新規レイヤを作り、ベースになる影の色で、全体的な陰影をざっと塗っていきます。 ◆ベースになる影の色 　ベースになる影の色は、最終的な仕上がりを考えて決めると、全体的にまとまりが出て落ち着きます。例えば、背景や服の色など、周囲の色や反射光に影響を与えやすいと思われるものから取ると、わかりやすいかも。 　このベースの色一つで、絵の全体的なトーンも決まります。逆に、この色の選び方一つで、全体の印象もコントロールしやすくなるので、この辺にもちょっと気を使ってみて下さい。 　んで、今回は、ラテン系の色っぽいおねーちゃんを描きたかったので、なんとなく赤(^^;。華やかな印象に仕上がるのを狙ってみました。

	さらに、新規レイヤをいくつか作って、髪の色を数段階に分けて塗っていきます。 　左は、髪の色（ちょっと明るめ）。実際の髪の色＋ハイライトになる色です。 　下図左は、髪の色（ちょっと濃いめ）。実際の髪の色＋影の色です。 　下図右は、影になる色。ここでは黒色を使ってます。陰影のコントロールは、ほとんどこのレイヤで行ないます。
↑髪の毛レイヤ(1)：明るめ、ハイライト
↑髪の毛レイヤ(2)：濃いめ、実際の髪の色	↑髪の毛レイヤ(3)：影、黒色
	これは、レイヤを全部重ねた状態。 　髪の毛レイヤが全部揃ったら、次は、髪の陰影を付けていきます。

	上で作った黒色の影レイヤ（髪の毛レイヤ(3)）に移って、消しゴムで、左図のように、ハイライトになる部分を消します。（←） 　次に、下図のように、今消しゴムをかけたハイライト部分の境界を、旧ぼかし筆を使って、下地に溶かし込むようにじっくりとぼかしていきます。（↓）

	さらに、中間の色のレイヤ（髪の毛レイヤ(2)）に移り、同じようにして、ハイライト部分を消しゴムで消し、ぼかし筆で境界をぼかします。 　下図はレイヤの状態（↓）。

さらに、残りの2枚のレイヤにハイライトを入れるかどうかは、気分次第(^^;。様子を見ながら、もっと輝きを加えたければ、さらに残りのレイヤにも、同じようにハイライトを入れていきますが、とりあえずは、この2枚に入れた状態で、次へGo(^^;