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最大の課題!どう
漫画本をコレクトするのか?



とにかく根気のいる作業です

↑ここはスラバヤ市内の本屋です。もちろん漫画も売っていますが、ここ1店で1〜42巻のドラゴンボールのすべてを入手することは難しいです。飛び飛びで半分入手出来ればいい方です。さらに少しマイナーな漫画になってしまうと本屋での入手はほぼ不可能です。本屋での入手は新刊くらいを手に入れると考えた方がいいでしょう。
↑ここは普通に通っていると見落としてしまいがちですが、古本屋です。日本のように古本市場は完備されていませんのでまず全巻揃っての漫画を入手することは不可能ですが、時々マイナー漫画が埋もれていたりするので必ず要チェックです。
出版社から直接買う
これが最も一般的な方法です。1度出版社に電話を掛けて買いたい漫画をリクエストすれば、大きな段ボール箱に漫画を入れて送ってきてくれます。支払いは銀行振り込みですむのでわざわざ出掛ける必要がなく非常に便利です。ただこちらの出版社は在庫を切らしてることが非常に多く、過去の作品などはないことが多いです。この方法で60%の漫画が入手できれば良しと考えましょう。
取り次ぎ屋の存在
出版社から直接買った分だけでは、勝負は出来ません。インドネシアを始め、アジア諸国では路上で新聞や雑誌を売ったりする人達がいます。大都市には彼らを取り仕切る、「取り次ぎ屋」が必ずいます。これは日本でいうトーハンの小型バージョンみたいな存在です。路上販売員(↑写真右)に多少安く提供して、その利ザヤで儲けるのです。その取り次ぎ屋の倉庫(↑写真左)には意外ととんでもない漫画が眠っていたりするのです。しかし路上販売員の人達はお世辞にも裕福とは言えません。ですので彼らが集まる取り次ぎ屋倉庫の周りははっきいって治安は最悪です。絶対に1人では行かないで、現地に詳しい友人と一緒に行くことが重要です。
エージェントをフル活用するべし。
こちらではエージェント業がまだまだ花盛りです。いわゆる「口利き業」です。かつて日本も運転免許を申請する際みんな「代筆屋(行政書士)」にしてもらったように、社会基盤が口利き業を花盛りにしています。本に関する口利き業もあり、彼らは様々な書店、貸本屋、古本屋に精通していて、さらに豊富な人脈を持っています。彼らに「この漫画を探して欲しい」と頼めばどこからともなく探し出してきてくれます。他力本願ですが有効な漫画本コレクト方法です。
新聞に広告を出す
「新聞に広告?高いだろ」と思いがちですが、こちらは個人情報広告が毎日主要新聞に載ります。掲載料は写真のような3行広告サイズで600円前後ですので高くはありません。ちなみに写真上↑の「JawaPos」は発行部数も多く代表的な日刊紙の1つですので広告の効果も期待できます。しかし反面このページは犯罪の温床でもあります。へいちゃんの知り合いはバイクを売りに出していた人物と会った際、突然仲間数人に囲まれお金と携帯電話を盗られてしまいました。ですので実際に会うときはもちろん、コンタクトの電話も現地の友人にお願いするのが得策です。
貸本屋から買う
漫画喫茶の最大のライバル貸本屋(↑写真)。漫画の量も充実しておりよだれが出ることもあります。彼らにとっては商売道具である漫画を売ってもらえる確率は非常に低いですが、廃業情報には常に耳を傾ける必要があります。普段から客入りをチェックしておき危なそうな貸本屋はマークします。そしてそれとなく店員に「買い手がある」ようなことを伝えておくことが廃業の後押しをする事につながります。
マニアを探す
インドネシアにも意外と漫画本をコレクトしているマニアがいます。様々なツテを利用してそんな彼らを見つけることです。見つければ自分の熱い漫画の思いをぶちかまし粘り強く交渉することです。もしたとえ売ってくれなくても「そうか〜わかった。でももし売る気になったら他には売らないで自分に電話頂戴よ!」とやわらく交渉を終えましょう。そうすれば未来は続きます。


〜へいちゃんのちょっと一言〜
とにかく日本ように古本屋に行けば漫画本がある、書店に注文すれば手に入るような状態ではありません。出版社ですら在庫を切らしてる本がたくさんあります。こういう状況ですのでとにかく根気の作業です。ちょっと街まで出掛けたらこまめに本屋によってみる、新聞広告をまめにチェックするなどが必要です。そしてあなた様の友人の人脈をフル活用することです。あなた様の友人の友人の知り合いなんかに1人くらい「エージェント」なる人がいるはずです。漫画本コレクトでこそこういう人脈が生きてきます。そして時に危険な場所、人物と遭遇する不運な場合もあるかもしれません。その際は漫画のことは一切捨てることです。命あっての人生です。たった1册の漫画のために事故、事件に巻き込まれるのは頂けません。危険を感じれば引くことも重要です。事実へいちゃんも新聞広告を出し、「漫画あるよ!」と女性の電話を受けて指定の家に行ったのですが、やや怪しげな場所だったのと、奥から男性数人の声が聞こえたので引き返しました。無理さえしなければ古本屋に眠っていた漫画を発掘したときなど漫画本コレクトは楽しいものですよ!



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ねくすと