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自分からリードする場合
第2トリック以降で,リード権を確保した時,次の要領でリードします.
- まず,パートナーのリードしたスートのリードバックを考えます.
- リードバックが有効でない場合は,新スートをリードします.
- ダミーに短いスートがあり,ラフされそうなら,切札をリードします.(計画の妨害)
- 両オポーネントがボイドのスートはリードしない.(「ラフ・アンド・デスカード」防止).
■パートナーのスートをリードする
パートナーのオープニング・リードは次のような情報を知らせています,
- ノートランプでは,
アナーやローカードは,そのスートのエスタブリッシュを意図しています.
ハイ・スポットカードは様子見でしょう.
- スートコントラクトでは,
アナーやローカードは,そのスートが強いことを示し,
ハイ・スポットカードはシングルトンかもしれません.
したがって,リード権を得たら,これらを否定する情報がない限り,または,明らかに不利でない限り,そのスートをリードバックします.
特に,ノートランプコントラクトでは,そのスートが5枚以上なら,リードバックを優先しなさい.
□ リードバックするカード
リードバックするカードについは,次の定石があります.
(1) 3枚スートなら,トップカード.
(2) 4枚以上なら,オリジナル・フォースベスト.
(3) シーケンスなら,トップカード. |
Aで勝ったら,9をリ−ドします.
ハートの分布は下図のとおりです.
Sは,EのA-9に対し,7,10とプレイします.
Wは,パートナーの9のリードバックから,ハートは3枚と推定します.
従って,Sのハートは3枚であることが分かります.Jで勝ち,Kをプレイして,ハートを全部とることができます.
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この場合は,Aで勝ったら,3をリ−ドします.
□ 練習問題
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■ 新スートをリードする
■ その他
□ ラフ・アンド・スラフはしない
□ ディクレアラーにラフさせる
□ スート・プリファランス・シグナル
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デスカード
ノートランプや切札が使えない場合,オポーネントのスート,または,パートナーのスートにフォローできないときは,他のスートのカードをデスカードしなければなりません.デスカードによって,勝負がきまることがありますので,スートの選択は慎重に行います.また,捨てるカードで,シグナルを送ることができます.
■ スートの選択
主なガイドラインを示しておきます.
● ダミーの4枚スートを残す
● シークエンスを捨てる時は,トップから
■ シグナル
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