カリグラフィーはアルファベットの書道と言われています。
専用のペンを使って美しいアルファベットを書く技術です。ヨーロッパでは、お店の看板や表札など、街のいたるところで目にすることができます。その歴史は古く、6世紀頃ヨーロッパに修道院ができ、写本が作られるようになったのが始まりといわれています。その後の印刷技術の発達により写本はなくなっていきましたが、長い歴史の中でさまざまな書体がうまれました。

カリグラフィーは専用のペンを使います。ペンホルダーに文字の大きさに合わせたペン先を差し込みインクをつけて書きます。難しいのは、書体毎に書くときのペン先の角度・文字の傾斜角度が決まっている点です。その両方を一定に保つことで美しい文字が書けるのです。
最近のワープロ技術・デジタル加工技術の進歩によって、身の回りから”手書き”の温もりを感じるものが少なくなってきましたね。確かにパソコンを使えば簡単に規則正しい文字を印刷できますが、質感や風合はどうでしょう。微妙なインクの濃淡やかすれ具合など、ハンドメイドならではの味わいがでるのが手書きカリグラフィーの魅力のひとつです。

下の文字を比べて見てください。どちらも同じ「Aiko」ですが、その違いがおわかりいただけると思います。*文字サイズ・紙は同一です。

手書き 印刷
インクの濃淡があり文字に動きがある インク溜まりがなく規則的な流れ

奥深いカリグラフィーの世界と、”手書き”ならでは質感を少しでもお伝えできたら・・・と思います。世界に唯一つ、お二人のためだけのウェルカムボードをご提案します。