勉強会についての続きである。
前回、学校のテストや受験勉強用の勉強会を比較したが、もっとなんか芸事の勉強会、ということで落語の勉強会を引き合いに出してみる。
だいたい落語の場合は勉強会といってもちゃんと木戸銭をとってる。深夜寄席や早朝寄席なんかも二つ目の勉強会といえば勉強会だが、だがしかし人に芸を見せるという意味では「実践」ないし「実戦」なのである。 で、実際本職の噺家にこの辺の勉強工合を聞いてみたのだが、<互いのプライドをきずつけてはいけないという暗黙の了解があります。それから先に芸のはなしにいきつくことはありますよ。>とのことなので、やっぱり実践の場、ということなんだろうな。
ふーむ。じゃあどこで知識や技術を得るのだろう。
結局ね、小説を書くのだったら、いままで「小説」というジャンルにおいて何をしてきたか、というのを出来る範囲識っておく必要があると思うのですよ。ただ、そういった資料というのは基本的に図書館や古本屋を巡らねば手に入らないし、そういった「過去への興味」というものこそ大学なんかで学ぶものなのです本来は。日本が戦後文化政策をやってきたけれども、つい最近までは古くからある「文化の保護」はしてきても「文化の振興」はあまりしてこなかった。そういう蓄積は大学図書館に引きこもったほうがいいことをあたしゃよく知ってます。できることなら日芸の図書館に二週間くらい引きこもりたい。
でだ、詰まる処モチベーションがあればなんであってもやりぬけるように思う。なんでも結局は精神論にいきつくわけですが、言い方を更えれば、それぞれが持っている問題を持ち寄って解決すれば、全体のレベルアップになるんじゃないか、ということである。自分が今直面している問題、これが一番モチベーションが沸くわな。ちゅか、やらねばならん問題なわけでしょ。 じゃ、ここから具体案に入るか。
以下、次回。
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