"かねこ和子とフレッシュ和泉"

会報"和(やわらぎ)"

【隔月発行の"和"のホームページ版です】

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和(やわらぎ)第32号 ≪'05 1月≫

I wish you a Happy New Year!

 旧年中はお世話になりまして、本当にありがとうございました。
 新しい年が皆々さまにとりまして良い年になりますように!
 台風、地震、水害その他の災害で、かけがえのない命が失われませんように!
 人や国を追い詰めると憎しみが生まれます。テロや戦争がなくなりますように!
 そして和泉市が、優しい眼差し・優しい笑顔・優しい言葉の行き交う町であり続けますように!

 2005年も精一杯努力いたします。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

金児和子



もくじ 1. 12月市議会終わる(12/6〜12/17)。条例改正と補正予算が中心。
2. 市が12月2日「財政健全化計画(案)」を示しました。その概要です。
3. 公共下水道料金がこのように値上げ。健全化計画の一環で。
4. 南海バス路線と「めぐーる」路線が、大きくチェンジ!
5. ≪かねこやります・がんばります≫


[1] 12月市議会終わる(12/6〜12/17)。条例改正と補正予算が中心。
 
(1)和泉市都市公園条例の一部改正
 公園内に不法な工作物が増えていることから、その保管等についての公示事項・方法、売却手続きについて条例改正したもの。

(2)和泉市下水道条例の一部改正
 値上げに伴うもので、[3]でご説明しています。

(3)平成16年度補正予算
【一般会計】歳出に18億11万6千円追加(主に職員の退職金)
【国民健康保険事業特別会計】852万7千円追加(主に徴収総務費時間外手当)
【老人保健事業特別会計】3億1330万7千円追加(主に老人医療扶助費)
【公共下水道事業特別会計】2547万5千円追加(主に下水道整備費職員時間外手当)
【病院事業特別会計】1億200万円追加(主に職員退職金)




[2] 市が12月2日「財政健全化計画(案)」を示しました。その概要です。
 
(1)和泉市財政の危機的状況とは?

 和泉市は、昭和42〜43年に準用財政再建団体の指定を受け、また昭和51〜53年にも実質収支比率が△19.7%という再建団体寸前まで陥り再建してきた経緯があります。その後経済高度成長や人口増加により収支黒字を続け、H8年には最大139億円という積立金も実現しました。しかしこの2,3年、いずみ霊園や和泉シティプラザなど大型施設の建設や市税や交付税の減少などにより、公債発行と基金取り崩しで何とか均衡を保っている状況が続いています。H15年度決算では、実質収支2億2千万円の黒字となっていますが、実際は16億円の基金を取り崩した結果であり、単年度収支では2億5千3百万円の赤字でした。


(2)H17年〜21年の5ヵ年計画です。実施前.後の収支を比較しますと・・・
(表の一部を抜書きしています。単位は百万円。歳出は基金繰入金含まず。▲は赤字)

※健全化対策をしなければ、収入減、支出大幅増で大赤字!

  H17年見込み H18年見込み H19年見込み H20年見込み  H21年見込み 
歳入  50,292 48,764 50,900 52,577 51,702
歳出 53,122 52,362 54,257 55,004 53,352
実質収支 20 12 ▲3,198 ▲5,625 ▲7,725
基金残高 4,122 1,548 1,417 1,433 1,449


※健全化対策をすれば、収支見通しはこうなります↓

  H17年見込み H18年見込み H19年見込み H20年見込み  H21年見込み 
歳入  50,215 49,801 50,979 52,077 51,271
歳出 52,023 51,227 52,908 52,672 51,097
実質収支 42 45 44 ▲171 3
基金残高 5,122 3,709 1,797 1,433 1,449



(3)具体的な健全化策と効果額が示されました(下記はその一部)

◎ 歳入における5年間の効果額総計・・・21億9千6百万円
 市税の徴収率を上げる・使用料や手数料の見直し・不用財産の売却etc.

◎ 歳出における5年間の効果額総計・・・50億8千2百万円
 職員数の抑制・職員給与の見直し・建設事業費の抑制・公債費の抑制・扶助費や補助金等の見直し・外郭団体の経営改善など各事務事業の見直しetc. 



(4)決してこれが全てではありません。皆で知恵と力を出し合いましょう。

◆証明書等の督促手数料が50円から80円に、粗大ゴミの有料化実施、老人月間記念品支給事業の全廃で633万円節約などは身近です。H17年北松尾公民館廃止で200万円、H18年休日急病診療所廃止で1600万円の節減などが見込まれています。

◆≪自分たちの町は自分たちで守る≫…防犯だけではなく、肝心の台所が大変です。しっかり情報公開し、もっと節約できないか、市民で出来ることはないか、考えましょう。

◆議員のほうも、17日の会派代表者会議で行政視察費の削減をすることが決まりました。各議員に対し年間12万円出ている視察費を、個人的な費用や政務調査費でまかない、26名分計312万円を節約することになります。私はこれで充分とは思えないのですが。

◆私が副委員長をしております議会運営委員会でも、議員の財政健全化勉強会をという提案がなされました。各会派に持ち帰り何度か話し合いましたが、当面は来年3月の予算委員会でしっかり審査することから始めることになりました。





[3] 公共下水道料金がこのように値上げ。健全化計画の一環で。
 
(1) 和泉市における下水道整備は、H16年3月で人口180,167人に対し、普及率70.8%で、府下44市町村中29番目と低い水準です。

(2) 平成15年度の汚水処理運営費15億3千8百万円に対して使用料収入が11億7千9百万円。不足分3億5千9百万円を市税でまかなっています。市税で充当している割合は、全体の23.4%にもなります。

(3) 下水道事業の費用負担の考え方は、雨水は自然なので「公費で」、汚水の処理は「私費、つまり使用料で」が原則。しかし高額の不足分を市税投入することは、未整備地域の人たちも、通ってもいない下水道料金を負担していることになります。従って、市税が充当する率を減らしたいことと、市財政の緊縮が今回の値上げの理由です。

(4) 値上げ率は平均20%でH17年4月1日から。5月分として徴収する下水道使用料から適用されます。前回の値上げはH13年9月でした。

(5) 最も利用頻度の高い使用量20m3の家庭で、現行基本料金(10m3)税込み840円が1008円に、現行使用料税込み1m3当たり94円50銭が113円40銭に値上げ。1ヶ月20m3使用の場合、支払いが1785円から2142円になり357円の値上げとなります。

(6) 財政健全化計画では、下水道事業への繰り出し金を毎年20%ずつ縮小し、H21年度にはゼロにする予定です。ライフラインに関わる値上げは市民生活にとって影響が大きいのですが、受益者負担の面からも単純に反対はできません。しかし、これを達成するために再度値上げ、などということのないよう努力を要求します。




 

[4] 南海バス路線と「めぐーる」路線が、大きくチェンジ!
 

南海バス路線について(運行見直し予定時期はH17年の早い時期)
 
(1)南海バスから、和泉市内エリアで年間1億3千万円の赤字を抱えているとして、下記の7つの路線廃止の申し入れがありました。市はH11年度から、うち<1><4><5>の3路線維持のため年間約840万円(H15年)補助しています。

(2)7路線に関して、協議の中で次のように決定しました。
<1>黒鳥線(和泉府中車庫前〜山荘)・・・朝夕各3便を路線維持バスとして「めぐーる」を走らせる(190円)。昼間は「めぐーる」阪和線ルートを山荘町まで延伸し、和泉府中駅とをつなぐ。
<2>父鬼線の内(万町弘法寺〜川中)・・・廃止
<3>父鬼光明池線(光明池駅〜和泉青葉台・槇尾山口)・・・光明池駅ではなく和泉中央駅への新路線へ変更。
<4>緑ヶ丘団地線の内(美術館前〜松尾寺)・・・半分に減便
<5>父鬼線の内(納花〜父鬼・槇尾山)・・・槇尾中学校前〜父鬼間は 朝4便夕5便を路線維持バスとして「めぐーる」を走らせる(350円)。槇尾山口〜槇尾山間は廃止。  
<6>春木川線の内(和泉中央駅〜春木川・若樫)・・・存続
<7>天野山線の内(光明池駅〜南面利)・・・存続。青葉台を経由。

(3)新しい路線は次の3路線
<1>和泉中央駅〜納花(はつが野、和泉青葉台を経由)
  和泉中央駅〜槇尾山口(はつが野、和泉青葉台を経由)
<2>天野山線(光明池〜東南面利)・・・青葉台を経由する新ルート
<3>はつが野線(和泉中央駅〜はつが野2丁目)・・・新設小学校前まで延長し、新たに旧住友電装付近に停留所を新設します。路線変更はH17年4月1日です。



「めぐーる」路線について

  (1) コミュニティバス「めぐーる」は、H13年12月から市内5ルートを試行運行してきましたが、3年目にあたり、種々のデータに基づき見直しが行われました。

(2)
<1>阪和線ルート・・・山荘町まで延伸する。山荘・和泉中央ルートに乗り継ぎ可能。
<2>小田・和気ルート・・・現行どおり
<3>和泉中央:・光明池ルート・・・現行どおり
<4>横山ルート・・・廃止
<5>南横山・南松雄ルート・・・廃止

(3) 新設ルート
<1>山荘・和泉中央ルート・・・月・水・金各9便、山荘〜伏屋〜光明池〜シティプラザ〜和泉中央駅〜弥生町〜観音寺町〜黒鳥町〜芦部町〜山荘

<2>施設巡回ルート(仮称いずみーるルート)・・・4月・10月・11月・3月の日・祝日のみ運行。北部コースと南部コースがあり、いわば観光スポットを回る観光ルートです。

(4) 平成15年6月議会で私が一般質問の中で問いただしました「演習場の中にめぐーるを通し、北部とシティプラザを結ぶべきだ」という市内交通網についての主張が実現をしたことになります。全体として、前向きの見直しは評価できるものです。





[5] ≪かねこやります・がんばります≫
  (1)和泉市民ピースウォーク実行委員会では、12月11日10時〜自衛隊イラク派遣延長反対集会と和泉府中・和泉中央・光明池の3駅でのシール投票を実施しました。結果は延長賛成69人、延長反対467人、わからない55人の合計591人という反応でした。

(2)「泉北環境施設整備組合」行政視察(11/18〜19)、決算審査特別委員会(11/24)、総務委員会(11/26)、第4回定例会(12/24)

(3)財産評価審査委員会(12/21) 

(4)(12月26日14時〜弥生の風ホールでの大阪シンフォニカー交響楽団「ベートーヴェン第九コンサート」和泉市第九合唱団に参加 ・・・ほかいろいろ頑張っております。


 

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第30号《'04年9月》

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第28号《'04年8月》

第27号《'04年8月》

第26号《’04年5・6月》

第25号《'04年3月》

第24号《'03年12月・'04年1月》

第23号《2003年8月・9月》

第22号《2003年6月・7月》

第21号《2003年4月・5月》

第20号《2003年2月・3月》

第19号《2002年12月・2003年1月》 

第18号《2002年10月》

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