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ファースター 怒りの銃弾(2010年米)
ドライバー 出所した(ドウェイン・ジョンソン)
刑事 退職が近い(ビリー・ボブ・ソーントン)
シセロ 女刑事
殺し屋 恋人と結婚
マリーナ 刑事の元恋人
リリー 殺し屋の恋人
刑務所長 (トム・ベレンジャー)
ドライバーと呼ばれる男は、出所するや事務所に押し掛け、男を射殺する。
刑事は、女刑事シセロと組んで、事件を追う事に。
彼は麻薬中毒だったが立ち直り、別れた恋人マリーナとやり直したいと考える。
狙われていると知った依頼人は、殺し屋にドライバーの始末を指示。
刑事は刑務所所長の連絡で、犯人がドライバーと断定。
10年前銀行強盗の運転手をするが、裏切りで兄ゲイリーを殺された。
ドライバーも頭を撃たれるが、奇跡的に無事だったのだ。
さらに一味だった男2人が殺され、刑事はドライバーが一味を皆殺しにすると考える。
ドライバーはさらに一味の男を訪ねるが、牧師となり、改心していたため手は下さず。
殺し屋はドライバーを捕まえるが、かけつけた刑事が説得。
しかし、刑事がドライバーを射殺する。
実は刑事こそ依頼人で、強盗計画を横取りして、ドライバーを撃った男だったのだ。
だが、鉄板で弾を防いでいたドライバーは刑事を射殺。
かけつけたシセロは、刑事が強盗犯だった事に気付くが、伏せておく事にする。
と言うわけで、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン主演の映画。
彼はドライバーと言う役名で、追う刑事ビリー・ボブはその名も刑事。
殺し屋と言う登場人物もいて、
ウォルター・ヒルのその名もザ・ドライバーを連想させる。
3人の登場人物は、それぞれ何か人生の事情がある感じ。
ドライバーは復讐に走り、刑事は彼を追い、殺し屋は依頼でドライバーを追う。
ドライバーは、冒頭で出所するや復讐を開始。許しを請う相手をためらわず始末。
その武骨さがこの人のキャラかも知れないが、
ちょっと武骨すぎて感情移入しづらい感じ。
最後に、実は、と言う真相が明らかになるが、
そういう謎解きの話とは思ってなかったので、調子が狂う感じ。
殺し屋は凄腕そうで、その実力を見せず。
ベレンジャーは刑務所所長役でちょっと出るだけ。
TV放送 2012/06/15 WOWOW 2100-2238
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ファーザーズ・デイ(97)
監督 アイバン・ライトマン
弁護士ジャック(ビリー・クリスタル)は、昔の恋人コレットに再会。
家出した息子スコットが、ジャックの息子と言われ彼を捜す事に。
一方、自殺志願の脚本家デイル(ロビン・ウイリアムズ)も同じ事を言われる。
スコットの恋人ニキを追う内合流。コレットにだまされた事に気づく。
コレットは誰の子供かわからないと言い、捜索を続行。
泥酔したスコットを捕まえるが、気がついたスコットは話を信じず逃走。
彼は取引用の金をニキのため盗み出し、組織に追われていたのだ。
スコットを見つけたジャックらは仲良くなるが、
組織に追われ逃げたスコットにジャックは裏切られたと誤解。
だが、かけつけた妻に自分の子でも見捨てるのかと言われ、再び追う事に。
組織の連中を格闘の末倒し、共に家へ。
コレットが息子を探すため2人に作り話をしたと気づくが、
本当の息子のように感じる。
と言うわけで、アイバン・ライトマンらしき一ひねりある物語。
共に自分の息子と思って捜索するあたりは面白いが、
途中に互いの素性がわかって、息子と会ったりすると、後はダラダラした感じ。
音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード。
TV放送 99/07/05 BS05 20:00-21:40
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ファーザーランド 生きていたヒトラー(94)(TV作品)
連合軍はノルマンディ上陸に失敗。ヨーロッパはドイツとに併合される。
ドイツはソ連との戦争を有利にするため、アメリカと同盟を結ぼうとしていた。
SSのマルヒ(ルトガー・ハウアー)は米記者シャーリーと協力し
一連の殺人事件を調査。被害者はブーラーら党の大物で、ある会議の参加者だった。
調査を続けた彼らは、彼らがユダヤ人虐殺の生き証人と知る。
米国との同盟のため、虐殺の事実を隠そうとしたのだ。
ショックを受けたマルヒは亡命を決意するが、ゲシュタポに撃たれ死ぬ。
シャーリーは証拠の写真を米大統領に渡し、同盟は失敗。帝国は崩壊する。
と言うわけで、ドイツが戦争に勝ったと言うパラレルワールドもの。
その設定は面白いが、それがもとで奇妙な事件が起こるのかと思えば、それはなく、
ユダヤ人虐殺と言う、誰でも知ってる話を、逆に誰も知らないと言う展開で
ちょっとイライラさせられるものが。
TV放送 96/10/06 BS05 22:10-24:00
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ファーストターゲット(バーティカル・ターゲット 大統領狙撃計画)(2000年カナダ/アメリカ)
大統領護衛官アレックス(ダリル・ハンナ)らは、
何者かが大統領を脅迫するメールについて調査する事に。
ハッカーの家を急襲するが、仲間のライアンらが殺される。
ロープウェイの式典に大統領が参加。
だが一味のブロンドの殺し屋の存在が判明。
頂上にいたアレックスの恋人グラントが女を見つけ、射殺される。
大統領が一味のブリンクマンと格闘になり倒す。
アレックスの上司マッコールが一味で、大統領を連れ去ろうとするが射殺。
マッコールが副大統領のホットラインを持っていた事から、副大統領も逮捕される。
と言うわけで、昨日はブルー・イグアナと言うので、
ちょっと頭の悪そうなダリル・ハンナを見たが、
本作では大統領護衛官(しかもチーフ)だから、バリバリのキャリアウーマン風。
彼女も、女優のくせに割にC級アクション作が多いのも、いいのか悪いのか。
もともと背が高くてごつい顔だからそれ風だが、あまり好感が持てない。
そのくせ、大統領護衛の最中にデートとかして、
何かちゃんとやる気あるのかという感じ。
敵はボチボチ強い感じだが、何か緻密な作戦という気がせず、
せっかくケーブルカーに大統領を閉じこめたんだから、
途中で止めて爆破するとかありそうだが、わざわざ頂上まで移動させて
その間にダリル・ハンナらに追いつかれてしまう。
ダリル・ハンナも、いくら意表をつかれたとは言え、大統領を無防備にしすぎで
最後には大統領自体が格闘するハメになるし。
ダリル・ハンナ自体は、解決にさほど役立っていない。
TV放送 2004/10/06 01ch 0235-0424
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ファーナス/訣別の朝(2013年米)
ラッセル 刑務所帰り(クリスチャン・ベイル)
ロドニー ラッセルの弟(ケイシー・アフレック)
ジョン・ペティ 賭けファイトを取り仕切る(ウイレム・デフォー)
ハーラン・デグロート ペティに金を貸す(ウディ・ハレルソン)
リナ ラッセルの元恋人(ゾーイ・ザルダナ)
ウェズリー 警官。リナの恋人(フォレスト・ウィテッカー)
おじさん (サム・シェパード)
死亡事故を起こした罪で刑務所にいたラッセルは、
出所して恋人リナが出ていったと知る。
製鉄所で堅気の仕事に就く事に。
イラク帰りの弟ロドニーは定職に就かず、ペティの仲介で賭けファイトをする。
ペティは八百長試合で、デグロートからの借金を帳消しにしようとするが、
怒ったデグロートはペティとロドニーを殺害。
デグロートの仕業と知ったラッセルは、彼を追い回す。
かけつけた警官のウェズリーは止めるが、ラッセルはデグロートを射殺する。
と言う訳で、クリスチャン・ベイル主演のドラマ。
ベイルはまじめに働いていたが、死亡事故を起こした為に刑務所へ。
賭けファイトをしていた弟ケイシー・アフレック
(どちらかと言うと兄よりだらしない)が殺されてしまい、復讐を誓うと言う訳。
賭けファイトを取り仕切るのがウイレム・デフォー。
デフォーに金を貸した挙げ句、ケイシーと共に殺害する男がウディ・ハレルソン。
ベイルの元恋人がゾーイ・ザルダナ。その恋人の保安官がフォレスト・ウィテッカー。
兄弟の叔父がサム・シェパード。
驚きの豪華布陣だが、物語は90分映画の最初の10分で描かれてもいい程度で、
アンバランス感はなかなか。
TV放送 2015/08/11 WOWOW 2100-2256
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ファール・プレイ(78)
結婚に失敗したグロリア(ゴールディ・ホーン)は、
パーティでドジな男トニー(チェビー・チェース)に幻滅し、1人だけ帰る。
途中、拾ったボブはフィルムを隠したタバコを預け、映画を見る約束をする。
だが、現れたボブは小人に気をつけろと言って死に、いつの間にか死体は消えた。
大家のテネシー(バージェス・メレディス)は、イタズラだと言うが、
図書館で白マスクの男に襲われ、スタンレー(ダドリー・ムーア)に助けを求める。
白い男は見失って立ち去るが、変態趣味のあるスタンレーは勘違いしてしまう。
続いて、家に傷の男が現れ、タバコの箱を奪い、首を絞めようとする。
だが、白い男が現れ、傷の男を刺し殺す。気絶するグロリア。
気がつくと、警官のトニーと相棒のファーガソン(ブライアン・デネヒー)が
かけつけていたが、死体はなかった。
さらに、通りで捕まり、どこかに監禁。痴漢よけの道具を駆使して逃走。警察へ連絡。
監禁された建物の持ち主は、スティルトスキンと言う男だった。
彼は、殺された情報部員ボブが調査していた殺し屋、通称小人だ。
傷の男は暗殺の証拠をボブに奪われ、取り戻そうとしたが白い男に殺されたのだ。
一味の車が大司教のものとわかるが、大司教は盗まれたと証言。
ファーガソンが捕まり、呼び出されたグロリアも一味に捕まる。
トニーは大司教の所のミス・カズウェルが、誘拐犯として逮捕された前科に気づく。
大司教の所へ急行。地下室でファーガソンを救出。
大司教はニセ者で、一味はオペラに来たローマ法王を殺す気だ。
気づいたスティルトスキンを倒すが、グロリアを人質に取られる。
スティルトスキンが死んでも、白マスクが法王を殺す計画だ。
隠れていたテネシーが、一味を倒し、2人はオペラハウスへ急行。
白マスクの男はグロリアを人質に取り、舞台裏へ。グロリアが離れたスキに射殺。
カーテンを降ろし、2人は抱き合うが、気がつくと再びカーテンが上がっていた。
というわけで、ヒッチコックタッチのコメディ。
前回見た時はいまいちの気がしたが、ゴールディ・ホーンの味がわかってきたせいか、
今回は割と楽しめた。だが、タバコの箱が途中でどうでもよくなったりする展開や
殺し屋が2人もいるあたりなど、コメディだからとも思えないマヌケさ。
チェビー・チェースが意外にまともな役。
ダドリー・ムーアが再三に渡って出てきたり、テネシーとカズウェルの格闘なども
しつこくていけない。
ラストも「知りすぎていた男」のいただきのようなものだが、
特にオペラと共に盛り上がるような事もない。
でも2人がカーテンコールの中抱き合うと言うのは、うまい。
主題歌バリー・マニロー。
TV放送 92/03/13 06CH 02:10-04:00
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ファイアーウォール (2001年米)
ダーシー 森林消防隊女性隊長
カイリー ダーシーの娘
グレン カイリーの恋人
マック 消防団団長
山火事が発生。LAから来た消防隊長ダーシーが消火を指揮
娘カイリーは、父が母のミスで死んだと知り反発。
グレンと共にLAへ行くと言って家を飛び出す。
ダーシーは道路を封鎖するが、なかなか鎮火せず取り残される者も。
カイリーらも道に迷うが、ダーシーが救出。
消火ヘリの到着には2時間かかるため、
爆破のプロ消防団員マックの協力で、ダムを爆破する事に。
ダーシーはマックがヒーローになろうとし火をつけたと知り叩きのめす。
爆破を開始し、山火事はダムの水で一気に消火。ダーシーらは帰還する。
と言うわけで、ファイアーウォールと言ってもコンピュータの話でなく山火事の話。
女性消防隊長が主人公で、田舎町の山火事に奮戦。
道路封鎖しようとして市長と対立するジョーズな展開や
最後の手段としてダムを爆破するナバロンな展開もあるが
死者が一人も出ないあたりからも緊迫感がまったくなく、派手な見せ場もない。
ダム爆破しても遠巻きのCGでごまかすだけだし、
周囲の人は避難さえしないとは。
TV放送 2003/05/10 BS05 1715-1900
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ファイティング・ガール(2004年米)
ジャッキー・カレン 女性トレーナー(メグ・ライアン)
フィリックス 元選手(チャールズ・S・ダットン)
ルーサー・ショー ジャッキーが見つけた男
ラロッカ チャンピオンのオーナー(名探偵モンクの人)
ギャビン 地元局の男(新逃亡者の主役)
レネイ ジャッキーの友人
ペドロ チャンピオン
トレーナーの娘ジャッキーは、幼い頃からボクシングに詳しかったが、
父は関わらせようとしなかった。
大人になり秘書をしていたジャッキーは、
仕事で知り合ったオーナーのラロッカと口論に。
1ドルでデボン選手を譲られ、育ててみろと言う事に。
だがデボンはヤク漬けで使い物にならず、ケンカ乱入してきたルーサーに目をつける。
ルーサーを保釈させ、元選手フィリックスをコーチにつける。
精神面に不安はあったが、何とか練習させ、試合に出ると連戦連勝。
ラロッカの所にいるチャンピオン、ペドロと試合を組む事に。
マスコミは女性トレーナーであるジャッキーばかり取り上げ、
成功の為の道具にされたと感じたルーサーは反発。
恩のある地元局を疎かにして全国局と契約し、こちらも反感を買う。
自らの誤りに気付いたジャッキーは、ルーサーを手放し、事務職に戻る事に。
ルーサーはペドロとのタイトル戦に臨むが、準備不足で苦戦。
たまらずかけつけたジャッキーが励ますと、攻勢に転じてついに勝利を収める。
ジャッキーは会場を退散するが、ルーサーは祝勝会に彼女を招き拍手を贈るのだった。
ジャッキーは最も成功した女性トレーナーとされ、多くの世界チャンピオンを育てた。
と言う訳で、メグ・ライアン主演のドラマ。ラブコメではありません。
メグはボクシングトレーナーの娘で、ちょっと知識がある存在。
秘書の仕事に就くが、チャンピオンのオーナーと口論になり、
ボクサーを育ててみろと言う事に。
譲られた選手をコテンパンに倒した男に目をつけてスカウト。
おめぇ拳闘やらねぇかと言う、丹下段平の女性版だ。
スカウトされたボクサーは連戦連勝するが、
マスコミは女性トレーナーを面白がって報じる。
それ自体は平気だったボクサーだが、自分がメグの成功の為の道具だと気付いて反発。
中盤までは結構面白いけど、ボクサー自身の挫折がなかったり、
メグとボクサーが簡単に和解したりと、終盤がちょっと簡単すぎるかも。
TV放送 2006/07/07 WOWOW 1800-1950
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キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー(2013年米中香港)
リンフー 太極拳の使い手
ドナカ・マーク 闇ファイトの元締め(キアヌ・リーブス)
ヤン師父 リンフーの師匠
スン・チンシー警部
チン・シャ 役所の女性
闇ファイトを追うチンシー警部は、黒幕はドナカだとにらむが、証拠がつかめない。
ドナカは、武術大会で優勝した太極拳の使い手リンフーに目をつける。
闇ファイトへの出場を求められたリンフーは、金の為には戦わないと断るが、
立ち退きを迫られる寺の為に金が必要となり、結局引き受ける。
リンフーは連勝で得た金で寺を建て直すが、
本来の大会も荒々しくなった事が問題視され、再開発が決まってしまう。
改心したリンフーは、闇ファイトをやめ、彼の垂れ込みで一味は逮捕される。
唯一逃げたドナカは、寺に現れてリンフーと対決。
リンフーはドナカを倒し、結局寺は保護される事となる。
と言う訳で、キアヌ・リーブス初監督作。
太極拳の使い手リンフーは、寺の建て直しの為、闇のファイトに参加。
血の味を覚えたと師匠が心配すると言う話。
闇のファイトの元締め役としてキアヌが出ているものの、
大半のキャストは香港中国系で、映画自体もどこかで見た雰囲気。
ハリウッドで人気の出た俳優が監督してみたくなるのもわかるし、
作った映画が既成作品に似ちゃうのもわかるけど、
キアヌの初監督作はこれじゃなくても良かった気がする。
TV放送 2015/03/05 WOWOW 1715-1900
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ファイトクラブ・レディズ(2016年米)
ベッカ 元ファイター
ケイト ベッカの妹
ホルト ベッカの父(ドルフ・ラングレン)
ジョーンズ 闇ファイトの元締め
犬の保護施設で働くベッカは暴れる男を叩きのめし、
その動画がネットにアップされる。
それを見た妹ケイトが現れ、助けてほしいと言う。
ケイトは娘リリーの為に10万ドルもの借金を抱え、闇ファイトで稼ぐしかない。
自身もかつて闇ファイトをしていたベッカは、ケイトら選手のコーチをする事に。
彼女は父ホルトが事件で逮捕されて以降、身を隠していたのだ。
闇ファイトはジョーンズが仕切っており、逆らえば始末されかねない。
ベッカの弟子たちは敗れ、残るケイトもICU送りにされる。
やむなく選手として出場したベッカは、怪物クレアにわざと敗れて賭けで儲ける。
これに腹を立てた一味によって、病室のケイトが殺されてしまう。
実は、ベッカはケイトをレイプした一味を殺害し、
父ホルトが罪をかぶって逮捕された過去があった。
今もまた、ケイトの復讐に立ち上がる覚悟だ。ベッカは賭場を襲撃。
ジョーンズらを倒し、警官である元恋人はベッカを見逃す。
ベッカは弟子たちに金を送り、自らはリリーやホルトとアフリカに逃れるのだった。
と言う訳で、ドルフ・ラングレンも出てるアクション。
主役はドルフの娘で、妹の借金を返す為に、闇ファイトに参加。
どっかで聞いたような話だが、なぜ彼女が身を隠していたかとか、
妹がなぜ借金をする事になったかとか、ドルフがなぜ刑務所にいたかが終盤に判明。
込み入った設定があるのに、生かされてない感じ。
ドルフの出番は少なく、彼には孫がいる事になる。
TV放送 2016/11/02 WOWOW 1315-1450
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ファイナル・イニング(83)
タイガースの名選手ビリー(ロイ・シャイダー)は今年で引退だ。
優勝は絶望的で、ビリーも最近は不調。
大ファンのアレックス(ジャスティン・ヘンリー)は、
工場を解雇された父は、信じれば何でもかなうと話して、自殺する。
アレックスが祈ると、ビリーは連日ホームランを打つように。
だが、球場に行かねばならず、遠征中は途端に不調に。
ママも協力して学校を抜け出し球場へ。おかげで優勝決定戦まで持ち込む。
だが、悪友にからまれ、球場到着が遅れる。
最終回、サヨナラのチャンスにビリーの場面。
到着したアレックスは祈る時間もなかったが、ビリーはホームランを打ち優勝する。
と言うわけで、ロイ・シャイダーが主役と言っても、
実際にはアレックスが中心で、シャイダーはセリフもほとんどない。
祈るとホームランを打つという展開が、ちとバカバカしくて感動するにはちょっと。
TV放送 93/04/10 BS05 08:00-09:25
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ファイナル・カウントダウン(80)
タイドマン重工のラスキー(マーチン・シーン)は、視察のため空母ニミッツへ。
真珠湾から、訓練航海が行われるが、異常気象の末、渦に巻き込まれる。
晴天に戻るが、周囲との連絡はできない。原因は不明だ。
偵察機を真珠湾へやるが、第2次大戦開戦時に撃沈された艦を確認。
太平洋戦争に詳しいオウエン中佐(ジェームズ・ファレンチノ)は、
1941年12月6日の状態と断言。日本のゼロ戦までもが目撃される。
ソ連の仕業かと言われる中、ラスキーはタイムスリップ説を主張。
真珠湾で死んだはずの、大統領候補チャップマン(チャールズ・ダーニング)と
秘書のローレル(キャサリン・ロス)が救助される。
ラスキーは、攻撃によって歴史が変わる可能性を指摘。
だが、イエランド艦長(カーク・ダグラス)は、
時代に関係なく、国を守る事が任務と断言。
異常を察知したチャップマンは、真珠湾へ戻すよう要求。
オウエンが彼らを無人島に連れていくが、抵抗したチャップマンはヘリごと爆死。
オウエンとローレルは、島に取り残される。
ゼロ戦が接近し、戦闘態勢に入るが、再び嵐が現れ、彼らは無事現代に帰還。
ラスキーを出迎えたタイドマン夫妻は、オウエンとローレルだった。
と言うわけで、現代の空母が、日米開戦時にタイムスリップする話で、
やや真面目な展開の中、タイムトラベルものに不可欠なシーンは盛り込んでいる。
空中戦がないのは拍子抜けだが、ラストの落ちは、「BTTF2」の最後のよう。
TV放送 93/10/08 BS05 21:00-22:45
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ファイナル・レジェンド−呪われたソロモン−(2001年アメリカ)
泥棒のルーディ(ジャン・クロード・バン・ダム)は、
ロシアンマフィアから財宝を盗み、追われるが何とか逃走する。
彼の父オスカーは、新興宗教の教典最終章を探していたが行方不明に。
ルーディはテルアビブへ飛び、フィンリー教授(チャールトン・ヘストン)と会う。
だが一味の襲撃で教授は死に、遺物を盗む気と疑われて逮捕される。
国外退去を命ぜられるが、空港で逆に連れ戻せと指示が。
女警官ダリアは彼を逃がす。実は彼女は教団の元信者だったのだ。
大半は平和主義者だが、一部が過激な行動をとっている。
文献より洞窟に財宝があるとの情報を得るが、一味の襲撃を受ける。
ダリアは信者仲間のアラバムに助けを求める。
信者に扮して地下の墓地へ。捕らわれている父を発見する。だが一同は捕まる。
一味はエルサレムの地下で爆発を起こす気だ。
ルーディらは一味を魂の泉へ案内するが、
教祖サイラスと一味だった署長が財宝の取り分でもめ、撃ち合いに。
ルーディはサイラスと格闘して倒すが、爆弾は止められない。
署長を倒し、爆弾ごと罠の穴に落として、被害を最小限に食い止める。
と言うわけで、まだ続くバン・ダムのアクション作で
何かレイダースのような趣も出しているが、
いかんせん、主人公はかなり頭が悪そうで、
物語も彼も出たとこ勝負と言う感じ。
バン・ダムも歳をとったのか、かつてほどキレがなく、
あまり強そうに見えない。
TV放送 2003/06/23 BS05 2200-2335
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ファイナル・ロック(1996年米)
ロシア。ネオ・ナチの一味は、反逆者を一掃せよと教会を襲撃。
大量殺人を犯すが、目撃者サーシャを逃す。
アンドリュー神父(マーチン・シーン)は、米国に捜査を求めるが聞き入れられず。
弟ビンス(クリス・ペン)に調査を依頼。
だが、アンドリュー神父は一味に連れ去られる。
ビンスは偽警官オレグに撃たれ、僧院へ逃げ込む。
スタニズラフ神父らによると、2億ドル相当の財宝が一味に狙われているらしい。
ネオナチがビンスを襲撃。僧院の中に内通者がいて、財宝の話が漏れたらしい。
ビンスは財宝を持っていると称し、オレグの商売敵に接触。
オレグを倒し、アンドリューを救出するが、実はスタニズラフ神父こそ黒幕だった。
彼は一味のマリーナを始末し、さらにサーシャを連れ去る。
隠れ家を調べ、船でフィンランドへ逃げる気と知り、逃走する船へ車でつっこみ
サーシャを救出。船は炎上する。
と言うわけで、今さらマーチン・シーン主演のアクションと言うのも変だと思ったが
実際は、クリス・ペンの方が主演。
どちらにしてもランクが落ちるという印象は否めない。
何やらロシアとかネオナチとか僧院とか入り組んでいるが、基本的にわかりづらい。
スタニスラフ神父は、「交渉人」とか「ブレーキダウン」に出てた人と思う。
TV放送 2001/07/27 BS05 0755-0935
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ファイヤー(91)(未公開)
62階建ての高層ビル。12階の配線から出火。
スプリンクラーの工事で水は出ず、スペイン系の従業員は言葉がわからず混乱。
人々は避難するが、37階のスーザンらが取り残される。窓も割れず呼吸ができない。
スターリング(リー・メジャース)の指示で消火活動が展開。
何とか鎮火し、スーザンらは無事救出される。
と言うわけで、タワーリング・インフェルノのリメイク的話かと思えば
どうやら一昔前のビルの火災の実話らしく、これと言った出演者もなく
これと言った見せ場もなく、もちろんドラマもなくかなり退屈。
TV放送 98/06/28 06CH 03:25-05:15
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ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い(2012年米)
ジェレミー 消防士
タリア・ダーラム ジェレミーの護衛。連邦保安官
セラ刑事 (ブルース・ウイリス)
女性検事
アダム 消防士の同僚
ヘイガン 組織のリーダー
ラマー 黒人グループのリーダー
殺し屋 (ファンタスティックフォーの悪役)
消防士ジェレミーは、強盗事件に遭遇。
組織のリーダーであるヘイガンの犯行で、セラ刑事はジェレミーに証言を求める。
ジェレミーは証人保護で護衛についたタリアと恋に落ちるが、
ヘイガン一味はジェレミーの居場所をつかみ、脅しをかけてくる。
ジェレミーはタリアの前から消し、ヘイガンに対立する黒人グループから銃を入手。
タリアが居場所を突き止め説得するが、ジェイミーは単身ヘイガン一味を襲撃。
建物に火をつけ、消防服で乗り込むが、一味にタリアが捕らわれていた。
ジェイミーはタリアを救出。彼女と共にヘイガンを倒す。
セラは二人をとがめず、事件が解決した事にする。
と言うわけで、題名に火を意味する言葉が3回も出てくる映画。
ブルース出演だが、今回も主演ではない。
ただし、ブルースが出てなかったら見なかったので、
それなりの効果はあったと言う事か。
消防士である主人公は組織による殺人を目撃。
証人保護を受ける事になるが、
なぜか一味は主人公の素性を知っており、脅しをかけてくる。
恋人(護衛と恋に落ちた)が撃たれるに至り、反撃に出ると言う、
何か聞いたような展開に。
消防士だから、火を使って戦うのは面白いんだけど、
肝心のボスや殺し屋を倒したのが主人公でないと言うあたりに、
見せ方の工夫不足が感じられる。
TV放送 2014/02/06 WOWOW 0200-0337
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ファイヤーウォール(2006年アメリカ)
ジャック・スタンフィールド セキュリティの専門家(ハリソン・フォード)
ベス ジャックの妻。建築家(バージニア・マドセン)
サラ ジャックの娘
アンディ ジャックの息子。喘息
ハリー ジャックの旧友
ジャネット ジャックの秘書(メアリー・リン・ライスカブ)
ビル・コックス 一味のリーダー
ゲイリー 合併相手の会社の男(ロバート・パトリック)
システムセキュリティの専門家ジャックは、一味に妻ベスら一家を人質に取られる。
普段通り出社し、高額所得者から1億ドルを引き出せと言われる。
だが、会社の合併で保守端末がなくなり、ジャックにも無理だ。
しかし一味は、方法は自分で考えろと要求。夜中に逃げようとするが失敗。
息子アンディが発作を起こし、薬と引き替えに実行に移る事を約束。
携帯で口座番号を撮影し、スキャナで取り込む事に成功。
同僚ゲイリーが不審に思うが、システムを破壊して退散。
家に戻ると家族はおらず、友人ハリーの所へ。
ハリーは一味にジャックを引き合わせた張本人で、一味のビルに射殺される。
ジャックは秘書ジャネットの所へ。彼女の協力で金を奪い返す事に成功。
怒ったビルは家族を殺すと言うが、愛犬の首輪につけたGPSで居所を発見。
ジャックは小屋に突入し、ビルと格闘の末倒す。
と言うわけで、ハリソン・フォード主演のサスペンスで、
奥さん役がごひいきバージニア・マドセン。
家族を人質に取られ、主人公が一味の指示で犯行に手を貸す展開に。
オーソドックスな物語を、
コンピュータ技師という設定で今風にしようとするのはわかるが
初老のハリソンにはどうにも似合わない役柄。
画面の文字を携帯で撮影し、OCRで読みとるなんて手口もあまりいい手とは思えず
手口がハイテクを駆使していると言う感じではない。
一味の計画も意外に出たとこ勝負。
ロバート・パトリックは一味かと思わせて実はいい人。
秘書役は「24」のクロエ役の人だから、何か技術で助けるかと思えばさにあらず。
「24」の印象が強すぎたか。
奥さんの浮気を思わせる留守電はギョッとしたが、ハリソンはまったく動じず、
一味の罠だと言い切り、実際その通りだったりして拍子抜け。
TV放送 2007/04/28 WOWOW 2000-2150
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ファイヤークラッシュ 灼熱のカタストロフ(2001年アメリカ)
山火事。メリック(D・B・スウィーニー)とレジーは、
飛行機から消火剤を投下する任務に。
地上班が火に取り囲まれ、上司ベイリスは確実な南斜面への投下を命令。
だがメリックはすぐに効果の出る北斜面に投下し失敗。12名が死亡する。
ショックのメリックは仕事を離れるが、レジーの説得で復帰する。
パイロットのサマンサは、友人を殺されたとメリックに反発する。
火災が発生。メリックは200年前の伝説的な火災に似ていると言う。
風速によっては、湖を越えるスーパーファイヤになり、町が全滅しかねない。
ベイリスを説得。避難命令を出す。
仲間と山へ遊びに出た娘ジルは、火事で取り残され、母は彼女を捜しに行く。
消火剤の投下は効果なく、地上班はシェルターと言うカバーに避難する事に。
メリックは無謀な消火を続け、飛行機を損傷させ、レジーも腹を立てる。
火が収まり、地上班は新人隊員以外全滅したとわかる。
メリックは特殊部隊が用意した気化爆弾を使用する事を考え、
命令を無視してサマンサと向かう。衝撃で火災は収まり、ジルらは無事救助される。
と言うわけで、山火事を消火する人々の話で、
主役がD・B・スウィーニーで以下知らない人ばかり。
主役は暗い過去があると言う感じだが、ちょっと似合わない。
火事が歴史上最悪の状態になっていくとセリフで言うのはいいが、
見ていても燃えているのが山ばかりで、町の火災があまり描かれないのでピンと来ず。
そして、全然関係ないところで、山で迷う家族の話もからむが、
逃げ場がないはずの若者たちに、探しに来た母親が簡単に合流するのはおかしい。
いろいろ分かれたりひっついたりするが、全員無事だし。
隊員がシェルターと言うカバーに避難する描写はなかなかすごい。
TV放送 2004/07/08 25ch 2100-2254
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ファイヤーフォックス(82)
監督 クリント・イーストウッド
ソ連は、最高水準の戦闘機ミグ31、ファイヤーフォックスを開発。
マッハ5で飛行し、思考のみで制御が可能だ。
ベトナムの悪夢に悩むガント少佐(クリント・イーストウッド)は、
ロシア語の才能を買われ、ミグ31奪取の計画に参加。
実業家に扮して入国。だが、KGBは謎の人物としてマークする。
協力者の科学者ワラノビッチと接触。騒ぎを起こす間に盗めと言う。
基地に侵入。パイロットのコスコフを倒し、ミグ31奪取に成功。離陸する。
ミサイル巡洋艦リガを突破するが、コスコフは2号機で追跡。
北極の氷原に着陸し、潜水艦で給油。囮でおびきよせるが、感づかれる。
2号機が現れ、激しい空中戦に。だが、後部ミサイルで撃破する。
と言うわけで、前半はイーストウッドらしからぬスパイ劇。
後半は、イーストウッドらしからぬ、特撮中心の航空アクション。
設定は面白いが、思考制御システムと言うのが現実性に欠ける。
ロシア語で考えろと言うが、文章化する必要があるなら、
ボタンを押した方が早いのでは。
音楽はモーリス・ジャール。
TV放送 93/11/13 08CH 21:02-22:54
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ファインディング・ニモ(2003年米)
マーリン クマノミ
コーラル マーリンの妻
ニモ マーリンの息子
ドリー ニモの目撃者。忘れっぽい
ブルース サメ
ギル 水槽の住人。何度も脱走に挑戦
ナイジェル ペリカン。マーリンの噂を伝える
ダーマ 歯科医の娘
クマノミのマーリンは、大きな魚に襲われ妻コーラルと多くの子供たちを失う。
唯一生き残った息子ニモを溺愛するように。
成長したニモは父の意に反し、冒険好きに。
ボートに近づきダイバーに捕らわれてしまう。
マーリンはニモを見たと言うドリーと共に、ダイバーが残したゴーグルの住所へ。
一方、ニモは歯科医の待合室の水槽へ。
歯科医の娘ダーマは凶悪で、トイレに流された仲間もいると言う。
ギルは脱走を計画。一番小さなニモがスクリューを止める役を負うが失敗。
マーリンは海流に乗る亀の群れと共に移動。シドニーへ到着する。
彼の噂はニモにも伝わり再び脱走を計画。
水槽を汚し、水を交換するスキに逃げようとするが失敗。
ニモは死んだフリをして海へ流される。
ニモがいないと知り失望するマーリンは、故郷へ戻る事に。
下水管から海に出たニモはついにマーリンと再会。
マーリンはニモに冒険話を語り、水槽の仲間たちも無事脱走に成功する。
と言うわけで、そもそも魚って子供は大量にいるはずで、
さらに、釣られたら連れて行かれるのは、魚にとってかなり遠方のはず。
と言うハンデを乗り越え、父が行方不明の息子を捜し出すという話。
後はサメとかカメとか、海なら出てくるお約束のキャラが登場。
冒険はあっても、まあ安心して見られる感じ。反面、ヒネリはあまりない。
DVD
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ファニー・ガール(68)
監督 ウイリアム・ワイラー
舞台女優を目指すファニー(バーバラ・ストライサンド)は
美人でないため敬遠されるが、ニッキー(オマー・シャリフ)の口利きで
大物ジークフェルドに雇われる事に。
台本を勝手にアレンジするが、才能を見込まれて大目に見られる。
1年後ニッキーと再会したファニーは、彼との愛を再燃。結婚する。
だがギャンブラーのニッキーは彼女の舞台よりもカードを優先。
仕事がないため、ファニーが手を回すが、気づかれて拒否される。
ニッキーは横領罪で逮捕され、2年後出所。
再会した2人は別れる事を決意するが、ファニーはやはり彼を愛していた。
と言うわけで、ストライサンド自身の「スター誕生」を思わせる展開。
こっちの方が先だが、個人的には見たのはあっちの方が先で
何だか、また同じ事をしてると言う感じであまり感心しない。
TV放送 2000/04/16 BS11 1920-2150
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「ファミリービジネス」(89)を見た。
「ファミリービジネス」はショーン・コネリーとダスティン・ホフマンと
マシュー・ブロドリックという豪華メンバーの一家が
(マシュー・ブロドリックは「ウォーゲーム」の主役のけっこう芸達者なやつだ)
家族代々続いている泥棒稼業をするという話で、
マシュー・ブロドリックの孫はショーン・コネリーの祖父に感化されて
泥棒をしたがるのだが、
ダスティン・ホフマンの父親はカタギの仕事がうまくいっているので
息子が泥棒をしようとするのをよく思わない。
しかし、結局は3人で泥棒をすることになるという筋らしいので
(実際そうだったけど)
懲りない連中のコミカルな話を連想したのだが
コミカルな部分はもちろんあったのだが、それはごく一部分にすぎなかった。
泥棒のシーンなどは1回しかない。
しかも、話のほとんどが3人だけで進むという
(あとダスティン・ホフマンの妻くらいか)
まったくもって家族の絆を描いたマジメな映画であった。
物語はニューヨークの下町を舞台にしている。
上記の通り、ダスティン・ホフマンの父親は精肉業がうまくいっていて、
優秀な息子であるマシュー・ブロドリックを
泥棒の祖父ショーン・コネリーに会わせたくない。
しかし、マシュー・ブロドリックはひそかにショーン・コネリーに会っていて
傷害で逮捕された祖父を保釈させたりする。
祖父の友人はみな怪しげな連中で、いつもどこからか「拾ってきた」品物を
格安で売る男もいれば、それを盗品と知りつつ買う警官もみんな仲間だ。
マシュー・ブロドリックはそういう世界に魅力を感じていたわけだ。
そのうち、マシュー・ブロドリックがヤマをもちかける。
彼のいた大学の教授が発明した新しいコウボ菌かなんかを盗んで売れば
100万ドルになるというのだ。
しかも、大学の研究室などガードは甘い。
というわけで、ショーン・コネリーは話に乗るが、もう一人仲間がいる。
変なやつに息子の仕事を手伝わせるよりはということで
ダスティン・ホフマンが職場復帰することになる。
仕事はコウボ菌の入った試験管とノートを盗み出すことだ。
ガードマンは一人。楽勝の仕事のはずだったが、
ノートを盗むのを忘れたことに気づいたマシュー・ブロドリックが引き返して
その際、あわててカードを使わずにドアをあけてしまったから
警報がなって逮捕されてしまう。
逃げだしたショーン・コネリーとダスティン・ホフマンはマシュー・ブロドリックを
何とかして外へ出そうとするが、共犯者を教えて試験管を返さなくては
マシュー・ブロドリックは懲役15年はくらってしまう。
共犯者が出れば、マシュー・ブロドリックは無罪になる。
ダスティン・ホフマンはショーン・コネリーの隠した試験管を弁護士に渡すが、
中身はただの水だった。
頭にきたダスティン・ホフマンは息子のことも考えて
ショーン・コネリーと自分が犯人だと自白する。
一方、ショーン・コネリーは教授が発明をできなかったために
水で会社をごまかし、わざと盗ませたというトリックをつきとめていた。
そして、10万ドルで弁護士を抱き込み、
30万ドルずつ分けようとするが逮捕されてしまう。
判決の結果、ダスティン・ホフマンとマシュー・ブロドリックは執行猶予。
ショーン・コネリーだけが懲役15年をくう。老いた彼にはこれは終身刑に等しい。
最初は刑務所のボスになっていたショーン・コネリーだったが、
やがて衰えて亡くなった。
以来、マシュー・ブロドリックとダスティン・ホフマンの親子の仲は悪化。
ダスティン・ホフマンの父は何もかも与えて息子の生きる道を決めてしまったが、
ショーン・コネリーの祖父は自分を相棒と見てくれたと
マシュー・ブロドリックは語った。
ようやくショーン・コネリーやマシュー・ブロドリックの生き方を理解した
ダスティン・ホフマンはマシュー・ブロドリックと和解するのであった。
というわけで、こりは何とも予想に反してマトモな映画であった。
ケチのつけどころはないんだけれども、
ちょっと拍子抜けしてしまったのも否定できない。
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ファミリー・プロット(76)
監督 アルフレッド・ヒッチコック
インチキ霊媒士のブランチ(バーバラ・ハリス)は、レインバートの相談を受ける。
彼女は、40年前に妹に私生児を捨てさせたが、遺産を渡したいと言うのだ。
ブランチの恋人ジョージ(ブルース・ダーン)は、運転手をしながら情報収集。
礼金を獲得したいが、私生児の事を知っていた運転手は25年前に死亡している。
フラン(カレン・ブラック)は、アーサーと共に、人質をとってダイヤを獲得。
ジョージは、運転手の友人シューブリッジの事を調査。
1950年に火事で彼も養子も死んでいた。だが、墓石が違う事に注目。
息子は65年に死亡したが、死亡届の申請は死体がないため却下された。
申請者のマローニー(エド・ローター)をたずねる。
実はアーサーこそ息子エディで、マローニーと共謀して養父母を殺したのだ。
アーサーはジョージらがかぎ回っている事を知る。
ブランチは、レインバートから、牧師が居場所を知っていると聞く。
そこで教会へ行くが、偶然アーサーが牧師を誘拐。
アーサーらは霊媒で感づいたと誤解し、処分を決意。
ジョージらはマロニーに呼び出されるが、彼は来ず、帰る事に。
だが、車に細工され、山道で暴走。暴れるブランチ。山に突っ込んで停車。
続いてマローニーの車に襲われるが、逃げたため崖下へ。
ジョージはマローニーの妻を問いつめ、エディがアーサーになったと知る。
だが、彼は仕事を強いられ、ブランチが1人で調査。
アーサーを突き止めるが、彼らはまさに人質とダイヤを交換に出かけようとしていた。
ブランチの目的が、遺産を渡すためだと知るが、牧師が見つかり、捕まえる。
伝言を見てかけつけたジョージは、屋敷に侵入。
アーサーらはダイヤを獲得して帰宅。秘密の部屋に監禁されたブランチを救出。
代わりに、アーサーらを閉じ込める。ブランチは本物の霊感でダイヤを発見する。
というわけで、ヒッチコックの遺作。
主役2人が、意外にヌケてるところが愉快。しかも、双方思い違いしている。
どんどん展開しながら、いいところで、ジョージが仕事のため離脱するのはいかん。
音楽ジョン・ウイリアムス。同じブルース・ダーンの「ブラック・サンデー」に似る。
TV放送 92/10/01 BS11 22:00-00:05
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ファム・ファタール(2002年フランス/アメリカ)
監督 ブライアン・デ・パルマ
映画上映会で、ヴェロニカが持つ1000万ドルのダイヤを狙う一味。
ヴェロニカからダイヤを盗み出したロールは、ボスらを裏切って持ち逃げする。
一味はロールを追跡するが、彼女にうり二つのリリーが自殺したと知り
彼女になりすます事に。飛行機で隣になったワッツ(ピーター・コヨーテ)と結婚。
7年後。カメラマンのバルド(アントニオ・バンデラス)は
新任のワッツ大使の妻をゲリラ撮影。一味はそれがロールだと気づく。
バルドはロールを尾行するが、逆に誘惑され、警察に誘拐犯として調べられる。
ロールはバルドと手を組み、狂言誘拐でワッツから金を巻き上げる事を計画。
バルドはひそかにそのセリフを録音し、ワッツに知らせようとするが、
ロールはワッツを射殺。さらにバルドも撃ち、彼の仕業にしようとする。
だが、一味に襲われ橋から落とされ殺害される。
気がつくと、それは夢で、ロールはリリーが自殺しようとするのを止める。
夢で2人の将来を見たロールは、運命を変えるべきだと言う。
リリーは運転手と出会い、彼にアクセサリを贈る。
7年後。一味はロールを追うが、運転手はアクセサリに光が当たり
運転を誤って一味をひき殺してしまう。
ロールは雑踏で人にぶつかり転倒。バルドに助けられ、見覚えがあると感じる。
と言うわけで、X−メンで妙になまめかしいウロコ女を演じた
レベッカ・ローミン・ステイモスが主演で、悪女を演じ
彼女がアントニオ・バンデラスと何やら、だましあう話かと思って見たがさにあらず。
主人公は確かに悪女っぽいが、途中で割に説明もなくうり二つの女性が出てきて
しばらくはどうなっているのか理解できず。
それがわかって、ようやくバンデラスが登場するが、
バンデラスが妙に気の弱い男で、悪事に手を染める気などなさそうだから拍子抜け。
主人公が悪女ぶりを発揮し、夫から大金をせしめようなんて展開は面白いのだが、
その後に大どんでん返しがあり、タイムトラベル物式展開になるとまた調子が狂う。
ちょっと「メメント」なんか連想させる感じとは思ったが、
しょせん夢落ちと言う気もするし、夢のままに物事が展開するのも、ピンと来ない。
TV放送 2004/11/03 BS05 1450-1552
▼
ファルコンダウン(2000年米)
記者コニーは、秘密兵器の開発に関する調査をする。
96年。カーソン大佐(ウイリアム・シャトナー)の指揮下で実験が行われるが、
戦闘機が謎の電撃で墜落。旅客機も同様の事故を起こす。
生還したハンクは軍法会議にかけられ、超音速旅行計画のファルコン号は中止となる。
3年後。CIAのシャロンは、ハンクに仕事を依頼する。
これにはカーソン大佐も関係していた。
実は、あの時ビーム兵器のテストをしていたのだが、事故になってしまった。
ファルコン号を開発していたロックウッド社は、独自に完成させ、
100億ドルで中国に売ろうとしていた。ビーム兵器を搭載できる唯一の機だ。
これを盗み出せるのはハンクだけで、成功すれば、現場復帰させると言う。
基地に潜入したハンクらは、見事機を奪う事に成功。
だが、実は一味こそ機を中国に売ろうとしている事に気付く。
追っ手を振り切り、一味と格闘して倒しながら、機は氷上へ着陸。しかし長くは持たない。
中国の潜水艦が大佐を乗せて現れるが、機は浸水して水没。
ハンクが暴れて、シャロンは浸水に巻き込まれる。
潜水艦は機を持ち上げようとするが、重量に耐えられず落下して爆発。
ハンクの乗った潜水艇だけが、無事浮上する。
中国政府は取材を拒否したが、その後コニーは行方不明になった。
と言うわけで、カーク船長が出ているから見たが、
日本未公開ビデオ作品みたいな感じで、
物語全体の雰囲気は、ファイヤーフォックス風。
ただ、1人で乗り込むのではなく、チームで乗り込むあたりが違い
彼らがすべて敵だったと言うわけ。
しかし、敵味方が同じ機にいるのに、意外にのんきにやられていくのがマヌケ。
なぜか敵でも女性は助けたりして、変な感じ。
機が海底に沈んでも平気だと言っていたのに、結局ダメだし。。。
何かアイデアだけで、おかしな事ばかり。
TV放送 2003/05/18 BS05 1800-1940
▼
ファンタジア(40)
トッカータとフーガ(バッハ)
暗闇に音楽に合わせて、光が見えかくれする。
くるみ割り人形(チャイコフスキー)
妖精が花に光を与え、花が踊り出す。金魚が踊り、枯れ葉が踊り、葉に雪が輝く。
魔法使いの弟子(デュカ)
ミッキーマウス扮する魔法使いの弟子が、魔法で水くみの仕事をほうきにさせるが、
寝ている間にあたりは水浸しになる。
春の祭典(ストラビンスキー)
宇宙が誕生し、やがて火山が噴火。生命、続いて恐竜の誕生。そして絶滅。
田園(ベートーベン)
オリンポスにユニコーンやペガサスたちが踊る。
時の踊り(ポンキュルリ)
宮殿にガチョウ、カバ、ゾウ、ワニたちが踊る。
禿山の一夜(ムソルゴスキー)〜アヴェ・マリア(シューベルト)
悪魔が町を闇に包み、死神や悪魔たちが踊り回る。
だが、教会の鐘と共に光がさし、朝日が登る。
というわけで、ディズニーの最高傑作などと言われると困ってしまうのだが、
音楽自体がサビの部分はともかく、全体的にあきてしまいがちで
映像の方も、ただただ踊るシーンばかりとかで、いやになってしまう。
一番面白かったのは、ミッキーマウスの出てきた奴だと言うのは俗だろうか。
LD
▼
「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」(2004年)を見た。
ファンタスティック・フォーと言うのはよく知らないんだが、
ヒーローが大勢出てくるアメコミの映画版と言うから、
基本的にはX−メンと同じ感じ。同じマーベルというから代わり映えしない。
しかも登場人物の設定が、Mrインクレディブルの影響を受けたと言うし
どうかとも思うのだが、ダーク・エンジェルのジェシカ・アルバがスクリーンに登場。
過去にも何作か出てはいるが、主役でしかも大作となると初めてと言う事に。
この後、シン・シティなど出演作が目白押しらしいが
ここはやはりアルバだけのためでも見る必要があると思って見た。
科学者リードと相棒で力仕事が得意と言うベンは、実業家ビクターを訪ねる。
実はリードもまた実業家だったのだが、負債を抱えて研究が続けられなくなる。
そこで、大学時代からのライバルであるビクターに頭を下げる事になったのだ。
リードは宇宙嵐の研究で、ビクターに支援を求める。
宇宙嵐を利用して、人間の遺伝子解明ができると言うのだ。
しかも、ビクターの宇宙ステーションにはシールドがあるので、
それに守られた状態で調査すれば安全と言うわけだ。
大学時代からリードに勝てないでいたビクターは、これを儲け話と考える。
彼は、自らこの計画に参加する事で支援を認める。
その結果、ステーションへ向かうメンバーは、
リードとベン、そしてビクター、
さらにリードの元恋人で今はビクターの研究所で働くスー(ジェシカ・アルバ)。
さらにスーの弟のジョニー(クリス・エバンス)の5人だ。
スーは研究一筋のリードの元を去り、今は何か冷たい感じ。
一方で、ビクターはスーをひそかに狙っていた。
ジョニーはパイロットだが、ルールを守ろうとしない破天荒な若者。
本来はベンがパイロットをする所だが、
ビクターに支援を受けている関係で仕方がない。
一行はシャトルで宇宙ステーションへ到着。接近する宇宙嵐に備えて準備。
まずベンが宇宙へ出て船外活動をする。
一方で、ビクターはスーにプロポーズするが。
スーが答えにとまどっていた頃、リードは異変に気づく。
到着にはまだ数時間あるはずの宇宙嵐が、数分で到達するとわかったのだ。
だが、ベンがまだ船外に。リードらは助けようとするが
ビクターは一人だけ助かろうとして、サッサとシールドを降ろしてしまう。
間一髪、船内に帰還したベンだが、一同は宇宙線を浴びてしまう。
気がつくと一同は、誰が連れ帰ったか地球に帰還していた。
診察の結果、特に体の異変はなさそうだが、しばらく診療所に入れられる事に。
一方、研究の失敗で、莫大な損失を受けるビクター。
ただちに対策を講じなければ投資家は手を引くと言い出し、途方に暮れる。
ジョニーは診療所の外が雪山なので、
こうはしていられないと勝手に抜け出して看護婦とスキー。
だが、滑っている内に、体が発火。
暴走した末、雪に突っ込み、溶けた雪が温泉状態に。
一方、リードは研究失敗を気にしていたが、スーが励ます。
相変わらず研究中心の彼に、もっと私を見てと言われるリード。
だが、彼女を見ると透明になっている事に気づく。
自身もそれに気づいて動揺し、ワインだかのボトルをテーブルから落とす。
届きそうもない位置なのだが、リードがスッと手を伸ばすと
その腕がゴムのように伸び、ボトルを受け止めてしまう。
一同は自分たちの異変に驚く。
宇宙線の影響でDNAに変化があったのではと推測するが。
もっとも変化が激しいのは、ベンだった。
彼は身体が岩のように変化した怪物に。それが耐えられず飛び出していってしまう。
事態を知ったビクターは、彼を捜すように指示。
リードらも捜し回る事にするが、実はビクターにも異変が始まっていた。
彼が興奮すると、身の回りの物が動くのだ。
ベンは恋人の所へ行くが、彼女もまたその姿には耐えられず逃げ出す。
失意のベンは、橋の上でしょげる。
ところが、そこへ自殺志願の男が。
ベンは彼を止めるが、動揺した男は道路の部分に転落。
あわててベンが飛び降り、走ってきたトラックに体当たりして男を救う。
さらに運転席に閉じこめられた運転手を救出するが、
かけつけた警官隊が彼に銃を向ける。
一方、偶然にもタクシーに乗ってこの橋にいたリードら。
ベンが騒ぎを起こしたと知り、かけつける。
人だかりで近づけないので、スーが透明になって向かえと言う事に。
だがまだ透明になるコツをつかんでいないスー。
体だけ透明になってもダメなので服を脱ぐが、
脱いだ所で体が再び見えるようになるハプニングあり。
この作戦が役立ったのかどうか怪しいが、とにかく一同は先へ進む事はできる。
その時、ぶつかった車の1台が爆発を起こし、
かけつけた消防車が橋からはみ出して転落しそうに。
火が平気なジョニーは爆発から少女を救い、スーはバリアを作って爆発を跳ね返す。
ベンは落下しそうな消防車を持ち上げ、
リードはすでに落下した消防隊員を、体を伸ばして空中でキャッチする。
事態は収まるが、再び警官隊はベンに銃を向ける。
だが、見ていた人々は彼はヒーローだと言い、おかげで銃を下げる事に。
いや、事故のきっかけはベンだろうと言う気もするのだが。
かけつけたマスコミは、彼らをファンタスティック・フォーだと称える。
なぜかここへベンの恋人もかけつけていたのだが、
結局彼女は耐えられず、婚約指輪を残して去ってしまう。
一躍ヒーローになって喜んでいるのはジョニーだけだった。
彼は勝手に4人に愛称をつける。
自分はヒューマン・トーチ、スーはインビジブル・ガール、
リードはミスター・ファンスティックで、ベンはザ・シングだと言う。
彼らは雑誌でも特集され、スーは追い回されて、また透明になって服を脱ぐハメに。
おちおち外へ出られないと嘆く。ジョニーだけは楽しまなくちゃと言うのだが。
3人は外見は普通だが、ベンだけは外見からして奇異なため
全身全霊で元へ戻すと誓う。
そのため、リードの研究室に集まり、宇宙嵐を再現して元へ戻す研究を始める。
宇宙線を浴びたスーツは、高温にも耐えるし透明にもなると言う都合の良い物。
ジョニーは恒星に匹敵する高音を出せるとわかるが、
それは地球を崩壊させかねない危険な技だ。
彼は勝手にバイクレースに参加して派手なパフォーマンス。
ベンのフィギュアを作り、決めゼリフは「鉄拳制裁タイムだ」などと決める。
失意のベンは、酒場で飲もうとするが、怪力で飲むのもままならない。
人々は彼をバカにするが、盲目の女性だけは彼を理解し、やがて親密に。
一方、結局投資家は手を引いてしまう。
祖国の何とかという国へ帰れとか言われる。
おまけに、研究はリード主導になり、スーもまた彼の所に居座るように。
女性は思うままだったビクターは、リードの彼女を奪う事に満足していたのだが
結局取り返されたような形で、その喪失感は計り知れない。
次第に顔の傷が大きくなり、パワーも増大していく。
医師は感染症の疑いがあるので隔離すべきだと言うが、
ビクターは医師を殺害。勝手に動き出す。
まずは投資家を光線で殺害。リードらに対する復讐を推し進める。
リードは装置をほぼ完成していたが、使用するにはまだ早いと判断。
しかし、ビクターに、リードはスーと長く一緒にいたいので
わざと研究を遅らせてると言われ、その気になったベンは怒って飛び出してしまう。
リードはベンを心配し、自らの体で実験する事に。
一件成功したかに思えたが、彼の体はさらにとろけた感じに。
特に説明もなく、この後元に戻っているのだが、リードは電力不足が原因だと考える。
盗聴していたビクターは、リードらの留守中にベンをリードの研究室に呼び出す。
電力不足は解消できるとして、ベンを装置に入れて作動させる。
そしてその装置に手を突っ込むビクター。
ベンは元の姿に戻るが、ビクターが強大な力を手にしていた。
彼は非力になったベンを倒し去る。これで1人クリア。
続いて、スーとジョニーのいるビルへミサイル攻撃。
ジョニーは火を発しながらビルから飛び降り、空を飛び続けるとミサイルが追尾。
何とか島に落として爆発。ビクターは2人倒した気になる。
さらにリードを捕らえ、
化学の時間だ、ゴムは高温でどうなるかとか、冷やすとどうなるとか言って弱らせる。
スーが透明になってかけつけるが、見つかってしまい、
もはや味方ではないと痛めつけられる。
皆が戦っているのに、自分だけ役に立てないと悔しがるベン。
自ら装置に入り、元の姿に戻ってしまう。
そして「鉄拳制裁タイムだ」と叫んでかけつける。
Dr.ドゥームと名乗り、怪しげな仮面をして暴れるビクターと格闘に。
高層ビルの窓を突き破り転落。下のビルのプールに落ち、
床を突き破って、水と共にさらに下へもろともに落ちる。
下の道路のトラックに落ち、道路へ出て対決。
そこへリード、スー、ジョニーもかけつける。4人対ビクターの体勢だ。
巨大なパワーで暴れるビクターに、歯が立たない4人。
そこでジョニーが恒星なみの高温で包み込み、
さらにその周囲をスーがバリアーでふさぐ。
激しい攻撃かに思えたが、ビクターは暖まっただけだと言う。
しかし、今度はベンが消火栓から水を出し、
リードがホースになってそれをビクターにかける。
化学の時間だ。高温になった鉄を急に冷やすとどうなる。
これは効果あって、ビクターは彼が作った銅像のように固まり動かなくなる。
ボートで彼らは勝利を祝う。ベンは盲目の女性と親しくなり、
ジョニーは女性をはべらす。
そしてリードは、これは理屈ではないと言ってスーに求婚。スーもこれを受ける。
その頃、ビクターの部下が、銅像になったビクターをコンテナに封印。
彼の祖国へ送っていた。近くでは電子機器に異変が。
それはビクターがまだ生きている事を意味しているように思えた。
と言うわけで、物語は主人公4人が能力を身につける序盤と、
もう1人の敵と戦う後半に分かれる。
展開はもう分かれすぎるくらいわかりやすくて、
こいつが悪者になって、アルバはこっちを離れてこっちにくっつくなんて予想が
ことごとく当たってしまう。
おまけに、4人の特徴が、原作があるからとは言えちょっと子供だまし的で
特にリーダー格が、体が伸びるだけと言うのはちと情けない感じ。
アルバは科学者には見えず、でもスーツを着るともうピッタリと言う感じ。
見せ場はそこそこ派手だが、
何となくスパイダーマンの二番煎じという感じで、しかも迫力で劣る。
X−メンとの違いは、主人公たちがもとは人間だと言う点。
後は、誰もが知っている有名人がその正体だという点。
そこが目新しい点と言えるが、まあそれだけで作品の魅力が出るわけでなし。
やはりここは、セクシーカットを含めたアルバの魅力で見せると言う感じか。
悪役がパワーを身につけて、悪の道に走るのはいいとして、
最終的に何をしたかったのかは、よくわからない。
ちなみに、この原作はかつて「宇宙忍者ゴームズ」(ゴムだから)と言う
アニメになっていたらしい。
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「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」(2007年)を見た。
ファンタスティック・フォーと言うと、
もともと宇宙忍者ゴームズと言う題名でアニメにもなったアメコミ。
これを今風の特撮で実写版映画にしたわけ。
とは言え、スパイダーマンとかの大作や、
大勢出てくるのでもXメンなどより認知度では落ちる感じで
普通だと見るかどうか微妙などころだが、前作も見たし
何と言ってもアルバが出ればだいたい見る。
リード・リチャーズ ミスター・ファンタスティック。博士。体が自在に伸びる
スー・ストーム インビジブル・ウーマン。リードの婚約者。透明になりバリアを張る
ジョニー・ストーム ヒューマン・トーチ。スーの弟。炎状になって空を飛べる
ベン・グリム ザ・シング。リードの旧友。怪力
シルバーサーファー 宇宙から来た謎の存在。地球に破壊をもたらすらしい
ギャラクタス シルバーサーファーを送り込んだ破壊神
ビクター・バン・ドゥーム ドクター・ドゥーム。4人の宿敵。破壊光線を出す
アリシア・マスターズ ベンの恋人。盲目
ヘイガー将軍 リードと因縁のある存在
フランキー・レイ大尉 ヘイガーの部下
宇宙から何かが接近。各地で異常寄生が発生。日本でも駿河湾が凍ると言う事態に。
軍のヘイガー将軍は、リードに調査を依頼する。
恋人スー(ジェシカ・アルバ)は、リードとの結婚を目前に控え、
彼が仕事を続ける事に不満を漏らす。
他のスーパーヒーローと違い、素性もハッキリしている彼らは、
常にマスコミに好奇の目で見られ、スーの勘違いファッション等と報じられたため
ストレスが貯まっていたのだ。
リードはそんな彼女を想い、表向き調査しないようなフリをしつつ
やはり科学者として気になるようで、ひそかに観測をしていた。
そして結婚式の日。式はビルの屋上で執り行われたが、
シルバーサーファーと言う、サーフボードに乗って高速で飛び回る銀色の男が接近。
周囲に異常が発生。
中継していたヘリが墜落しそうになり、スーはパワーでそれを止めるが、
式は大混乱し、スーは悲しむ。
高速で飛び回るシルバーサーファーを、ジョニーも飛んで追跡。
なかなか追いつかないが、ようやく追いつくと、
サーファーに触れられ、ジョニーの体に異変が。
うまく飛べなくなりやむなく帰還するが、
触れた相手と能力に入れ替わるようになってしまう。
おかげで、ベンが普通の体になり、ジョニーがごつい体になったり
スーが炎状になって飛び回り、服が燃え落ちて人々に裸をさらすお約束も。
サーファーは世界各地に現れ、混乱を巻き起こす。
しかも、彼は宇宙のいろいろな星に現れ、
8日後にはその星の文明を滅ぼしていると言う。もう一刻の猶予もないのだ。
テムズ川の観覧車にも現れ、観覧車がはずれる事態に。
リードがゴムのように体を伸ばしてつなぎ止めるが、
ジョニーも協力したいと乗り込んだために、能力が入れ替わり大混乱。
何とか納めるが、ヘイガー将軍には役立たずと非難されたりする。
一方、前作で倒したかに見えたビクターは、信者らの助けで復活。
ヘイガー将軍に取り入り、サーファー倒しに協力すると言う。
リードら一同は不信感をぬぐえないが、とりあえず組む事に。
サーファーはボードからパワーを得ていると考えたリードは、
ボードとサーファーを切り離す作戦をとる事に。
森で軍と共にサーファーを包囲。スーはサーファーと接触。
軍のミサイル攻撃からスーを守ろうとするサーファーに、
必ずしも悪い存在ではないと感じるのであった。
作戦は成功し、サーファーは捕らわれる。
捕らわれたサーファーは、なぜかロシアの研究所へ。
いくら全世界を股にかけた物語で、米ロも仲が悪くはなくなったとは言え、
米軍がロシアの研究所を使うと言うのは考えにくい気がするが。
リードら一同は、待機しろと言われて部屋に入れられるが、幽閉されたと気づく。
サーファーの扱いも心配だ。
スーは透明になって、拘束されているサーファーの所へ。彼から事情を聞く。
強大な力を持つ破壊神ギャラクタスに家族を人質に取られ、
サーファーは先発隊として利用されていたのだ。だが、もう辞めたいと言う。
一方、ビクターは協力の代償として、ヘイガー将軍からボードを得るが
たちまちパワーを得て、ヘイガー将軍を倒し、外へ出て大暴れする。
リードは、新しく開発した遠隔操作の乗り物を呼び出す。
と言うか、本部はアメリカだから、到着するのに何時間かかるんだよと言う感じだが
ただちに到着し、これに乗って研究所を飛び出して追跡。
万里の長城とかを破壊しつつ、あまり印象がないんだけど、
ここでビクターは倒したはず。一同は中国のどこやらの町へ。
今度はギャラクタスが地球に迫る。
強力な敵を相手に、ジョニーは4人の手をつないで、それぞれの能力を自分に集め
サーファーと共にギャラクタスに立ち向かう。
ついに敵を倒し、自由になったと言って去るサーファー。
一件落着だが、アメリカに戻ればまた事件に追い回されると心配するスー。
そこで、日本だか、中国だかよくわからない場所で
和服を着て結婚する、スーとリードであった。
と言うわけで、通常、この手のヒーローは正体不明である事が多いが、
本作の4名は誰もが素性を知っていて、スター扱いというところが異色。
冒頭からリードとスーが結婚しようとするが、事件発生がままならずと言うわけ。
まあ、アメコミでは両者は結婚して子供もいると聞いていたので
たぶん最後に結婚するんだろうなと想像したら、その通りに。
本作の敵はシルバーサーファーと言う存在で
宇宙から来たのにサーフボードに乗っていると言うデザインがちょっと引っかかるが
CGで描かれて、ビルをすり抜けたりする能力も持ち
ジョニーを上回る速度で飛び回ったりするのは、特撮の見せ所。
さらにそれを上回る存在であるギャラクタスと言うのも現れたりして
地球に破滅をもたらす危機になり、4名が各国を飛び回る大活躍。
米軍がドイツで捕らえたシルバーサーファーを、なぜかシベリアで取り調べしたり
そのシベリアから遠隔操作で乗り物を呼ぶとすぐ来たり、
位置関係とか距離感とかデタラメ。
日本とか中国とかも出てきて、世界を股にかけた活躍ぶりと言う事で
まあこれはこれでいいんじゃないの。
アルバは相変わらずで、裸になっちゃうお約束シーンもあるが
前作ほど存在自体が妙にHと言う感じでもない。
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ファンタスティック・フォー(2015年米)
リード 天才少年(セッションの主役)
ベン リードの親友
スー ストーム博士の娘
ジョニー ストーム博士の息子
ビクター 研究の参加者
起:リードらは転送装置を実験。
承:異次元へたどり着くが、参加者の体に影響が出る。
転:参加者ビクターが暴れる。
結:4人が協力してビクターを倒し、チームを結成する。
天才少年リードは転送装置を作るのが夢で、親友ベンと共に開発に取り組む。
7年後。科学コンテストで装置を披露し、バクスター財団が技術に関心を持つ。
計画にはストーム博士の娘スー、息子ジョニー、そして問題児ビクターも参加。
転送された物は異次元へ飛ぶと判明する。
ついに装置が完成し、猿の転送に成功。
NASAに成果を奪われそうになった為、リードらは独断で装置に乗り込む。
未知の世界に到着するが、何かが爆発し、ビクターが巻き込まれる。
基地にいたスーが一同を呼び戻すが、彼女もまた影響を受ける。
リードらの体には異変が起きていた。
リードは体が伸び、スーは透明に。ジョニーは体が燃え、ベンは岩の様な体となる。
能力を制御するスーツが開発され、ジョニーは能力を使って戦場に行く事を希望。
ベンは身を隠していたリードを見つけ出す。
スーと再会したリードは、全員の体を戻す事を決意する。
再び装置を作動させて異次元へ行くと、生きていたビクターを発見。
ビクターはブラックホールを生み出し、地球を吸い込もうとしていた。
かけつけた4人が力を合わせ、ビクターを倒す。
政府は4人との関係を維持する為、監視をやめて施設を与える事に。
彼らはファンタスティック・フォーと名付けられるのだった。
と言う訳で、ファンタスティックフォーのリブート版。
旧シリーズはジェシカ・アルバの魅力で持っていた面もあったが、
知名度の高い俳優さんがいない本作は最初から苦戦。
物語はリードやベンら、チームメンバーが出会った所から描かれ、
その点は好感が持てる。
彼らは転送装置の実験に失敗するが、影響でそれぞれが特殊能力を身につける。
とは言え、およそ1時間半の映画で、そこに至るまで1時間。
しかも、どういう能力が身に付いたかの説明はほぼない。
終盤は異次元に取り残されたビクターが暴れて、4人が倒す展開だが、
ビクターは異次元で暴れてただけで、人類の危機と言う印象ではない。
これからはチームで頑張ろうと言う所で終わるエンディングは悪くないので、
中身がスカスカって事ですかね。
TV放送 2016/07/30 WOWOW 2200-2340
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年アメリカ)
監督 ブライアン・デ・パルマ
ウインスロー・リーチ 作曲家
スワン 伝説のミュージシャン(ポール・ウイリアムズ)
フェニックス 女性新人歌手(ジェシカ・ハーパー)
ビーフ スワンに雇われる歌手
伝説のミュージシャンスワンは、作曲家リーチの曲に目をつける。
彼はその曲を自分の物にし、リーチは門前払いに。
麻薬所持の濡れ衣で刑務所へ入れられるが脱走し、スワンに会おうとする。
だがプレス機に頭を挟まれ醜い姿に。
スワンはそんなリーチに協力を求め、契約する事に。
リーチが見つけた新人歌手フェニックスも採用。
しかしまたしても曲を奪われたため、舞台に出た歌手ビーフを感電死させる。
フェニックスにも警告するが、彼女はスワンと親密に。
失意のリーチは自殺しようとするが、スワンは契約違反だと言う。
実はスワン自身もかつて魂を売る契約をし、永遠の命を得ていたのだ。
スワンはフェニックスと結婚し、式の最中に彼女を殺して見せ物にしようとする。
かけつけたリーチはスワンをたたきのめすが、自らも出血して倒れ息絶える。
と言うわけで、デパルマの初期の作品で、
オペラ座の怪人をロックでアレンジしたとかいう物。
カルト的な人気があるようだが、元ネタもよく知らないし、
今見ると、ロックの部分もたいした事ない感じ。
TV放送
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ファントム 開戦前夜(2012年米)
デミ艦長 (エド・ハリス)
アレックス・コズロフ副長 (マホーンの人)
ブルニー 技術部(デビッド・ドゥカブニー)
マルコム司令官 (ランス・ヘンリクセン)
1968年。退役の近いソ連のデミ艦長は、新たな作戦につく。
古い艦で、デミは過去にこの艦で火災を出し、部下を失った経験があるのだ。
以前部下だった技術部のブルニーが同行する事に。極秘装置の実験が目的だと言う。
ブルニーの指示で、艦はパナマ船の下に接近。
さらに米原潜が接近するが、装置を作動させると退散する。
ファントムと呼ばれる極秘装置は、どんな船にも偽装する事が可能で、
米艦にパナマ船と思わせる事に成功したのだ。
だがデミは、悪用すれば味方にも探知不能になると警戒。
ブルニーは、中国船に偽装して米艦をミサイル攻撃し、
米中を核戦争で自滅させようと考えていたのだ。
デミらは核ミサイルを無力化しようとするが、気付いたブルニーが艦を制圧。
ミサイルを発射されるが、撃ち合いの末、デミが艦を取り戻す。
ソ連艦の攻撃で艦は沈み、デミは副長らを投降させ、自らはブルニーらと留まる事に。
艦は引き上げられるが、かけつけた家族の姿を見たデミは、自らが死んだのだと知る。
ソ連原潜の謎の沈没について、米ソはコメントせず、
不発だったミサイルが海底に沈んだ。
と言うわけで、米ソ冷戦時代に実際にあったと称する話。
主人公はソ連の原潜艦長エド・ハリス。
副長はプリズンブレイクのマホーンでいずれも悪役経験者ですが、本作では正義の人。
彼らの艦にデビッド・ドゥカブニーが乗り込んできて、新しい装置の実験を行う事に。
それはスクリュー音を偽装し、他の船になりすますと言う代物だ。
だが、それは味方をも欺く事が可能で、
実際、ドゥカブニーは中国艦に扮して米艦を攻撃し、
核戦争で漁夫の利を得ようとしていたのだ。
どこまで実際にあったか知らないけど、
こんな007みたいな陰謀(割に安直な)があったとは信じがたい。
たぶんソ連原潜が沈没し、
米ソがなぜかコメントしなかったと言うあたりが事実で、後は創作では。
そう思うと、ミサイル発射をめぐる攻防も空々しい。
途中、艦を奪われたエド・ハリスらが、奪還しようと奮戦するあたりは面白いが、
さほど盛り上がらず。
DVDレンタル
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フィアー&デッド(1998年)
ロシアの宇宙ステーション、テスラに米国のシャトルがドッキング。
コンラッド(マイケル・パレ)らが乗り込むが、事故でステーションが損傷する。
一方、テロリストがステーションにいると判明。
もしステーションを地球へ落とされたら、何十万人の犠牲者が出る。
ロストフ警部は、コンラッドを怪しむ。船外活動するコンラッドはユーリを殺害。
ユーリはコンラッドが殺人犯と気づいており、恋人レネは地球へ通信しようとする。
だがコンラッドが妨害。乗員マックスはレネを救出してシャトルで脱出。
ステーションは大気圏に突入するが、燃え尽きて爆発。
シャトルは墜落するが、レネらは無事救出される。
と言うわけで、マイケル・パレが出れば何でも見るが
今回は宇宙ステーションをテロリストが占拠するという話で
ちょっと前にも似たような話を見たので、また可という気もしたが見ると
マイケル・パレは序盤から、ちょっと怪しい科学者の役で、いかにも怪しそう。
そう見せておいて、実は真犯人は別にいたと言う展開かと思いきや
最後までそのまま。物語としての主役は別の人だったというわけで
パレの活躍を期待した向きには、ちょっと失望させられる作品だが
最近のパレの事を考えれば、いかにもパレらしい作品という気もする。
TV放送 2002/04/12 BS05 2100-2240
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フィールド・オブ・ドリームズ(89)
レイ・キンセラ(ケビン・コスナー)は、父の影響の野球好き。
アニー(エイミー・マディガン)と結婚し、娘カリーンが生まれる。
ある日、レイはとうもろこし畑で妙な声を聞く。「おまえが作ればやってくる」
最初は意味不明だったが、やがて野球場が浮かび、シューレス・ジョーが来ると確信。
ジョーは史上最高のレフトだったが、八百長事件に関り、永久追放されていた。
レイは決断し、畑を切り開いて球場を建設。だが、家計は苦しくなる。
ある日、野球場にジョーが現れる。彼は野球さえできれば最高だと言う。
数日後、ジョーは仲間を連れてくる。農場を売れと言う義兄マークには見えない。
レイは再び声を聞く。「彼の苦痛をいやせ」
「彼」とは60年代に活躍した作家、テレンスマンだと確信。ボストンへ。
テレンスマン(ジェームズ・アール・ジョーンズ)を強引に野球観戦に連れていく。
「最後までやり通せ」と声がして、電光掲示板にムーンライト・グラハムの名が。
見たのが2人だけとわかり、彼らはグラハムに会うため、ミネソタへ行く。
グラハムは野球では活躍せず、医師になって、16年前に死んでいた。
いつのまにか72年を歩いていたレイは、グラハム(バート・ランカスター)と会う。
彼は一度だけ守備についたが、打席には立てず、それが彼の夢だった。
レイはテレンスマンと共に家へ戻り、途中、アーチー・グラハムと言う若者を乗せる。
球場へ戻ると、選手たちが増えており、グラハムを試合に招き入れる。
義兄マークは農場を売れと警告するが、カリーンは大勢が金を払って見に来ると言う。
彼女が倒れるが、グラハムが医師の姿になって診察。夢はかなったと立ち去る。
ジョーたちは今日は引き上げると言い、テレンスマンを連れていく。
テレンスマンは向こうを見届けて本を書くと約束。
ジョーは、あの声は君自身の声だと話し、彼の前に野球選手を目指した父が現れる。
父は天国は夢のかなう所だとと言い、レイはここがそうだと思う。
やがて、各地から車の長い列が集まってきた。
というわけで、ずいぶん評判のよかったこの作品だが、
幽霊が成仏できないと言う変な話で、それをとりつかれたように調査すると言う話だ。
謎めいた感じが面白い事は確かなのだが、なぜ野球でなくてはならなかったのかとか、
なぜレイが球場を作らないと、連中はプレーできないか等と、
どうも引っかかる事が多い。
最後には、全国から人が集まってくる事になるが、それの何が満足なのだろうか。
しかし、こんな事を言ってると、そんな人には選手たちが見えないと言われそうだ。
TV放送 92/04/17 04CH 21:00-23:12
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フィクサー(68)
監督 ジョン・フランケンハイマー
ロシア軍の侵攻でユダヤ人は虐待されるが、ヤコフはユダヤ人らしくない風貌で
ロシアの労働者に扮し、ニコライに気に入られて彼の工場で雇われる。
ニコライの娘ズィナイダに言い寄られ、これを拒絶すると、
彼女は強姦されたと主張し、ヤコフは逮捕されてしまう。
取り調べの結果、ヤコフの無実が判明するが、ユダヤ人である事が問題視される。
少年殺しの濡れ衣を着せられ、でっち上げの証拠で暴行を受ける。
検察官も有罪にする気だ。供述すれば釈放すると言うが、あくまでこれを拒否。
別の男の子供を妊娠したと言う妻レイズルに対し、父になる事は認める。
英米の抗議を受け、建国300年の大赦で釈放される事になるが、
裁判抜きで釈放されるのは拒絶。仕方なく裁判を受ける事になり
裁判所へ護送され、ユダヤ人の熱狂に迎えられる。
と言うわけで、フィクサーと言うから、何やら犯罪の黒幕の話かと思って
ちょっと違う話だったが、これはこれで面白い。
強力な力で危機に陥るが、あくまで抵抗し続ける物語はいいのだが
もう一息の所で終わってしまい、痛快な大逆転とかはない。
取調官にイアン・ホルム。政治色が強い事で知られるダルトン・トランボが脚本。
TV放送 2000/09/24 BS11 1920-2135
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フィスト(1978年米)
37年。食品を運ぶ仕事をしていたジョニー(シルベスター・スタローン)は
過酷な労働条件に抗議し、改善を勝ち取るが、主任の反発を受けてクビに。
トラック運転手の労働同盟フィストのマイクは、ジョニーと友人エイブを招く。
ジョニーらは運転手を勧誘。最初は見向きもしなかったが、
ジョニーの話術で次第に会員を増やす。
会社との交渉で、事故の際の治療費を要求。会社が拒否したためストを決行。
会社は警察を呼んで会員に暴行。仲間のモナハンが射殺される。
ジョニーは組織のビンスの協力を求め、次のストでは銃を使った荒っぽいやり方で
会社に要求をのませる。だが、バスコ(ブライアン・デネヒー)が入会を拒否。
ビンスの部下がバスコの妻に暴行した事は知らなかった。
さらにミラードが、組合関係の店にジュークボックスを入れるのにも協力。
エイブはこのやり方に不満で、ジョニーのもとを去る。
それから数十年。組合は巨大になり、マディソン議員(ロッド・スタイガー)は
活動に疑問を持つように。委員長マックス(ピーター・ボイル)が
組合の金の一部を私物化した事が発覚。ジョニーが新委員長として人気を集める。
マディソンはさらにジョニーにも疑いを。組合内でも対立が起こる。
ビンスやミラードは何も証言しなかったが、続いてエイブに証言させると言う。
だが、強盗に撃たれてエイブは死に、ジョニーは組織との関係を否定。
かつてのストの際の正当防衛にも疑問が。エイブの殺害指示も疑われる。
組合員の支持は受け続けるが、帰宅した際、何者かに撃たれて死ぬ。
と言うわけで、ちょっと人気の出たスタローンが、社会派劇をやりたくなったわけで
物語としては、次第に組合が力を持つまでの展開はなかなか見応えあり。
会社をギャフンと言わせるのはいいが、友人との関係が煮え切らず
また組織が関与しているのも気づきそうなのに、気づかないのが困りもの。
いきなり時代が数十年飛び、急に騒がれて殺されてしまって急に終わって驚かされる。
もう少し話を交通整理したら面白かった気もする。
とは言え、そこそこ面白かったのに、彼が二度とこういう作品に出ない所を見ると
儲からなかったに違いない。
TV放送 2002/03/31 25ch 1305-1500
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フィフス・ウェイブ(2015年米)
キャシー・サリヴァン (クロエ・グレース・モレッツ)
オリヴァー キャシーの父
サム キャシーの弟
ヴォーシュ大佐 (リーヴ・シュレイバー)
ベン・パリッシュ キャシーの同級生(ジュラシックワールドの兄)
エヴァン・ウォーカー キャシーを助けた青年
リンガー 軍のリーダー
レズニック 女兵士
起:アザーズと言う異星人が攻撃を仕掛ける。
承:キャシーは弟サムとはぐれる。
転:兵士ベンやアザーズのエヴァンと仲間になり、サムを救出。
結:捕らわれた若者たちを救うと誓う。
巨大な物体が地球に飛来。アザーズと呼ばれる。
電子パルスにより、車や飛行機が事故を起こし、大勢が死亡。
後に第1波と呼ばれる事態となる。
第2波として、地震や濁流が起こし、あらゆる沿岸都市や島が壊滅状態に。
第3波として、鳥ウイルスを蔓延させる。
看護活動をしていたキャシーの母は感染して死亡。
キャシーと弟サムは、父と共に難民キャンプへ避難する。
やがてキャンプに軍が到着。
大人と子供を分けると言われ、キャシーはサムとはぐれてしまう。
実は第4波として、アザーズは人間に寄生。
子供の検査は容易だが、大人の検査は困難と言う事情があったのだ。
検査を嫌がる者が抵抗し、撃ち合いで父は死亡。キャシーは1人森に逃れる。
子供たちはバスで軍の基地に到着。そこで訓練を受ける。
装置を通して見ると、寄生されている者がわかり、彼らを始末するのも訓練の内だ。
だが、キャシーの同級生ベンはこれに抵抗を感じる。
やがて、寄生されているのは上官ヴォーシュらで、
彼らは人間同士で殺し合いをさせようとしているのだと気付く。
キャシーは何者かに銃撃されて負傷。エヴァンと言う青年に助けられる。
キャシーはエヴァンを警戒するが、彼はサムを探すのを協力すると言う。
実は彼もまたアザーズで、他の連中よりも前から来ていたと告白。
彼女を愛するようになったと言うが、信じられないキャシーは立ち去る。
キャシーは隊を離脱したベンらと合流。
エヴァンもまた、君を選ぶと言って仲間に加わる。
彼らはサムの救出に成功。他の若者たちも救い出すと誓うのだった。
と言う訳で、クロエ・グレース・モレッツ主演のSFドラマ。
アザーズと呼ばれる異星人が襲来。
インデペンスデイの様に激しい攻撃をしてくるでなく
Vの様に友好なフリして接触してくるでない。
電子パルスやら大津波やら鳥インフルやらで攻めて、人類の大半は死亡。
一気に攻撃しろよと思いつつ、そこはリアルな描写と評価できる。
後半はクロエが弟を探して奮戦。
アザーズは人間に寄生するらしく、物体Xの様相も見せる。
クロエは同級生の有望選手だった兵士と、寄生されたけど平静を保つ若者
。。と言う2人に挟まれ、恋のトライアングルになると言う訳。
ただし、この点は盛り上がらない。
実はメイズランナーとかと同様の若者向けシリーズらしく
この後も続くようで、確かに消化不良な印象はある。
TV放送 2017/04/29 WOWOW 2200-2352
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フィフス・エレメント(97)
監督 リュック・ベッソン
謎の物体が地球へ接近。コーネリアス司祭(イアン・ホルム)は絶対悪だと言う。
言い伝えでは、風・土・水・火と5つ目の要素をそろえた時武器が得られるのだ。
モンドシャオン星人の宇宙船が破壊され、科学者はDNAからリールーを再生。
逃げ出した彼女は、コーベン(ブルース・ウイルス)のタクシーに飛び込む。
彼女こそ5つ目の要素で、4つの要素はフロストン星のオペラ歌手歌姫が持っていた。
軍はこの回収の任務に元パイロットのコーベンを指名。
一方、これを狙う司祭、ゾーグ(ゲーリー・オールドマン)、
ゾーグに裏切られたエイリアンがフロストン星へ向かう。
エイリアンの襲撃で歌姫は殺されるか、コーベンは4つの要素を渡される。
コーベンらはエイリアンとゾーグを爆殺。神殿へ向かう。
4つの要素を並べ、残るはリールーのみだが、
彼女は破壊を続ける地球人を救うことに疑問を感じる。
だがコーベンの愛してるの言葉ですごい光が放たれ、物体は破壊。地球は救われる。
と言うわけで、リック・ベッソン監督の描いた一風変わったSFの世界。
それほど深刻なテーマではなく、二転三転する前半の展開はなかなか面白い。
ただし、神殿に入ってからはいまいち。音楽はエリック・セラ。
TV放送 99/01/08 35CH 21:03-23:29
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15ミニッツ(2001年アメリカ)
エディ(ロバート・デニーロ)は、TVでも有名な刑事。
TV局のホーキンスと組んで、捜査を有利に運ぼうとする。
ロシアから来たエミルとウルグのコンビは、
強盗仲間で裏切ったミロスを追ってニューヨークへ現れ、彼と恋人を殺害する。
死体は焼かれ、消防署の放火調査班ジョーディは事件を調査する事に。
目撃者ダフネがいると知ったエミルらは、デートサービスから呼び出すが失敗。
ジョーディはエディと共に捜査する事に。彼らもダフネの存在に気づき、
出張サービスの元締めローズ(シャーリーズ・セロン)に聞きダフネを見つけ、
逃げたエミルらを追跡。だがエディの同僚レオン(エイブリー・ブルックス)が
銃を奪われてしまう。エディはキャスターのニッキーに求婚するつもりだったが、
レオンの財布から住所を知ったエミルらは、エディを殺害。その現場を撮影する。
ホーキンスに独占取材を条件に100万ドルで売る。
ジョーディはダフネと共に部屋に閉じこめられ、火をつけられるが辛くも脱出。
テレビではエディ殺害が報じられて大騒ぎに。
手柄をめぐって、エミルとウルグはケンカに。ウルグは逃走。
ジョーディはエミルを捕らえ、殺したい衝動に駆られるが、警察に引き渡す。
大金を得たエミルは、カトラー弁護士を雇い、精神疾患を主張。
映画化の話も出て、主犯をウルグに押しつける。
精神障害が認められれば、退院しても再審はないのだ。
エミルは入院する事になるが、現れたウルグはテープをホーキンスに渡す。
そこには、精神障害を演ずると語った映像が。これは俺の映画だと言うウルグ。
撃ち合いでウルグは撃たれ、エミルはニッキーを人質に取るがジョーディが射殺する。
と言うわけで、同じロバート・デニーロ主演で、「ショウタイム」と言うのと
ごっちゃになっていたが、こちらは至ってまじめな作り。
しかも中盤でデニーロが殺されてしまうと言うハプニングがあり、
後半はエドワード・バーンズと言う人が一人で奮戦。
家に火をつけられて脱出不能になってから、殺人現場が放送され、
さらに殺人犯と対決するまでの流れは、かなり緊迫感があってスリリング。
だが、よくよく考えると、なんで消防士が主人公なの?とか、
あんな事して罪には問われないの?等と気になる点が多くて
ちょっと展開に強引なところあり。
シャーリーズ・セロンとかキム・キャットラルなんてところが
チョイ役で出演しているのも見所かも。
キム・キャットラルはTV局のそこそこ偉い人の役。
TV放送 2004/01/30 35CH 2103-2314
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フィラデルフィア(93)
監督 ジョナサン・デミ
ミラー弁護士(デンゼル・ワシントン)の所へ
ライバルのアンディ弁護士(トム・ハンクス)が訪れる。
エイズになったと言うアンディは、それを理由に事務所を不当解雇されたと言うのだ。
事務所側は病気の事は知らず、能力上の理由だと主張。
裁判をめぐり市民は二分。ミラーはゲイを嫌うが法は守るべきと主張。
裁判中にアンディは倒れる。症状からエイズとわかったはずとして勝訴。
事務所側は上訴を予定するが、アンディは死ぬ。
と言うわけで、エイズに対する人々の偏見を批判した話。
テーマは面白いのだが、裁判の進め方が鮮やかとは思えずちょっと消化不良。
ゲイ仲間のミゲルにアントニオ・バンデラス。
事務所側の弁護士にメアリー・スティンバーゲン。
TV放送 98/09/05 BS11 21:30-24:00
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フィラデルフィア・エクスペリメント(84)
43年。米軍はレーダーより船舶を隠ぺいする実験を行う。
実験は成功かに見えたが、船自体が消滅。
デビッド(マイケル・パレ)とジムは、妙な空間を通過して、地上に現れる。
アリソン(ナンシー・アレン)の車を奪い、今が84年だと知る。
その頃、かつて実験に失敗したロングストリート博士は、同じ実験を行い
町全体が消滅する事態に陥っていた。周囲に異様なエネルギーが生じ、竜巻が発生。
ジムの体に異変が起こり、病院で光と共に消滅する。
デビッドは老いたジムや妻パメラと再会。
ジムは帰還したが、信用されず狂人扱いされていた。軍に追われ、デビッドは基地へ。
博士によれば、2つの実験のエネルギーが、時空を越えてつながったのだと言う。
遮断するには、船の電源を切るしかない。デビッドがそれをしたとの報告もある。
彼は嵐の中心に打ち込まれ、船の電源を切る事に成功。
船と町は回復。アリソンは帰還したデビッドと再会する。
と言うわけで、タイムトラベルを扱った作品だが、
43年の方では竜巻は起きないのかとか、デビッドが電源を切る事が歴史的事実なら、
もし行かなかったらどうなるのかとか、気になる事が少なくない。
ラストに帰還した船に、埋まった船員がいたのは妙にリアルだ。
製作はジョン・カーペンター。
TV放送 93/12/19 10CH 21:02-22:54
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フィラデルフィア・エクスペリメントU 超時空決戦(93)
43年。デイビッドは極秘計画で84年へタイムスリップする。
93年。計画の理論を利用し、物体を瞬間移動させるスーパーステルスが完成。
だが、実験によってデイビッドは世界が豹変した事に気づく。
そこはナチ支配50年を経たアメリカだった。反乱軍のロングストリーム博士と再会。
彼によれば、実験の影響で、核搭載のステルスがワシントンを攻撃したと言う。
ステルスの自称設計者マーラーの息子は実験を再開。
時間移動に平気なデイビッドのDNAを求める。
デイビッドは過去へ戻り、歴史を戻す事を決意。わざと捕らえられ基地へ。
反乱軍の襲撃の中、装置で43年のナチ基地へ。マーラーの息子も後を追う。
デイビッドはステルスを破壊。マーラーを射殺すると、息子は消滅。
デイビッドは次元の穴から、元に戻った93年に帰還する。
と言うわけで、スーパーステルスとか、ナチ支配のアメリカと言うのはすごいが
反乱軍とかちゃちだし、マーラーの野望もよくわからなくて、消化不良だ。
VHS
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ブーメラン(92)
化粧品会社の宣伝担当のマーカス(エディ・マーフィ)は、やり手でプレイボーイ。
企業合併でジャクリーンと言う女性の部下に格下げ。だが完璧な彼女に夢中に。
ついに接近するが、あくまで遊びの彼女に愛想を尽かす。
仕事がおろそかになり、心配する友人の恋人アンジェラと接近。
だがジャクリーンにも未練が。アンジェラはそんなマーカスに怒る。
本当に愛しているのはアンジェラと気づき、彼女と仲直りする。
と言うわけで、エディ・マーフィが復活をかけて失敗したと言う作品。
やり手と言うイメージの彼が翻弄される話は面白いが、
最初からアンジェラの方がよさそうだ。
人気モデル、ストランジェにグレース・ジョーンズ。
デザイナーのネルソンにジェフリー・ホールダー。黒人ばかりの会社だ。
アンジェラとTV「スタートレック」を見るシーンが。
VHS
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フェア・ゲーム(95)
刑事マックス(ウイリアム・ボールドウィン)は、発砲事件に巻き込まれた
弁護士ケイト(シンディ・クロフォード)を保護。
だが情報は筒抜けで、仲間が殺され、現れたFBIはニセ者。
使用した弾から、一味は元KGBの先鋭部隊と判明。
ケイトが担当のキューバ人の離婚訴訟で、財産として船を要求した件が絡むらしい。
殺し屋の追跡から逃げるが、ケイトが捕まる。マックスは殺し屋を倒し、一味の船へ。
元KGBイリア大佐(スティーブン・バーコフ)らの目的は、
キューバから撤退した仲間の金を、システムに侵入し独り占めする気だ。
だが撃ち合いで時限爆弾が作動。マックスらは逃げるが、イリアは逃げ遅れる。
と言うわけで、何とスタローン主演「コブラ」とは似ても似つかぬが同じ原作。
あれもひどかったが、今回もなかなかのもの。敏腕には見えない弁護士。
カード使った事から居場所が2度もばれる敏腕刑事。
仲間の金盗むだけなのに、これほど部外者を殺す必要があるのかKGB。
一味の目的は映画の最後の方までわからず、大佐が早口で説明するのも困りもの。
シンディ・クロフォードは暗いけど裸あり。
TV放送 97/11/23 BS05 20:00-21:32
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フェイク(97)
78年。街の顔役レフティ(アル・パチーノ)は、
鑑定屋ドニー(ジョニー・デップ)を気に入り弟分にする。
だが実はドニーはFBIの潜入捜査員だった。
ボスが殺されソニー(マイケル・マドセン)が後がまに。
FBIの指示でマイアミへの進出を提案。ドニーはソニーにも気に入られ
レフティは裏切られたと怒る。警察の手入れで一同が逮捕され、裏切り者の疑いが。
ニッキー一味を始末。レフティはドニーと、裏切り者のブルーノを襲撃。
だが作戦は終結し、FBIによって逮捕される。
ドニーがFBIと聞いても、レフティらは信じなかった。
やがて彼によって200件が起訴され、彼の首に50万ドルの賞金がかけられた。
と言うわけで、実話の映画化らしいが
顔役たちの対立が結構あって、潜入捜査官がトントン拍子に出世すると言う
印象は弱く、突然作戦が終結するのも中途半端な気がする。
TV放送 98/09/27 BS05 20:00-22:07
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フェイク・クライム(2010年米)
ヘンリー・トーン (キアヌ・リーブス)
ジュリー 女優
マックス 詐欺師(ジェームズ・カーン)
デビー ヘンリーの元妻
エディ ヘンリーの悪友(ショートサーキットの博士)
ジョー ヘンリーの悪友
フランク 銀行の警備員(ビル・デューク)
ダレク 演出家(プリズンブレイクのアブルッチ)
ヘンリーは、悪友エディらの銀行強盗に巻き込まれ、共犯として収監される。
1年後に出所したヘンリーは、銀行に隣の劇場から続く昔のトンネルがあると知る。
そこで刑務所で同室だったマックスに話を持ちかけ、金庫破りをする事に。
ヘンリーは欠員が出た舞台に俳優として参加。
主演女優ジュリーと親密になり、彼女には計画を明かす。
楽屋の壁を破ってトンネルを見つけるが、埋められていて2人で掘るのは無理。
そこで、かつての仲間ジョーを巻き込んで協力させる。
銀行に恨みがある警備員の情報を得て、決行日を決めるが、それは舞台の初日だった。
ジュリーは、大事な舞台が台無しになると反発。
さらに、ジョーの話を聞いたエディも強引に仲間に加わる。
決行日。ヘンリーが舞台に上がる一方で、
仲間はトンネルを貫通させ、大金を得る事に成功。
エディは独り占めしようとするが、改心したジョーに倒され、一同は退散。
だが、心残りがあったヘンリーは劇場に戻り、出番が終わったはずの舞台へ。
モスクワで待ってると告げ、ジュリーは了解するのだった。
と言う訳で、キアヌ・リーブスの金庫破りもの。
キアヌは悪友の巻き添えで、銀行強盗として逮捕されて刑務所へ。
出所後に、その銀行を見て行ける!と考えた彼は、
囚人仲間ジェームズ・カーンと組んで金庫まで穴堀りする事に。
その間にドタバタがあるんだけど、
厳重な警備装置を破ったり、秒刻みの緻密な計画だったりはしない、
どこかのんびりした70年代風の作戦。
これが意外に好感が持てて、
キアヌもこういう作品にいっぱい出ればいいのにと思わせられる。
ただし、ラストはいろんな事を中途でぶった切った印象で、
急に終わんなよと言ってやりたい感じ。
TV放送 2015/06/05 イマジカ 2100-2247
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フェイクシティ ある男のルール(2008年米)
トム 刑事(キアヌ・リーブス)
ワンダ トムの上司(フォレスト・ウィテッカー)
ビックス 内務調査官
ディスク 事件の担当(クリス・エバンス)
ワシントン トムの同僚
ワシントンの妻(ナオミ・ハリス)
サントス トムの同僚(プリズンブレイクのスクレ)
デミル トムの同僚
クレイディ トムの同僚
刑事トムは乱暴な捜査で犯人を射殺。犯人が先に撃ったように偽装する。
トムは、彼の行動を問題視する同僚ワシントンが、
内部調査官ビッグスと通じていると知る。
そこでワシントンと会うが、2人組の強盗に襲われ、撃ち合いでワシントンが死ぬ。
トムが疑われると考えた上司ワンダは、監視カメラを処分させる。
ディスクが事件を捜査。苦情係に回されたトムも、犯人逮捕に協力する事に。
やがてワシントンが麻薬を扱っていたと判明。
さらに2人組の死体が見つかるが、
彼らを殺した人物こそ、トムを陥れようとした黒幕だ。
トムは撃ち合いの末一味を倒すが、ディスクがやられる。
直ちに手配されたトムは、同僚サントスらに逮捕される。
悪事に手を染めた彼らは、ワシントンが麻薬に手を出した様に偽装して始末。
2人組も保安官補で、ワシントン殺しをトムの犯行に見せようとして失敗したのだ。
トムはサントスらを倒し、上司ワンダの所へ乗り込む。
ワンダこそ黒幕で、警官仲間が力を得るため、
時には犯罪行為を隠ぺいして金を蓄えていたのだと告白。
だが、トムは許さずワンダを射殺。
かけつけたビッグスは、トムが正しかったとして、見逃すのだった。
と言うわけで、キアヌによる刑事もの。
彼は強引な捜査が問題になるが、
彼も上司も同僚も、証拠を改ざんして、問題なかった事にするのが常習的に。
ある時、強盗事件に遭遇し、同僚が死亡。
この同僚は内部調査官に通じていて、
いわばキアヌには邪魔な存在だった事から、彼に疑いが掛かる。
それでも上司らはキアヌをかばい、いつもの様に証拠を改ざん。
キアヌはデスクワークに移される程度で済むが、
納得いかないと犯人や背後にいる黒幕を追うと言う訳。
まあ、何となく想像はついたけど、黒幕は警察内部にいて、
グレーな警官がよりグレーな警官を追う展開。その境界はよくわからない。
邦題の「ある男のルール」とは言い得て妙。キアヌにしか通用しない正義感です。
TV放送 2010/04/24 WOWOW 1650-1838
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フェイシズ(2011年米)
アンナ 女教師(ミラ・ジョボビッチ)
ブライス アンナの恋人
ケレスト 刑事
ラニヨン プロファイラー
フランシーン アンナの友人
ニーナ アンナの友人
女教師アンナは、友達と飲んだ帰りに、殺人現場を目撃。
自らも襲われ、川に落ちてしまう。
1週間後にアンナの意識は戻るが、
脳の襲撃によって、恋人ブライスの顔も識別できない失顔症になっていた。
ケレスト刑事によると、連続殺人犯の犯行らしい。
アンナは犯人の顔を見ていたが、今は顔を見ても認識出来ない。
アンナを助けたホームレスが殺され、周囲の人が皆不審人物に思える様に。
生徒たちの顔の区別がつかなくなったアンナは、休職を勧められる。
医師の助言で、ネクタイでブライスを識別するすべを覚える。
自信をつけて面通しに取り組むが、わからず失望する。
やがて紛失したアンナの携帯で、犯人から警告の電話があり、
友人フランシーンが殺される。
携帯はブライスのポケットで見つかるが、DNAは犯人と一致しない。
アンナはケレスト刑事と親密になるが、彼も髭を剃ると別人に感じてしまう。
アンナはブライスに呼び出されプロポーズされるが、愛してないと答える。
失望したブライスは、トイレで犯人に襲われ、背広を奪われる。
アンナはブライスと思って一緒に外へ。
危機を察知したケレスト刑事が急行。
犯人はプロファイラーのラニヨンで、だから証拠品にも近づけたのだ。
対決でケレストは負傷。
アンナが銃を取るが、ケレストとラニヨンの区別がつかない。
ケレストが血で顔に髭を描いた為に、アンナはラニヨンを射殺。
だがケレストも倒れて死に、雨で髭が洗い流された為、見分けがつかなくなった。
アンナはケレストに案内された島へ異動。
ここではなぜか、子供たちや島の人々が見分けられる。
人々の中に、彼の顔が見える気がするのだった。
と言うわけで、ミラジョボ主演のサスペンスだが、
彼女が撃ちまくる訳ではなくて、連続殺人犯を目撃した彼女が、犯人に怯える話。
過去にも似た話があったが、この映画の特殊な点は、
ミラジョボが失顔症と言う症状になり、犯人を識別出来なくなった点。
だが、犯人はそれを知らないと言うヒッチ風の設定だ。
ブラピも失顔症らしいんだけど、
この映画を見るまではそういう症状がある事もよくわかってなかった。
この映画では、失顔症を表現するため、複数の俳優を起用。
エンドクレジットを見ると、恋人役の役者が7人くらいいる始末だ。
私もあまり人の顔を覚えられない方で、
ミラジョボ級の役者は別として、脇役が混ざったりする事がよくあるが、
本作は映画自体がそういう作りになってるから厄介。
観客に犯人を推理させる(そして予想を裏切る)映画ではなく、
ミラジョボの混乱ぶりを描いた話かな。
やや実験的な面はあるが、アイデアは悪くなく、
石の識別に成功したミラジョボが感激するシーンなんかも良かったが。
TV放送 2013/05/10 WOWOW 2100-2242
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フェイス/オフ(97)
息子マイケルをテロ組織のトロイ(ニコラス・ケイジ)に殺された
FBIショーン(ジョン・トラボルタ)は、トロイを追いつめ射殺に成功。
だが、トロイの弟ポラックスが細菌兵器をどこかに仕掛けたと知り尋問。
口を割らないと考えた特殊班は、実は生きていたトロイの顔の皮膚をショーンに移植。
トロイに扮してポラックスから聞き出す事を計画。極秘に刑務所に潜入する。
だが奇跡的に意識の戻ったトロイは、医師を脅し、今度はショーンの顔を移植する。
ショーンとなったトロイは爆弾を解除し、テロ対策の全権を与えられる。
関係者は皆殺害され、正体を知る者のいないショーンは暴動を起こし脱走。
トロイに扮したショーンは、彼の仲間に接近し、打倒ショーンを持ちかける。
一方、ショーンに扮したトロイは乱暴な捜査を続け、反発する上司を殺害。
ショーンは妻イブに会い、事態を説明。医師であるイブは血液型から真相を知る。
トロイは隠れ家を襲撃し、恋人サーシャを殺害。さらにイブらを人質に。
ショーンはボートで追跡。トロイを倒し、手術で元の顔に。
サーシャの息子アダムを養子にもらう。
と言うわけで、ジョン・トラボルタとニコライ・ケイジと言う
いい役も悪役もできる2人が、それぞれ両方演ずると言う展開。
人間が入れ替わると言うSF的設定を、アクション映画に持ち込んだところが特色だが
なにぶん、話が分かりにくくなるのは難。
物語の方は、ジョン・ウー監督らしい派手な展開でいいが、無駄な描写も気になる。
ショーンが脱走の際に刑務官を撃つのは問題あり。
VHS
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フェイズW 戦慄!昆虫パニック(74)
監督 ソール・バス
天体の異変がアリの生態に影響を及ぼした。
アリ同士の争いがなくなり、天敵としていた昆虫が絶滅する。
異変に気づいたハッブス博士と助手レスコは、アリゾナの砂漠で調査に。
付近の住人は、アリの大群に襲われて全滅する。
アリは光を反射させ、研究所の温度を上げて攻撃。
超音波で反撃するが装置を壊され、女王を倒そうと外へ出たハッブスはやられる。
続いてレスコは女王の塚へ乗り込むが、改造されて仲間にされてしまう。
と言うわけで、ソール・バスが唯一監督したと言うSF作品。
アリが知性を持ったかのように人間を襲い出す話で
見せ方によっては、もっと面白くなったような気もするが、
全編単調な描き方で盛り上がりにも欠けて、ちょっと退屈な感じだった。
TV放送 99/02/23 BS05 22:00-23:30
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フェーズ6(2009年米)
ブライアン 若者(クリス・パイン)
ダニー ブライアンの弟
ボビー ブライアンの恋人
ケイト ダニーの恋人
フランク 同行した男
その娘 感染者
ブライアンとダニーの兄弟、それぞれの恋人ボビーとケイトは車で旅を続けていた。
病原菌で大半の人々が死亡。
彼らは長年使われていないビーチで、病原菌が死滅するのを待ち続けようと言うのだ。
途中フランクとその娘に出会う。
娘は感染していたが、ガソリンが必要になり、後部座席を密閉する事で同行。
フランクは新薬が開発されたと言い、一行は施設へ。
ブライアンらが乗り込むが、新薬は失敗したとわかる。
一方、ボビーは娘と車で待機するが、
娘の容体の変化に動揺し、密封のビニールがはがれてしまう。
ブライアンはフランク親子を置き去りにして出発。
ホテルに入り込むが、そこにいた連中に捕まる。
彼らはボビーが感染していると気付き追い払う。
ブライアンはボビーも置き去りにし、ガソリンを奪おうと女性二人組と撃ち合いに。
ブライアンが負傷し、ダニーが治療するが、ブライアンもまた感染していると判明。
ダニーはブライアンを置き去りにしようとし、抵抗するブライアンを射殺。
ダニーらは発症せずにビーチに到着。
何年生きられるかわからないが、孤独に暮らすだけだ。
と言うわけで、新カーク船長ことクリス・パイン主演のウイルスもの。
アウトブレイクみたいにウイルスを退治しようとするのではなく、
もう人類の大半が死んだらしい近未来の話で、アイアムレジェンドとかの路線か。
船長一行は安住の地を求めて移動。
彼らには、途中で生き残りの感染者がいても近づきすぎるな、
必要ならば見殺しにしろと言うようなルールがある。
だが船長の恋人がルールを破り、感染者の娘に同情したために感染。
やむなく船長は恋人をも置き去りにするが、自らも感染。
と言うように、次第に均衡が崩れていくと言う展開。
もう一つ緊迫感がないが、
もちろんハッピーエンドと言う訳でもなく、何だか淡々とした感じ。
TV放送 2011/05/18 WOWOW 2230-2400
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フェーム(80)
監督 アラン・パーカー
舞台芸術学校に、多くの生徒たちが受験。科目は楽器、演技、バレイ等だ。
ドリスは過保護な母親がついてくる。演技と称して物まねをする女性。
1年目。字の読めないリロイは、一般教養の時間を嫌がる。
ココ(アイリーン・キャラ)らは休憩時間も踊り出す。
入れないドリスは、ホモのモンゴメリーと親しくなる。
2年目。タクシー運転手のブルーノの父は、息子の曲を流して生徒たちは大喜び。
ダンスの才能がないと言われたリサは、自殺を考えるが演技に転向。
3年目。ドリスはラルフと接近。ブルーノはココと作曲をする。
ドリスは女優らしい名に改名。母親は彼女の変化に戸惑う。
あこがれの先輩であるマイケルが、まだバイトで下積みしている事を知る。
4年目。ラルフは漫談で仕事を獲得。ドリスと結婚を約束。
だが、次第に彼女を避けるように。一般の客の前では、彼のネタは受けない。
ココはスターの素質ありと言われ、裸の写真を撮られる。
やがて卒業公演の時が来る。
と言うわけで、全体にとりとめもない感じだが、けっこう楽しめる。
多くの生徒のうち、ココとブルーノ、ドリスとモンゴメリーとラルフを中心に展開。
印象としては、モンゴメリーとドリスがくっつくべきと思うが、それはない。
TV放送 92/12/29 BS11 22:00-00:15
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フェニックス(1998年)
警官ハリー(レイ・リオッタ)は、シカゴ(トム・ヌーナン)への借金で苦しむ。
警官仲間は話をつけると言うが、ハリーは何とか返済する気だ。
逮捕されているジョーイの口を封じれば、借金をなしにすると言われるがこれは拒否。
レイラ(アンジェリカ・ヒューストン)と言う女性と親しくなる一方で、
別の借金取りルイを襲撃し、金を奪う事を計画。
同僚のナッター(ダニエル・ボールドウィン)らを仲間に引き込む。
ルイの店へ押し入るが、正体がばれて射殺。金庫をこじ開け退散。二手に分かれる。
ハリーを恨む捜査官は彼を手配。
フレッドを射殺し、ヘンショーらはハリーが裏切ったと誤解。
ヘンショーとナッターは、警官に包囲され、銃撃戦の末死ぬ。
仲間の妻ケイティは、捜査官と手錠プレイで浮気しており、
警察にフレッド殺しとして通報。得た金をレイラに送金する。
シカゴの店へ行き、借金を返すが、彼と口論に。
シカゴらを射殺し、警察がかけつけるが、ハリーは息絶える。
と言うわけで、レイ・リオッタ主演で
「L.Aコンフィデンシャル」のような話と聞いていたので、
悪徳警官ものかと言うのは、最初から感じていた。
それでも、なぜか借金している相手には手を出さず、他の借金取りを襲撃。
いろんな人物がからんで窮地に追い込まれるが、
何だかご都合主義というようにも思え、
普通なら、そうは展開しないのではと言いたくなる感じ。爽快感もない。
TV放送 2002/07/20 01CH 0250-0450
▼
フェノミナン(96)
車修理工ジョージ(ジョン・トラボルタ)は誕生日に不思議な光を見る。
それ以来、彼の頭は冴え、たちまちポルトガル語を覚え、地震を予知。
行方不明の少年を捜すのにも、その能力を生かし、人々を驚かせる。
ジョージは人々のため次々アイデアを出すが、人々はUFOに会ったと気味悪がる。
主治医(ロバート・デュバル)は、脳の腫瘍が刺激を与えたのだと分析。
だがそのため、余命はわずかとわかる。
ワレン博士は脳手術したいと申し出るが、実験台にされる事を拒否。
拘束されるが脱走。人々のためにアイデアを残し、恋人レイスに見守られ死ぬ。
1年後。人々は亡きジョージの誕生パーティに集まっていた。
と言うわけで、不思議な力を得た男が大それた事はせず、人々のために役立てるが
なかなか理解されず、それでも愛され続けると言う話で、なかなかほのぼの。
友人ネイト役に、フォレスト・ウイテッカー。
ボブ博士に、新STのデータことブレント・スパイナーとあるが、ボブ博士って誰だ?
VHS
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フェリスはある朝突然に(86)
監督 ジョン・ヒューズ
サボリの名人フェリス(マシュー・ブロドリック)は、今日も仮病で欠席。
両親はまったく疑わず、妹ジニー(ジェニファー・グレイ)は不満だ。
校長のルーニー(ジェフリー・ジョーンズ)は尻尾を捕らえると躍起。
フェリスは恋人スローアン(ミア・サラ)を祖母の不幸と称して呼び出し、
本当の病欠キャメロンの父のフェラーリで街へくり出す。
母は帰宅するが、機械が寝てるように見せる。ルーニーは何とか家に入ろうと努力。
フェリスは高級レストラン等で要領よく遊ぶ。
ジニーは人々が兄を重病だと信じているのに頭にきて、不在を確認に帰宅。
ルーニーを強盗と勘違いし、警察に連絡。警察は信じず、母にまで怒られる。
だが、警察署で知り合った男(チャーリー・シーン)と親密に。
フェリスは走行距離を戻すため、車を逆走させるが失敗。
キャメロンは親の言いなりはヤメと、車を破壊する。
フェリスはあわてて帰宅。ルーニーに見つかるが、ジーンがかばい、ベットへ。
と言うわけで、サボリのためにいろんな機器等を駆使するわけだが、
見ていて大変そうで、あんなに苦労する必要があるのかと思うほど。
TV放送 92/12/22 08CH 03:00-**:**
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フォー・ウェディング(94)
チャールズ(ヒュー・グラント)は友人の結婚式で、
キャリー(アンディ・マクダウェル)と意気投合。
運命を感じるが、再会した時、彼女はヘイミシュと婚約していた。
彼女の結婚式、ガレスが死に、チャールズは真実の愛を待っても仕方ないと感じる。
そこでヘンリエッタと結婚する事にするが、キャリーが離婚したと聞き
迷った末、結婚式を中止し、彼女を愛していると告白する。
と言うわけで、プレイボーイで結構もてるが、真実の愛に悩む男の話で
キャリーを諦めていいのか悩むあたりは共感がもてるが、
ややちゃらんぽらんな所があって、ヒュー・グラント自体には好感が持てない
TV放送 96/04/17 BS05 19:00-21:00
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フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白(92)
39年。パイロットのダン(メル・ギブソン)は、恋人ヘレンに求婚できない。
そんな中、ヘレンは交通事故で意識が戻らず、死は間違いない。
ダンは友人ハリーの冷凍実験で、ヘレンの死を直視しない事にする。
92年。少年ナットらは解体直前の軍の倉庫で、冷凍装置を発見。
作動させると、ダンが目覚める。あの計画は極秘で誰も存在を知らない。
ナットの母クレア(ジェミー・リー・カーチス)を助け、彼女の家に泊まる事に。
ダンはハリーを探すが見つからず、彼に痙攣が始まる。
病院の診察で、急速に老化していると判明。彼の存在を知ったFBIに追われる。
ついにハリーの家を突き止め、彼の娘に会う。
ハリーは火災で死に、計画は戦争で忘れられたのだ。
資料から老化停止はできないと知る。ヘレンが生きていると知り、故郷へ急行。
ナットの手助けで飛行機を操縦。ヘレンと再会。ついに求婚を果たす。
と言うわけで、冷凍冬眠した男の話と言うと、ちゃちなSFみたいで抵抗があるが
50年ぶりに求婚すると言うラストは、なかなか感動的だ。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
TV放送 94/10/09 BS05 20:00-21:57
▼
フォーカス(2015年米)
ニッキー 詐欺集団のリーダー(ウィル・スミス)
ジェス ニッキーの恋人(ウルフオブウォールストリートの妻役)
ガリーガ レースチームのオーナー
マキューエン ガリーガのライバル
ニッキーを詐欺にかけようとしたジェスは、見抜かれてしまう。
実はニッキーがやり手の詐欺集団のリーダーだと知った彼女は、仲間に加わる事に。
集団は、スリやらカードコピーやらで、週に120万ドルも稼いでいるのだ。
ニッキーはジェスと親密になり、アメフトの試合を見物に。
そこでユアンという男と賭けをする事になり、負け続けて次第にエスカレート。
ジェスが呆れる中、仲間の金にまで手を出すが、負けてしまう。
最後にユアンの好きな選手を当てると言う賭けで、
ジェスに当てさせて何とか逆転勝利する。
実は、ユアンは有名なギャンブラーで、ジェスはカモにしたのだと白状。
彼の周囲に55と言う数字が目につくようにし、
1日かけて55番の選手を選ぶ様に刷り込んだと言う。
狼狽するジェスのおかげでリアリティが増したと言って、
用済みの彼女は捨てられてしまう。
それから3年後。
ニッキーは、レースチームのオーナーであるガリーガに依頼され、
ライバルチームのマキューエンを騙す事に。
ガリーガに不満があるスタッフに扮してマキューエンへの接触に成功。
だが、ガリーガの恋人がジェスだと知って動揺。
マキューエンにニセの装置を売り付けたニッキーは、ジェスと寄りを戻そうとする。
マキューエンに売られたのが本物の装置だと知ったガリーガは、
ニッキーとジェスを捕らえる。
ニッキーはジェスに近付いて、
データをコピーする装置を彼女の宝石に仕込んだと白状。
ジェスもまた、ガリーガの時計が狙いで接近したと言う。
ニッキーに嫉妬させる意図もあったのだ。
ガリーガの部下が腹を立て、ニッキーを射殺。ガリーガは始末しろと言って立ち去る。
部下は実はニッキーの仲間で、急所は避けたと蘇生に成功。
長年、ガリーガの近くにいて信用させていたと言う彼は、
ニッキーに詐欺の手口を教えた養父だった。
情けは命取りになると言う彼は、金をいただいて退散。
ニッキーとやっていけると確信したジェスは、彼を病院へ連れて行くのだった。
と言う訳で、ウィル・スミス主演のサスペンス(?)
相手役ジェスは、ウルフオブウォールストリートの妻役の人でなかなか魅力的。
ジェスはスミス率いる詐欺集団に仲間入り。スミスとも親密になる。
中盤で彼女をも騙すトリックで、大物から金を巻き上げるのに成功。
ここまでは、まあまあ面白い。
その後、用済みで捨てられたジェスは、
スミスの新たな標的の恋人に収まっていたと言う訳。
実は、ジェスの方が一枚上手でしたと言う展開なら良かった気がするが、
何だか中盤までの惰性で物語が続いてる印象でパッとしない。
TV放送 2016/04/03 WOWOW 1900-2044
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フォーガットン(2004年米)
テリー (ジュリアン・ムーア)
サム テリーの息子。事故死した
ジム テリーの夫
マンス 精神医(ゲーリー・シニーズ)
アッシュ・コレル テリーの知人。娘を失った元ホッケー選手
アン・ホープ刑事
ペタリス 国家安全保障局
テリーは息子サムを事故で失い、悲しみの日々を送っていた。
ある日、彼女は家族写真にサムが写っていない事に気付く。
ビデオにも写っておらず、夫ジムはそもそも息子などいなかったと言う。
精神医マンスは、流産のショックに耐えられず、架空の記憶を作ったと診断。
テリーには信じられないが、新聞にもサムが死んだ事故の記事が見つからない。
同じように娘を失ったアッシュに会うが、彼も娘などいないと言い出す。
だが、壁紙に隠された娘の絵を見ると動揺。
テリーは国家安全保障局と称する男に捕まるが、記憶を取り戻したアッシュが逃がす。
何者かが、記録だけでなく、記憶まで消しているらしい。
テリーを追うホープ刑事は、謎の男に不思議な力で飛ばされる。
テリーは、事故機に男が乗っていた事に気付く。マンスと合流し飛行場へ。
そこには男がいた。マンスは男の目的を知っていたのだ。
男は、親子の絆を断ち切る事ができるかの実験をしていたと言う。
テリー以外は成功し、彼女にサムを忘れさせる事が最終目的と言う。
だが死んだ方がましと、必死に抵抗するテリーの力に男は吹き飛ばされる、
帰宅したテリーは、無事な姿のサムと再会するのだった。
と言うわけで、ジュリアン・ムーア主演のサスペンス。
彼女には死んだ息子がいたが、ある時から周囲が息子などいないと言い出し、
記録さえ残されてない事が判明。訳がわからなくなると言う展開。
この手の話は2パターンあって、
アンノウンみたいに周囲すべてが騙そうとしていたパターンか、
ボディスナッチャーみたいな未知の存在による侵略行為だったパターン。
(主人公の妄想と言うパターンもあるけど)
本作では政府とかのレベルでない隠ぺい工作があり、早い段階から後者としか思えず。
ムーア自身も、中盤でそういう発言をする。
結局そういう事だったらしく、解決すると元に戻るが、
息子の死まで無かった事になるのは都合良すぎかな。
TV放送 2008/11/22 WOWOW 1620-1751
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フォーチュン・クッキー(2003年アメリカ)
遊びたい盛りのアンナ(リンジー・ローハン)は
セラピストで口うるさい母テス(ジェイミー・リー・カーティス)と何かと衝突。
学校でも問題ばかり起こし、再婚する母の介添え役をするのも気に入らない。
中華を食べに行った2人の前に現れた店長は、クッキーを食べさせ
互いの愛に気づけば、無償の愛で元に戻ると告げるが。
翌朝、気がつくと2人の体が入れ替わっていた。
戸惑う2人だが、とりあえずお互いのフリをして過ごす事に。
テスのカードを使って浪費するアンナ。
惹かれているジェイクが、テスに夢中になり複雑な想い。
一方、学校で自信の解答を、ベイツ先生に否定されショックを受けるテス。
テスはベイツがかつて自分に振られた相手と気づきやりこめる。
ロックの大会に出ないと言い、友人を失望させ、
アンナがケンカしているステイシーには嫌がらせを受ける。
テスは仲間と共にロックコンサートへ行かさせられるが、ギターが弾けず苦戦。
アンナが舞台裏から助け、何とか乗り切る。
テスは娘の気持ちを理解し、結婚式を延期しても良いと言うが、
アンナもまた母の気持ちを理解。
すると地震が起きて、二人の体が元に戻るのであった。
と言うわけで、体が入れ替わり、互いの気持ちが理解出来るようにと言う発想は
簡単に思いつく所では日本の「転校生」他、いろいろある気がするので
まあ割に安易な発想という所か。
結末もある程度予想のつく感じで、気楽に見られる感じ。
「転校生」ほど、互いが入れ替わったと納得させるほどの演技に変化はない。
TV放送 2005/07/30 BS05 2220-2400
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42 〜世界を変えた男〜(2013年米)
ジャッキー・ロビンソン 大リーグ初の黒人選手
リッキー ドジャースのオーナー(ハリソン・フォード)
レイ ジャッキーの妻
ウェンデル・スミス ジャッキーの広報係
レオ ドジャースの監督
1945年。戦地から野球選手たちが復帰。
だが大リーグは白人選手だけで、黒人は二グロリーグでプレイしていた。
ドジャースのオーナー、リッキーは、
周囲の反対を受けるが、黒人選手ジャッキーを採用する。
まずは配下のロイヤルズで試合出場。ブーイングの中、相手投手は勝負せず四球に。
ジャッキーは盗塁でかき乱して得点。続く試合でも活躍する。
47年。ジャッキーはドジャースに昇格。
選手たちは彼とのプレイに反対する嘆願書を書くが、
リッキーは激怒し、最後まで取り下げなかった選手はトレードに出される。
新聞も批判的な報道をする中、監督レオが女性問題で解雇され、代理監督に。
ジャッキーが活躍する中、罵声を飛ばし続けた相手チームの監督に味方選手が反発。
相手監督は保身の為、和解したと報じさせる。
ジャッキーの為にチーム全体が宿泊を拒否される事態も。
脅しの手紙を受け、ジャッキーは動揺するが、
リッキーは、はるかに大量の脅しの手紙を受けている事を明かす。
次第にファンも増え、白人の子供もジャッキーのマネをする様に。
優勝を決める試合でジャッキーはホームランを打ち、ドジャースは優勝する。
67年リッキーは野球殿堂入りを果たす。
ジャッキーは新人王となり、彼に続いて黒人選手が入団。62年に殿堂入りする。
4月15日は全選手が彼の背番号42をつけるジャッキー・ロビンソンデーとされ、
42は全球団で永久欠番となった。
と言う訳で、大リーグ初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンの物語。
戦後直後。大リーグは白人選手だけで構成されていたが、
ドジャースのオーナー、ハリソン・フォードは、
黒人選手ジャッキーに目をつけてスカウト。
それを快く思わないのは、観客、相手チームだけでなく、
味方チーム内部にもいたところ言う訳。
アウェイなんて言葉が生ぬるい状況の中、ジャッキーはチームを優勝に導く。
大変とは思うけど、凄いスランプになったりしないトントン拍子で、
物語的にはあまり盛り上がらない。
TV放送 2014/10/24 WOWOW 2100-2308
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47RONIN(2013年米)
カイ 浅野の家来(キアヌ・リーブス)
大石内蔵助 浅野の家臣(真田広之)
浅野内匠頭 カイの主君
吉良上野介 浅野と敵対(浅野忠信)
ミヅキ 吉良の家来(菊地凛子)
ミカ 浅野の娘(柴咲コウ)
将軍綱吉 (ケイリー・ヒロユキ・タガワ)
大石主税 大石の息子
リク 大石の妻
異国の血が流れるカイは、鬼子と言われるが、浅野に拾われ恩義を感じる。
吉良の家来ミヅキの妖術に惑わされた浅野は、
客人である吉良に刀を抜いたとして切腹に。
浅野の娘ミカは、吉良の妻となる事を命じられるが、1年の喪が許可される。
浅野の家臣大石は仇討ちを決意し、落ちぶれていたカイにも協力を求める。
カイを含めた47人の士が集まり、吉良とミカの婚礼の儀を襲撃。
カイは龍に変身するミヅキを倒し、大石も吉良を倒す。
将軍は、主君の為に戦った事は認めるが、カイを含めた全員に切腹を命ずる。
大石の息子だけは、赤穂に尽くせと免じられるのであった。
と言う訳で、ご存じ赤穂浪士の討ち入りをハリウッドで描いた作品。
浅野内匠頭は、妖術を使う菊地凛子を従えた吉良上野介(浅野忠信)に陥れられ切腹。
家臣大石内蔵助(真田広之)は仇討ちを決意。
異国の血が流れるキアヌ・リーブスも、浅野への恩義から参加すると言う訳。
日本人に馴染みの話にファンタジー要素を入れた為か評判悪かった様だけど、
最初からそんな出来と思って見ると、それほど間違ってない。
日本で物語を聞いた外国の人が、帰国後にうろ覚えで脚本書いた程度。
キアヌは架空の人物役で、いなくても物語に支障ない。
TV放送 2014/11/30 WOWOW 1930-2131
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フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い(2005年米)
ボビー 息子(マーク・ウォールバーグ)
ジャック 兄弟
エンジェル 兄弟(ワイルドスピード2の黒人)
ジェリー 兄弟。エブリンの世話をしていた
エブリン 里親
ソフィー エンジェルの彼女
グリーン刑事 (テレンス・ハワード)
ビクター・スイート ボス
ファウラー刑事 スイートと通じる
ダグラス議員 スイートと通じる
エバン スイートの手下
面倒見の良い事で知られるエブリンが、強盗に殺される。
ボビーら養子4人が葬儀に集結。非行がひどくて里親が見つからなかった連中だ。
復讐を誓うボビーは、最初から処刑目的でエブリンを殺したのだと考える。
2人組の犯人を突き止め襲撃。始末する。
エンジェルは、ジェリーが高額の保険を得たと知り、怪しむように。
だが保険金は孫娘のためのものと判明。
ジェリーの再開発事業計画が中止となり、エブリンが抗議していたとわかる。
ギャングのスイートが関与したと突き止めるが、一味の襲撃でジャックが殺される。
グリーン刑事は兄弟をかばい、スイートに通じるファウラー刑事を追及。
だがファウラーはグリーンを射殺する。
エンジェルはファウラーを襲撃。
ファウラーはグリーン殺害を白状するが、盗聴されていると思い込み、
エンジェルを人質に外へ。かけつけた警察に射殺される。
ジェリーは保険金でスイートと取引する事に。
保険金を手下に配ると言うと、手下たちはスイートに逆らうように。
かけつけたボビーがスイートを叩きのめし、氷の穴に沈める。
警察はボビーらに暴行まがいの尋問をするが、彼らは白状せず釈放に。
3人は壊された家を修理するのだった。
と言うわけで、マーク・ウォールバーグによる復讐アクション。
面倒見の良いおばさんが強盗に殺され、4人の義兄弟が集まる。
おばさんは多くの悪ガキの世話をしたが、
その中でも里親にもらわれなかった、札付きのワル4人だ。
彼らが養母の復讐のため立ち上がると言う訳。この設定だけで胸が熱くなる感じです。
復讐のためには容赦ないのも面白いが
若干入り組んだ陰謀が絡んだ為に、ちょっと勢いがそがれた感があり、
痛快になってないのが残念も。
TV放送 2007/05/27 WOWOW 2205-2353
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