ディジョンでの滞在は土日だったので、土曜日の夕方到着後、観光はせずに
ワインショップを求めて、旧市街をうろうろしたが、意外に見つからない。
結局、ツーリストインフォメーションへ向かう道路(rue des Forges)沿いで見つけた小さなお店で、ワイン以外のものも
含めてまとめ買いした。品が良くて感じの好いおばさんが一人でやっている
「REGALS DE BOURGOGNE("ブルゴーニュの喜び"とでも訳すか?)」というお店です。
○ブルゴーニュ・ワイン
ディジョンに来たからにはブルゴーニュワインを買わずにはいられない。
しかし、残念ながら、酸味の強いブルゴーニュワインは、輸送には弱いらしい。
我々が入った店の品揃えは、高いビンテージ物ではなく、「1er Crue(プルミエ・クリュ)」と
言われる上等だが比較的手頃な価格帯が主流で、まさに願ったりかなったり。
友人が、おばさんに味や輸送への耐性などを聞きながら選んだワインは6種類。
うち、3本は私も賞味させてもらった。価格は10〜40ユーロくらい。
右写真の右側の1983年産のジュブレイ・シャンベルタン(Gevrey-Chambertin)1er Crue
が一番高価で約5000円。
日本では、なかなかこの値段では手に入らないのではと思う。
(この生産者のものが、日本に輸出されているかもわからないので、
日本で売られていたら。。という想定事態に無理があるけれど。)
味はブルゴーニュらしく華やかで軽やか。飲みやすいので、あっという間に
なくなってしまいました。
ちなみに、写真左側は、Chambolle-Musignyの村名ワイン。
○ワイングラス
姉(4号)のリクエストでワイングラスを探していて、なかなかちょうど良いものがな
く困っていたのだが、この店で一見ブランデーグラス風の
口が広く丸いフォルムで背の低いグラスを見つけた。
おみやげ物らしく、ワインの産地の名前と紋章が描かれていて、
たくさんの種類があった。
友人がワインを選んでいる間に、私はグラス選び。
紋章が綺麗なもの、ワインで有名な村名等々。手にとって並べて比べてを、さんざん
した挙げ句、ワインを購入したことでもあるし、有名な村だし、ということで、
「Gevrey-Chambertin」と滞在したヨシミで「DIJON」のものを購入した。
(←写真参照:左 DIJON、右 Gevrey-Chambertin)
各3.05ユーロ。 予想以上に飲みやすく扱いやすいグラスでした。
○クレーム・ド・カシスとディジョン・マスタード(写真右下)
ディジョンの名物といえばこの2つ。
クレーム・ド・カシスは、カシスのリキュールで、シャンパンで割れば「キール・ロワイヤル」
ソーダで割れば「カシス・ソーダ」になる。
50mlの小瓶で売られていて、お土産に便利なので多数購入。2.44ユーロ。
カシスのほかに、イチゴなどのリキュールも売られていた。
ディジョンのマスタードといえば、「マイユ社製」が有名で、日本でも普通にスーパーで売られている。
ディジョンで買ったらすごく安いというものでもないし、賞味期限も短いので買うつもりは
なかったのだが、この店で小瓶がすごく安く売られていたので、思わず会社の同僚用に購入。
(マイユ社製ではない。)
普通のディジョン・マスタードのほかに、緑とか赤とか、変わり種があったが、
味について自信が持てなかったので、オーソドックスな黄色に茶色のツブツブの入ったタイプを買った。
0.62ユーロ。
○ミント・キャンデー
おばさんがあまりに勧めるので、1号&2号のお土産用に購入。
マリア様の絵柄の缶入り。(写真右下参照) ほかに、オレンジ等の味もあったのだが、
ふと興味を抱いた「アニス」という種類のキャンデーを食べさせてもらったら・・・。
相当強烈な味。かつて、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の施薬院で
間違って買ってしまったタブレットを思い出した。ミントは、まあ食べられる味だった。