カスカベボーイズ13:ついに動き出した町


あらすじ

それから、いつの間にか長い時間が過ぎてしまったようです。やがて、ひろしやマイクたちはこの映画が途中までしかできていないために太陽も動かないのではと考えるようになります。それならば映画を終わらせればいいということになり、周囲の仲間にも話します。しんのすけはマサオ君たちを強引に連れてきて、マイクが元の世界に帰れる方法を語ります。そして、映画を終わりにしようとしますが終わりません。ハッピーエンドしかないということで、悪者・ジャスティス知事を倒せばいいとの話になります。とそこに、オケガワが現れました。なぜ研究を続けていたのかというと、知事を倒すヒーローが現れるのを待っていおり、倒すための道具を研究していたのだとわかったと力強く宣言しました。すると、その瞬間にずっと止まっていた太陽が動き出しました。それとともに、忘れていた人々の記憶も次第に回復していきます。

感想など

しばし、しんのすけによるナレーションのみで話が進みます。いや、話は進んでいないわけですが…。それだけにこのあたり、中だるみ感がかなり漂っているわけですね。それだけに、その後の急展開がより引き立つという演出だというのは考えすぎですかね。ただ、あの動き始めた太陽の動きが速すぎるような気がするのですが…。それまで長いこと止められていた反動なのかもしれませんが、あの調子ではあっという間に夜になってしまいます。「夕陽の」の時間がすぐに過ぎてしまいそうなのですけれど…。この場面ではオケガワがものすごくかっこいいです。それまではかっこ悪いシーンばかりでしたが、我慢し続けたことが報われたわけですね。かなりベタですが「石の上にも三年」「七転び八起き」という言葉を思い出しました。


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