欄に欲しい%(1%単位)を入力する。
   なお、両方法を併用すると、併用された拡大/縮尺率で、印刷されるので留意要です。
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2.レイアウトの作成   解説   (作成手順)
1.敷地図を描画 :
 レール図と同じ縮尺(枠線)内に
 敷地図を描画する。
  (左図例では、四角図のみ)
 敷地に色をつけたい場合は、図を
 ダブルクリックし、「色と線」⇒「塗りつ
 ぶし」⇒色 部で色を選択する。
2.敷地図横にレール図を配置 :
 レール図をコピーし、コピー用
 レール元図として、貼付けておく
3.レール図を敷地内に配置 :
 レール図をコピーし、敷地内へ
 ドラッグし、方向等位置決めする。
 (を使用)

(参考)
 ・レール配置が決まった部分は、
  適宜グループ化しておくと良い
 ・他案との比較がし易い様、
  敷地がA4に納まる様に調整
  する。 
  ファイル→印刷プレビュー→
  設定→ページ→拡大/縮小
  や余白(全箇所=0)等で調整
追記:1.実際の敷地の描画;  追記:描画の「オートシェイプ」内の線種 ”フリーフォームによれば、
   敷地全体 を簡単に描ける(色づけも可)事を後日知りましたので、当初の方法は”削除”とします。
   凸凹や斜線部は、四角や三角図を組み合わせて描画し、グループ化します。
   その際、各図の組合せ部の見えてしまう線を消したい場合は、線長に会わせた細長い四角図を 作り、「ダブルクリック→線→色」とし、
   「線なし」を選択、更に「塗りつぶし」で敷地の色と同色にして、出来た「線なし図」を消したい線上に乗せます。(斜め線部には、
   「自由回転」コマンドで対応) この作業を必要箇所に繰返し、最後に敷地全体をグループ化しておきます。
 
    
   2.傾斜(登り・下り)の長さへの影響:(平面図描画に正確を期す場合の考慮長さ)
    通常列車は、最大傾斜は4°位(60cmで4cm登る)までなので、縮尺作図長さには影響しない(60cmレールで1.5mm程)
    登山列車(ラックレール使用)は最大14°(取り説による。60cmで15cm登る位)。この場合は60cmレール図の平面長さを58cmに縮図。
 
 
3.レール総延長距離や価格の集計   解説   (作成手順)


1.集計表の作成
 左記の様な集計表を、描画レイ
 アウト図の横に別ページとして作成
 し、(色別した)レール数等を記入
 する事で、総レール長や価格が
 すぐ把握出来、
 a)レイアウト案毎にレイアウトの
   規模がわかり、また
 b)発注等にも便利です。

 左図は、レイアウトをブロックに
 分け、各ブロック毎にレール数
 を記入し、全体レール長を計算
 する集計表の例です。
 (横に記入の価格集計部は省略
  しています)
 追記:集計表内計算式の例;上記集計表内 ”64行” での例を参考までに下記します。
    ・列J,K,L,〜欄は、レイアウト内のブロック別にあるレール種別(D欄に表記)毎の個数を記入
    ・R64欄(小計)計算式;   =J64+K64+L64+〜     
    ・S64欄(線路長)計算式; =$I$64*J64       
    ・T,〜欄は、S覧の計算式をコピーして貼り付ける
    ・AA64欄(合計)計算式;  =S64+T64+〜
    ・AA84欄(全合計)計算式;=AA64+AA65+〜 +AA83  or =SUM(AA64:AA83)
・他欄(65行,66行,〜)の計算式は、
 左記64行の各欄の計算式を
 ”コピーして各欄に貼り付け”
 れば良い。
(但し、S64欄の"$I$64の、$64は
 各行に変更要($65,$66、〜)) 
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