「オトナ帝国の逆襲」14:傷だらけの階段駆け上がり


あらすじ

やがてタワーの中腹、そこでケンとチャコが乗ったエレベーターは停止して野原一家が来るのを待っていました。そしてケンが「戻る気はないか?」と聞きます。ひろしは即座に「ないっ!・・・俺は家族と一緒に未来を生きる!」と力強く言い切り、他のみんなも同意します。それを聞いたケンはエレベーターの扉を閉めようとします。するとひろしは閉まりかけたエレベーターの扉にしがみつき、その間にしんのすけたちを匂い拡散装置のある、タワーの展望室に上がらせようとします。ひろしはかなり長い間エレベーターを足止めし、その間階段を駆け上がるしんのすけたちでしたが、敵の隊員の抵抗にあいます。しかしみさえの体を張った攻撃などもあり、最後にはしんのすけがただ一人、延々と続く階段を駆け上がっていくことに。途中でエレベーターに抜かれ、転んだり意識が遠のきつつもそれでも必死に上へ向かって走り続けるしんのすけです。しかし、無情にもエレベーターが先に展望室に到着してしまいます。そして、ケンとチャコはゆっくりと匂い拡散装置に向かって歩みを進めます・・・。なお、タワーの階段各所にはカメラが設置されており、この一連シーンは夕日町内のテレビで生中継されておりました。

感想など

いよいよ来ました、2度目の涙シーンです。まずはひろしがかっこいいではありませんか。「俺は家族と一緒に未来を生きる!」に始まり、「家族がいる幸せを、あんたたちにも分けてあげたいくらいだぜ」・・・名言続きです。そう、家族の力って何物にも変えがたいものなのです。過去の映画でも何度となく家族の力が発揮されていますが、今回のこのシーンはより一層はっきりと伝わってくる気がします。ただ、あのエレベーターは何かが挟まっても勝手に扉が開く構造にはなっていないようで、安全面に問題ありのような気がしますが・・・。そして、あれほど高いところを怖がっていたみさえも、しんのすけをアシストするために見せたダイブ!「止まらないで!早く行って!」・・・そしてひまわりも、シロも、弱い力でも集まれば大きな力になるものです。そんなわけで、もはや一人きりになったしんのすけがその後階段を駆け上がっていきますが、この一連シーンは音楽がまた感情を極限まで高めてくれるわけでして、その音楽だけを聴いても思わず反応してしまうほどです。次第に傷だらけになり、エレベーターにはどんどん先行されながらも、それでも必死に走り続けるその姿、普段のしんのすけからは決して見ることができないと言ってもいいほどのシーンです。とにもかくにも涙なしにはこのシーンを見届けられません。


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