ここの背景画像は「Yellow House素材館」さんからお借りしました。

資料 や行


読み書き能力 (H11.11.8.UP)
「概要/革命の原因/啓蒙思想」

17世紀後半から19世紀初頭にかけて、婚姻届に自分で署名のできた(それだけで読み書きができた、というわけではありませんが…)人々の比率は上の表のとおりです。18世紀の間に倍に伸びましたが、それでも全国民の3分の1程度です。もちろん、地方差も大きく、ある地域では男女とも77%というところもあります。

ちなみに、ロシア革命のときのロシアの文盲率は約80%中国の文化革命のときは約85%でした。明治維新のときの日本は寺子屋が地方にまでかなり普及していたので、男性の50%、女性の15%が寺子屋に通い、読み書きができたのではないか、と推定されます。

この数字はもちろん正確ではありませんが、自分の名前を署名できるだけではなく(自分の名前以外はまるでわからない人もかなりいると推定されます)、ちゃんと読み書きができたという数字ですから、他の国々と比べると日本人の読み書き能力は今も昔もかなり高いと言うことができます。

このグラフ及び解説は中央公論社「世界の歴史/フランス革命とナポレオン」桑原武夫編集を参考にさせていただきました。


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