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ターゲットとなる
客層は誰になるのか?



日本の漫画喫茶は大体駅前のビル、そして賃料のやすい上層部に多いのが特長です。そしてその多くは時間つぶしの営業マンや学生などアダルト中心の世界です。しかしヘいちゃんが漫画喫茶を開店してから、店に来たお客さん1000人の調査データがあります。それが↓これです。


平均年齢
(実際に聞くわけにもいかないので制服、容姿などから判断したものです)サンプル数1000人
12.4歳
男女比率(サンプル数1000人)
男性 女性
38.2%(382人) 61.8%(618人)


ここからすぐに見て取れるのは女性が多いのと、子供が多いということです。このデータはこの国漫画読者層をかなりの確率で反映していると思いますが、実際の漫画読者層の平均年齢はもう少し高いと考えられます。また男性と女性の比率ももう少し均等になると考えています。実はこれヘいちゃんが平均年齢を下げ、女性の比率を上げようとあえて客層誘導してきた結果なのです。
なぜかと言いますとずばり「万引き対策」です。上↑の写真をご覧下さい。店員とお客は金網越しにやりとりするのです。とにかくインドネシアを始めアジア諸国は万引き天国です。万引き対策をしないと必ず店は潰れます。最も万引きをする年齢層が13〜20歳前後の男性です。つまりヘいちゃんはこの層の男性客を失う変わりに万引き対策をしてきたのです。ヘいちゃんのお店の内部写真を見れば分かるように、ドラえもんのポスターを貼ったり、カラフルな椅子を使用するなどでこの年齢層の男性が入りづらい雰囲気を作ってきました。
ヘいちゃんのお店は日本では考えられませんが完全禁煙です。↑店の中に大きく「禁煙」とあります。これも大人の男性をこさせない方法です。こちらでは15歳くらいから平気で煙草を吸い出します。もし煙草をスパスパ吸っているこわいお兄さん方が店に大勢来たら、親が漫画喫茶を認めません。すなわち店に15歳以上の男性であふれ出すと、最大顧客である子供を失うばかりか、万引き多発で坂道を転がるように転落していくことが想像できます。さらに男性が大勢いては女性達も入りづらいものです。その点子供ですと女性も安心して入ることが出来ます。
今までに盗まれた漫画のリストを見ればいかに男性客が危険か1目瞭然です。写真上↑
ドラゴンボール(41巻、42巻)、なんと孫六(7巻)、コボちゃん(23巻)、KUNGFU KOMANG(韓国漫画・11巻)、名探偵コナン(10巻)といずれも男性用コミックが主体です。少女漫画は1冊も盗まれていません。
しかし裏を返せばそれだけお客を失っているのも事実で今後の課題となってくるでしょう。そしてもう一つ重要なのが料金設定です。安くしすぎると薄利多売となりますが、こちらではあまりお勧めできません。万引きだらけになってしまい漫画がなくなって商売できなくなることが簡単に想像できます。けいちゃんの知っている貸本屋は日毎に本が少なくなっていき、最後は廃業になってしまいました。こちらの警察はまったく意味を持つ存在ではありません。逆に余計なお金を要求されたりする事があります。とにかく自己防衛するしかありません。
ヘいちゃんのここまでの経験から言えば「ある程度の男性客を失うことはしょうがない、そのかわり子供と女性で勝負!子供と女性がいつでもこれる入りやすい雰囲気を作る」です。



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