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聖衣(53)
西暦30年代のローマ帝国。道楽者の護民官マルセラス(リチャード・バートン)は
摂政カリグラと対立し、エルサレム守備隊長に左遷される。
その地で、神の子と言われるイエスを処刑。だが、彼の衣にふれ感化される。
奴隷デミトリアス(ビクター・マチュア)らと共に教えを説くためローマへ。
新皇帝カリグラにデミトリアスが捕らわれ、マルセラスらは牢を襲撃。
カリグラはマルセラスを捕らえ、婚約者ダイアナと共に処刑する。
と言うわけで、シネラマ第1作だかとして名高い作品。
しかし、それらしいスペクタクルシーンは皆無。
聖衣で改心するのはいいが、「十誡」のような派手なシーンがあってもいいのでは。
TV放送 97/07/20 12CH 14:00-16:00
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青春の輝き(1992/米)
60年代ペンシルバニア。ユダヤ人のデビッド(ブレンダン・フレーザー)は
父(エド・ローター)らの期待を胸に、田舎町を出てボストンの進学校へ。
ここは上流階級の生徒ばかりで、転校生は珍しいがすぐにうち解ける。
しかし、ユダヤ人は差別されており、デビッドはそれを隠す事に。
ディロン(マッド・デイモン)が恋人と称するサリーは、デビッドをデートに誘う。
フットボールの試合でもいい所を取られ、デビッドに嫉妬したディロンは
彼がユダヤ人であると気づき、皆に公表してしまう。
「ユダヤ人は去れ」と落書きされ怒るが、犯人は不明のまま。サリーも避けるように。
試験で自信のないディロンは、カンニングをするが、このメモが教師に見つかる。
教師は名乗り出ねば全員を落第にすると言い、ディロンはデビッドの仕業だと言う。
デビッドは否定するが、皆の不信感はむしろデビッドに向けられ、
多数決でデビッドが犯人にされる。不満だがデビッドは彼らのやり方に従う事に。
校長の所へ向かうが、ディロンのカンニングを目撃していたケルトが密告する。
デビッドは許され、ディロンが退学に。
それでもディロンは悪びれず、10年立てばこの事は忘れられるが、
ユダヤ人はユダヤ人だと言う。デビッドはゲスはゲスだと言い返す。
と言うわけで、登場する面々が、
ブレンダン・フレイザー、マット・デイモン、クリス・オドネル
そして、ベン・アフレックなんてそうそうたる人々で
彼らがやや前に出た青春もの。
主役なのは、この映画とは違う路線へ走ったフレイザーで
非の打ち所の無いような好青年を演じ、
同室のクリス・オドネルも、ちょっとばかりうろたえる所はあるが
基本的に、ありえないくらいいいヤツ。
一方、ベンはかなり脇役で、後ろの方をウロウロしているだけだったり
最後にもめる時だけ目立って、悪い方の1人という感じ。
一番悪いのは、マット・デイモン。
彼は、フレイザーがユダヤ人である事を差別していると言うよりは
むしろ、自分の立場をよくするために、その事を利用しただけという感じ。
普通、この手の話は、最後の大げんかの末、わかりあったりするか、
悪いヤツが懲らしめられたりするものだが、
どちらにもならないので、ちょっと煮え切らない感じ。
まあ、ユダヤ人が差別されていると言うのは知っていても日本人的にはピンと来ず、
しかも、黒人とか1人も出てこないから、どの程度の差別なのかは、とらえにくい。
VHS
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生体兵器 アトミックジョーズ(2004年米)
ネイサンとマーラ夫妻は、ホオジロザメの遺伝子研究をしていた。
研究には軍のレモラ将軍らが参画。テロ組織に奪われたロシアの核爆弾を追うため
制御された6匹のサメの軍隊を利用する事に。
だが、サメが制御不能になり、犠牲者が。
同僚エイブリーがプログラムを書き換えたためと判明。
マーラがプログラムの解除に成功。
核爆弾を抱えたサメは、黒幕だった将軍に突っ込み自爆する。
と言うわけで、C級とは思いつつ、派手な展開を期待して見る。
遺伝子操作されたサメが暴れる話と言うので、ディープブルーみたいな話と思うが
これが、水面は作り物のヒレ、水中は地味なCGのみ。
特撮がヘタでも、次々人が襲われても良さそうなのに、
なぜかほとんど襲われる人がおらず、物語もこの手の話にしてはかなりのんびり。
6匹もいるのに退治されたのは、2匹だけだし。派手なシーンは皆無。
DVD
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西部開拓史(62)
125年前。西部は白人もほとんど踏み込まず、インディアンも友好的だった。
やがて、プレスコット一家らが開拓目的に現れる。
長女イブ(キャロル・ベイカー)は、山男ライナス(ジェームズ・スチュワート)に
一目ボレ。一家のイカダは急流に飲まれ、両親が死亡。イブはライナスと結婚。
1848年。舞台に出た次女リリー(デビー・レイノルズ)は、金山をもらう。
山師ベーレン(グレゴリー・ペック)は彼に接近。
2人は結婚するが、金が掘り尽くされたとわかると、ベーレンは消える。
やがて成功したベーレンは、リリーと再会。2人は結婚する。
南北戦争を終え、イブの息子が帰宅すると、両親は死んでいた。
東西を列車で結ぶ工事が行われる。コースが変わった事に、インディアンが怒る。
イブの息子は、父の友人ジェスロ(ヘンリー・フォンダ)に仲介を頼むが失敗。
ベーレンが死に、リリーは農場をやるため、保安官の甥ゼブ一家を呼ぶ。
旧敵ギャンが列車襲撃するのを阻止。一家は出発する。
というわけで、いろんな話が出てくるが、西部劇を期待すると大はずれ。
大勢出てくるが、扱いも軽く、何だか内容が薄すぎる。
グラント将軍の相談役に、ジョン・ウェイン。
鉄道工事の監督に、リチャード・ウィドマーク。
TV放送 92/07/11 BS11 22:00-00:45
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ゼイリブ(88)
監督 ジョン・カーペンター
テレビに妨害電波が割り込む事件が頻発。
肉体労働者のネイダは、教会で妨害電波を流すのを目撃。警官がここを襲撃。
逃げたネイダは、教会で大量のサングラスを発見。
このサングラスを通して見た町には、暗示用の文句があちこちに書かれ、
ドクロ顔のエイリアンがウロウロしていた。
愕然としたネイダは警官を倒し、ショットガンを奪いエイリアンを次々と殺害。
おたずね者のネイダは、友人のフランクに無理矢理サングラスをはめさせる。
2人は、抵抗組織の会合の場に行き、サングラスに代わるコンタクトレンズをもらう。
エイリアンはひそかに人間社会に浸透し、人間を洗脳し、地球を利用していたのだ。
だが、警官が襲撃。ネイダらは、エイリアンから奪った瞬間移動用の時計で脱出。
着いたのは、エイリアンの秘密基地だった。
エイリアンは地球人の一部の人間と結託していた。
ある男の案内で、テレビ局へ連れていかれる。
そこがエイリアンの電波発信基地と考え、2人は襲撃。
抵抗組織のホリーという女性に会うが、実は彼女もエイリアンの仲間だった。
ネイダはホリーを射殺。かけつけたヘリがネイダを撃つが、ネイダはアンテナを破壊。
電波は途絶え、エイリアンたちのドクロ顔が、人々の前にあらわになった。
というわけで、
ひそかにエイリアンが地球に浸透していたと言う設定は、なかなか面白い。
しかし、サングラスを通してドクロ顔に見えたからと言って
いきなり、射殺しまくる主人公は意外に乱暴な奴。
後半は抵抗組織とか出てきて、TV「V」のようでちと雰囲気がおかしくなってくる。
人間社会に潜んだエイリアンが意外におとなしいのが変。
まあ、たいして期待していなかった映画なので、細かい事はよしとするか。
TV放送 91/09/29 10CH 21:02-22:54
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セイント(97)
遺児ジョンはサイモン・テンプラー(バル・キルマー)と名乗り
変装の技術を生かして、ロシアの石油王イワンから最新のチップを盗み出す。
今度はイワンに呼ばれ、エマ博士(エリザベス・シュー)の
エネルギー問題に革命を与える低温核融合の技術を盗めと依頼される。
サイモンはエマに接近。化学式を盗み出すが、それだけでは未完成だった。
イワン一味はサイモンとエマを追うが、米大使館へ逃げ込む。
そこでイワンはこの技術をロシア大統領に売り、失敗させて失墜させようとする。
サイモンはエマに化学式を完成させ、それを科学者に知らせる。
イワンは民衆の前で技術を公表するが見事に成功。
大統領の手柄とされ、イワンは逮捕される。
と言うわけで、かつてのロジャー・ムーア主演のTVシリーズの映画化。
変装を使って神出鬼没なのが見所のはずなのだが、
最後の決め手は、科学者の夢の発明のおかげとは拍子抜けだ。
TV放送 99/01/09 BS05 20:00-21:57
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世界が燃えつきる日(77)
敵国のミサイル攻撃で、第3次大戦が勃発。全米各都市は破壊。
地軸が歪み、異常気象が発生。巨大なサソリ等が現れる。
ミサイル基地の生存者、デントン少佐(ジョージ・ペパード)は
特殊車輌ランドマスター号で大陸を横断し、生存者を探そうと言う。
事故で基地は全滅。タナー(ジャン・マイケル・ビンセント)や
キーガン(ポール・ウインフィールド)が同行する事に。
途中、ペニーが事故死。ベガスの廃虚でジャニス(ドミニク・サンダ)を発見。
キーガンが殺人ゴキブリに殺され、家族を失ったビリーが仲間に。
大津波の後、青空となり、一行は人々の歓迎を受ける。
と言うわけで、ランドマスター号がキャンペーンに来た記憶がある作品。
話自体は呆れるほど退屈で、登場人物は5人程度だから陳腐な映画だ。
ミサイル基地のランダース将軍に、マーレー・ハミルトン。事故で死ぬ。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
TV放送 94/05/18 12CH 14:00-15:30
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世界崩壊の序曲(80)
火山島に、ギルモア(ウイリアム・ホールデン)所有のホテルがオープンする。
だが、石油を採掘するハンク(ポール・ニューマン)は噴火の危険を指摘。
共同経営者のボブは反論するが、噴火は始まり、島の半分は溶岩に沈む。
津波や地割れで町は崩壊。人々はホテルへ逃げ込む。
ハンクは丘へ逃げる事を提案するが、ボブは残るよう指示。大半の客はとどまる。
崩れた橋で数名を失うが、島の反対へ避難。ホテルの客は噴火で全滅する。
と言うわけで、「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」の
アーウィン・アレンが製作し、それぞれの出演者を少しずつ出して
似たような展開をくっつけた安易な話。
火山島だからいろんな事が起こるのが売りだが、見せ場が橋を渡るだけとは。
ギルモアの助手で、ハンクの恋人デリーにジャクリーン・ビセット。
ホテルの接待係で、ボブと不倫仲のイオラニにバーバラ・カレラ。噴火で死ぬ。
観光客で、引退した綱渡りのバレティスにバージェス・メレディス。橋で才能を発揮。
横領犯を追う刑事トムにアーネスト・ボーグナイン。目をやられ、犯人に助けられる。
観光客のトムにパット・モリタ。橋で転落して死ぬ。
音楽はラロ・シフリン。
TV放送 94/01/05 08CH 03:21-05:05
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セカンド・チャンス(83)
25年の休暇より戻った天国のボスは、地上の混乱に再び洪水を起こすと言う。
借金に悩む売れない発明家ザック(ジョン・トラボルタ)は銀行強盗をするが、
窓口のデービー(オリビア・ニュートン・ジョン)にニセ札を渡されて失敗。
借金取りに追われ、デービーと激突。2人とも死亡した。
天国のボスは、7日以内に2人が改心すれば地球を救うと約束。
時間を逆転させ、生き延びたザックは、デービーから金を奪い返す。だが接近。
天国のチャーリー(チャールズ・ダーニング)らが四苦八苦する中、悪魔は逆に妨害。
ザックは警察の誘導尋問で自白。デービーが逮捕される。
証拠のテープが紛失し、デービーは釈放されるが、2人の仲は気まずくなる。
やがて強盗事件でデービーが人質に。飛び込んだザックは、格闘で撃たれて死ぬ。
だが、デービーの愛のおかげでザックは甦る。強盗は、悪魔の演技だった。
と言うわけで、「グリース」のコンビが再び共演したと言う作品。
銀行強盗がだまされるエピソードは面白いが、2人が親密になる過程がいまいち。
TV放送 94/06/06 12CH 14:00-15:30
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絶叫屋敷へいらっしゃい!(91)
監督 ダン・エイクロイド
銀行家クリス(チェビー・チェース)は、弁護士ダイアン(デミー・ムーア)と
サンツ社へ行く事に。旅行と誤解してブラジル人兄妹も同行。
途中、田舎町を通ると、警官デニス(ジョン・キャンディ)に交通違反で逮捕される。
判事(ダン・エイクロイド)は明日まで監禁する事に。
この土地は、判事の祖父がだまされ、採掘されたのだ。
奇妙な雰囲気に、ブラジル人兄妹は逃走。デニスに捕まるが、買収し逃げる事に成功。
屋根裏部屋で、多くの行方不明者の身分証を発見。判事らは人殺し一家らしい。
クリスは判事に孫娘エルドナ(ジョン・キャンディ)との結婚を強制される。
拒否したため、処刑マシンに。だが、故障のため助かる。
判事は刃物だらけの車で、ダイアンを人質に。クリスは火をつけダイアンと逃走。
列車に飛び乗り、警察に報告。だが、大物の判事には警察も逆らえなかった。
ところが、炭坑が爆発。屋敷が沈み、クリスらは危うく脱出。
しかし、テレビのニュースには、まだ生きている判事が映し出された。
と言うわけで、ダン・エイクロイドが監督をして自身も登場。
怪物のようなボーボーも含めて3役をやり、ジョン・キャンディも2役。
どうも、バタ臭いと言うか、こんなのでウケるとでも思ったの?と言う感じ。
音楽は、マイケル・ケイメン
TV放送 93/02/12 BS05 11:45-13:20
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セックスと嘘とビデオテープ(89)
アン(アンディ・マクダウェル)は弁護士の夫ジョン(ピーター・ギャラガー)と
暮らすが、アンはジョンとのセックスを避け、彼はアンの妹シンシアと浮気。
アンはジョンの旧友グレアム(ジェームズ・スペーダー)と知り合う。
不能だと言う彼と意気投合。だが彼には女性のセックス談を録画する趣味があった。
アンはショックを受けるが、ジョンの浮気も知り自らも録画をさせる。
グレアムの影響でジョンと別れる決意をしたアンは、逆にグレアムに質問する。
彼は人と関わらないよう生き方を変えたと言う。
グレアムはテープを捨て、アンはジョンと別れグレアムと暮らすようになる。
と言うわけで、何やら面白げな設定だが、
グレアムがどうして不能になって、録画の趣味を始めたのかよくわからないまま。
アンがジョンに愛想を尽かし、グレアムならいいと言うのもよくわからず。
TV放送 98/11/01 25CH 14:00-16:00
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絶体×絶命(98)
シカゴ警察のフランク(アンディ・ガルシア)は、
白血病の息子マットへの骨髄移植適合者を捜しついに突き止めるが、
殺人犯終身刑囚の中でもかなり凶悪な、ピーター(マイケル・キートン)だった。
知事の許可を得て手術が行われるが、ピーターは麻薬で麻酔の効果を受けず
指を折って手錠をはずし逃走。フランクは追跡するが、射殺すれば移植はできない。
ピーターは病院を逃げ回り、感染症病棟へ。警察は射殺を試みるがフランクが妨害。
警部らは通路から接近するが、通路を爆破する気と知りフランクは事前に爆破。
ピーターはヘリを呼ぶがそれでは逃げず、マットを人質に地下の通路へ。
車を奪い逃げるがフランクも追跡。ピーターは河へ飛び込むがフランクが救出。
移植手術は成功するが、病室のピーターはすでに銃を入手していた。
と言うわけで、息子の命を助けるため、はからずも凶悪犯の手助けをするハメに
と言う展開で、凶悪犯が暴れ回るあたりは「羊たちの沈黙」を思わせるのだが
ピーターは病院からなかなか出られず、後半はたいして死者も出ないので
凶悪ぶりも中くらいと言う感じ。すごく面白くできる発想なのに残念。
TV放送 99/05/09 11CH 21:02-22:54
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セブン(95)
定年間近の刑事サマセット(モーガン・フリーマン)は、
若手のミルズ(ブラッド・ピッド)と連続殺人事件の捜査に当たる。
無理矢理食べさせ死んだ男の部屋には「大食」、弁護士の部屋には「強欲」の文字が。
サマセットは「7つの大罪」にちなんだ殺人と推理。あと5回殺人が起きるのだ。
容疑者ビクターを突き止めるが、彼もミイラのように殺され、部屋に「怠惰」の文字。
「7つの大罪」に関する著作の読書傾向から、ジョンを突き止めるが、彼は逃走。
さらに男に娼婦と変態的なセックスを強要させ「肉欲」。女性の顔を剥ぎ「高慢」。
ジョンは自ら警察へ現れ、逮捕される。だがあと2人の殺人現場へ案内すると言う。
某所へ2人を連れ、続く被害者を見せる。それはミルズの妻トレーシーだった。
平凡な生活をねたんだ自身も罪人だと、ミルズに殺させようとする。
サマセットは彼の計画を完成させるなと止めるが、怒るミルズはジョンを射殺する。
と言うわけで、「7つの大罪」にちなんだと言う殺人を描く作品。
「羊たちの沈黙」以降続く、異常者の殺人ものの1作と言えるが、
「7つの大罪」になじみがないのでピンとこない。
それでも途中までは面白いが、トレーシーまで殺すのは後味が悪い。
「7つの大罪」を完成させたからと言って、だから何?と言う感じだし。
TV放送 97/02/02 BS05 20:00-22:10
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セブン・イヤーズ・イン・チベット(97)
39年。オーストリア人ハラー(ブラッド・ピット)は独国登山チームに参加するが
吹雪が断念。戦争が始まり、敵国人として逮捕され、収容所に入れられる。
42年。脱走したハラーは仲間ペーターとチベットへ逃げ込む。
聖地ラサへ潜入。摂政に滞在許可を得る。ペーターは仕立屋の娘ペマラキと結婚。
戦争が終結。ハラーは息子から再会を拒否する手紙を受け、測量の仕事で留まる事に。
若きダライ・ラマのため映画館を作り、彼の相談相手になる。
毛沢東の中国はチベットへ侵攻。圧倒的な兵力に勝ち目がなく、ンガワン大臣は降伏。
自国の文化を捨てたと避難を受ける。
ダライ・ラマは即位し、51年ハラーは息子と再会するため帰国する。
59年ダライ・ラマはインドへ亡命し、ハラーとの友情は続いた。
と言うわけで、実在したハラー氏の数奇な体験を描いた話でなかなか面白い。
最後に中国にぎゃふんと言わせられないのが難だが、実話だから仕方がない。
チベットとネパールを混同していたのもよくわかったし。
最初歓迎する男ツァロンにマコ。
TV放送 99/01/10 BS05 20:00-22:17
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セルピコ(73)
監督 シドニー・ルメット
警察学校を卒業したセルピコ(アル・パチーノ)は、正義感に燃え配属。
だがセルピコは、バクチ屋から賄賂をもらう事が当たり前になっている事を知る。
中には、勤務時間に集金して回る者も。払わない者には暴行する始末だ。
セルピコは賄賂を拒否するが、仲間に不安がられる。
総監や市長調査室に相談するが、警察の恥部を明らかにするのを避け、消極的だ。
裏切り者の中傷の中、証言する事となるが、上層部の心配は評判のみ。
ついに新聞社に話し、市長は調査委員会を組織するが、警察側は否定。
麻薬捜査をするセルピコは、仲間に見殺しにされ撃たれて重傷。
回復したセルピコは、警察内部に公正な調査委員会が必要だと訴えた。
と言うわけで、警察内の不正を糾弾する刑事の話だが、
物語は賄賂を受けるか受けないかと言う程度で、巨大な陰謀が渦巻くわけではなく
最後も、首謀者が逮捕されるわけでもなく、何か煮え切らない感じだ。
どうやら実話らしい。
TV放送 97/12/09 04CH 02:25-04:55
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「セルラー」を見た。(2004)
携帯電話で突然誘拐を知らされた男が、一味と対決するハメになると言う
いわゆる巻き込まれ型サスペンスで、携帯電話を使っているのが新しい点。
思えば、電話と言うのはサスペンスの小道具として使われるが
携帯電話になると、いろいろ新たな特徴が出てきて面白いかも。
本国公開時から気になっていたが、日本ではなぜか2週間しかやらないと言うし
そんなに受けないと思っているのかという気もするが、
そう言うことなら逆に見なくてはと思って見た。
ジェシカ(キム・ベイシンガー)は息子リッキーを学校へ送り出し、
家へ戻ると、メイドが夫から電話があったと告げる。
だが、突然5人組が家に乱入。メイドを射殺し、ジェシカをどこかへ連れ去る。
ジェシカは見知らぬ建物の屋根裏部屋へ拘束される。
リーダーのイーサンは、ジェシカが外部と連絡とれないように
部屋にあった電話機を破壊。ジェシカを部屋に閉じこめて立ち去る。
理由もわからないまま巻き込まれたジェシカは、
おびえていたが、壊れた電話機がまだ通話可能である事に気づく。
配線を適当に接触させたりしていると、何とか発信する事に成功。
たまたまかかったのは、ライアンという青年だった。
ライアン(クリス・エバンス)はビーチでバイトしている青年で
恋人とうまく行きそうな行かなさそうな状態。
そんな中、仕事で車を走らせていたら、ジェシカの電話を受け取ってしまう。
ジェシカはとりあえず電話を切るなと言い、事情を説明するが、
そんなおかしな話があるとも思えず、イタズラだと決めつける。
だが、何とかライアンは警察まで行く事を承諾。
受付にいたのは、退職寸前のムーニー巡査部長(ウイリアム・H・メイシー)。
彼は妻と共にエステの店を開く予定だが、同僚たちにバカにされ
かばうのは殺人課の同僚タナーだけだ。
ムーニーは、殺人ならば4階へ行けと指示。
仕方なくライアンは階段を上るが、次第に電波が弱くなる。
そんな中、電話の先では、何やらジェシカがイーサンに脅されているのが聞こえる。
どうやら本当の話らしいと知ったライアンは、電波が切れないように飛び出し、
次に一味が狙いそうな、息子リッキーの所へ向かう事に。
だが、一味は一足早く学校に現れ、リッキーをさらってしまう。
サスペンスフルな中、息子の名前がリッキー・マーチンだと言うジェシカに
歌手の名前を付けたのかと言うライアン。彼が有名になる前に生まれたと言う。
こんなバカな話をするあたり、妙にうまい感じだ。
しかたなくとっさに警備員の車を奪い、一味を追跡。
しかし、今度はお約束の電池切れが近づく。
仕方なく、携帯電話屋に飛び込み、充電してくれと頼むが、客の大行列で無理。
ならば充電器を売ってくれと言うが、それも同様で、
仕方なく警備員の車にあった銃で脅して、充電器を強引に買い取る。
おかげでこの件はマスコミ他の知るところとなる。
一方、ムーニーはタナーにライアンの件を聞くが、
知らないと言われ気になって調査してみる事に。
ジェシカの家には女性がいて、異変はないと言われ安心するムーニー。
しかし実は彼女はジェシカではない一味だった。
女は、留守電に残されたメッセージから、
夫クレイグがジェシカをどこかへ呼び出していると気づく。
脅されたジェシカは、それがロサンゼルス空港だと気づき知らせる。
それを知ったライアンも追跡するが、向こうの電話ではそんな事があるのか混線が。
近くにいるどこかの携帯に混線してしまい、今や主導権は謎の人物が握っている。
彼がイタズラだと思い、電話を切ってしまえば、ジェシカとは連絡が取れないのだ。
あわてて探すライアンは、弁護士の持つ携帯だと気づき、
またも脅して携帯を奪い取る。
さらには車も、他の車にぶつけられてしまい、弁護士の車を借用する事に。
トンネルに入りそうになり、あわてて引き返したりして空港へ向かう。
そこにはすでにイーサン一味が着いていた。
クレイグがいるのが検問の向こうで、持ち物検査があると気づいたライアンは
あわてて銃をイーサンの持ち物に入れる。
ライアンは無事通過するが、イーサンは金属探知器で捕まってしまう。
これで安心と思いきや、イーサンらは身分証を見せ、事なげに通過する。
彼らは警官だったのだ。
しかも、ライアンが人違いしている間に、イーサンらはクレイグを捕らえてしまう。
イーサンらは、クレイグを連れて銀行へ向かう。
貸金庫から荷物を取り出す一味だが、ライアンが襲撃。
クレイグは再び捕らわれるが、ライアンは荷物を奪って退散。
だが、一味から逃れる中、携帯を落としてしまい、壊れてしまう。
ついにジェシカとの通話はとぎれてしまったのだ。
ライアンは荷物の中身がビデオテープだと知る。
そこには、不動産屋であるクレイグが物件を撮影していたが、
近くで警官であるイーサンらが、証人を殺害しているのに遭遇。
偶然その現場捕らえてしまい、一味に見つかって追われるハメになったのだ。
捕らわれているジェシカは、見張り役に通話していた事がばれ襲われるが、
生物教師の知識を利用し、急所を一撃して倒す。
そして車を奪い、リッキーが閉じこめられている別の小屋を破壊。
彼を連れて逃走しようとするが、
そこへイーサンがクレイグと共に現れ阻止されてしまう。
一方、ムーニーはライアンが事件を起こしていると知り、再びジェシカへ電話。
女は出ず、ジェシカの留守電になるが、声が違う事に気づいて彼女の家へ。
無人かに思えた家には、先ほどの女がいて、いきなり銃を向けたため、
ムーニーは彼女を射殺する。
ところが、殺人課のタナーによると、彼女は殺人課刑事で捜査中だったと言う。
彼女の行動に不信感を抱くムーニーだが。
自分の携帯の方は無事なので、リダイヤルでイーサンと連絡をしたライアンは
ビーチに一同を集めるよう要求。
彼らはジェシカらも連れてきていて、望遠鏡で離れた場所から監視。
彼らを出し抜こうとするが、タナーとムーニーに見つかってしまう。
大事件とは思っていないムーニーは、簡単にタナーに引き渡してしまうが
タナーはライアンの持っていたテープを破壊。
スキをついて桟橋の下の小屋へ逃れるが、そこにイーサンが現れる。
事態に気づいたムーニーもかけつけ、互いに隠れて撃ち合いに。
しかし、ライアンがイーサンの携帯を鳴らし、
一瞬イーサンの注意がそれたところをムーニーが射殺する。
ジェシカもまた、運転席の見張りの首を絞めて倒す。
タナーは事件の関与を否定するが、ライアンの携帯のビデオ機能で
例のビデオの映像が保存されており、これが証拠に。
ジェシカはついにライアンと初対面。ライアンはもう電話しないでと言う。
と言うわけで、今までの電話と違い、
携帯電話には移動しても話し続けられると言うメリットがあり
それが当然今回の映画の展開に影響。
それでいて、携帯特有の弱点がいろいろあり、
電波が弱ると切れるとか、充電しないと切れるなんて問題が発生。
混線すると切れるなんて言うのは未経験だが、そう言うこともあるかも。
そして着信履歴や動画を記録出来る機能も活用して、
まあ携帯を使おうと決めれば、1つ1つの見せ場は思いつきそうな気もするが面白い。
冒頭からいきなりキム・ベーシンガーが誘拐され
ムダを排除したサスペンスかと思えば、
携帯を受信したライアンや、引退寸前のムーニーなんて連中の描写が最初の内のんきで
なんか水を差されたような感じだったが、
ライアンが奮戦するようになると面白い。
後半、携帯が切れてしまってからも、いかに合流するかも見せ場と言えるが
肝心のキム・ベーシンガーはずっとつかまったままで、
どうしても物語はライアン中心に展開するのが拍子抜け。
それならそう言う配役にすべきだったのではと言う気もするが。
最後に一味を倒すあたりも、もう少しライアンが携帯を駆使して(多少利用するが)
してやったりと思わせれば痛快だったのだが。
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0011ナポレオン・ソロ/罠を張れ(64)
西ナトゥンバ首相の暗殺計画を知らせようとするランサーが殺される。
アンクル本部に一味が侵入。課長が狙われるが、ソロ(ロバート・ボーン)が倒す。
ランサーは、バルカンがワスプという組織の一味と気づいていた。
そこで、バルカンの元恋人であるエレインに協力を求め、バルカン邸へ乗り込む事に。
アンクルが送り込んだアンジェラが先にいるが、実は彼女も一味。
しかし仲間に誤って撃たれて死ぬ。
ソロの連絡で、首相によるバルカンの工場視察は中止。
だが、腹心ノブクらによって視察は行われ、一味の狙いが工場自体にあると気づく。
ソロが侵入するが、実はノブクこそ一味の狙いで、首相も一味だったのだ。
彼らはソロとエレインを捕らえ、もろともに爆破しようとする。
しかし脱出したソロがノブクを救出。首相とバルカンは爆破に巻き込まれる。
貴重な体験をしたエレインは、土産を持って家族に返される。
と言うわけで、ナポレオン・ソロの映画版第1作。
パイロット版みたいで、イリアがその他大勢的だし課長はウェイバリーではない。
一味もスラッシュではなく、ワスプという組織。
ソロが素人の女性と協力して活躍するのだが、
原案に協力したイアン・フレミングは、毎回素人が活躍する展開を考えていたらしく
こう言うのが毎回続く予定だったのかという感じ。
ナポレオン・ソロにしては意外にハードな展開で、
毎回こうだったら、もう少し面白いシリーズになったかも。
TV放送
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0011ナポレオン・ソロ/消された顔(65)
スラッシュはアンクルの地球防衛計画を妨害するため、
ナポレオン・ソロ(ロバート・ボーン)を色仕掛けで誘拐。
イリア(デビッド・マッカラム)らと重要機密を入れたケースを運ぶ。
だが本物のソロは逃げ出し、ニセ者と格闘し倒す。
と言うわけで、ナポレオン・ソロ映画版の1作で
シリーズものにありがちなニセ者登場。だがそれが主人公たちを窮地に陥れない。
おまけにシリーズ初期なためか、イリアがあまり活躍しない。
課長役にレオ・G・キャロル。
TV放送 97/02/16 06CH 02:05-03:41
▼
0011ナポレオン・ソロ/地獄へ道づれ(65)
監督 ジョゼフ・サージェント
陸軍の神経ガスが盗まれ、アレクサンダー隊長に疑惑がかかる。
ソロ(ロバート・ボーン)とイリア(デビッド・マッカラム)は彼を追跡する。
アレクサンダーは十戒すべてを破れば、巨大に力を得ると信じ、
その締めくくりとして、某国大統領殺害を計画したのだ。だが暗殺に失敗。
一味のケイボン博士と仲間割れし格闘、乗った飛行機は爆発する。
と言うわけで、ナポレオン・ソロシリーズだが、
敵の計画が十戒を破る事で、世界の危機になるとも思えず、
しかもソロたちはほとんど活躍しない。課長役はレオ・G・キャロル。
TV放送 97/01/19 06CH 02:05-04:00
▼
0011ナポレオン・ソロ 消えた相棒(66)
猫の老化研究でノーベル賞を受賞したランサー博士が行方不明に。
ランサーを追うソロらは、「ライオンの橋」と言うクラブのベインブリッジ氏を追跡。
彼は撃たれて死ぬが、彼こそランサーで、若返りを成功させたと言う疑いが。
ランサーの助手グリツキー博士が、スウィッカート卿の支援で研究を続行。
スラッシュのジョーディンは、この研究成果を狙っていた。
老いた政治家を若返らせる事を計画。
利用されたと知った卿は、研究の破壊を決意するが、ジョーディンが妨害。
装置が作動し、グリツキーは若返りすぎて子供に。
装置の爆発でジョーディンは倒され、研究成果は誰にも解読出来なくなる。
と言うわけで、題名からイリアが捕らわれたりする話かと思えば、
特にそんな事もなく、若返りの薬を狙う陰謀なんてバカバカしい感じ。
TV放送
▼
0011ナポレオン・ソロ/対シカゴ・ギャング(66)
監督 ジョゼフ・サージェント
元ナチのクローネン博士がスラッシュのストレイゴ(ジャック・バランス)と接触。
暖流の流れを変え、グリーンランドを亜熱帯に。北半球を凍らせる気だ。
ソロ(ロバート・ボーン)とイリア(デビッド・マッカラム)は彼を追いシチリアへ。
撃ち合いでソロはピアに助けられるが、彼女はスチレトー一家の娘で、一家は集結。
ソロに結婚しろと迫る。ストレイゴは本部命令でイリアを捕らえる。
続いてピアが捕らわれたため、ソロは一家と協力して救出のため島へ向かう。
ミサイルの発射を阻止し、撃ち合いでストレイゴを倒す。
と言うわけで、ナポレオン・ソロシリーズはどれものんきな感じだが、
今回はそののんきさを残しながら、古きギャングが活躍するという展開で楽しませる。
上司の顔色をうかがうジャック・バランスも新機軸だが、悪役としてはパンチが弱い。
VHS
▼
0011ナポレオン・ソロ/ミニコプター作戦(67)
海水から真水を作る研究をしていた博士が死に、処方式を5人の娘に託す。
実は海水から黄金を作る事が可能で、スラッシュはこれを奪おうとする。
ソロ(ロバート・ボーン)とイリア(デビッド・マッカラム)は娘たちを探す。
4枚の写真に隠された文字から、博士の日本の知人ササミ博士に託したと判明。
一味に処方式を奪われるが、装置の圧力を上げ装置は爆発する。
と言うわけで、ナポレオン・ソロシリーズの1作。
世界各地を飛び回るが、何とも内容が薄い。敵の陰謀も何が陰謀なのかわからんし。
後半に珍妙な日本のシーンあり。
一味の親分にハーバート・ロム。部長はレオ・G・キャロル。
娘の1人の夫である伯爵にテリー・サバラス。別の1人にジル・アイアランド。
さらに別の1人に求婚するカールにクルト・ユルゲンス。豪華だが無駄遣い。
TV放送 97/05/25 06CH 02:05-03:42
▼
0011ナポレオン・ソロ/スラッシュの要塞(67)
カムージー博士が世界情勢を左右する熱プリズムを完成させる。
世界一の金庫破りセバスチャン(ブラッドフォード・デイルマン)に奪う事を依頼。
成功するが、実は彼は熱プリズムを入手するためアンクルを利用したのだ。
ロケットで打ち上げ、東西を脅迫し、国を要求しようとする。
ソロ(ロバート・ボーン)とイリア(デビッド・マッカラム)は、敵本部へ突入。
格闘の末、セバスチャンごと打ち上げたロケットを爆破する。
と言うわけで、途中で味方と思っていた奴が敵と判明とは、目先を変えた感じだが、
それさえもありがち。陰謀もたいした事に思えず、主役2人もたいして活躍せず。
TV放送 97/06/29 06CH 02:25-04:00
▼
0011ナポレオン・ソロ/地球を盗む男(68)
アンクルのキングズレーが姿を消し、世界中の科学者が行方不明になる事件が発生。
ソロ(ロバート・ボーン)とイリヤ(デビッド・マッカラム)は
ギャロウ博士を囮に敵の秘密基地へ潜入。だが捕らわれる。
キングズレー一味は、神経ガスで世界中の人々をコントロールし、
戦争を終わらせようと言うのだ。そしてソロらを実験台にしようとする。
計画を横取りしようとするスラッシュが乱入。撃ち合いで敵は全滅する。
と言うわけで、ナポレオン・ソロ映画版の最終作。
物語は三つどもえになったり工夫しようとしているが、話はひねりがほとんどない。
ソロたちもまったく活躍せず。ウェバリーはレオ・G・キャロル。
敵の将軍役にレスリー・ニールセン。生き残るがガスで廃人のように。
TV放送 97/07/20 06CH 02:05-03:42
▼
0011ナポレオン・ソロ2(83)(TV作品)
再建を目指すスラッシュは、首領セフランが刑務所を脱走。
ジャラス(ジェフリー・ルイス)が新型の核爆弾を奪う。
3億5000万ドルを要求。受け渡しの相手は、ナポレオン・ソロを指名。
アンクルのローリー卿(パトリック・マクニー)は、
引退したソロ(ロバート・ボーン)に連絡。
ソロはJGBに追われる美女アンドレアを助ける。
同じく引退したイリア・クリアキン(デビッド・マッカラム)は
二重スパイだったジャラスへの復讐のため、作戦に参加。
核爆弾設計者の息子スマイスが誘拐され、アンドレアから情報が漏れていた事が発覚。
父親を捕らえられ、脅迫されていたのだ。
スマイスは核爆弾のセットを強要され、尾行したイリアも捕まる。
彼らの目的は、アラブの大統領とデモ隊、そして原発までを爆破する事だ。
発信器で敵の根拠を突き止めたソロは、特殊部隊で攻撃。
ジャラスはスラッシュを利用し、核爆弾を自分の物にする計画だった。
イリアが格闘でジャラスを倒し、スマイスが核の解除に成功。
だが、セフランは逃走し、ソロらは新しい捜査を依頼される。
と言うわけで、TVナポレオン・ソロの15年ぶりの後日談。
現代的にハードな面を見せようと言う所もあるが、
基本的にバカな設定は抜けず、中途半端な出来に。
続編をうかがわせるラストもお約束と言える。
ジョージ・レイゼンビーが、007を思わせるJBと言う役名のスパイで
ソロを助けるシーンあり。
TV放送 93/07/17 04CH 15:30-16:55
▼
007/ドクター・ノオ(007は殺しの番号)(62) 
監督 テレンス・ヤング
英国ジャマイカ支局長のストラングウェイズが、黒人三人組に殺害された。
交信不通を重視した情報部長M(バーナード・リー)は、
007号ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)を派遣。
支局長は、ミサイルの妨害電波を調査していた。
ボンドは、支局長に協力した漁師クオレルに接触。
CIAのフェリックス・ライターとも共同して作戦に当たる。
クオレルらは、ドクター・ノオ(ジョゼフ・ワイズマン)
という謎の中国人の島クラブ・キーを調査したと言う。
デント教授(アンソニー・ドーソン)がこの島の鉱石を調べたと言うので接触。
教授は、放射能を帯びた鉱石をただの石だと否定。
ボンドのベッドに毒グモがもぐりこむが、ボンドは退治。
総督の秘書ミス・タローに不審を抱いたボンドは、彼女とデートを約束。
途中、不審車の追跡を受けるが、追跡車は勢いあまって谷底へ転落。
ボンドはミス・タローを当局へ引き渡し、襲撃に来たデント教授を待ち伏せして倒す。
ボンドとクオレルはクラブ・キーに上陸。
密漁する女性ハニー・ライダー(アーシュラ・アンドレス)に会う。
やがて、竜に似せた装甲車が出現。クオレルは火炎にやられ、ボンドらも捕らわれる。
地下の巨大な秘密基地へ連れられ、そこでドクター・ノオの歓待を受ける。
彼はスペクターという組織の一員で、ボンドを仲間にしようとするが、彼は拒否。
独房に閉じこめられたボンドは、通気孔から脱出。
基地ではノオらが、月ロケット妨害の準備を進めていたが
ボンドが装置のハンドルを全開。
装置はオーバーロードになり、基地は爆発寸前。月ロケットは無事発射。
ノオとボンドは格闘になるが、ノオは原子炉に落ちて死亡。
ボンドは捕らわれていたハニーを救出して、爆発する基地からボードで脱出する。
というわけで、記念すべき007シリーズ第一作。
いろいろと試行錯誤していたのか、おかしなところが多い。
わざわざ支局長行方不明でボンドを送るかとか、
最初からノオが怪しいのに、どうして今まで調査しなかったのかとか、
仕掛のいろいろある通気孔は何かとか。
通気孔などは、原作ではそういう物だと言うような設定になっていたが、
映画では説明不足。仕掛のあるくせに、その行き着く先が秘密基地と言うのもマヌケ。
放射能をシャワーで洗い流すと言うのも強引だが、
ボンドもガイガーカウンターに反応する船に平気でいるとは。
どう見ても、装甲車にしか見えないのに、竜だなどと騒ぐのもおかしい。
あんなに簡単に上陸できたのに、今まで放置されていたのは絶対おかしい。
あの島自体が、ジャングルがあったり、海岸があったり、
ボーキサイト鉱山があったり、地理がかなりおかしい気がする。
CIAのライターと、ハニーはほとんど役に立たなかった。
ハニーは無理矢理相手役を作ったと言う感じ。
ノオがわざわざボンドたちに薬を飲ませて、寝ている所を調べに来るのは
意味があるのか不明。
ボンド自体が意外に不注意が多い気がする。
あのノオ博士が、スペクターの言うなりになっていると言うのもおかしい。
秘密基地が、たかがハンドルを回しただけで、大爆発すると言うのも変。
などなど、小説のあらすじを利用しながら、
スペクターとの対決でシリーズ化しようと言う考えから、変な部分が多い。
でも、ボンドの活躍も最初のうちは、
髪の毛をドアにつけたりなどと、自分にもできそうなくらいシンプルなもの。
このシンプルさと、ノオ博士などの設定などにみられる
いかにもと言う感じが、このシリーズの第1作にしてできていた。
亜流のスパイものと同じような部分がありながら、
そうはならなかったのは、こうしたベースがしっかりしていたからに違いない。
LD
▼
007/ロシアより愛をこめて(007/危機一発)(63) 
監督 テレンス・ヤング
犯罪組織スペクターは、bPブロフェルドのもと大々的な作戦を計画。
チェスの名人bTクロンスティーンの計画で、
元スメルシュのbRクレブ(ロッテ・レーニヤ)が遂行。
目的はソ連の暗号解読器レクターの入手。
同時に、宿敵ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)を倒すと言うものだ。
クレブを味方と信じた、トルコのソ連領事館員タチアナ(ダニエラ・ビアンキ)が
英国情報部員ケリム(ペドロ・アルメンダリス)に接触。
ボンドに一目ボレしたので、レクターを手土産に亡命したいと言う。
情報部長M(バーナード・リー)は、ソ連の罠と承知でボンドを派遣。
ソ連の尾行が着くが、スペクターの殺し屋グラント(ロバート・ショー)が殺害。
怒ったソ連のクリレンコは、ケリムを何度も襲撃。
お返しにケリムは、クリレンコの隠れ家を襲撃。クリレンコを射殺する。
ホテルに戻ったボンドを、タチアナが出迎える。
2人はそのままベッドインするが、その様子はカメラに撮影されていた。
ケリムはソ連領事館を爆破。その間にボンドは領事館に侵入し、
レクターを奪いタチアナと共に脱出。ケリムと合流し、オリエント急行に飛び乗る。
だが、駅にいたソ連の保安要員ベンツが気づき、彼も飛び乗る。
ケリムはベンツを捕まえて見張るが、相打ちになり、双方が死んでしまった。
ボンドはタチアナに計画を聞くが、彼女には何も知らされていない。
部員ナッシュになりすましたグラントが、ボンドに接触。
彼はタチアナを薬で眠らせ、ボンドの銃を奪う。
彼は筋書きのため、ケリムらを処分し、ボンドを保護してきた。
そして、ボンドらを殺し、タチアナの脅迫状とフィルムを残し、心中に見せるのだ。
だが、グラントはナッシュのケースを不用意に開け、催涙ガスが吹き出す。
ボンドとグラントは格闘。
グラントはワイヤーで首を絞るが、ボンドはナイフを取り出し、グラントを刺し殺す。
グラントの仲間が列車を止め、ボンドらはその間に下車。トラックを奪う。
国境でソ連のヘリが襲撃。ボンドは狙撃銃でヘリを攻撃、撃破する。
ボンドらはボートに乗ってベニスへ向かう。
スペクターは、ソ連にレクターを売るため、何としても奪わなくてはならない。
ブロフェルドは計画失敗の責任を追及し、クロンスティーンを処刑。
スペクターのモゼニー(ウォルター・ゴテル)の隊は、ボートでボンドらを襲撃。
ボンドは穴の開いたドラム缶を落とし、照明弾で点火。モゼニーらは火に包まれる。
ボンドらはベニスのホテルに落ちつくが、そこへ掃除婦に扮したクレブが現れる。
だが、タチアナはボンドを愛しており、クレブの銃を払う。
クレブとボンドは格闘になるが、タチアナが落ちた銃で撃ち、クレブは死ぬ。
というわけで、前作がどこかちゃちだったのに対して、
本作はどうしたのかと言いたいほどの大豹変。
それもこれも原作が優れていたからに違いないが、
前作ではあまりうまくいっていなかった、スペクターを絡ませるあたりも
本作ではなかなかうまくいっている。
前作ではドクター・ノオがなかなか正体を見せなかったが、
本作ではブロフェルドが姿を見せない。
これは、昔ながらの伝統という気もするが、なかなかそれらしい。
クロンスティーンがチェスのプロと言うのも、
ほとんど必然性がないが、ぜいたくな設定。
でも、それほど綿密な計画には思えず、グラントがあちこちで
ボンドを守ったりするのが、計画通りだったというのは、ちと余計な気もする。
そうそう筋書き通りにはいかないものだ。
レクター奪取が目的だったわけだが、
結局、タチアナはほとんど役に立たなかった気がする。
ナッシュに不審を抱きながら、これも指命だと話されると、
途端に信用して簡単にやられてしまうあたりはマヌケ。
クレブも、ブロフェルドに恐怖しながら、どうして寝返ったのかわからない。
最後のチャンスと言われてから、ベニスまで何もしなかったのも変。
タチアナが最後にクレブを殺してしまうわけだが、
事情をボンドに知らされていなかったとすれば、反逆行為だ。
クレブもタチアナの寝返りを予想しなかったのだろうか。
などなど、意外にアラは多いもの。
でも、やっぱりグラントとのオリエント急行の対決が出色。
グラント役のロバート・ショーは、ショーン・コネリーより強そうで
本当に殺し会うような格闘シーンは迫力。
もっとも、フィルムがつながらない部分が多少気になる。
列車が舞台となれば、普通は屋根に登ったりするものだが、
走る列車内の一室で、人知れず格闘するあたりは、スパイものの醍醐味か。
グラントが、ボンドに会うまで一言も発しなかったのもいい。
でも、007シリーズとしては、違う方向へ進んでしまった気もする。
LD
▼
007/ゴールドフィンガー(64) 
監督 ガイ・ハミルトン
英国情報部員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、
マイアミでCIAのフェリックス・ライターと再会。
次の任務は、実業家ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーベ)に関するものだ。
ボンドは、同じホテルにいたゴールドフィンガーのいかさまトランプを妨害。
だが、ジル(シャーリー・イートン)が、全身に金粉を塗って殺害される。
M(バーナード・リー)によれば、ゴールドフィンガーの金密輸で貨幣価値が混乱。
まず、ボンドはゴルフでゴールドフィンガーに接近。
彼のロールスロイスに発信器を取り付け、スイスの工場まで尾行。
ゴールドフィンガーは、ロールスを純金製にして密輸していた。
さらに、グランドスラム計画の話も小耳にはさむ。
ジルの妹ティリーが現れ、復讐しようとするが、ボンドが止め警備員たちに見つかる。
2人はアストンマーチンで逃走するが、道路が行き止まりになってしまう。
ティリーは逃げるが、用心棒オッドジョブ(ハロルド坂田)に倒される。
ボンドはアストンマーチンの新兵器を使って逃げるが、壁に激突して気絶。
ゴールドフィンガーは、ボンドを工業用レーザーで殺そうとするが、
グランドスラム計画に気づいたと知り、人質のため生かしておく。
ボンドはケンタッキーの牧場へ連行される。
ゴールドフィンガーは、東西のギャングにグランドスラム計画を説明。
フォートノックス金貯蔵庫周囲の軍隊を神経ガスで倒し、金塊を盗もうと言うものだ。
盗み聞きしたボンドは、プッシー(オナー・ブラックマン)に見つかるが、
協力を拒んで帰るソロのポケットに、発信器とライターへの手紙を入れる。
だが、ソロはオッドジョブに射殺され、残るギャングは毒ガスで殺されてしまった。
そして真の狙いは、金を放射能漬けにして、自分の金の価値を上げる事と知る。
ボンドはプッシーに強引に迫り、何とか寝返らせようとする。
翌日、作戦は決行。プッシーの飛行部隊がガスをまき、軍隊は全滅。
ボンドは原爆に手錠で縛られ、金庫の中に置き去りにされる。
だが、突如軍隊が立ち上がり、私設軍隊と銃撃戦になる。ゴールドフィンガーは逃走。
手錠をはずしたボンドは、オッドジョブと激しい格闘。
オッドジョブは、シルクハットを鉄柵からはずそうとし、
ボンドが電線を接触させて感電死。
軍隊が金庫内に侵入。ボンドは時限装置をこじ開けるが、止め方がわからない。
危機一髪、ライターたちがかけつけ、時限装置を停止。残り時間は007秒だった。
ボンドを愛したプッシーがガスを詰め替え、ライターらに連絡したのだ。
米大統領がボンドをホワイトハウスへ招待。
だが、小型機はゴールドフィンガーに乗っとられていた。
彼はボンドに銃を向けるが、スキを見てボンドが飛びかかる。
機隊に穴が開き、ゴールドフィンガーは機外へ。機は急降下。
操縦席のプッシーとボンドは、パラシュートで脱出する。
というわけで、前作に比べるとかなり荒唐無稽になった。
1作目もそうだったのだが、この作品は完璧にマンガ。
考えてみれば、これからの指命がどういうものかも知らずに、
ゴールドフィンガーに接触したボンドはマヌケだし、
たかが金の密輸で、ボンドとライターが出てくると言うのは、ずいぶんおおげさ。
だいたい、ライターはかなりおっさんになってしまったぞ。
ボンドは簡単に捕まり、新兵器を一通り使うが、実は役に立たず、
どう見てもすれ違う事ができる通路で、むやみによけて、壁に激突するとは。
相手がよけたかも知れないのに。
どうしても姉妹とは思えないジルとティリーが、ボンドのおかげで死んでしまう。
いろいろな機材の輸送に、たくさんのギャングを利用すれば、
それだけ話が漏れる危険があるはずだが。
しかも、彼らにわざわざ計画を説明してから殺すとは。
ソロにいたっては、金を渡してから殺し、後で金を回収するというマヌケさだ。
ボンドは後半ずっと捕まりっぱなしで、ライターはそれに全然気づかない。
プッシーに強引に迫って寝返させるとは、何とも心細い作戦だったわけだ。
軍隊がガスにやられたフリをするというのもおかしいが、
わざわざ倒れる演技までしなくてもいいのでは。
とは言うものの、細かいつじつまは放っておいて、
それらしい展開を重視したと言う意味で、この作品はマンガとして確立したわけだ。
スペクターは1回休みだが、金のためなら何でもすると言う
何ともコミカルな怪人ゴールドフィンガーが登場したので仕方がないか。
何でも金にしてしまうというのは、現実ではありえない怪人だ。
用心棒の、不死身なオッドジョブは、のちのシリーズの敵役の元祖のようなもの。
皮膚呼吸をできなくして殺すとか、気圧の関係で放り出されるとか、
割と知らないと理解できないシーンも、わかると満足。
感電死させるシーンが2回もあるがご同様。
工業用レーザーというのが、SF的ながら、サラリと使われたのがよかった。
最後でボンドが時限装置を止められなくて、困るのはいい。
当時は、ボンドも万能ではなかったわけだ。
LD
▼
007/サンダーボール作戦(65) 
監督 テレンス・ヤング
スペクターは、bQラルゴ(アドルフォ・チェリ)の指揮で、大々的な作戦を実施。
療養中の英国情報部員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、
リッペ伯爵とアンジェロに不信を抱いて調査。
背骨牽引機で痛い目にあったボンドは、リッペをサウナに閉じこめる。
アンジェロはNATOダーバル少佐そっくりに整形し、爆撃機演習に参加。
他の乗組員を殺害し、機を海に沈める。
だが、かけつけたラルゴはアンジェロを殺害。潜水艇で2基の原爆を回収。
M(バーナード・リー)の召集で、ボンドは退院。
リッペはボンドに復讐をはかるが、人選の失敗を追及され殺害される。
スペクターは英米に大金を要求。さからえば、大都市を原爆で破壊すると言う。
ボンドは、ダーバル少佐が療養所に運ばれた遺体である事に気づく。
そこで、彼の妹ドミノ(クロディーヌ・オージェ)を追って、ナッソーへ。
ホテルのカジノで、ボンドはドミノの後見人ラルゴと対戦。
CIAのフェリックス・ライターも到着。共同で捜査する。
沖に停泊するラルゴの船を調べるため、ボンドは潜水。船底に出入口を発見。
ラルゴ一味に襲われ、海岸に漂着。フィオナ(ルチアナ・パルッチ)に助けられる。
ボンドとライターはヘリで海を調査するが、すでに周辺は空軍が調査している。
女性助手ポーラが行方不明になり、ボンドはラルゴ邸に潜入。
拷問されたポーラは、青酸で自殺していた。
ボンドは発見され、見張りとプールで格闘。ラルゴはサメを放つが、ボンドは脱出。
ホテルの自室へ戻るが、ラルゴ一味に捕まり、ラルゴ邸に連行される。
スキを見てカーニバルの人混みに逃げるが、フィオナに捕まり、ダンスを踊らされる。
ラルゴ一味が銃で狙うが、ボンドは体を入れ換え、逆にフィオナがやられる。
ボンドらは海の捜索を続行。サメの動きから爆撃機を発見。だが、原爆はない。
ドミノに事情を説明。兄の復讐を誓うドミノは、協力を約束。
彼女の言葉から、潜水チームの基地を発見。
潜入したボンドは、敵の狙いがマイアミだと知る。チームは海底の原爆を回収。
だが、ラルゴがボンドに気づき、1人と格闘する間に逃げられてしまう。
ドミノはガイガーカウンターで船内を調査するが、ラルゴに見つかり、拷問を受ける。
マイアミに向かうラルゴたちの前に、NATOの潜水チームが急行。
モリの撃ち合いとなり、ラルゴ一味は降伏。ラルゴは船に逃げ帰り、ボンドが追跡。
もう1つの原爆をもって、船は高速で逃走。
船に乗り込んだボンドは、ラルゴたちと格闘。
ラルゴはボンドに銃を向けるが、ドミノが水中モリでラルゴを殺害。
目前に島が接近。間一髪、ボンドらは海に飛び込む。
というわけで、この話は結局の所、初期の007シリーズの代表作だと考える。
前作ほどマンガチックではないが、やはり荒唐無稽。
ブロフェルドはじめ、いかにもと言う設定。パターン通りの冷酷な連中。
フィオナが珍しくボンドに寝返らなかったのは、なかなか面白い。
でも、この話は長い割に、意外に中身が薄い。
療養所のシーンがエンエンと続くが、本筋とはそれている感がある。
またまた偶然に、スペクターの陰謀に関わってしまったわけだが、
再三対決したボンドの名前や顔を、スペクターの連中が知らないと言うのはマヌケ。
リッペにボンドを復讐させた方がよかったのでは。
どうして、たまたまドミノがラルゴの情婦だったのか、これは謎だ。
これでは、ボンドの気づいて下さいと言わんばかり。
スペクターにはかなり大規模な設備があるようだが、
そんな金があるなら、NATOごときを脅しても始まらないのでは。
もっとも、この後のシリーズでは、もっと非常識な設備が出てくる。
あいかわらず、ライターは役に立たない。
たまには、ボンドに代わって、海に潜ってもよさそうだが。
隣の部屋にいるというフィオナの部屋に、どうしてボンドが行けたのか、
どうしても理解できない。
水中シーンがやたら多いが、会話がない上のでかなり退屈。
ラルゴがボンドに水中で気づくシーンなどは、かなりマヌケな演技。
NATOチームの潜水服の色が違うのは親切だが、
わざわざボンドが着替えたのはマヌケ。
ラルゴには今までの悪役ほど魅力がなく、ちょっと出のブロフェルドの方がいい。
しかし、カーニバルでの追跡シーンや、最後の船の暴走シーンなどは、
スパイ映画の醍醐味という気がする。
LD
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007は二度死ぬ(67)
監督 ルイス・ギルバート
米国の宇宙船が、謎の大型宇宙船に飲み込まれて行方不明に。
米ソの関係は悪化するが、英国は謎の宇宙船が日本付近に着陸したのを確認。
英国情報部員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は香港に急行。
だが、ボンドは襲撃を受け死亡。彼の殉職は新聞で報じられ、遺体は水葬にされる。
しかし、これは敵の目をそらすM(バーナード・リー)の作戦だった。
ボンドは日本へ潜入。英国情報員ヘンダーソン(チャールズ・グレイ)と接触。
だが、ヘンダーソンは何者かに殺害される。
刺客に扮したボンドは、大里工業という会社に連れていかれる。
金庫から書類を盗み出すし、アキ(若林映子)の助けで逃走。
彼女に連れられて、秘密警察のタイガー田中(丹波哲郎)という人物に会う。
実業家に扮して大里工業の社長に面会。会社を出た途端、何者かに襲撃される。
アキの車で逃走。タイガーのヘリが急行。磁石で追手の車を海に捨ててしまう。
金庫の書類にあったニンポー丸が、神戸に停泊中と聞き急行。
だが、大里の秘書ブラント(カリン・ドール)に捕まる。
彼女は飛行機を爆破して、ボンドを置き去りにするが、何とか不時着させる。
ニンポー丸は、マツ島という所で積み荷を降ろしているようだ。
Q(デズモント・ルウェリン)が急行し、組立式ヘリ、リトル・ネリーを準備。
ボンドはこれでマツ島へ急行。火山の上空でヘリの襲撃を受けるが、撃破する。
ソ連のロケットも奪われ、次の米宇宙船が失敗すれば、世界大戦は必至だ。
スペクターは、某国政府の資金援助でこの計画を進めていた。
ブロフェルド(ドナルド・プレゼンス)は、ボンド殺害に失敗したブラントを処刑。
タイガーは火山襲撃を計画。100名の忍者を島に潜入させる。
ボンドも日本人の漁師に整形。だが、ボンドの身代わりにアキが殺されてしまう。
忍者の特訓を受け、キッシー鈴木(浜美枝)と偽装結婚。
火山が人工のドームである事に気づき、侵入。
基地内では、次のロケット打ち上げが準備されていた。
ボンドは、飛行士になりすますが、正体がばれ、飛行士が交代して打ち上げられる。
一方、タイガーらは火口に接近。しかし、機関銃が彼らを妨げ、侵入できない。
ボンドは、ロケット入りのタバコで警備兵を倒し、ドームを開ける。
スペクターとタイガーの忍者隊の激しい銃撃戦。
ブロフェルドは責任を追及して、大里を射殺。
ボンドも殺害しようとするが、タイガーが妨害。ブロフェルドは逃走。
タイガーの援助で司令室へ向かうが、用心棒が現れ、格闘になる。
彼から自爆装置のカギを奪い、ピラニアの池に落とす。
スペクターのロケットは、アメリカのロケットに接近。
米軍は戦闘体制に入りつつあったが、ボンドが間一髪ロケットを爆破。大戦は回避。
しかし、ブロフェルドは基地の自爆装置を作動させたため、火山が爆発。
ボンドらは脱出し、Mの潜水艦に回収される。
というわけで、ボンドが日本に来るという事で、大騒ぎになったと言う作品。
日本にスパイが来るとなれば、忍者やら力士やら、
いろいろ出さなければならないわけで、かなり奇怪な作品になった。
原作では、最後にボンドが行方不明になり死亡と断定されるわけだが、
映画ではそういうラストにするわけにもいかず、
最初に死なす事で、題名をこじつけてしまった。
しかし、死んだと見せかけて、敵をだますなどと言う子供だましの手が通用するか。
だいたい、この作戦が有効だったようには感じられなかった。
ワルサーPPKを持つのはボンドだけと言っているが、そんな事はないと思う。
海岸に到着し、歩いて国技館へ行くわけだが、距離的に大変なものがあるはず。
もっとも、他の作品でもこういう事はあったかも知れない。
国技館に行くと、わざわざ佐田の山がなぜか控え室でチケットをくれるのは妙。
殺した刺客のマスクをボンドがするのは不衛生。
だいたい、マスクをしただけで、仲間をだませるとは思えない。
大里工業の建物は、どう見てもただのホテル。
地下鉄の下にタイガーの部屋があると言うのも奇想天外。
まして、専用の車両があると言うのはおかしい。
大里工業の金庫に、わざわざニンポー丸の写真が入っていて
「これを撮影した女性は殺された」とメモまで書かれているのはマヌケ。
ロケットが盗まれたくらいで、大戦の危機になるほど世界平和は危うかったのか。
もっとも、冷戦当時はそういうものだったかも。
火山が怪しいなら、すぐ調べればよさそうなのに、100人も忍者を送り込む強引さ。
100人も島民が増えれば、絶対にばれる。
ボンドは日本人に扮して潜入するが、どう見ても日本人には見えず
まして、日本語があんなにヘタなのでは、絶対に怪しい。
結局、周囲は英語で話しており、何のための計画だったのか。
着陸式のロケットはいまだに実現しないし、
だいたい他のロケットを飲み込むと言うのが、技術的にはほぼ不可能に思える。
だいたい、この映画の新兵器のデザインは、総じてセンスが悪いぞ。
火山が最後に噴火するが、どうやって火山に基地を作ったのだろうか。
ブロフェルドは顔を見せたら情けなかった。
用心棒は強そうだが、最後の方にしか出てこない。
などと、日本人が見るとずいぶん変な感じの映画になった。
外国人が見るとどうなのかはわからない。
いずれにせよ、初期のシリーズ過渡期の作品である事は間違いない。
LD
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女王陛下の007(69)  
監督 ピーター・ハント
英国情報部員ジェームズ・ボンド(ジョージ・レイゼンビー)は
ブロフェルド(テリー・サバラス)追跡の任務で移動中、
自殺する女性テレサ(ダイアナ・リグ)を助けた。
ホテルのカジノで無謀な賭をするテレサに再会。
支払ができないテレサをボンドが助ける。
翌日、ボンドは男たちに捕まり、某所へ連れて行かれる。
そこには、ヨーロッパ最大の犯罪組織ユニオンコルスの首領であり、
テレサの父親であるドラコ(ガブリエル・フェルゼッテイ)がいた。
ドラコは、精神的に弱いテレサの心の支えになるよう、ボンドに結婚を要求。
ボンドはブロフェルドの居場所を聞き出すため、利用する事を考える。
ドラコから情報を聞き出すが、テレサを愛するようになっていたのも事実だった。
ボンドは、ブロフェルドの弁護士グンボルトのオフィスを捜索。
ブロフェルドがド・ブルーシャン伯爵の称号を要求している事がわかる。
そこでボンドは紋章院のヒラリー卿に扮し、ブロフェルドと会う段取りとなる。
アルプスの山頂にある研究所へ行くボンド。
ブロフェルドは、世界各地のアレルギーの女性を、催眠療法で治療していた。
ボンドは彼女たちに接近。ブロフェルドの研究の秘密を探ろうとする。
だが、別の諜報員が捕まり、ボンドの正体がばれてしまう。
ブロフェルドは動植物を絶滅させる細菌兵器を開発し、
それを世界中にばらまいて、国連を脅迫しようとしていた。
ボンドは、証人としてケーブルカーの格納庫に閉じこめられるが、脱出。
ブロフェルドは、国々へ帰る美女たちに細菌を渡し、催眠でばらまこうとしていた。
ボンドはスキーで脱出。下の村のクリスマスの祭の中へ逃げ込む。
逃げ場を失ったボンドはスケートリンクに逃げるが、彼を追ってきたテレサと再会。
彼女の車で逃走するが、追手も気づき追跡。
カーレース会場へ逃げこみ、激しいチェースの末、追手の車は転倒して炎上。
車は吹雪に巻き込まれて立ち往生。小屋で一晩を過ごす事になる。
テレサを愛したボンドは、結婚のために引退を決意。
翌日、スキーをする2人を、かけつけたブロフェルドらが追跡。
ブロフェルドは雪崩を起こし、2人を巻き込み、テレサを回収。
ボンドは生還するが、国連はブロフェルドの要求を飲む考え。
M(バーナード・リー)もボンドの攻撃を禁止する。
ボンドはドラコの協力で特攻隊を組織し、研究所へ急行。
テレサを救出し、研究所を爆破。
ボブスレーで逃げるブロフェルドを、追跡するボンド。
激しい格闘の末、ブロフェルドは木に首をはさんでしまう。
ボンドはテレサと結婚。
だが、彼らの車を生きていたブロフェルドが襲撃。テレサが死んでしまった。
というわけで、ボンド役がこれ限りのジョージ・レイゼンビーに代わった作品。
ブロフェルドがずいぶん小粒になってしまって変な感じ。
おまけに、称号に固執したり、引退しようとしたり
恩赦を求めたりと、ブロフェルドらしからぬ行動が目立つ。
前作でボンドとブロフェルドは会っているはずなのに、
双方ともそれに気づかないのは、役者が代わったせいか。
しかし、やたらスケールがでかくなっていた
シリーズの傾向を戻そうとした意識は買える。
ラストがアンハッピーエンドなのも、このシリーズでは珍しいが、
ボンドが決して結婚しないわけじゃないという一面を見せて面白い。
しかし、いずれにせよ、異色の内容という感は否めず、
たまたま別のボンド役者だった事は、怪我の功名だったかも知れない。
LD
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007/ダイヤモンドは永遠に(71)
監督 ガイ・ハミルトン
英国情報部員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、
宿敵ブロフェルド(チャールズ・グレイ)を追跡。
整形手術で影武者を作ろうとしていたブロフェルドも倒す。
M(バーナード・リー)は、ボンドをダイヤモンド密輸事件調査に当てる。
南アのダイヤの多くが密輸され、しかも闇市場にも出ていないのだ。
ウイントとキッドという2人組の殺し屋が、運び屋を次々と殺害。
ボンドは運び屋ピーター・フランクスに扮して
ティファニー・ケイス(ジル・セント・ジョン)と言う女性に接触。
逮捕されたフランクスが脱走するが、ボンドが殺害。
その遺体にダイヤを隠して、ロスへ密輸。
葬儀会社で火葬にされかかるが、ダイヤがニセ物だったために助けられる。
そこで会った老人が、ラスベガスのホテルでショーをしていると知り、急行。
だが、彼もまた殺されていた。
ここはホワイトという有力者のホテルで、彼は自室から出ない事で知られている。
ティファニーは、手を組むと称して、ボンドからダイヤの有りかを聞き出そうとする。
彼女はボンドの指示でダイヤを納めた人形を回収。
CIAは彼女を尾行するが、まかれてしまう。
プレンティ(ラナ・ウッド)が、ティファニーと間違えられて殺害される。
ボンドはティファニーに協力させる。
ダイヤを回収に来たバンを尾行。バンはホワイトの研究所へ行く。
何かを作っているのを目撃するが、正体が見破られ、月面車で逃走。
ティファニーの車でラスベガスまで来るが、またもパトカーに追われる。
激しいチェースの末、ボンドは狭い通路を片輪走行で突破。
CIAはホワイトが黒幕とわかるまでは手を出せない。
ボンドはホテルの壁をロッククライミングで最上階へ。
だが、そこには2人のブロフェルドがいた。ボンドが殺したのは影武者だったのだ。
ブロフェルドはホワイトになりすましていた。
猫が飛びついたブロフェルドを射殺するが、実は猫も影武者だった。
眠らさせられたボンドは、ウイントとキッドによって、パイプラインに埋め込まれる。
ネズミ退治装置を、係員が修理にきて脱出。
ボンドはホワイトの別荘へ急行。バンビとサンパと言う女性を倒し、ホワイトを救出。
カジノのティファニーは、ブロフェルドに気づき尾行するが、逆に捕まる。
ボンドらは研究所へ急行するが、すでにダイヤ製の装置はロケットで発射されていた。
レーザー衛星はアメリカ、ソ連、中国の軍事施設を攻撃。
ブロフェルドは、各国に衛星を競売にかける。
ボンドはブロフェルドがバハに油田施設を作った事に気づき急行。
衛星制御用のテープをすり替えるが、ティファニーが誤解して元に戻してしまう。
ブロフェルドは見せしめにワシントン攻撃を決定。
ボンドは倉庫に閉じこめられるが、ホワイトらのヘリが油田を攻撃。
ブロフェルドは攻撃続行を指示し、自分だけはボートで脱出しようとする。
だが、倉庫を脱出したボンドは、クレーンを奪いボートを管制室へぶつける。
油田爆発寸前に、ボンドらは海へ脱出。
ボンドらは、ホワイトのプレゼントで船の旅に出るが、
そこへウイントとキッドに襲われる。
だが、格闘の末、爆弾ごと船外へ放り投げて倒す。
というわけで、ショーン・コネリーが1作だけ復帰した作品。
復帰してみると、どこかふけていたからたまらない。体格もデブになっている。
話は前作をなかったものかのように、再びSFぽくなっているが、
施設も他人の物を拝借したり、いまいち規模が小さい。
いろんな登場人物が出てくるが、脚本が消化しきれず、
何やら横道にそれた感じのエピソードが多すぎる。
コンピュータが1つの制御用テープをはずしただけでパーになるなんて。
それ用のシステムを作ればいい気がするが。
ブロフェルドが死んだかどうかは不明。あんな中途半端でいいのか。
割と退屈な感じがある。
LD
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007/死ぬのは奴らだ(73)
監督 ガイ・ハミルトン
カリブ海サンモニク国の首相カナンガ(ヤフェット・コットー)を
調査する英国情報部員3名が殺される。
英国情報部員ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)はニューヨークへ。
だが、運転手が殺され、車は暴走。ボンドが辛くも停止させる。
CIAのライターらが見張っているはずのカナンガが、車に乗るのを目撃。
ボンドは尾行し、スラム街の黒人の店へ行くが、逆に捕まってしまう。
黒人街の顔役ビッグは、ボンドの処分を指示するが、何とかチンピラを倒す。
サンモニクに入国したボンドは、ホテルで毒蛇に襲われるが、即席バーナーで退治。
CIAのロージー(グロリア・ヘンドリー)の案内で、情報員が殺された場所へ。
ロージーもカナンガの一味だったが、ボンドは気づき、カナンガはロージーを処分。
ボンドは人間凧で、カナンガの占い師ソリテール(ジェーン・シーモア)の屋敷へ。
カード占いが恋人と出たため、ソリテールはボンドと寝てしまう。
しかし、この占いは処女でなければ力を失ってしまうのだ。
ボンドはソリテールを連れて逃走。広大なケシ畑を発見。
2人は2階建てバスで逃走。パトカーを振り切り、クオレルの船でニューオリンズへ。
しかし、空港でビッグの部下によって、ソリテールが捕まってしまう。
ボンドは黒人の店のチェーン店へ行き、またもビッグに捕らえられる。
ビッグ、実はカナンガは、ブードゥー教を隠れ蓑に、麻薬を作り、
タダでばらまき、麻薬中毒患者を増やして、市場独占を狙っていたのだ。
ボンドは用心棒ティーヒーに、ワニ池に置き去りにされるが、ワニの背を渡って脱出。
麻薬精製工場に火をつけボートで逃走。陸も走るボートで、
ルイジアナ警察のペッパー保安官(クリフトン・ジェームス)らの包囲網を次々突破。
追手を大型船に激突させ切り抜ける。
ボンドは再びサンモニクに上陸。クオレルがケシ畑を爆破する。
力を失ったソリテールは、儀式のいけにえにされるが、ボンドが救出。
ボンドは死神と恐れられるサメディ(ジェフリー・ホールダー)を倒し、
地下の施設に侵入するが、カナンガに捕らえられる。
カナンガはボンドら、サメのエサにしようとするが、ボンドはロープをはずす。
格闘の末、カナンガにサメ退治用の圧縮空気のカプセルを飲ませ、破裂させる。
一件落着し、ボンドとソリテールは列車で旅へ。
現れたティーヒーを車外へ放り出すが、列車の後ろには、生きていたサメディが。
というわけで、ロジャー・ムーア初登場作品。
とはいえ、敵はただの麻薬犯でかなりのスケールダウン。
しかも一国の首相だと言うのに、暗黒街のボスに変装という意図不明のセコさ。
ボンドの使う小道具は、どれもセンスの悪い物。
出てくる黒人はほとんどがカナンガの一味で、ボンドもそれは承知。
これなどは、誰が敵で味方かわからないと言う、スパイ物の面白さを激減させる。
アクションシーンは、とぼけた感じで、ワニの背渡りとか、
2階建てバスで、低いトンネルを渡るシーンとか、誰でもできるつまらない展開。
ボートのシーンは、それなりだが、あんなに延々と続いたのでは
退屈としか言い様がない。
ブードゥー教を持ち出すのは反則。宗教とかを使うと、何でもありになってしまう。
だいたい、最後にサメディが生きていたなんて言うのは、
ボンドが主役の映画のラストとも思えない展開だぞ。
ロジャー・ムーアは線が細くて、黒人の重量感のある俳優たちと
格闘で勝てそうには見えない。
ボートのシーンでは、クリフトン・ジェームスが場面を奪ってしまっている。
これは、ボンドが主役であって主役でなくなると言う
主役不在映画への転機となった作品かも知れない。
LD
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007/黄金銃を持つ男(74)
監督 ガイ・ハミルトン
世界最高の殺し屋スカラマンガ(クリストファー・リー)は、屋敷で殺し屋と対決。
小人の助手ニックナック(ハーブ・ビレシェーズ)の仕掛を切り抜け、相手を射殺。
英国情報部員ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)に、殺しの予告が届く。
M(バーナード・リー)は危険を避け、ボンドを任からはずす。
そこでボンドはスカラマンガを探し、ベイルートへ。
002が撃たれた弾丸を入手し、Q(デズモント・ルウェリン)が分析。
弾丸の作成者であるマカオのラザーと接触。
銃弾を受け取りに来たアンドレア(モード・アダムス)を尾行して、香港へ。
スカラマンガの居場所を聞き出すが、ボンドの目の前で男が射殺される。
殺されたギブソンは、エネルギー事情を一変させるソレックスと言う装置を開発。
英国へ来る意志があったのだが、死体にはその装置はなかった。
ギブソンはバンコックのハイファットの下で働いており、
ハイファットがスカラマンガを雇ったと考え、ハイファットに接触。
ボンドは相撲の力士に襲われ、気絶。
ハイファットの道場で空手の達人と対戦。相手を倒して逃走する。
スカラマンガはハイファットを射殺。
アンドレアはスカラマンガから離れるため、ボンドに殺させようと仕組んでいた。
ソレックスを受け取るため、キックボクシング会場に呼び出されるが、
彼女はスカラマンガに殺されていた。スカラマンガはボンドに警告して立ち去る。
ボンドは落ちていたソレックスを発見し、
助手のグッドナイト(ブリック・エクランド)に渡すが、彼女が捕まってしまう。
ボンドはスカラマンガを追って、
偶然にもペッパー保安官(クリフトン・ジェームス)の乗った車で追跡。
腐って曲がった橋を利用し、回転しながら対岸へ行くが、
スカラマンガは車に羽根をつけて空へ逃げる。
発信器から中国領海へ逃げたとわかり、ボンドは単身赴く。
待ち受けていたスカラマンガは、ソレックスを各国に競売にするつもりだと説明。
そして、彼は殺しの芸術家としてボンドとの対決を要求。
ニックナックの仕掛で対決するが、ボンドは監視カメラから逃れる舞台裏を発見。
ロウ人形のマネをしてスカラマンガを射殺。
グッドナイトが見張りを倒すが、装置の温度が上昇し、工場は今にも爆発しそうだ。
ボンドはソレックスの回収し、スカラマンガの船で脱出。工場は大爆発する。
船にニックナックが潜んでおり、対決。これを倒して帰還する。
というわけで、世界最高の殺し屋という発想はよくて、
殺しの芸術家として、1発しか撃てない特製銃と言うのもいいのだが、
ペンやシガレットケース等を組み立てて銃にすると言う発想はいただけない。
小人のニックナックも割といい味。
屋敷のいろんな装置もいいのだが、わざわざいつもそこで対決すると言うのは、
相手に対してアンフェアな気がする。
スカラマンガのキャラクターはいいのだが、それがソレックスなどという物を
狙っている事にしたため、途端にバカバカしくなってしまう。
ボンドは相変わらず不在で、無理矢理再登場したペッパー保安官が
場面をさらうと言うのも変な感じ。
初期に戻ろうとした意気込みが感じられるが、中途半端であった。
LD
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007/私を愛したスパイ(77)
監督 ルイス・ギルバート
英潜水艦レンジャーと、ソ連潜水艦ポチョムキンが行方不明に。
KGBは、アマソワ少佐(バーバラ・バック)が調査に。そして、恋人の死を知る。
M(バーナード・リー)は、ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)を呼ぶ。
レンジャーの航路は、熱感応システムで漏洩。システムはカイロで売られると言う。
ボンドは競売するカルバに会い、アマソワと対面。
しかし、カルバは鉄の歯を持つ殺し屋ジョーズ(リチャード・キール)に殺される。
ボンドらはジョーズを追跡。怪力に苦戦しながら、マイクロフィルムを奪取。
MとKGBゴゴール将軍(ウォルター・ゴテル)は手を組む事に。
Q(デズモント・ルウェリン)の分析で、ストロンバーグ商船のマークを発見。
ストロンバーグ(クルト・ユルゲンス)は、サルジニアに海洋研究所を持つ富豪だ。
ボンドらはストロンバーグと対面。ロータスエスプリのボンドを刺客が襲う。
爆弾搭載のサイドカーや、絨毯爆撃するヘリのナオミ(キャロライン・マンロー)。
回避したエスプリは潜水艇になり、研究所を調査。今度はダイバーたちと対決。
ストロンバーグのタンカー、リパラス号が寄港していない事が判明。
さらに、ボンドがアマソワの恋人を殺した事も。
2人は米潜水艦で、リパラスに接近。機能停止し、船内に回収、捕虜にされる。
ボンドらは捕まり、ストロンバーグの計画を聞く。
彼は、米ソを核攻撃し、世界を壊滅させ、海の世界を作ろうと言うのだ。
ストロンバーグがアマソワを連れて去った後、ボンドは見張りを倒して反撃に。
乗員と協力し、ドックを抑える。続いて、核ミサイルの起爆装置で司令室を爆破。
2つの潜水艦に、双方を攻撃するよう指示を出し、成功。
海洋研究所攻撃が決まるが、ボンドはアマソワ救出のため、単身向かう。
ストロンバーグを射殺。ジョーズをサメの池に落とすが、逆にかみ殺す。
アマソワを救出し、脱出艇で脱出。彼女も、ボンドへの愛には勝てなかった。
というわけで、007シリーズが大作の傾向に走った作品。
ジョーズを出すあたりでも、お手軽に走ったと言う感が強い。
物語は、出たとこ勝負で、けっこう強引。恋人の写真を持ち歩くスパイとは。
バーバラ・バックが、ちっとも有能そうに見えない。
海軍中将役のロバート・ブラウンは、バーナード・リー死亡後のM役。
音楽は、マービン・ハムリッシュ。
LD
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007/ムーンレイカー(79)
監督 ルイス・ギルバート
英国のスペースシャトル、ムーンレイカーが、輸送中にハイジャックされる。
ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)が調査に。シャトルはドラックス製だ。
カリフォルニアの、ドラックス(ミッシェル・ロンズデール)の大工場へ。
NASAのグッドヘッド博士(ロイス・チャイルズ)の案内で遠心力訓練機に。
しかし、用心棒チャンによって、バラバラにされかかる。
ヘリ操縦士コリンヌ(コリンヌ・コレリー)の協力で、書斎の書類を盗み見る。
ドラックスは、裏切った彼女を犬に襲わせる。
ベニスのガラス工場を調査。ゴンドラに乗ると、敵の襲撃を受ける。
夜、再び工場へ。そこには研究所があり、ガスを製造していた。
チャンに襲われるが、これを撃退。グッドヘッドがCIAと見抜き、協力を約束。
だが、M(バーナード・リー)らとガラス工場へ行くと、そこは片付けられていた。
ボンドは貨物を追って、リオからサントロピエへ。グッドヘッドも来ていた。
ケーブルカーを止められ、ジョーズ(リチャード・キール)の襲撃を受けるが回避。
2人は救急車に捕まるが、ボンドだけ脱出する。
Q(デズモント・ルウェリン)の分析では、ガスは人間を殺すが、動物には無害だ。
ボンドは、原料のランを追って、タパラピ川へ。ジョーズらのボートの襲撃を受ける。
美女に招かれ、ドラックスの基地へ。ドラックスはムーンレイカー各機を打ち上げる。
彼は、欠陥が発生したため、政府のシャトルを奪ったのだ。
ボンドはグッドヘッドと共に脱出。飛行士を倒し、宇宙へ出る。
積み荷は、男女。この計画は、ノアの箱船だ。シャトルは宇宙ステーションへ。
ボンドらは電波妨害装置を破壊。米ソがステーションを発見。NASAが出動する。
ボンドらは捕まり、ガス球が発射。1つで1億人が死ぬ。
醜い人間は殺すというドラックスの計画を利用し、ジョーズを味方に。
非常停止ボタンを押し、突入した米兵と共に撃ち合いに。
ドラックスを宇宙へ放出。ムーンレイカーのレーザーでガス球を追跡。破壊する。
というわけで、ボンドがついに宇宙に出たという作品。
ラストのロケ地にも宇宙とある。しかし、出たとこ勝負の展開はさらに激しく。
意味もなく、世界を飛び回っている感が。
ランの毒だからと言って、ランの原産地に行くとは。
鳥の猟を利用して、ボンドを処分しようとするまだるっこしさ。
チャンの剣道は無茶苦茶。ジョーズに恋人までできてしまう。
LD
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007/ユア・アイズ・オンリー(81) 
監督 ジョン・グレン
英国の電波監視船が機雷に命中し沈没。
潜水艦ミサイル誘導装置ATAC発信器があり、敵に奪われると危険だ。
考古学者ハブロックに引き上げを依頼するが、ゴンザレスに殺される。
情報員ボンド(ロジャー・ムーア)は、ゴンザレスの屋敷へ。
だが、ゴンザレスはハブロックの娘メリナ(キャロル・ブーケ)に殺され、
メリナと共に山道を車で逃げる。
ボンドは、ゴンザレスに金を渡した男を照会。ギリシャ密輸団のロックと判明。
フェラーラと合流。クリスタトス(ジュリアン・グローバー)を紹介される。
彼によれば、ロックはかつての相棒コロンボの片腕だと言う。
だが、ボンドはスキー場でバイアスロン選手のエリックらに襲われ、
スキーでボブスレーコース等を逃げる羽目に。しかもフェラーラが殺される。
ボンドはコロンボ(トポル)の愛人リスルに接近。
だが、彼女はロックに殺され、ボンドは現れた別の男たちに捕まる。
コロンボによれば、敵はクリスタトスだと言う。ロックも彼の部下だ。
二重スパイである彼は、英国にも信用されていたのだ。
ボンドらはクリスタトスの倉庫を襲撃。ロックも倒す。
メリナと合流したボンドは、航海日誌で沈没船の位置を発見。
潜水艇で向かい、ATACの回収に成功。だが、船をクリスタトスに奪われる。
オウムが会話を覚えていたため、彼らの隠れ家が断崖の上の修道院と判明。
ボンドは断崖を登り、コロンボらと制圧。逃げるクリスタトスをコロンボが倒す。
ゴゴール将軍(ウォルター・ゴテル)が到着するが、ATACを谷底に投げる。
と言うわけで、007が久々にアクション中心に戻った1作。
しかし、アクションをやたらつないだ間があって、必然性がないものも多い。
特に潜水艇のシーンは退屈。ATACを回収する必要はまったくないのだが。
自分で手を下す、それも大した技術を要しない殺し屋が、豪邸に住むのはなぜ。
クリスタトスのかわいがるスケート選手ビビに、リン・ホリー・ジョンソン。
音楽は、ビル・コンティ。
LD
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007/オクトパシー(83)
監督 ジョン・グレン
東独で殺された009が、ロシア皇室のファバジェの卵の模造品を持っていた。
Mらはソ連の外貨稼ぎと考え、情報員ボンド(ロジャー・ムーア)を派遣。
ボンドはオークションに。売り専門のカマル・カーン(ルイ・ジュールダン)が、
ファバジェの卵を買う。しかし、ボンドはひそかにニセ物とすり替えていた。
ボンドはカマルを追ってインドへ。カジノで対決し、彼を負かす。
カマルといた女性マグダと接近。卵を奪われ、彼もまたカマルの屋敷に捕らえられる。
屋敷にはソ連のオルロフ将軍(スティーブン・バーコフ)が到着。
盗聴し、計画はカールマルクスシュタットでと聞く。ボンドは密林を逃走。
マグダの入れ墨等から、億万長者男子禁制の屋敷に住むオクトパシーの事を知る。
ボンドは彼女の屋敷へ。オクトパシー(モード・アダムス)は彼を歓迎。
彼女は密輸のため仲間を集め、サーカス等の多角経営をしているのだ。
サーカスはカールマルクスシュタットへ。ボンドはサーカスに潜入。
オクトパシーらはサーカスを隠れ蓑に、クレムリンの宝石を密輸していた。
だが、オルロフらはさらに核爆弾をセット。米軍基地で爆破させる計画だ。
となれば、事故として反核運動が高まり、無防備の米軍を倒す事ができる。
ボンドは車で列車を追跡。追うオルロフは国境で射殺される。
ボンドは列車に飛び移り、双子の殺し屋を倒す。車で米軍基地へ急行。
警察の追跡を振り切り、間一髪、爆弾の時限装置を止める。
裏切られたオクトパシーらは、逃走をはかるカマルの屋敷を襲撃。
だが、オクトパシーは捕らえられ、飛行機へ。
ボンドが急行し、機の上で用心棒ゴビンダと格闘。これを倒し、舵を奪う。
機は墜落、ボンドはオクトパシーと脱出する。
と言うわけで、前作に続き、初期に戻った感じの作品。
前作より物語にいろいろ盛り込んでいていい。
しかし、宝石密輸のからくりが、いまいちわかりにくい。
LD
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007/美しき獲物たち(85)
監督 ジョン・グレン
西側が開発した最新のICが、ソ連で発見される。
ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は、製造したゾーリン工業を調査。
ゾーリン(クリストファー・ウォーケン)は、ハイテク界の大物だが、
亡命以前の経歴は不明。彼の馬は競馬で圧倒的な強さを見せる。
ボンドとチベット(パトリック・マクニー)は、競売に潜り込む。
地下の研究室では、馬の足にICが埋め込まれ、ステロイドを適量注射する手術が。
これによって馬は疲れ知らずなのだ。Mにら連絡しようとしたチベットが殺され、
ボンドも捕まり、車ごと池に沈められるが、何とか脱出。
ゾーリンはKGBの指示で動いていたが、今は命令を無視し、
販売網を築くため、世界の8割のICを生産するシリコンバレー壊滅を計画。
ボンドは採油現場で、KGBのポーラに出会い、盗聴テープをいただく。
彼らは何かを計画しているのだ。
市庁舎で取材し、ゾーリンの所にいた女性ステイシー(タニア・ロバーツ)に会う。
ゾーリンは彼女の会社を乗っ取ろうとしていたのだ。
地質学に詳しい彼女は、ゾーリンが断層に海水を引き込み、
地震を起こそうとしている事に気づく。
だが、ゾーリンは彼女の上司を殺害し、庁舎に放火して置き去りに。
ボンドらは脱出するが、殺人の容疑で追われ、消防車で逃走する。
彼らはゾーリンの廃坑へ。湖水を引き込み、岩盤を爆破する計画だ。
地震でシリコンバレーは沈む。彼らはメイデー(グレース・ジョーンズ)に追われる。
ゾーリンは作業員を見殺しにし、爆破を開始。彼らは飛行船で逃走。
怒ったメイデーは、岩盤爆破の爆弾を持ち出し、自爆して計画を阻止。
ゾーリンはステイシーをさらうが、ボンドもロープに捕まって上昇。
金門橋に縛りつけ、その上で格闘。ゾーリンを倒し、飛行船も爆破する。
と言うわけで、ロジャー・ムーア最後のボンドもの。
ここ数作のマジメ路線は維持しているが、どこかで聞いた話と言う印象は否めない。
役者が老体となり、何だかご苦労様という感じ。
メイデーの仲間のジェニーに、「インディ3」のアリソン・ドゥーディ。
KGBゴゴール将軍の護衛に、ドルフ・ラングレン。
LD
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007/リビング・デイライツ(87)
監督 ジョン・グレン
ジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)は、
亡命するコスコフ将軍(ジェローン・クラッペ)を助けるため、狙撃手を撃つ任務に。
だが、狙撃手はチェリストのカーラ(マリアム・ダボ)。
プロでない彼女を見逃し、亡命は無事成功。コスコフの取調が始まり、
KGBのプーシキン将軍が、米英のスパイを全滅させる計画を遂行している事を知る。
KGBによって、コスコフは連れ出され、ボンドにプーシキン殺害命令が。
ボンドは陰謀を感じ、カーラを尾行。彼女のライフルが空砲である事に気づく。
亡命は演技だったのだ。友人と称し、彼女に接近。
アストンマーチンで国境の検問を突破。
武器商人ウイテッカー(ジョー・ドン・ベイカー)は、コスコフと共に
世界革命計画を計画。そのために、邪魔なプーシキンをボンドに殺させるのだ。
ボンドは、チェロの金の出所から、ウイテッカーの存在を突き止める。
ボンドはプーシキンに直接会う。彼はスパイ殺し計画を否定。
そこで、ボンドはプーシキン暗殺の芝居を打つ。
だが、コスコフにだまされたカーラに薬を飲まされ、ボンドは捕まる。
彼らはボンドをアフガニスタンに引き渡す。だが、脱出に成功。
コスコフは武器の資金で麻薬を買い、私服を肥やしていた。
輸送機に爆弾をセット。レジスタンスのカムランらが襲撃。
ボンドは輸送機を離陸させるが、殺し屋のネクロスが乗り込んでおり、
網に引っかかって空中で格闘。ネクロスを倒す。
さらにソ連軍のレジスタンス攻撃を阻止。
ウイテッカーの屋敷を襲撃。彼を倒し、到着したプーシキンがコスコフを逮捕する。
と言うわけで、ティモシー・ダルトンによる007第1作。
久々にアクションが若返ったと言う感じか。
それにしても、敵の計画があまり巧妙に思えず、
あまり手広くやりすぎていて、計画を阻止したと言う印象が持てない。
悪役が2人に別れてしまい、コスコフの方は死にもしないのが弱い。
それにしても、ラストで輸送機を離陸させる必要はまったくなかったと思うのだが。
LD
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「007/消されたライセンス」(89)を見た。
結論から言うと「?」という感じで
冒頭から45分はむちゃくちゃおもしろかったのだが
そこからおよそ45分もの長い間中だるみして
最後の30分はまたおもしろいのだが
最初の45分ほどではないという感じだ。
冒頭は例の銃口に向かって撃つシーンの音楽が
マイケル・ケイメンの大胆なアレンジで今までと違うシリーズみたいという
印象を与えるが、そんなことを考えるヒマもなく
結婚式場へ向かっているボンドと元CIAのレイターのところへ
麻薬王サンチェスが入国したとの連絡が入る。
麻薬捜査官たちが飛行場を急襲するが、
サンチェスは裏をかいて軽飛行機で脱出しようとする。
それをボンドがヘリで追跡して、ワイヤーをひっかけててレイターと二人そろって
パラシュートで式場に登場するという次第で
何だかめまぐるしくてほとんど状況を判断できない間に
次々と事件が起こってぜいたくなつくり。
もっとも、この後の主題歌がなぜか2番から始まるという
大チョンボもあるけど(どうりでCDで聞いててバカ長い曲だと思った)
ゾクゾクするような始まり。
だが、麻薬捜査官のひとりが寝返ってサンチェスの脱走を手助けしてしまう。
レイター夫妻は襲われて、新婦は殺害、新郎はサメに食われて片足を失う。
冒頭からレイターとの友情を感じさせる演出で
今までになく人間くさいボンドだが、
二人の悲惨な結末を見てうろたえる様子も今までにないものだ。
アメリカ当局は手をうつのかと思ったら、サンチェスは南米では麻薬を武器に
「サンチェスの法」というのをもっている大物でなかなか手が出せない。
煮えきらない様子にしびれをきらしたボンドは友人のシェーキーとふたりで
レイターの足を食ったサメを発見し、エサに麻薬を隠していることから
サンチェスのしわざだという確信をもつ。
ここで寝返った麻薬捜査官にみつかるが
サメのプールの上に追い込んで、
捜査官はもらったワイロで命ごいをするのだが
「これは君の金だ」
とケースをロープにつかまっている捜査官に投げつけてプールに落としてしまう。
ここらなんか、もっとやれ!とい感じでボンドの怒りが見えてくるようだった。
これでたくさん殺したもんだからMがかけつけて
早く任務を遂行しろと言われるが
あくまでも個人的な復讐を優先したもんだからクビになってしまう。
続いてサンチェスの部下の船にのりこんで
麻薬密輸の方法をかぎまわる。で、やることがすんだころに
到着したボートにシェーキーの死体が乗っているのを見て怒る。
「こいつは大漁だ」と言っていた男の前に
敵のまっただ中だというのにどうどうと出ていって
「シェーキーのお返しだ」とモリで殺して
水中に逃げる。敵はおぼれたと思うんだが
この死んだ男のマスクを奪うボンド。
で、船と水上に着水した軽飛行機の間を無人潜水艇が行き来して
金と麻薬の交換をするんだけれども
この麻薬をナイフで切り裂いて海にばらまくボンド。
フロッグメンがかけつけるが
軽飛行機にロープのついたモリを撃って
水上スキーのテクでとびのって
飛行機に乗るふたりを下へ落としてしまうあたりは
悪者連中に「まずいやつを敵にまわしたな」と思わせるような
あざやかさであった。
こんなのは普通の刑事が扱うような事件なわけで
ボンドの相手ではないわけだが
それだけに痛快感がある。
この後、レイターの部下のパムという女と合流し
Qが親心からか小道具をくれる。
サンチェスに接近して、英国情報部員をクビになったので
用心棒になるというような感じで信用させてしまう。
その結果、香港の麻薬捜査官の計画をパーにしてしまって、
しかも彼らを見殺しにしてしまうという失態をおかす。
だが、サンチェスの愛人の協力もあってサンチェスの部下を
裏切ったかのように見せて次々とサンチェスの手によって処分させていく。
ところが、このおよそ45分があきれるほどつまらない。
ここがあんまり長い間つまらないので
この映画の評価が「?」になってしまうのだ。
これがようやく終わるとサンチェスの秘密基地にいく。
これは新しく配下におこうとする中国人にシステムを紹介するためなんだけど
ガソリンに麻薬をとかして後でろ過するという方法で
タンクローリーで密輸しているわけだ。
ここにいた殺し屋がボンドがサンチェスをかぎまわっていたことを覚えていた。
そこでボンドはガソリンに火をつけて逃げようとする。
これが不思議なもんで、ちょっと火が出ただけで基地全体が
あっちもこっちも火を吹いて最後には大爆発してしまう。
危ないので逃げ出すタンクローリーの軍団。
固めた麻薬をこなごなにする機械に落とされそうになるボンドだが
逆に殺し屋を落としてしまう。
この殺し屋も危なそうなやつでもっと激しい格闘があるのかと思ったが
たいしたことはなかった。
というわけで地獄の谷とかいう名前のいかにも危なそうな道を逃げるタンクローリー。その一台に軽飛行機から飛び乗り奪ってしまう。
激しいカーチェースで一台倒した後、ジープの連中がバズーカで攻撃してくるわけだが
これをCMでもご存知のように片輪走行で回避。
だが、機関銃の攻撃でタイヤがパンク。
そこでタンクの部分を切り放して下の道を逃げるサンチェスたちにむけて
タンクの部分を落とす。タンクはサンチェスの前のローリーに激突して爆発!
あたりは火の海。だが、サンチェスは別のローリーに乗り換えて逃げる。
ボンドもこの火の海のところに着いて、何とウイリーして突破。
それでこのタンクローリーには自動運転などというバカなものがついていて
サンチェスのタンクローリーに飛び移る。
ボンドはタンクを解放したものだから、後ろの道にガソリンが流れる。
さっきの火の海のところでタイヤが燃えている追跡のジープは
当然のように炎上。燃えながら崖下にまっさかさま。
追跡するパムの軽飛行機と空中で激突しそうになる構図のおかしさ。
道路にバック・トゥ・ザ・フューチャーのように火が走る。
走り続けたまま、外へ出て(運転手はいる)格闘するサンチェスとボンド。
それでどうやったのか忘れてしまったのが痛いんだけど
このままタンクローリーは崖下におっこちてしまう。
服がボロボロになるサンチェスとボンド。
だが、サンチェスがボンドののどもとにナタをつきつける。
そこでボンドが「何でこんなことをしたのか言おうか?」
と言って、レイターにもらったライターを見せる。
次の瞬間、ガソリンまみれだったサンチェスはひだるまになり、
ボンドは復讐を果たす。
というわけで、最初と最後はむちゃくちゃおもしろかったので
また見ないわけにはいかないわけだが、
あの途中をどうやってのりきるかがポイントである。
これほど場面によって評価がぜんぜん違う映画って珍しいよね。
パムというのはグラビアでは髪の毛が短くて男みたいで情けないんだけど
それはボンドの秘書のフリをする変装で
髪の毛が長い間はけっこう美人だった。
PLAYBOYにヌードが出たらしいんだけど買えばよかったかもしれない。
私はまったく知らない女よりも、
こうやって人物像がやや見えた女がぬいだ方が好きである。

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