「オトナ帝国の逆襲」12:夕日町からタワーへの道


あらすじ

タワー上部の匂い拡散装置を止めるべくケンとチャコの住むアパートを飛び出した野原一家、夕日町の出口を探します。途中で出前ソバ屋の自転車をかっさらい、さらに酒屋のオート三輪も奪って出口を探したひろしはおまわりさんを見つけて出口の場所を聞き出しました。夕日町の外に出ると、そこはタワーの真下です。エレベーターもついているものの、敵に止められたら終わりだから階段をひたすら上がっていく野原一家です。やがて、やや広い部分に出ました。みさえはすでにバテ気味ですが、そこにエレベーターが到着した音が。敵の隊員たちが出てきました。そんなわけで再び階段を駆け上がる野原一家です。ところが、タワーの上からも敵が降りてきているようで挟み撃ちにあう野原一家です。するとしんのすけが抜け道を見つけます。

感想など

途中、カレーで野原一家を誘うおばちゃんが出てきますが、その家の表札が「原」なんですよね。これはおそらく原恵一監督とのつながりだと思われますが、いつもながらこういう細かいところのつくりには感心させられます。一方、酒屋が配達に来た家の表札はどうしても読めませんでした。何と書いてあったのか気になります。出前ソバ屋の自転車ですが、いかにもなギャグシーンも織り込んであって笑えます。でもその後「何だってここはこんなに懐かしいんだ!」と涙ぐむひろしの姿が何とも言えません。


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