ここの背景画像はまりまりさんの「いろいろ素材」からお借りしました。
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ルイ16世が「寵姫」を持たなかったので、ルイ15世の最後の寵姫デュ・バリー夫人がフランスでの最後の寵姫になります。この人の一番有名なところは、娼婦上がりの身でありながら、マリー・アントワネットと宮廷で権力を争い、ハプスブルク家のお姫様で未来のフランス王妃をたった一度とは言え屈服させたことでしょう。そのことがかなり広く知られているので、「いやな女」というイメージが付きまとっていますが、実際の彼女は私達が想像するよりも気立てがよかったようです。また、そうであったからこそ、ルイ15世が大事にしたのでしょう。
そのルイ15世が崩御し、華やかな宮廷生活から追い出された後も自由気ままな生活をしていましたが、恐怖政治の最中、亡命先からフランスに戻ってきてあっさり逮捕処刑されてしまいます。処刑したのは、処刑人サンソンです。意外なことに、この二人はお互いが若かった頃、会ったことがあり、しかも通りすがり以上の関係だったようです。 私はもちろん、マリー・アントワネットが好きですが、デュ・バリー夫人も嫌いではなく、とても興味があります。「ベルサイユのばら」で目がつりあがって意地悪な女の人のように描いていた池田理代子さんも、デュ・バリー夫人のことをよく言っています。いわゆる「可愛い女」だったようです。
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