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◆練習編 2/【全身像の練習】 - 人体のバランス
 「だんごの描き方」についてご質問がありましたので、ざっとですが、人体のバランスについてちょっと見てみましょう。例によって、私のやることなので、あんまり当てにならんのですが(^^;、覚えておくと便利な身体の長さなどを挙げてみました。
2003.07.04 Webmaster@COLORFUL!

全身像-だんご  全身像をだんごで描いてみました。
 関節を小さなだんご、身体の各パーツを大きなだんごでそれぞれ描いています。こうやって分けると動かしやすかったりするので(^^;、私の場合はこういう分け方をしています。

 ボディは大まかに3つに分けて、「1.胸の辺り」「2.ウェスト部分」「3.下腹部」を別々のだんごで描いています。
 ちょうど、上の肋骨の辺りと下の腰骨の辺りの間を、一回り小さなだんごで繋ぐ感じ。この骨と骨の間に入れた小さなだんごが、ウェストのくびれ部分になる訳ですな(^^;。(下図)


 全身のバランスを取る時は、図のように、身体を4等分してみるとわかりやすいです。大雑把ですが、
  1. 上半身・頭〜脇 の辺り
  2. 脇・胸〜脚の付け根 辺り
  3. 脚の付け根〜膝 の辺り
  4. 膝〜足 の辺り
の4等分に分けられます。

 さらに、両手を真っ直ぐに下ろした場合だと、肘(ひじ)の辺りとウェストのくびれ部分が、だいたい同じ高さに来ます。
 また、手首はちょうど足の付け根辺りと同じ高さ。つまり、全身をちょうど2等分した箇所に来ます。

ボディ部のだんご  ちなみに、ボディ部分の骨格はだいたいこういう感じ。肋骨と腰骨を大きなだんご、ウェストのくびれ部分を小さなだんごにして、こういう感じで繋いでいます。


全身像-裸像  上のだんごの代わりに、人体を入れてみました。
 汚い絵ですな。

 上の4等分したラインが具体的にどの辺りに来るか、というのは、だいたい図のような感じ。

  1. 頭から脇の付け根ぐらいまで
  2. 上腕から手首まで
  3. 脇の下から脚の付け根まで
  4. 腰から膝下まで
  5. 膝下から足底(地面)まで
のそれぞれの長さは、ほぼ同じぐらいだと覚えておくとわかりやすいです。


 他にも、同じ長さの箇所を覚えておくと便利です。
 下図では、赤色の線━━青色の線━━緑色の線━━で示した箇所が、それぞれ同じ長さ。具体的に挙げると以下のようになります。
全身像-同じ長さの箇所 赤色の線━━━━━━
  1. 腕(上)
  2. 腕(下)
  3. ウェスト(おへその辺り)
  4. 足の裏
(暇な人は、玄関から靴を持ってきて、鏡の前で顔や腕に当ててみましょう^^;)

青色の線━━━━━━

  1. 顔 (顎(あご)から額(ひたい)まで)
  2. 手のひらから指先まで
  3. 鎖骨の中心から肩の付け根まで
  4. 鎖骨の中心から内股までを3等分した長さ

  5. (a)鎖骨の中心〜みぞおち(胸の間のくぼみ)
    (b)みぞおち〜おへそ
    (c)おへそ〜下腹部
  6. (肘(ひじ)を曲げた場合の)肘の内側〜手首
(手を胸やお腹に当てて計ってみましょう。また、両手で顔を覆ってみると、ちょうど顎から額まですっぽり覆われるのがわかります)

(肘を曲げた状態で、もう片方の手を、肘の内側から手首に当ててみましょう)

緑色の線━━━━━━

  1. 肩の付け根から指先まで(腕を真っ直ぐ伸ばした場合)
  2. 内股から足首まで
(真っ直ぐに伸ばした腕と、真っ直ぐに伸ばした脚は、ほぼ同じ長さということですな)

◆雑記
 どうしても身体の各部分のバランスがちぐはぐになるという人は、上記のような、○○と○○はほぼ同じ長さ、というのを覚えておくと、描きやすくなるんじゃないかなと思います。実際に、自分の身体に手を当ててみたりして試してみると、もっと覚えやすいかもですね。


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