「オトナ帝国の逆襲」05:大人が消えた?


あらすじ

幼稚園に向かうしんのすけの目に飛び込んでくるのは、無邪気に遊ぶ大人たちばかりです。やがてしんのすけは幼稚園に着きますが、ひっそりとしています。すると園庭に先生たちが出てきました。しかし先生たちは缶けりを始めるのでした。しんのすけが声をかけても、みんなしんのすけの名前を覚えていません。「しんたろう?」とか言われてしまうのでした。結局先生たちはしんのすけのことは放置し、のんきに遊ぶのでした。するとやがて音楽が聞こえてきて、それとともに遊んでいた大人たちの様子が変わります。そして、大人たちはみんなどこからかやって来たオート三輪の荷台に乗っていくのです。その中にはカスカベ書店の二人やら紅さそり隊、さらにはななこさんの姿もあり、ショックなしんのすけです。そして、荷台に乗って笑うひろしやみさえの姿を見つけたしんのすけはオート三輪を追いかけて塀の上を疾走し、声をかけ続けますが、反応はありません。やがてオート三輪は姿を消し、野原家に防衛隊のメンバーが集まります。テレビでは臨時ニュースが流れ、全国で大人たちがいなくなったことを知る防衛隊隊員なのでした。その後テレビは昔のプロレス中継などに変わってしまいます。

感想など

ひろしやみさえだけでなく、春日部中の大人が無邪気に遊んでいる・・・それが現実にあったらちょっとぞっとする風景ですね。幼稚園にて、無邪気に缶けりする先生たちと、名前を間違えられるしんのすけ、さすがにいつでもおバカでノーテンキなしんのすけでさえ不安な表情になっているのが印象深いところです。その後オート三輪がやって来て、みんなが行ってしまうシーンでは、しんのすけが塀によじ登って必死に追いかけていましたが、最後門柱に激突するまで映画館では笑いが起きていましたが、実際に自分がしんのすけだったらと思うと笑えないですよね。まあ別にいいんですが。
そして野原家に集まった防衛隊のメンバーですが、しんのすけはともかくボーちゃんまでもがテレビを見て笑っていたのはちょっと意外な展開でした。マサオ君は相変わらずといったところですけれどね。


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