築100年以上の平入り、4間取り田の字型の農家住宅を体験型宿泊施設に改修。 不要に増築された部分は撤去を行い、耐震的にバランスのよい形状にし、耐震改修を行った。 １号館と同様に水廻り等は現在のライフスタイルに合わせ清潔にし、冬場も快適に過ごせるよ うに床暖房設置をする一方、現状の建具を使用するなど極力部材の取替えなどは最小限に抑え ることで、昔ながらの伝統家屋の雰囲気を残しながらの改修を行った。

玄関側の６帖２室を一間の広間とし、床暖房を設置した。玄関土間は少し広めに取り、農作業から帰 った時にも利用しやすい形に変更した。また浴室も宿泊客が利用しやすいようにレイアウトを 変更している。玄関とＤＫの天井は取り払い、太い梁を組上げた「大和組み」の独特な雰囲気 を感じ取れる空間とした。

→田舎生活体験宿泊施設「大谷山荘」ホームページ

建築地 兵庫県加西市
主要用途　農家民宿
構造・規模 木造伝統構法　平屋建（母屋部）

延床面積 126.02�u（38.1坪）（母屋部）

意匠設計： 古田建築設計事務所　古田充　山本直美
構造設計： ルート構造設計　太田彰
施　　　工： 国田建築