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築80年ほどの木造住宅の耐震改修。建て主の意向は、@古い建物の良さを残した改修にして欲しい、A地震時大きな被害は受けたくないので耐震改修を行いたい、との事でした。耐震改修の方法としては、木造住宅の耐震一般診断により、壁量計算を行い、意匠と調整しながら、耐力壁の配置を行いました。 室内の意匠は、古い民家の持つ雰囲気を残して改修することを心がけました。耐震改修を行う上で、構造上耐力壁の増設が必要となるため、いかに古い民家が持つ開放感を残すかが、意匠を考える上でのポイントとなりました。また中庭を生かし、光・風が通る空間とすることも考えました。具体的には、クチノマから中庭に続く部分に設けた壁の戸枠を、伝統的な意匠「ハッカケ(刃欠け)」とすることで軽快に仕上げています。またザシキの書院部分の縁側は、構造のバランス上、耐力壁が必要でしたが、これを木製格子の耐力壁で対応することで、光が通るようにしている。建具は出来るだけ既存のものを利用し、新しくした建具の意匠は、既存のものを踏襲したデザインとしています。 北側にあるダイニングキッチンは、隣接する洋室との間の壁を建物の耐力に影響のない程度に取り払い補強することで、広々としたリビングダイニングとしました。構造材の表し部分は自然塗料塗とし、古い佇まいの雰囲気を壊さないように配慮しています。 |
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建築地 兵庫県 意匠設計: 古田建築設計事務所 古田充 山本直美 |
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