「戦国大合戦」11:大蔵井高虎軍、出撃


あらすじ

そんなわけで、春日家から申し入れを断るとの手紙を受け取った高虎は、廉の心配していたように春日家を攻め落とすということに決めるのです。やがて、大蔵井の軍勢が向かってきているとの情報が春日城にも伝わります。廉はそのことを野原一家に伝え、早く城を出るように言います。が、かなり目立つので下手に出ない方がいいという結論になりました。野原一家や女性・子どもが一の廓(くるわ)に避難して戦に備えます。又兵衛はじめ男たちは城壁に陣取り、大蔵井軍がやってくるのを待ち構えています。やがて、高虎が出撃を指示し、大蔵井軍が春日城へと攻め込んできました。ついに戦の始まりです。

感想など

いよいよ春日軍と大蔵井軍の戦が始まってしまうわけですね。実際に高虎が登場して出撃が始まるまでにかなり時間がありましたが、この数分間が緊張感を高める効果を演出しているわけなのですね。さりげなく春日家3家老の一人である隼人佐が逃げ出してしまうらしいですが、このあたり劇場で観ていてもまるでわからなかったですね。後で「映画大全」を見つつビデオでゆっくりと確認しないと気がつかないくらいでした。と言うか、ここで逃げるのは物語上何か役割を果たしてましたっけ?追い詰められている心理を表現したということなんでしょうか。


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