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読めて聴ける英語>英語学習コラム>高額英語教材は必要か? | ||
2008.11.29 高額英語教材は必要か? 学生時代から、趣味として、英語の勉強をしてました。 当時、私の周りには、それほど真剣に英語に取り組んでいる人はいませんでした。 そんな、ある日、比較的仲の良かった友人の家に遊びに行ったら、ちょっと驚いてしまいました。 友人の家にアルクの1000時間ヒアリングマラソンがあったのです。 聞いてみると、「自分も英語くらい出来た方がよいから買った」というのです。 ヒアリングマラソンは、当時でも40000円以上した高額教材です。 普段、英語を勉強したい素振りなど全く見せなかった友人が密かに高額教材を購入してたことに最初は驚いたのですが、今後、「英語学習の話でも出来るかな」とちょっと嬉しくも思いました。 しかし、次回、その友人の家を訪問したら、ヒアリングマラソンは、前回と同じ状態でほこりをかぶってました。 その後、何度も友人の家を訪問したのですが、ヒアリングマラソンをもはや目にすることはありませんでした。 続かなかったのです。 世間には、高額英語教材がたくさんあり、新聞、雑誌、電車内など、至る所に、広告が目につきます。 そして、それらの広告は、巧妙で、「せめて英語くらいできるようになりたい」と思っている日本人の心をくすぐります。 広告の文章を読むと、一瞬、「自分もできるようになるのでは」と思ってしまうのです。 そして、それ程、真剣に英語に取り組んでいない人も買ってしまいます。 実際、ヒアリングマラソンの受講者は1982年の開講以来、100万人を超えているのだそうです。 広告では100万人を強調していますが、重要なのは受講者の数ではなくて、その100万人のうち何人が、最後まで教材をやり通したかだと思います。 英語は単純で、誰でも時間さえかければある程度できるようになります。 いくら、高額英語教材を買っても、やらなければ意味がないし、もちろん上達するはずがありません。 要は、「高額教材を買うか買わないか」より、「どれだけ英語に時間を費やせるか」だと思います。 つまり、「英語学習が続くかどうか」が一番大切なわけです。 甘い広告に惹かれて高額英語教材を買う前に、「どうやったら自分は英語学習を続けられるか」をもう一度考えた方がよいと思います。 ◎結論 英語学習で一番大切なことは「続けること」です。 英語学習を続けるのに大切なのは、「英語を好きになること」と、「どれだけ英語に情熱を傾けられるか」だと思います。 教材は、あくまでもその手助けに過ぎません。 そして、世間の誇大広告のように、楽して英語をマスターする方法など絶対にありません。 英語がある程度できるようになるには、気の遠くなるような時間、生の英語に接するしかないのです。 ◎サイト内関連ページリンク |
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