バイエルン 編

<文責:女王様2号>


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★ 観光 ★











ホーエンシュバンガウ城
 ドイツ旅行と言えば、ノイシュバンシュタイン城というほど有名なお城です。(写真:右下)  美形で孤独で変わり者だった (ホモ説あり)19世紀のバイエルン王ルートヴィヒ2世が建てた未完の城で、 名前は知らなくとも、「白鳥城」「ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになった城」と聞けば、 思い当たるかも。

 自力で行くのは大変そうだったので、我々はANA系列の日帰りバスツアーに参加した。 (VISTANAツアー:ノイシュバンシュタイン城&リンダ-ホフ城1日観光:13,000円) 朝8:00宿泊先のCITY HILTONロビー集合で、白い大型バスに乗り込み、道々日本人ガイドのルートヴィヒ2世に 関する話など聞きつつ進むのだが、日曜日で道路が空いていたのか、城のあるホーエンシュバンガウの町には、 10時前に着いてしまった。
ノイシュバンシュタイン城  しかし、最近予約制になったノイシュバンシュタイン城に入場出来る時刻は12:30。 (リクエストは10:30で出したらしいのだが。) 2時間以上時間をつぶさなければならない。
麓にあるホーエンシュバンガウ城(写真:左上)を観光しようかとも思ったが (ツアー範囲外:自費観光)、 面倒だったので、ガイドさんに連れられるままミニバスにて山の上に登り、 有名な写真ポイントマリエン橋という吊り橋から写真を取ったり、シュロスというレストランで昼食を 食べたりしているうちに、入場時間がやってきた。 ちなみに、マリエン橋で「トゥナイト2」の撮影が行われていて、山本カントクがいた。

 さて、ようやくノイシュバンシュタイン城に入場。まずはオーディオガイドが渡されるので それの指示に従って進む。城内は写真撮影禁止。だが、城から外の風景を写すのは可。 オーディオガイドは無線式になっていて、部屋の入口に立つ警備員さんが持っている アンテナ(?)に反応して動き出す仕組みになっている。 今まで聞いてきた数々のオーディオガイドの中では、一番流暢な日本語だった。
部屋は13室ほどで、一部屋の大きさはそれほどでもない。所要見学時間は約40分。 ワーグナーの歌劇『タンホイザー』や『ローエングリン』の世界を 再現しようとしたこの城は、まさに「メルヘン王の夢の城」(←オーディオガイドより)。
しかし、オーディオガイドを聞きながら、さらっと見たせいか、自分でも驚くほど、城の内部の印象が薄い。 強いて言うなら、壁画が見事だった(多分)。もっと異様な雰囲気かと思っていたのだが、案外普通だった。
最後が厨房であったが、この城は実は作られて100年ほどしか建っていないので、 設備が近代的で新しかったのが印象深かった。
 







キリスト受難図壁画
ルートヴィヒ2世が建てた離宮。彼が計画した城の中で、唯一完成した城である。
オーバーアマガウという町の近くにある。 この町は、10年に1度のキリスト受難劇と家々のフレスコ彩色壁が有名である。 (写真:キリスト受難図の壁画が描かれた家→)

キンキラ装飾 リンダーホフ城も、予約制の入場制限がある。が、こちらは、ツアーの希望通りの時間で 取れたようだ。説明も、オーディオガイド等ではなく、ガイドさんが直接することになった。
リンダーホフ城は、外側は小さな城で大したことはないが、内装の金装飾がすごい。 もういい!と思うほどのキンキラキン(左写真参照)で、 当然莫大な建築費がかかっているらしい。 説明によれば、ルートヴィヒ2世が、フランスのルイ14世及び彼の城ヴェルサイユ宮殿に 憧れて作った城らしい。ここはフラッシュを焚かなければ撮影可。
おもしろかったのは、ルートヴィヒ2世の食卓の天井画で、よく見ると脚が絵から飛び出していたりする。 陶器の花 ガイドさんの話によれば、人間嫌いだった王は、食事も一人きりで取るのだが (召使いが食事を持ってくるのさえイヤで、テーブルを厨房に直接降ろすエレベーター式で、自動的に 食事が上がってくるような仕組みを作った。)、しかし、やはり一人の食事はつまらなかったようで、 彼の暇つぶし用(?)に描かれたらしい。案外お茶目な性格だったのかも?? (写真:陶器製の花→)

見学を終えるとちょうど4時頃で、宮殿の前の噴水から水が高く吹き上げられ始めた。 ちなみに、噴水の前に置いてある裸婦の像も不自然なほど金ピカである。
それをのんびり眺めたり、スーベニアショップで絵はがきを買ったりしている時、 1号と2号は、ふと、ガイドブック等に載っている「ヴィーナスの洞窟」という人工的に 作られた洞窟に行っていないことに気がついた。地図を見ると、別の建物の中にあるようである。そこで、2人は そちらの方向に行ってみることにした。自由時間が後15分しかなかったのだが。。。 が、道は結構な上りで、しかも、行けども行けどもそれらしいものに突き当たらない。 ようやく案内地図を発見したが、まだ半分くらいしか来ていないことを知り、時間もないので 諦めて引き返すことに。。。こうして、無駄に走った上に、集合時間にも5分ほど遅れてしまう羽目になるのだ。
 











大聖堂
ミュンヘンから快速電車で約1時間半のドナウ川沿いの歴史ある町レーゲンスブルク大聖堂遠景 ここに友人A嬢が留学しているため、このドイツ旅行は企画された。だから、一番の目的地と言えなくもない。
街の中心に位置する巨大な聖堂(Dom St.Peter)は、13~14世紀に建てられたゴシック様式の教会である。 ただし、2本の尖塔(写真左)は、19世紀になって建築されたらしい。
そして、毎度のことだが、この尖塔もなにやら修復中。。。入口がわかりにくくて、危うく入れないところであった。
ステンドグラスが素晴らしいのだが、天気が悪くて外の光が弱かった上に、特にステンドグラスを 売りにしていないのか、採光に工夫が凝らされていない。フラッシュなしでの撮影にチャレンジしたが、 我慢比べのようなシャッタースピードの遅さで、我慢強くない2号の写真は、ブレまくってしまっていた(涙)。

また、この教会は日曜日のミサの少年合唱団が有名である。(月曜日に行ったので影も形もなかったけど。)
 







殿
ヴァルハラ神殿
 レーゲンスブルクの街から船で10kmほどドナウ川を下った丘の上に、唐突に現れる白いギリシャ風神殿。 それがヴァルハラである。ノイシュバンシュタイン城を造ったルートヴィッヒ2世の祖父である ルートヴィッヒ1世によって建てられたこの神殿の中には、ドイツ文化に光彩を与えた偉人達の胸像やプレートが 飾られている。

 夏の間だけ運行する船は1日2便。45分かけて客をこの神殿に運び、1時間ほど停泊した後、客を連れて戻る。 所用時間約3時間の、のんびりした旅である。料金は往復16DM(約950円)
 女王様が乗った便は、遠足の小学生(?)の団体と一緒であった。幸い元気な子供達は甲板に集中していたので、 ビールとソーセージの昼食を取りつつ、意外に見るほどのこともない外の景色を眺めながらまったり過ごした。

しかし、着いた先のヴァルハラ神殿までの道のりは結構きつい。もう若くない女王様は、階段の途中で立ち止まって 景色を眺めるふりをして、元気な小学生にさりげなく追い抜かれていくのであった。余談だが、この道には 異常に大きな茶色のナメクジがたくさん落ちていた。レーゲンスブルク在住のA嬢によれば、ドイツは寒くて 蚊は少ないが、なぜかナメクジは多いそうだ。

 ようやく階段を上りきり、神殿から眺めるドナウ川の景色は気持ちが良い。神殿の中に入って(有料;4DM) 両側の壁を埋め尽くすように並べられた偉人達の胸像を見学した。かなり節操なく集められているような気がしたが、 後でA嬢に聞いたところ、この神殿に胸像が残されることは非常に名誉なことで、最近でも入れ替え問題(?)で 話題になっていたそうである。しかし、私がここで時間を潰せるのはせいぜい20分だった。 船の約1時間の停泊時間は実に絶妙な時間配分である。(船着場から神殿まで15分ほどかかる。)
 



最古のソーセージ屋 ○ドイツ最古の石橋と歴史あるソーセージ屋
 大聖堂のすぐ近くドナウ川にかかる16のアーチを持つ美しい石橋は、12世紀に建造されたドイツ最古の石橋と 言われている。テクテク歩いて対岸に渡り、大聖堂と石橋の写真撮影に精を出した。
この石橋の麓にドイツ最古と言われる歴史的なソーセージ屋「Historische Wurstkuche」がある。 (写真右→)
ヴァルハラ神殿に行く船着場もこれらのすぐそばなので、船に乗る前にソーセージを食べようと思ったが、 なぜか非常に混んでいて店員が捕まらず、乗船時間が迫ってきたため諦めた。

ミュンヘン市庁舎 ○ミュンヘンの新市庁舎
 ミュンヘンに2泊した割には、ほとんどミュンヘン市内を観光していないのであるが、ノイシュバンシュタイン城等 を巡るバスツアーから戻った後、夕食を食べるために、少しだけミュンヘンの街を歩いた。
夕食後、夜9時を過ぎたマリエン広場は、さすがに人影も少なく、有名な新市庁舎の仕掛け時計も すっかり終了していたけれど。(写真左:ミュンヘン新市庁舎)
ガイドブックによれば、午前11時(夏は、更に正午と午後5時)に現れる仕掛けは、1568年のバイエルン公 ヴィルヘルム5世の結婚式と謝肉祭の樽屋の踊りらしい。そして、午後9時にミュンヘン小僧(?)が現れて おやすみの挨拶をするらしいのだが、どれも見る機会のなかった女王様は、プラハの市庁舎の仕掛け時計を 思い出し「きっと、『これだけですか?』という代物だよ。」と自分を慰めていた。 (しかし、この建物自体が19世紀の建築物だから、意外に立派な仕掛けかもしれない。)
 

★ 食事 ★




アウグスティナー・エデルストフ  ドイツといえばビールでしょう!というわけで、平均気温20度くらいの涼しい気候の中でも、 昼・夜と毎回飲んでいた。困った時にはピルス(日本のビールは大体ピルス系)ということで、 あまり様々な種類にはチャレンジしなかったけれど、ドイツのビールはやはりおいしい。料金は5DM(\300)くらいから。

ビール三種類 ○アウグスティナー・エデルストフ
 ミュンヘンのマリエンプラッツとカールスプラッツの間辺りにある、有名な巨大ビアホール「Augustiner Bierhalle」の地ビール。 (写真 右→)
軽い喉越しで、飲みやすいビール。基本的にはピルス系だと思う。オススメです。

○ピルス/ヴァイツェン/黒ビール
 レーゲンスブルクで、A嬢に連れられて入ったイタリアンレストランで、それぞれが頼んだビール。 1号がピルス。2号が、ピルスよりも少し黒に近づいたヴァイツェン。A嬢が黒を頼んだ。 (←写真 左から ピルス、黒、ヴァイツェン)
いろいろ飲んだために記憶が曖昧だが、ヴァイツェンも割と飲みやすかったと思う。
 







 ドイツといえばソーセージ。なんだかんだ言っても、値段が手頃でわかりやすいので、たくさん食べてしまった。

白ソーセージ ○白ソーセージ
 ミュンヘン名物、白ソーセージ。何でも午前中に食べるべきものだそうで、普通は朝食の定番メニューらしい。 (残念ながら、女王様が宿泊したホテルの朝食にはなかった。)実際、夕食の時にビアホールで頼んだら 「ありません」と言われた。夜は食べないものらしい。
 写真(右→)は、ミュンヘン空港のカフェテリアで頼んだもの。 直径4cmくらいあり、ずんぐりむっくりしたソーセージ。皮を剥いて食べる。 ヴァルハラ船のソーセージ 味は皮を剥いているから当然歯ごたえ柔らかめ。塩味もそれほどきつくなく、おいしい。 甘いマスタード(?)をつけて食べるのが流儀らしいが、多分つけない方が日本人の口には合うと思う。

ヴァルハラ神殿行きフェリーで食べたソーセージ
 本当は、船に乗る前に歴史あるソーセージ屋で、「レーゲンスブルク風」のソーセージを 食べたかったのだが、時間の関係で船内のカフェテリアで頼んだら、非常に普通のソーセージが出てきた。 (←写真 参照)
これは、いわゆる「フランクフルト・ソーセージ」ではないかと思われるが、メニューにそう書かれていたわけではない。 この手のソーセージは、どうやら2本繋がった状態(ペアと表現されていた)で、一人前のようである。 味もごく普通であった。
 





シュロス外観  私のドイツ料理に対する全般的な印象は、「しょっぱすっぱい」(塩味と酸味がきつい)である。
あまり、ガーリックや唐辛子的な味付けのものはないような気がする。(間違っていたらすみません。)

○"シュロス"のランチ(ハンバーグ、ベーコン&ザウアークラウト入り卵パスタ)
シュロスのランチ  ノイシュバンシュタイン城とマリエン橋の間にあるレストラン『シュロス』は、ガイドさんオススメの ドイツ料理店である。実際、マリエン橋とノイシュバンシュタイン城の間には、この店しかないので、ここまで 来ると選択の余地はないのだ。(写真右→シュロス外観)
 見ての通り、アルプス風のかわいい外観で、ウェイトレスも美人揃い。 2号は、ランチメニューの中から、「マッシュルームソースがけハンバーグ、卵パスタ付」を注文。 (←写真左 手前。奥は1号注文品。)1号は、「ベーコン&ザウアークラウト入り卵パスタ」なるものを注文した。
味は。。ハンバーグは、確かにひき肉ではあるが、見た目も味も私の思うところのハンバーグではない。 強いて言うならミートローフ?塩味が効いていて、それなりにおいしいのだが。。。 卵パスタは、この店の自家製ということだったが、小麦粉と溶いて固めた入り卵という感じ。味がしない。。。 そして大量。。。2度は食べなくていいかなという気がした。(料金:各12DM弱=\700

○"アウグスティナー・ビアホール"の食事(チーズ、ポテトサラダ)
 前出のミュンヘンの巨大ビアホールで頼んだ食事。昼食にシュロスでドイツ料理を食べ、夜には既に 「肉はもういいの。」気分になっていたため、チーズとポテトサラダのみという精進料理(?)のような メニューで済ませた。チーズは、朱色がかったもので種類はよくわからないが、パンにつけて、 薄切りタマネギを乗せて食べるとおいしかった。しかし、卵3個分ほどの量だったので、全然食べきれなかった。
ポテトサラダは、サラダというよりスープのようで、まさにしょっぱすっぱい味だった。 でも、胃にやさしいような気がして、疲れた体には良く合った。
 






パスタ ○Locanda Botticelli
 レーゲンスブルクで、A嬢に連れられて行った店は、ParkHotel Maximillianという高級ホテルの庭に 建っていて、小さいながら感じの良いレストランであった。
デザート  ドイツのイタリア料理は、なかなかおいしい。ここでは、各人がパスタを一皿ずつ、皆でチキンサラダを一つ (別に大皿指定ではないが、4人で食べてちょうど良い量)、最後にデザート&コーヒーで大体 一人60DM(\3500)くらい。
1号はキノコとチーズのパスタ、2号はトマトソースのパスタ、A嬢はニョッキを頼んだ。(写真右参照→) 
ビールの後には、店のおじさんオススメの辛口イタリア白ワインを飲みつつ、楽しく歓談。 デザートは、1号:バナナパフェ(?)、2号はアイスクリーム三種盛、A嬢はチェリーパイを頼んだ。 (←写真左参照)
 余談だが、この時期(7月)ドイツはチェリーが旬。いわゆるダークチェリーで、果肉がたっぷりあり、 甘すぎずに美味であった。

★ 乗り物 ★





 紆余曲折の末、日本~ドイツの往復は、JALの正規格安航空券、いわゆる「JAL悟空」を使用した。 往路は日本からパリへ行き、1時間の乗り継ぎでエアフランスとの共同運航便にてミュンヘンへという経路である。
事前に座席指定ができるので、旅慣れた者らしく(?)通路側を指定したのだが、3人席の通路側2席では、 かえって窓際の人に気を使ってしまう。。。ちなみに、窓際の席には若い韓国人(?)青年。 この時の昼食は、和食=牛丼洋食=チキンで、牛丼の説明には"SUKIYAKI tast"とあった。 すると、隣の青年は1号に「SUKIYAKIとは何だ?」と質問してきた。「煮込む」ということが英語で うまく表現できず苦労してしまった。その後も彼は1号とコミュニケーションを取りたそうだったが、 日ごろ疲れている女王様は、爆睡で拒否してしまった。(だから我々は旅で友人ができない。)
 それにしても、日本の航空会社というのに、このスキヤキ・テイストの牛丼は、全然おいしくなかった。 途中リフレッシュメントも出ないし、現在どこを飛んでいるかの案内図もないし、なぜかペットボトルの水は 降りる頃配られるし、いまいちサービスが良くない。

 しかし、それらの不満も降りる間際に起きた出来事で解消した。いつものごとく滑走路渋滞の成田で出遅れ、 途中のフライトでその遅れを取り戻し切れないことがはっきりしてきた到着約1時間前、スチュワーデスがやってきて、 「ミュンヘンに乗り継ぎのお客様ですよね?乗継時間が短いので、すぐ降りられるよう前のお席に移ってください。」 とのこと。そして、連れて行かれた場所は、憧れのエグゼクティブ・クラス。 思いもよらぬ事態にはしゃぐ女王様は、意味も無くリクライニングしたり、テーブルを出したりして、 短いエグゼクティブ・クラスの旅を満喫(?)するのであった。

 乗り継ぎが難しいと言われるCDG(シャルル・ド・ゴール空港)も、スチュワーデスさんに引率されて 小走りで通り過ぎ、無事、乗継便に10分前に到着。懸案の荷物もミュンヘンまで問題なく輸送された。
 




 ドイツの都市近郊電車Sバーン。地下鉄Uバーンと共に、観光には大変便利な乗り物である。 バイエルン地方ではミュンヘンの交通手段として利用した。
料金はゾーン設定になっているので、行き先のゾーンを料金表等で確認し自動券売機へ。 まずは、"片道切符"と"ゾーン"のボタンを押し、 次に"1人"のボタンを押すと、料金が提示されるので、お金を投入して切符を手に入れる。ちなみに、ミュンヘン空港 からシティヒルトンホテルまでは、S8にて16DMであった。
 街中は、ほとんどKゾーン(短距離片道切符)=2DM1ゾーン=4DMで動けるはず。 ほかに、2~5人で使えるグループチケットがあるので、3人以上なら、それを使うほうが安上がりらしい。

ホテルのあったRosenheimer Platz駅は、Sバーン、Uバーン合わせて7路線通っているのだが、基本的にホームは一つ。 方向が同じ路線はすべて同じホームにやってくるので注意が必要。ちゃんと、来た電車の番号を確かめて乗らないと、 目的地とは違う場所に行く羽目になるかもしれません。
 



 ドイツ鉄道DBは、ミュンヘン→レーゲンスブルク→フライブルクの区間で使用した。
 ミュンヘン中央駅の窓口で、1号がインターネットから取り出した時刻表のプリントを見せ、お得意の指差し英会話 にて「これ(ミュンヘン~レーゲンスブルク地域快速RE)2枚」と要求すると、BYERN TICKETなるバイエルン地方で のみ有効な割引切符を勝手に 出された。よくわからないが、ラッシュを外した時間帯2-5人のグループで使えるチケットらしく、 予想より安い65DMで購入できた。
 座席は、いろいろな組み合わせになっていて、完全なコンパートメントタイプもあれば、座席が同じ方向を 向いたタイプもあったが、我々は、その中間のような、テーブルを囲むような席と普通の座席が組み合わされ、 簡単な仕切がある座席に出発20分以上前に陣取り、快適な列車の旅を楽しんだ。

 レーゲンスブルクからの帰路は、ミュンヘン手前のフライジングで下車。ここから、ミュンヘン空港行きの エアポートバスが出ている。大体20分に1本で所用20分。
 

★ 買い物 ★












BM靴下
『バイエルン・ミュンヘン』は、ドイツのサッカーリーグ「ブンデスリーガー」の名門チームで、 かつては、皇帝と呼ばれたフランツ・ベッケンバウアーや、カールハインツ・ルンメニゲも所属していた。 2000年のヨーロッパチャンピオンクラブである。

ミュンヘンの中央駅で、小物が売っている店『Fanworld&Geschenkart』に何気なく入ってみたら、店の1/4くらいに バイエルン・ミュンヘングッズがたくさん置いてあった。(Fanworldだけに?) バイエルン州のシンボル、青と白が赤い輪の中で菱形模様になっていて、これがチームマークである。
チームカラーのタオルマフラーや財布、マスコットの豚(?)等いろいろおいてあったが、使い勝手の点で もらった人が一番困らないだろうという配慮から、靴下を選択した。
男性モノは一種類のみ。黒地にバイエルン・ミュンヘンマークのワンポイントで渋く。 女性モノは2種類あって、グレーに青のストライプと黒に☆マークと派手でかわいらしい。
それぞれ約8DM(約500円)。
 






ノイシュバンシュタイン城1 ご存知1号の趣味、組立紙模型。ドイツでは、ノインシュバンシュタイン城の紙模型を購入ていた。
組立紙模型2 購入したのは、リンダ-ホフ城内のスーベニアショップ。確かリンダ-ホフ城の組立紙模型も売っていたと思うが、 中欧と違って、結構良い値段だったので(49DM=約3000円。1号のこの旅一番高額なお買い物。)、 1号はノイシュバンシュタイン城だけを購入。しかし、高いだけあって、或いはさすがドイツ製だけあって、 造りはかなり精巧だったらしい。
実際の城と見比べてもらえばわかるけれども、確かにこれは見事な出来栄え。
そのほか、マインツ大聖堂の組立紙模型もグーテンベルグ 博物館の売店で売られていた。

★ 2002年4月 追記(by 女王様1号) ★
 この組立ノイシュバン・シュタイン城は、ドイツのシュライバー社製であることが判明。東急ハンズなどでも最近はいろいろな 種類を取り扱っています。ドイツの会社だけに、ドイツ各地の建物が充実。

イチイ カンパニー リミテッド
日本国内のシュライバーの輸入元。通販可能。
Schreiber-Bogen
シュライバー社HP。通販もあるようですが、なにぶんドイツ語なもんで。 f(^^;



○化粧品
ちょうど出発前にいつも使っていた化粧品を使い切ってしまったため、免税店で何か買うことを決意した2号。 しかし、成田の免税店は外国と比べればやはり高い。おまけに、何を買うべきか決められず、結局、昔 使っていたクリニークのアルコールフリーの化粧水(claryfying lothion)を購入。(2000円
が、それを使って2日もすると、肌がカサカサ、剥け剥け状態に!!よく説明書を読んでみると、この ローションは「古い角質を除去する効果」が。その後を乳液で補わないと、大変なことになるという 生きた見本のような状態になってしまった。慌てて、ミュンヘン空港の免税店でクリニークの乳液 (dramatically differnt moisturzing lotion)を購入。(35DM=約2000円) しかし、ドイツ旅行中は肌は復活できなかった。多分、ドイツの乾燥した空気や硬質の水も合わなかった のだろう。高温多湿、軟水の日本に帰ったらすぐに復活した。
ドイツの免税店は、日本よりは安いけれど、びっくりするほどは安くない、という感じだった。

○チョコレート
 レーゲンスブルクの『KAUFHOF』という有名デパートで、Nestleのどこにでもありそうなマーブルチョコレートと、 猫の写真のついたチョコレートを買いました。マーブルチョコは普通においしかった。でも、着色が 日本のものよりどぎついかも。猫のチョコレートはお土産として人にあげてしまったので、味はわからず。
それぞれ、1DM=約60円、5DM=約300円

 

★ ホテル ★










住所:Rosenheimer Str. 15 D-81667 Munchen TEL:+49(0)89 4804-0 FAX:+49(0)89 4804-4804
ツイン1室1泊 \17,300(Global社経由)  地下鉄Rosenheimer駅より徒歩1分
CityHilton  ミュンヘンでは、どうしてもこのホテルに泊まりたかった。なぜかというと。。。ノイシュバンシュタイン城等へ行く バスツアーが、このホテル朝8:00発だから である。
 言わずと知れたヒルトングループの経営するこのホテルは、さすがに設備やベッドの広さ、朝食の種類の多さにおいて この旅で泊まったホテルの中では一番であった。しかし、アメリカンな大ホテルでヨーロッパらしい趣には欠ける。 ミュンヘンの中央駅からは、Sバーン(郊外電車)で4駅ほど離れているが、Rosenheimer駅からは直接ホテルに 入ることができるので、大変便利だった。空港からもSバーン(S8)で30分ほどである。
日本人客も多く、チェックインの時に日本語で書かれた封書のホテル案内を渡された。 その中に「当ホテルでは日本人のお客様のために緑茶をご用意させて頂いております。(無料)」という 一文があったため、1号持参のお茶があったにも関わらず、試しに注文してみた。ところが、部屋にお茶を持ってきた 金髪のホテル従業員はしっかり値段の書かれた(しかも高い)伝票にサインを要求してきたではないか!! 「無料のはずでは?」と思ったものの、初日の夜で疲れ切っていたので、ついサインしてしまった。
貧乏性の女王様は、このため、2日間悶々としてしまったが、チェックアウトの時、 日本語で書かれた例の案内を取り出して、つたない英語で抗議したら、ちゃんと無料になって一件落着。 やはり、言うべきときには言わねば!!

 このホテルは、部屋のTVでインターネットができる仕組みになっていた。しかし、初日はキーボードの電池切れで 使えず、2日目には何とか使用できたものの、ずいぶん使いづらい代物だった。(詳細は番外編にて)
 












住所:Tandlergasse 9 93047 Regensburg TEL:49-941-58440 FAX:49-941-561709
ツイン1室1泊 \19,300(Global社経由)  レーゲンスブルク大聖堂より徒歩3分
ミュンヘナーホフ外観
 なぜか、このホテルは日本から手配をかけたら一番高い料金になってしまった。多分、元々のツテが日本の旅行社に ないために、現地旅行社等まで通す羽目になり、手数料をいろいろ取られてこういう料金になってしまったのだろう。 HPで自力で頼めば、一番いい部屋でも12000円ほど(200DM)で泊まれるはず。

ミュンヘナーホフの部屋  それはともかく、このホテルは非常に感じの良いホテルでした。私の求めるヨーロッパのプチホテルという感じ。 レーゲンスブルクの旧市街の真中に位置しているので、観光にはとても便利。(駅からは徒歩20分ほど。適当なバスはなし。) 道化師(?)がホテルのシンボルマークのようで、ホテルの入口のドアにも道化師マーク(?)があった。
 女王様が泊まった部屋は、新館(?)の4階。白と柔らかい木の茶色でまとめられた、とても広くて清潔な部屋で、 何より良かったのは、天井にちゃんとした灯りがあること。(ホテルの間接照明は、暗くてとても不便だと思う。) しかし、そんなに広い部屋なのにベッドは小さい。ヒルトン以外のドイツのホテルはどこも、この小さなベッドサイズで、 巨大なドイツ人が、どうやってあんな小さなベッドで寝るのか不思議で仕方が無い。
 ドイツの古い街には「木組みの家」と特徴があるが、このホテルもそれを意識しているのか、木が印象的に 使われていた。ちょっと不思議だったのは、お風呂場に梁のような木が唐突に渡されていたことで、1号は 「湿気の多い部分にわざわざなぜあんな素材を」と言っていたが、もしかしたら、日本に比べるとずっと乾燥している ドイツでは、お風呂場の木がいい具合に湿気の調整をするのかもしれない。
部屋の扉が、一室毎に微妙に違っていたり、廊下に敷いてある絨毯の模様もセンスがよく、フロントの従業員も 親切だった。但し、朝食はかなりコンチネンタルに近い。豪勢なヒルトンの後だったので、ちょっと淋しかった。
HP:www.muenchner-hof.de (←英語で読めます。)  

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