1/12 ロータス79 製作記 3
ヘッドレストから後ろ、流線型の部分です(わかりにくい表現)モノグラムの傑作F-104の翼端タンクです
結構大変な形。こんなところか
ロールバーは隠れたところにもう一本あります。園芸用の柔らかい銅線を曲げて作ります。
カバーの型紙を紙で作ってます。マリオとロニーの違いで一番わかりやすいところですね。
リアサス。条件は自作部品を最小限にすること。
既成の部品ででっち上げます。78とルノーRE20等で構成。ワンオフなら全自作するんですが・・実車写真と比べると全然違います。アップライトぐらい何とかしなければ・・
ボディに仮組みしてみる。のぞき込んでも、これぐらいしか見えないし・・まあいいかと自分を偽る・・。 タイヤはT4を仮組用に使用。78のは前後ともサイズが違うよう。
やっぱり、こんな妥協ばかりでは良いモデルは出来るはずはない!一体成形なんかやめ、カウルは脱着可、サスも作り直す!昔20でやったぐらいのディテールを持たせることに決心。がっちり接着した上下を再び分解。気になってたモノコックも作り直すぞ。
当然、カウルはバキュームパーツ化。元のパーツをレジン複製してバキュームフォームの原型とします。そのままではバキュームの圧に耐えれないので。
でも、この手の作業は大嫌い。
ドック入りした Uボートにあらず。
シリコンの枠は、今回ボークスの型枠専用ブロックを使用。結構便利です。
シリコン1.3kgと廃シリコンでもこの程度。ガーゼと石膏でバックアップします。ボークスのシリコンを使ったけど、いつものと流し込みの感じが全然違い戸惑いました。きっと山ほど気泡が入ってるぞ。あー、いやな作業だわ。
レジン注型品、やっぱり表面はぼこぼこ。バキュームの型だからそんなに気にしなくてもいいのですが。
最小限の修正で、原型完成。注型品2個より、前後を余裕を持って切り出します。金のこで切ったけど、これが大仕事でした。
モノがでかいので今までのバキューム装置(そんな大層なもんではないです)には収まりません。新しくA4サイズを作ることにします。材料は写真パネルです。これに掃除機のノズルにあわせた水道用のパイプを取り付けます。
1から作るのは面倒なので、今回は使わなくなった小型のバキューム器を写真パネルにはめ込みました。裏はこんな感じ。新たに作るならパネルを2重にして厚さを稼ぐと良いでしょう。
アルミのパンチボードをガムテープで貼ります。(これのみ結構高価です)ドア用隙間テープを貼って完成。30分で作ってしまいました。プラ板をセットするのも、ベニヤ部分を切り抜いた写真パネルです。
適当な台にセットして、掃除機のホースをセットして・・プラ板を熱します。使用したコンロはこれ。これぐらい大きいと熱するのもコツがいります。
あらかじめ掃除機のスイッチは入れておきます。
十分熱し、プラ板がたらーとなったところで、素早く押し当てると・・
バキューっと大音響とともに
成功すれば、このとおり。
えらそうに書いてるけど、当然一回では成功しませんでした。
山ほどバキュームしてやった。
慣れてくると、一度失敗したプラ板を再び熱して(ふたたび平面に戻るから不思議)、再利用できます。
注型からここまで1日でやりました。つかれたー
でも、この先どうなることやら。
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