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この建物の顔であるアーチ状の開口が設けられた車寄せ。
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外観全景 車寄せのアーチ開口が建物の外観を特徴づけている | |
大きく伸びた車寄せ。患者さんが安全かつ雨に濡れないよう配慮した降車スペース。 | |
木材をポイントにみせた開放感のある高天井の待合室 | |
大開口の待合室。左手奥は食事療法のための食事スペース。 | |
待合室 | |
診察室 | |
処置室 | |
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車寄せのある糖尿病内科医院
昭和46年から、当地で、糖尿病の診療を重点的に実践されてきた前院長西詰吉隆先生は、糖尿病は食事・運動療法が基本となる生活習慣病であり、「糖尿病治療の実施者は患者であるあなた自身」なので、患者さんを教育し、名医に仕立て上げ、その患者さんが自身の治療をされるという信念に基づいて診療をされてきた。これにより食事療法、運動療法、インスリン注射、低血糖の処置、血糖自己測定(約100名が行っておられます。)など、すべて患者さんご自身が実行されている。
この理念を受け継がれ医院を継承された現院長により、建物の老朽化のため、今回、新診療所への建て替えの計画となった。
城下町姫路の市街地にあり、幹線の国道に平行し、住宅などが立ち並ぶ道路に面して建つ医院は、先生の診療理念にこたえ、まず患者さんが自立的な行動ができやすくすること、かつ患者さんにやさしく寄り添った建物となることを意図した。
建物はバリヤーフリーとし、食事・採血・検尿・診察などの患者さんの動線はスムーズに運び、スタッフの動線はこれと分離しながら、かつ相互に合理的な接点が取れることを図った。食事スペース、トイレ、検査室、診察室、相談室などを待合室・受付を中心として、連携のある形で配置している。
広範囲からの患者さんが多く、車での来院が多いこの医院には、降車スペースが安全でかつ降雨時の対策のため、建物としては少し不釣り合いな大きさの車寄せを設けている。正面のアーチが車寄せを明示するとともに、建物外観を特徴づけている。
木材をポイントに見せた開放感のある高い天井の待合室は、休憩スペースとつながる居心地の良い空間となるように、診察室・処置検査室は清潔な空間となるように計画し、患者さんに優しい医院となることを目指している。 |
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□外部仕上 |
Publication 掲載紙 | |
2021/07 「新」建築設計資料03 診療所・医院・クリニック | |
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(株)古田建築設計事務所
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