ヤキニクロード18:エンディング


あらすじ

こうして無事に解放された野原一家は家に帰るわけです。熱海駅の食堂でしんのすけはおいしそうな料理を見ますが、家で高級焼肉が待っているということを言われて思い出すのでした。途中でヒッチハイクに協力してくれた人ともすれ違うのですが、ひろしは気がつかないふりをします。そして新幹線に乗ります。このあたりからエンディングテーマ「こんな時こそ焼肉がある」が流れ出し、背景アニメには新幹線から緑帯の電車、さらに電車を乗り継いで春日部に到着、ブチックカスカビアンで一礼し、交番をおそるおそる通り過ぎ、そしてようやく家に帰ってきました。そうしてやっとの思いで一家は高級焼肉にありつくことができたのでした。

感想など

熱海から春日部へと帰る様子がエンディングテーマの背景アニメで紹介されていましたが、これについてはどのルートを通ったかいろいろと議論になりました→[L-11]

東京近辺鉄道路線図
まず熱海から東海道新幹線に乗ったのは間違いありません。新幹線を降りた後は緑色の帯がある電車に乗っています。東京近辺で緑色の帯の電車が走っているのは山手線か横浜線なので、新幹線は新横浜で降りて横浜線で長津田へ行き、そこから東急田園都市線で渋谷へ、さらに地下鉄半蔵門線で押上、そこから東武伊勢崎線で春日部へというルートがひとつ考えられます。または横浜線で菊名へ行き、東急東横線で中目黒、そこから地下鉄日比谷線→東武伊勢崎線を通ったというものも考えられます。しかしながら、一家は新幹線内で眠っています。そしてあわてて降りているわけで、その様子を見ると新横浜というのは考えにくいです。新幹線で東京まで行っていると考えるほうが自然でしょう。そこから山手線で秋葉原や上野へ行き、地下鉄日比谷線と東武伊勢崎線で帰ったと考えるのがいいかとも思われました。が、トンネル構造などによって日比谷線は通っていないという話も出ました。実はこの作品が公開される1ヶ月前に地下鉄半蔵門線の水天宮前−押上間と東武伊勢崎線の曳船−押上連絡線が開業したてということがあり、東京から徒歩で大手町へ行き(東京−大手町はすぐ近くです)、そこから半蔵門線経由で帰ったのではないかという説もあります。ただし、これだと緑帯の電車に乗る必要はありません。間違えて山手線に乗っただけ、という話もありますが…。あるいは東京から渋谷まで山手線を使い、そこから半蔵門線というルートもありえますがわざわざそんな遠回りもしないでしょうし…。結局のところ、映像とすべて矛盾なく説明できるルートはいまだ謎に包まれていたりします。


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