あらすじ しんのすけが天正2年で夕方を迎えたその頃、2002年の春日部では、みさえが警察に連絡したりしてしんのすけの行方を捜していました。ひろしはというと、しんのすけが書いた手紙に書かれていた「天正2年」が気になっているようです。天正2年というと、1574年です。しんのすけが天正なんて元号を知っているはずもないし、本当に天正2年に行ってしまったのではないかと思うのです。そしてひろしは図書館に行き、歴史書を見ていたのです。「野原信之介とその一族らが奮戦」という一文を読み、決心します。ひろしは戦国時代に行くことになると察し、あれこれと準備を始めるのです。みさえは最初信じられなかったのですが、ついに戦国時代に行く決心を固めるのでした。そして、役に立ちそうなものを車に積みます。しかし、いったいどうやって戦国時代に行けばいいのかわかりません。そこで、シロが掘ったあの穴のところまで行ってみることに。途中家の角をこすったり、シロの犬小屋に傷をつけたりしますが、穴の真上に車を移動させることはできました。 |
感想など
ここではひろしがかっこいいところを見せています。特に「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか」から始まる一連の部分、実にかっこいいです。それにしてもいろいろなものを積み込みましたね。一見するとなんの役に立つのかわからないがらくたも含まれてはいますが、それも後々にしっかり役立つのですからたいしたものです。そしてひろしのかっこよさはさらに続きます。家と車に傷をつけてもまったく気にも留めません。「温泉」では屋根を壊されてあれほど怒っていたのがウソのようです。犬小屋に物干し竿が当たったシーン、シロが涙を流すあたりはさりげなく笑えますね。