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      鄕思
              
                  李覯 

人言落日是天涯,
望極天涯不見家。
已恨碧山相阻隔,
碧山還被暮雲遮。

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 鄕思  
人は言ふ: 日の落つるは  是れ 天涯と,
天涯を 望極すれば  家を 見ず。
(すで)に 碧山の  相ひ 阻隔するを 恨むに,
碧山 還
(なほまた  暮雲に 遮らる。

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◎ 私感註釈

※李覯:〔りこう;Li3Gou4〕北宋の仁宗期の思想家。字は泰伯。吁江先生と呼ばれる。北宋の南城県高阜鎮(現・江西省資溪県)に人。は陽湖南南東100キロメートルのところに高阜、資溪がある。『中国歴史地図集』第六冊 宋・遼・金時期(中国地図出版社)26ページ「北宋 江南西路」では資渓はまだなく、南に南城山、北に金渓がある。1009年(大中祥符二年)~1059年(嘉祐四年)。欧陽脩、范仲淹らの「慶暦の治」の理論上の支援者。

※郷思:京から1000キロメートル南にある故郷・南城を偲んでの作。登高をして作ったのか。

※人言落日是天涯:人は、太陽は天の涯(はて)に落ちるものだ、という(が)。 ・人言:人の言。人の噂、批評。 ・落日:日が沈む。 ・是:…は…である。これ。主語と述語の間にあって述語の前に附き、述語を明示する働きがある。〔A是B:AはBである〕。 ・天涯:空の果て。きわめて遠いところの喩え。王勃の『送杜少府之任蜀州』に「城闕輔三秦,風烟望五津。與君離別意,同是宦遊人。海内存知己,
天涯若比鄰。無爲在岐路,兒女共沾巾。」とあり、辛孟浩然の『送杜十四之江南』に「荊呉相接水爲鄕,君去春江正淼茫。日暮弧舟何處泊,天涯一望斷人膓。」とあり、宋・辛棄疾の『摸魚兒』に「更能消、幾番風雨,怱怱春又歸去。惜春長恨花開早,何況落紅無數。春且住,見説道、天涯芳草無歸路。怨春不語,算只有殷勤,畫簷蛛網,盡日惹飛絮。   長門事,準擬佳期又誤。蛾眉曾有人妬。千金縱買相如賦,脈脈此情誰訴。君莫舞,君不見、玉環飛燕皆塵土。閒愁最苦。休去倚危樓,斜陽正在,煙柳斷腸處。」とある。 

※望極天涯不見家:天の涯を見極めても我が家は見えない。(我が家は天の涯よりもなお遠い)。 ・望極:見はるかす。見極める。果てを眺めやる。北宋・柳永も『蝶戀花』で「佇倚危樓風細細,望極春愁,黯黯生天際。草色煙光殘照裏,無言誰會憑欄意。擬把疏狂圖一醉,對酒當歌,強樂還無味。衣帶漸寬終不悔,爲伊消得人憔悴。」とある。 ・不見:見えない。 ・家:(故郷の我が)家。

※已恨碧山相阻隔:緑の山が(ここと故郷の我が家との間を)隔てているだけでも、もうすでに恨めしいのに。 ・已:もうすでに。もう…であった。 ・恨:うらむ。 ・碧山:・碧山:緑の山。 ・相:…ている。…てくる。動作が対象に及んでくる時に使う。 ・阻隔:〔そかく;zu3ge2●●〕切り離す。分離する。隔てられる。

※碧山還被暮雲遮:更にその上に、(その)緑の山さえ、夕暮れ時の雲のために遮られている。 ・還:さらにまた。なお一層。比較を表し相当程度のものに比し、更に程度が越えていること。前出「已」と併せて「已…還…」とする。 ・被:(…のために)…られる。受動を表す。 ・暮雲:夕暮れ時の雲。





◎ 構成について

 韻式は「AAA」。韻脚は「涯家遮」で、平水韻下平六麻(家遮涯)「涯」は両韻。次の平仄はこの作品のもの。
○○●●●○○,(韻)
◎●○○●●○。(韻)
●●●○○●●,
●○○●●●○○。(韻)

2007.8.19

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