「オトナ帝国の逆襲」11:「未来を手に入れてみせろ」


あらすじ

そんなわけで今の匂いで元に戻った野原一家は、ケンとチャコが住むアパートへと呼ばれます。そこでケンが、タワー上部にあるという匂い拡散装置から懐かしい匂いを外の世界に放出し、日本中を20世紀に引き戻してもはや足の匂いでも元に戻れなくしてやろうとしていることを語るのです。それを聞いた野原一家は当然憤慨します。するとケンが「お前たちが本気で21世紀を生きたいなら行動しろ、未来を手に入れてみせろ」と言ったのです。一瞬戸惑う野原一家ですが、とにかくアパートを飛び出します。匂いなんてどうすりゃいいのかと思いますが、とにもかくにもタワー上部にある匂い拡散装置をどうにかしなくてはならないというわけで20世紀博内部の町・夕日町を出口求めて走り出すのです。

感想など

アパートへ向かう途中の夕日町、まあ今までにも何度か出てきている風景ではありますがやはり哀愁みたいなものを感じます。特に30前後のひろしやみさえにとってはたまらないものなのでしょう。だからこそまた靴の匂いをかぐことになったのでしょうが、みさえに抱かれて匂いをかがされるひまわりはかなりつらそうですね。さて、なぜケンが野原一家にこれからやろうとしていた計画のすべてを教えたりしたのでしょうか。本来ならば匂いのとりこから解放された野原一家に計画を教えずにいればいいものを・・・。ヒントはチャコの「どういうつもり?」に対して「最近走ってないな」と答えた、そのあたりにあると思われますが。


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