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◆練習編 2/【全身像の練習】 - 人体のバランス - page 2  [身体を動かす]
 だんごを使って全身像が描けるようになったら、今度はこれを動かしてみましょう。
 身体を動かすのに使うのも、やっぱりだんご(まあ、所詮、私のやることだ)。関節、すなわち小さなだんごを使って、動きのあるポーズに挑戦します。

2003.08.31 Webmaster@COLORFUL!
■骨格と関節
全身像-骨格図  では、動かす前に、人体の構造のおさらい(^^;。
 左図は、人体の大雑把な骨格図です。まぁ、あんまり正確じゃないんですが、だいたいこんな感じかな、ということで。(骨の数とか数えんように^^;)

 関節、すなわち小さなだんごの入る場所を、赤い丸で示しています(手足の指は除く)。
 背骨や首の骨を除けば、身体が曲がるのはこの関節の部分だけ。それ以外の場所が曲がるのは、骨が折れた時だけです(^^;。
 手足を動かす時は、この関節をベースにして位置を決め、関節と関節の間を、骨、すなわち細長いだんごで繋ぐような形にすると、わかりやすいでしょう。

 ついでに。
 肘や膝を曲げたり伸ばしたりしてみればわかりますが、どんなに身体が柔らかくても、肘は外側には曲がりませんよね(^^;。手首を曲げても、せいぜい前後に直角が限度。左右ならもっと幅が狭いでしょう。
 このように、関節の曲がる方向や角度には限度がありますので、これも注意。

■動かしてみよう
全身像-基本の立ち姿  簡単におさらいしたところで、いよいよだんごを動かしてみましょう。

 最初、慣れないうちは、基本の立ち姿をベースにして、そこから徐々に動かす練習をしてみると、わかりやすいかもしれません。

 左図は正面向きの基本形。ここでは、描きやすいように、図のような枠を用意しました。全身を二等分するラインが判ればだいたいのバランスは取れると思いますが、上手くいかない時は、4等分の枠、8等分の枠、など個々に応じて利用してみて下さい。
全身像-腕を動かす  この基本形をベースにして、徐々に動かしてみましょう。まずは簡単に、腕を動かしてみた様子。

 まず肘の位置を決めて小さなだんごを描き、これを肩のだんごと繋ぎます。
 次に手首の位置を決めて小さなだんごを描き、これを肘のだんごと繋ぎます。
 んで、手首の位置から、手のだんごを描いて、終わり。簡単(^-^)。
全身像-腕を上げる  腕を上げてみた。

 腕を上げると、肩のだんごの位置も上がります。腕を上げる角度によって微妙に変わりますが、腕を大きく上げると、だいたいだんご1個分上がる感じ。
全身像-腕を上げる  なんだかよくわからんポーズですが、手だけじゃなくて足も動かしてみました。

 足を動かす時も、基本的に腕と同様。膝の位置を決める、股関節の位置を決める、足首の位置を決める、で、それらを繋ぐ、という感じ。

■動かしてみよう 2
全身像-斜め  じゃ、次は、斜めから見た図。
 図の左側が、斜めから見た基本の立ち姿です。角度を変えても、だんごの基本的な組み立て方は変わらないですね。
 これをベースにして、手足を色々動かしてみたのが右図。いや、別に、怪しい踊りを踊ってる訳じゃないんですが。

 やり方は正面から見た時とやっぱり一緒で、関節の位置を決めて繋ぐというのが基本パターン。

全身像-上体を反らす  上体を反らして、ちょっとポーズを取ってみました。

 背骨を動かすと、ボディのだんごの角度も変わります。わかりやすいように、赤で点線を入れてみました。上の基本の立ち姿と比べてみて下さい。

 ボディのだんごの角度が変われば、乳首の位置やおへその位置、女性なら乳房の角度も変わります。3つのだんごがどういう形で組み合わさってるか考えながら、これらのパーツの位置や角度を決めましょう。

全身像-座る  上の図をベースにして、足を投げ出して座ってみる。なんか腹筋がぶるぶるしそうな姿勢ですが、まぁ、細かいことは気にしない。

 これもやはり基本パターンは一緒で、膝の位置と足首の位置を変えて、繋いだだけ。
 腰骨の位置の大きなだんごは、足に隠れて見えなくなる訳ですが、だんご図を描く段階では、足の位置を決める基点となるので、省かないで下さいね。どんなポーズでも、まずは、3つのだんごでベースを作り、小さなだんごで関節の位置取り、という基本パターンで練習です。
全身像-座る  ・・・寝るなよ。

 これは、上の上体を反らしたのと同じ要領で、背骨を動かし、だんごの角度を変えます。上と同じくボディの3つのだんご+首と頭部の計5つのだんごでベースを作り、あとの基本パターンは一緒。

 ちなみに、女性の場合、寝転がると、(補正下着でがっちり固定してるならともかく)重力の関係で、どうしても乳房が左右に流れます。乳首の位置も、直立してる時と比べて若干ずれますので、その辺も注意。

全身像-斜め後ろ  斜め後ろから見た基本の立ち姿。
 後ろ姿のイメージを掴みにくい場合は、背骨のラインや肩甲骨をうっすらと入れておくと、ちょっとわかりやすくなるかもしれません。

 後ろから見た場合も、動かし方は基本パターンと一緒。
>>page 3

◆雑記
 サンプルで使っている目安の枠について、oC1.1には、長方形を描くのに矩形塗り潰しツールしかないもんで、枠の中を塗り潰してありますが、普通に長方形の図形ツールがあれば、枠線だけで構わんです。
 というか、要は2等分(or 4等分..etc)するラインが判れば何でもいいので、早い話が、横線を3本引いとくだけでもOKな訳よ(^^;。その辺は、使いやすい方法で適当に。


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