番 外 編 |
★ 両替★
欧州がユーロに統一されて(2002年1月より)初めてのヨーロッパ。
2000年5月、中欧旅行に行く前にユーロT/Cを作ったときは、 1ユーロ=105円くらいだったが、昨今の円安進行で、今や 1ユーロ=約120円。前回の旅で100ユーロ残していたので、 先見の明があった!と自画自賛だったのだが(その頃は使い勝手が悪くて残っただけだが。 参照:中欧旅行記)、何となくタイミングを逸し、結局つかわずじまい。。。 次の機会にユーロが暴落していないことを祈るのみ。日本の東京三菱銀行の外為フロアには、自動両替機があり、 5、10、20等の小額ユーロ札を組み合わせた100ユーロパックを 扱っている。2002年4月30日、このパックは12340円也。 ところが、シャルル・ド・ゴール空港(CDG)の両替屋は、日本の銀行より両替率が悪いのだ。 2002年5月1日の両替率は、1ユーロ=124.58円。 これに更に手数料を取られるので、1万円=74ユーロ程度。 空港でしか両替する時間がない場合には、日本で事前に両替することをオススメします。 (CDG空港で、T/Cを両替すればよかったのだが。。。)
★携帯式カード読み取り機?★
カードの読み取りの時、どの店でも持ち運び可能な無線式(?)カード読みとり機を使用している。 クレジットカードは、縦にさっと通して使うのだが、時々店員さんが戸惑っていたりして、不思議に感じていた。
よく見れば、ほかのお客さんは、カードをその機械の前面に差し込んで、暗証番号らしきものを入力している。 何かと思ったら、それは日本で言うところのデビッドカードのようないわば「電子マネー財布」で、 クレジットカードとは違って、その場で銀行(もしくはカードに入金された電子マネー)から現金が引き落とされる ような仕組みのものらしい。 本人が暗証番号を打ち込む必要性から、持ち運び可能な読みとり機が発達したのだろうか。
そういえば、フランスは電子マネー実験に最初に取り組んだ国のような。。 いつの間にか、すっかり定着しているのだなあと感心した。★水★
レストランでは、頼まなくても水差しに並々水がつがれて出てくる。 しかし、これは単なる水道水らしく(当たり前に水道の水を入れているのを目撃)、 店によっては「ミネラル・ウォータ(有料)にするか?」と聞かれた。
でも貧乏性なので「これでいい」と、そういう水をがばがば飲んでいたけれど、 味も悪くなかったし、お腹も壊さなかった。さすがエビアンの国。
と、思っていたら、それは私のまったくの勘違い。実は、友人が毎回「水下さい」と頼んでいたらしい。 (フランス語がわからないので、友人がそんなことを言っていたとは全然気がつかなかった。f(^ ^; )ミネラル・ウォータの値段は店によるが、スーパーでは銘柄物(Evian、Volvic、Vittel等:綴りに自信なし) ではない水なら、1.5L=0.3~0.5ユーロで入手可能。 一番高かったのは、Dijonのパティスリーで買った冷えたEVIAN。1.5L=300円くらい。
★レストランのMENU★
MENU(ムニュ)といえば、フランスではコース料理を指す。
アントレ(前菜)→メイン(肉・魚料理)→フロマージュ(チーズ)→デザートのセット。 店によっては、フロマージュかデザートを選べるMENUもあった。 気軽な比較的安い店(中華料理等)でも、必ずこのMUNEがあり、日本の「定食」感覚で利用しやすい。
★インターネット★
忙しい旅なのでインターネットをする暇はないだろう。。と思いつつも、自宅で検索して パリのインターネット・カフェのリストをプリントアウトして、ルーブル宮殿近くの店に目星をつけていた。
ルーブル近くの小道を地図を持ってうろうろしながら、ようやく見つけた住所の先は。。。 見事に潰れていた。まだ椅子や机の残骸は残っていたけれど、完全に営業停止状態だった。 妙に安いとは思ったのだけれど。
ということで、今回は、インターネット実践情報はなし。
★雨と忘れ物★
なぜか、コトがうまく運ばない時には、いつも雨が降っていた。 というより、雨が降っているから悲惨な気持ちに拍車がかかったというべきか。
実は、1日目の夜に食事をしたレストランにデジタルカメラを置き忘れてしまうという大失敗をやらかした2号。 2日目の朝、出発準備中に気づき、とりあえず、そのレストランに向かったのだが。
朝8時。レストランは閉まっていた。人気無い店の前をうろうろした挙句、友人が、忘れ物をしたことについて 急遽メッセージをフランス語で書いてくれたのだが、そんな時に限って、冷たい雨が激しさを増し、 路上に置かれた荷物はびしょ濡れ。ともかく、友人に傘をさしかけ、 祈るような気持ちで、ドアの隙間に無理やりメッセージを差し込んでレストランを後にした。
そして、パリに帰ってきた5日目の夜10時頃、空腹を抱えたまま、地下鉄を乗り継ぎ、またその店を訪れたが、なんと 日曜日でお休み!その時もやはり雨。。。
最終日、一人で再び、そのレストランに向かう時も、やはり雨が降り出してきて、心に暗雲が立ちこめたけれど、 3度目の正直でレストランのおじさんおばさんからデジカメを無事に受け取ることができた時は、偶然にも雨も上がっていた。
私がパリにいる間に店が空いていることはないのではないか、空いていてもデジカメはなくなっているのではないかと諦めていたので、 このときは、ちょっと涙ぐみそうになるくらい嬉しかった。要するに、パリは雨ばかり降っていた。ディジョンも雨。
雨だといろいろなことを考えてしまうのか、ディジョンでは、荷物にフィルムを入れ忘れてしまったような気がして、 観光しながらも急に不安になってしまった。(実際にはちゃんと荷物に入っていた。)その点、ペリゴールは天気が良かったので気分も良かった。 私の場合、天気と気分とイメージには、密接な関係があるようです。