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加古川市上荘町に設けられた、地域住民の集会・研修などのコミュニティー活動の場、防災資機材の備蓄、災害時の災害対策活動拠点として多目的に利用される防災コミュニティ施設である。

□開放的な交流の場

開放的な広場を設け、中央に築山を設けた。築山は国包の築山神社から引用し、榎・椋の木を株立ちで植えている。 また道路側の端部は、かつて国包が船着場として栄えたことをイメージし、緩やかなカーブとしている。 玄関、調理室、和室は広場に向かって設けられ、特に調理室は炊出し時に直接広場に運搬できるようになっている。

□周囲の環境との調和
この建物の敷地は、高瀬舟の交易地として栄えた国包の町並みが近くにあり、近辺は里景観を形成しているが、近年はその景観も変わりつつある。建物は分節化しボリューム感を押さえることで、屋根によりスカイラインを調えている。また壁面の単調さを避け、近隣の瓦屋根の建物に調和することを意図している。

□光・風の流れ
建物を分節し、その間に外部空間を設けることにより、光や風が時間の移ろいとともに流れ込むように考えた。 特に玄関ホールに面する器具庫の外壁は、ホールへと風が流れ込むよう、川の流れをイメージした緩やかなカーブを描いた曲面の壁となっている。調理教室、会議室は高窓を設け風の流れと光の分布に配慮し、多目的ホールは南北面に通風用の窓を設け、2階部分の乳白のガラスから柔らかな光が差し込む。

   
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建築地 加古川市上荘町国包482
地域・地区 市街化調整区域
構造・規模 RC造 一部 鉄骨造 2階

敷地面積 3128.30u( 35.6坪)
建築面積 873.88u( 26.7坪)
延床面積 881.96u( 51.0坪)

意匠設計: 古田建築設計事務所 古田充
構造設計: アイ設計工房

□外部仕上表
  屋根/瓦葺き ステンレス鋼板タテハゼ葺
  外壁/コンクリート打放し 土塗壁 アルミスパンドレル
  建具/アルミサッシ
□内部仕上表
  壁/PB下地 EP塗
  床/タイル貼、タイルカーペット、畳
  天井/岩綿吸音板


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(株)古田建築設計事務所