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■透過GIFの作り方 IrfanView編 |
フリーウェア「IrfanView」を使った透過GIFの作り方です。 「PhotoEditor編」と内容が被ってるところがありますが、とりあえず、一から解説したいので、敢えて重複。 |
ペイントでこういう絵を描いてみました。ここでは、これをサンプルにして、IrfanViewで透過GIFにしてみます。 |
◆透過色を設定する | |
透過GIFを作る前に、まず、透過色(透明にする色)を決めておきます。 透過色は、実際の絵の中で全く使われていない色を1色使って設定します。 上のサンプルアイコンには、左図のような色が合計13色使われています。透過色は、この13色以外の色を使うことになります。 |
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絵の中に使われていない色で、判りやすい色、ということで、ここでは黄色を使ってみました。 ペイントを使って、背景部分を黄色で塗りつぶします(左図)。透過GIFにした時、この黄色の部分が、透けて見えることになります。 ここまで出来たら、ペイントで画像を保存します。保存する際の「ファイルの種類」は、「24ビット ビットマップ」でOKです。 →◆「絵の中に使われていない色」を透過色にするのはなぜ? |
◆IrfanViewで保存する | |
では、次に、IrfanViewを起動して、今保存した画像を開きます。 「開く」アイコン(左図)をクリックして、目的の画像を選択し、ダブルクリックすると、画像を開くことが出来ます。 |
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画像を開いたら、一旦、GIF形式で保存します。 「保存」アイコン(左図)をクリックすると、保存用の画面(下図)が表示されますので、「ファイルの種類」の中から「GIF」を選び、好きな名前を付けて保存します。 |
◆パレットを確認する | |
保存したら、もう一度「開く」アイコンをクリックして、今保存したGIFファイルを開きます。 [Image]-[Palette]-[Edit palette]とクリックしていって、パレットを開きます。(下図) |
このパレットの中から、前に塗り潰しておいた透過色(ここでは黄色)を探してクリックし、一番下の「Index:○○」の部分を見て、「Index」の数値を確認します。 左図の場合だと、Indexの値は「1」ですね。 確認したら、「OK」を押してパレットを閉じます。 |
◆透過GIFの設定を行なう | |
また「保存」アイコンをクリックして、保存画面を表示します。 次に、「Options」ボタンをクリックして、保存オプション用の画面を表示します。 |
「GIF」の欄(画面の下半分)の「Save Transparent Color」にチェックを入れ、その下の「Set the transparency value to palette entry:」の欄に、先ほどパレットで確認した「Index:○○」の値を入力します。 この図だと、値は「1」になりますね。 チェックと入力が済んだら、「OK」を押して、この画面を閉じます。 保存画面に戻るので、「保存」ボタンを押します。「上書きしますか?」と聞いてくるので、「はい」を押します。 |
これで、透過GIFの作成は終了です。 背景が透けて見えているかどうか、ブラウザで確認してみて下さい。 |
◆雑記 | |
◆IrfanViewの入手先: |
http://www.forest.impress.co.jp/library/irfanview.html(英語版) http://www.forest.impress.co.jp/library/irfanviewjp.html(日本語版) |
◆GIFライセンス問題: |
【"GIF特許"日本でも失効】 米Unisys社のLZWに関する特許について、日本での同特許は2004年6月20日に失効しました。GIFフォーマットをサポートするフリーウェアも早速登場し始めたとの報もあり、今後、他のお絵描きフリーウェアにも、順次GIFが戻ってくることと期待されます。楽しみですね。 More! →INTERNET Watch 「Unisysの“GIF特許”、日本でも6月20日で失効」 【参考/関連過去記事】 【GIFライセンス問題】 GIF-LZWの特許権は、IrfanViewの作者であるIrfan氏のいるオーストリアには及ばないそうで、IrfanViewで作成したGIF画像の使用に問題はない、とのこと。が、日本でということになると微妙(^^;。個人的には、グレーゾーンかな、という認識ですが、詳しくはよく判らんです。一応、注記。 More! →INTERNET Watch集中企画 「GIFライセンス問題についてわかるページ」 【追記】 米Unisys社のLZWに関する特許は、2003年6月20日に失効しました。米Unisys社は、米国でこの特許の延長を申請する計画はなく、1年後にこの特許の期限が切れるカナダ、日本、英国、ドイツ、フランス、イタリア各国でも延長を申請しないとしているそうで、日本における同特許に関しては、1年後の2004年に失効する模様。 More! →INTERNET Watch業界動向 「UnisysのGIF特許、米国で20日に失効」 |
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