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| N | E | S | W | ||
| 1 |
/ | 1 |
/ | ||
| 1NT | / | 2 |
ただし、オプナーがNTでリビッドした時、単なる新スートはF1にはなりません。
右図の2
は4枚以上のスートですがNFです。
このフォーシングビッドをアーテフィシャルにして、特定情報表示(
例えば、FG
)に使うのがフォース・スート・フォーシング (Fourth
Suit Forcing :以下、FSF
と略記)です。この4番目のスートは長さも強さも保証していません。
Fourth
Suit Artificial
と呼んだ方が分かりやすいでしょう。
FSFを使う場合、4番目のスートのレベルが2以上ならFGとする流派と、3レベル以上をFGとする流派があります。ここでは、前者の方法について説明します。したがって、下図の場合、Sの最後のビッドはFGになり、そのスートは4枚あるとは限りません。
| N | E | S | W | N | E | S | W | |
| 1 |
/ | 1 |
/ | 1 |
/ | 1 |
/ | |
| 1 |
/ | 2 |
1 |
/ | 2 |
|
パートナーが1
でオープンした時、Sは上図のハンドを持っていました。1
とレスポンスしたら、オプナーは1
とリビッドしました。
14ポイントあり、ゲームはありそうです。パートナーのハンド情報を補足してからコントラクトを決めたいところです。
このような場合、FSFを使っていれば、2
がゲームフォーシングとなり、パートナーは決められた処理をしたり、ハンド情報を提供します。
FSFを使わなければ、思いきって、3NTか4
とビッドすることになるでしょう。2NTや3
は誘いになります。
パートナーが1レベルのスートでオープンし、レスポンダーの2回目のビッドの時、3つのスートがノンジャンプでビッドされているなら、4番目のスートをビッドすればそれはFSFです。ただし、下表の付帯条件が必要です。
| (1)レスポンダーはオープンできるハンドをもっていること。 (2)オポーネントの介入がないこと。 (3)4番目のスートのレベルは2以上であること。 |
| 例外 (F1) | FSF (FG) | |||||||
| N | E | S | W | N | E | S | W | |
| 1 |
/ | 1 |
/ | 1 |
/ | 1 |
/ | |
| 1 |
/ | 1 |
1 |
/ | 2 |
|||
最適のゲームコントラクトを買うために、ゲームフォーシングをかけて情報交換をおこないます。
具体的にいうと、次の4つになります。
| (1) | 4番目のスートにストッパーがあれば、3NTが買える場合 |
| (2) | メジャースートが5枚で、3枚サポート(Hxでもよい)が欲しい場合 |
| (3) | スラムの可能性があるので、ビッデングスペースを確保したい場合 |
| (4) | 最適なゲームコントラクトが分からない場合 |
| 例 | オークション | ハンド | 説明 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (1) |
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3 ダイヤモンドにストッパーがあれば、NTでプレイする。 |
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| (2) |
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2 ハートのフィットを探す。2NTで返ってきたら、 3 |
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| (3) |
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2 ゲームフォーシングして、次にクラブをサポートし、スラムを目指す。 |
FSFはFGですから、レスポンダーのジャンプビッドは誘いになります。メデウムレンジはジャンプビッドで示しましょう。
スラムがなく、これまでのオークションからゲームコントラクトを確定できるなら、ここで決めましょう。
(ハンドのスペードにカーソルをタッチすれば答えがでます)