右上の図のように、基本となる色（や図形）を範囲指定したら、[Shift]キーを押したままツツーッとキャンバス上を滑らせてみてください。範囲指定した領域がそのまま「筆」になるでしょう？

　ちなみに、ここのサンプル画で使用している元絵のグラデーション（右上図の左側部分）は、[色の編集]メニューのダイアログボックスを画面コピーして、一部拝借したもの（→）。 きれいなグラデーションを作ろうと思ったら、これが一番楽ですね(笑)。
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　右の図は作業中のファイルの一例。簡易パレットや部品（イヤリング部分）を空いているところに置いています。
　絵を描く時は一度に全部描こうと思わずに、描きにくい箇所は部分的に描いておいて、コピーし、組み立てていく、という方法をとると、失敗したときもやり直しがしやすいですね。

　でも、そんな失敗をしちゃったときでも、[編集]−[元に戻す]メニューで、直前の操作を3回まで取り消してくれるんですね。失敗ばかりの私にとっては大助かりのこのメニュー、覚えておいて損はないです。
（ただ、失敗も4度となると泣いても頼んでも聞いちゃくれません。「仏の顔も三度まで」ってことか(^^;)）

　右の図は、衣服の陰の色だけを青色に変えようとしているところ。
　拡大表示して、目的の色の部分を一つ一つ塗りつぶしていってもいいんですが、細かく入り組んでしまっていると、その作業は頭痛がするほど面倒。
　そこで、変換する前の色を描画色に、変換後の色を背景色に選択して（上のカラーボックスを参照）、消しゴムツールで目的の領域を右クリックします。指定した色だけが塗り替えられるので、入り組んだ箇所でもすいすい塗り直しできます。

　でもこれ、紙の上のイラストにホワイトを入れるのと同じ感覚で、単純に白を使っちゃうと、結構浮いてしまうんですね。白って意外と自己主張の激しい色。特に周囲が暗色の中に入れてしまうと、予想以上に目立ちます。

　ここに挙げた2枚のサンプル図は、元絵（左図）と、そのハイライト部分を白に置き換えたもの（右図）。どちらをいいと思うかは好みの問題ですが、個人的には、敢えて効果を狙う場合以外は、ハイライトは同系色でまとめた方が無難のようです。

　右の絵は上のサンプル画の背景を差し替えて微調整し、フォトレタッチソフトで色相変換したもの。前景と背景を別パーツで保存しておくと、こんなことも簡単にできます。

　下絵といってもチラシの裏で十分。微に入り細に入り描きこむ必要はありません。（だったら、最初からちゃんとした画材に描けばいいものね）描こうとしているイメージが、自分自身にぼんやりとわかれば十分です。