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店は立地によって決まると言っても
過言ではありません。漫画喫茶開店その最適の場所とは?





漫画喫茶を開店にあたって考えられる立地はおおまかに4つのケースに考えられます。↓下の写真をご覧下さい。
↑ショッピングプラザの中に出店。上流層が多く安全で万引きの心配が最も少ないと考えられます。
↑やや郊外のショッピングプラザの中に出店。地域がやや限定されますが上流層が多く、万引きの心配も少なくなります。
↑大きなスーパーに隣接する店舗。集客力のあるスーパーの力と、駐車場(スーパーの駐車場が使える場合が多い)が完備してあるのが強みです。写真右の奥に見える大きな建物がスーパーマーケットです。
↑単独店舗。賃貸料は最も安いと言えますが、治安等のリスクは最も大きくなます。
ここにへいちゃんが調査した漫画喫茶来客利用交通および利用形態の割合があります。
1位 車・バイク(親もしくは運転手同伴)40.2%
2位 自転車(単独・友達)31.3%
3位 ベチャ(単独・友達)11.2%(ベチャの写真はここをクリック)
つまり半数は、親や運転手(こっちでは家に専属の運転手がいることが多いです)が店まで送っているということです。ここから考えなくてはいけないのは、親が「漫画喫茶行って良いよ」と許可をしなかったら来客予備軍の約半数(40.2%)の子供達は漫画喫茶に行けないということです。
さてへいちゃんのこれまでの経験から、立地を決める上で重要な点は次のようなことが言えるかと思います。
1.万引き対策から子供と女性中心の店にしたほうがとりあえず賢明。
2.漫画購読層はあくまでも子供中心
3.利用交通機関および方法でもっとも多いのは車やバイクによる親の送迎
4.親が漫画喫茶を認めなければ顧客は激減する(安全性、清潔重視)
5.流動客の確保が重要(集客力のある場所の近くがおいしい)
以上をふまえてある一家の会話をご覧下さい。
@お父さん「俺はこれから買い物に行くけど、お前達も行くか?」
A息子・娘「行く〜〜!」
Bお父さん「だけど食品の買い物だぞ、お前達いつもつまんなそうにしてるじゃないか」
C息子・娘「今ね、NIPPON大通りに漫画喫茶が出来たんだよ、だからそこでお姉ちゃんと本読んでる。だから途中でおろしてよ。買い物終わったらまた迎えに来て!」
Dお父さん「なんだその漫画喫茶ってのは?、安全な場所なのか?」
E息子・娘「NIPPON大通りに面してるんだよ。綺麗だし子供が大勢来ていて今はやりだよ」
Fお父さん「あの通りか・・・ふ〜んいろんな商売があるな・・・」
Gお父さん「よし、じゃお父さんとお母さんが買い物してる間、漫画喫茶で待ってるんだぞ」
H息子・娘「やった〜〜!!」
ここにどの立地に店を開店させるのか、ヒントが隠されています。それでは分析していきましょう。
Cにご注目下さい。「・・・・だから途中で降ろしてよ。買い物終わったらまた迎えに来て」とあるように子供達はお父さんがどこに買い物に行くのか知っています。つまりお父さんが買い物に行くのにそんなに不便にならない場所なら欲求(漫画喫茶に行きたい)の提案として出しやすいのです。
Dにご注目下さい。「・・・・安全な場所なのか?」やはり親としては息子・娘を怪しげなところに置いておく訳にはいきません。親として一番気になるところです。安全が第一です。
Eにご注目下さい。「NIPPON大通りに面している・・・子供が大勢来ている・・・」子供達が最後のプッシュをします。「NIPPON大通りに面している」には2つの意味があります。お父さんの用事(ここでは買い物)の妨げにならない便利なNIPPON大通りだよ!もう一つは人通りも、車も多く安全なNIPPON大通りだよ!この2つです。そして「子供が大勢来ている」。これによって親はタバコを吸うようなこわそうなお兄さんはこないんだなと判断します。
Fにご注目下さい。「あの通りか・・・」とあるように、お父さんはこう考えました。「NIPPON大通りなら買い物のついでに降ろしたり、乗せたりできるか。それにあそこなら安全だな」さらに
Gにご注目下さい。「買い物の時にうるさい子供がいなくてちょうどいいか」つまり買い物の際にうるさい子供を預けられてちょうど良いのです。待ち合わせ場所に使うのです。
これらから漫画喫茶開店において最高の立地ポイントを考えてみましょう。
1.大きな集客力のある場所の近く・集客力(スーパーやショッピングモールなど)・・・とにかく人が集まるので、日本で言う駅の役割を果たしています。商売の基本、やはり人が集まるところは有利です。
2.車・バイクで容易に行ける・利便性(大通り、道路の冠水の心配がないなど)・・・これは絶対に必要な要素です。少し裏道であったりしたら要注意です。また海外は1方通行が多いので道路の方向性、交通の流れにも注目が必要です。
3.人通りが多く、安全・安全性(夜になっても近くに店が多い、常に人通りがある)・・・女性の客を獲得するのに絶対に必要な条件です。女性1人がバイクや自転車で気軽に行ける場所が求められます。
4.「おいしい」要素が近くにある・相乗効果(マクドナルド、おいしいパン屋など)・・・あえてこれらの近くに出店して店内持ち込みOKとすれば、その相乗効果が期待できます。
5.最重要顧客がいる・学校の近く(小中高大学の近く)・・・小学生くらいが制服のまま店に来るのは普通です。学校が近くにあればそれだけ絶対有利です。


ではそれぞれの出店場所に照らし合わせて考えてみましょう(カッコ内は日本の同じような場所)
なお漫画喫茶の料金はへいちゃんのお店の値段を参考にして1時間、1ドリンク50円(4000Rp)とします。1ドリンクの値段を10円(800Rp)として、1人あたりの客単価を40円(3200Rp)とします。ただしこの値段はへいちゃんの経験から現段階における最高水準の金額です。貸本屋の1册のレンタル料金が10円(800Rp)ですのでこれ以上高いと、貸本屋と漫画喫茶の料金バランスを考えれば客は貸本屋を選びます(1円=80Rp、2001/2/11現在)
また中心街ショッピングモールのそれぞれの値を100として考えます。


1.中心街ショッピングモールの中(高島屋タイムズスクエア内に漫画喫茶)
集客力100
利便性100
安全性100
相乗効果100
学校の近く100
合計500
ショッピングモール店舗賃貸料
1ヶ月モール1画賃貸料:12.5万円(10,000,000Rp)
1人あたりの客単価が40円ですので最低でも1日110人のお客が必要です。漫画喫茶はまったくの新しいビジネス。これはあまりにもリスクが大きいと言わざるを得ません。現段階において現実的とは思えません。モール内に漫画喫茶は時期尚早です。
予想される顧客層(上流層は万引きの心配が少ないのでややアダルトな店作りにします)
子供(6〜13歳)50%・・・ほとんどは親の車でやってくる子供達
中学・高校生(14〜18歳)30%・・・ほとんどは親の車でやってくる子供達
大学生以上(18歳〜)20%・・・自分の車・バイクでやってくるカップル、友達連れ



2.郊外大型スーパーの中(イトーヨーカドー内に漫画喫茶)
集客力75
安全性100
利便性85
相乗効果75
学校の近く110
合計435
郊外大型スーパー内店舗賃貸料
1ヶ月スーパー内1画賃貸料:2万5千円(2,000,000Rp)
1人あたりの客単価が40円ですので最低1日25人以上必要です。へいちゃんの経験から立地の良さを考えれば、これは無理な数字ではないように思えます。
予想される顧客層
子供(6〜13歳)60%・・・多くは親の車でやってくる。しかし学校帰りに直接くるのもいる。
中学・高校生(14〜18歳)30%・・・学校帰りに直接くるものが多い
大学生以上(18歳以上〜)10%・・・バイク、自転車などで来る



3.郊外大型スーパーに隣接する店舗(イトーヨーカドーの隣に漫画喫茶)
集客力65
安全性70
利便性80
相乗効果70
学校の近く110
合計395
郊外大型スーパーに隣接する店舗賃貸料
1ヶ月店舗賃貸料(住居可能):2万円(1,700,000Rp)
1人あたりの客単価が40円ですので最低1日20人以上必要です。住居が可能ですので家探しは心配ありません。スーパーに訪れるお客をどれだけ呼び込めるかが勝負です。買い物に訪れる家族連れの子供達が最大重要ターゲットです。
予想される顧客層
子供(6〜13歳)70%・・・ほとんどが親の車でやってくる
中学・高校生(14〜18歳)20%・・・ほとんどが親の車でやってくる
大学生以上(18歳〜)10%・・・バイク、自転車などでくる



4.街道沿い単独店舗(国道沿いに漫画喫茶)
集客力50
安全性50
利便性70
相乗効果30
学校の近く110
合計300
街道沿い単独店舗賃貸料
1ヶ月店舗賃貸料(住居可・3階建て):2万円(1,700,000Rp)
1人あたりの客単価が40円ですので最低1日20人以上必要です。これら単独店舗は2階建てから3階建てがほとんどですので、住居も可能です。しかし安全面で自己防衛するしかなくやや不安ですが、大通りに面していれば特に問題はないでしょう。車の流れ、人の流れなど立地を最も慎重に考える必要がある店舗です。
予想される顧客層
子供(6〜13歳)45%・・・親の車でやってくるものが多いが、学校帰りに直接くるのもいる
中学・高校生(14歳〜18歳)35%・・・自転車などか、学校帰りに直接くる
大学生以上(18歳〜)20%・・・バイク、自転車などでくる





〜へいちゃんのおすすめ開店立地〜
1のショッピングプラザ内は、賃貸料が高すぎて現実的ではありません。そうなると2,3,4のいずれかになりますがへいちゃんはずばり、3の郊外大型スーパーに隣接する店舗をお勧めします。その理由の1つに住居の問題があります。2の大型スーパー内に店舗を構えた場合、さらに住居用の家を借りなくてはなりません。これは出費として相当大きいので、コストに跳ね返ってきます。その点3の場合は2階、もしくは3階にすむことが出来るので非常に楽です。しかし友人の家に住むことが可能で、住居問題が解決しているなどの場合は2の大型スーパー内で勝負してもいいのではと考えられます。4の街道沿いに店舗は、集客力の面でやや問題があります。となりがおいしいパン屋ですごい人が来ているといった状況なら別ですが、特になにもなければよほど立地調査に自信を持っている方の為の店舗といえます。へいちゃんはずばり、3の大型スーパーに隣接する店舗をお勧めしたいです!!そして住居問題の解決してる方は、2の郊外大型スーパー内に出店といった勝負もできます!



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