一 : 今回は前回の続きだけど、大変よ〜!気合を入れるのよ!
風 : ・・・ふわぁい・・・
一 : 気合よ気合!
一 : 前回のファイル(s01c01a)を開いて、これに移動物体を加えましょう。
風 : 移動物体って・・・
一 : 格納庫内を走るタンク車を作ったでしょ。あれを2台くらい走らせるの。
風 : は〜い・・・それじゃ、この「移動物体追加」ですね・・・
一 : ちょっと待った!
風 : はい?違うんですか?
一 : 違わないんだけど、ちょっとしたテクニックがあって・・・いいわ。それはあとで説明するわ。
風 : ?変な先輩・・・
風 : 先輩、この赤い▲とかピンクの■って、前回のカメラの場合と同じなんですよね?
一 : そうよ。
風 : それじゃ、まずはタンクを小さくして・・・始点の位置と終点の位置と・・・ピンクの■で軌道を調整して・・・簡単、簡単!どうですか〜?
一 : ・・・再生してみたら?
風 : あれ・・・?あっれ〜!!タンクが大きくなってく〜?!
▲ 始点と終点で大きさが違う(比較のための合成画像)
風 : 何が起きたんでしょう・・・先輩・・・
一 : それはね、風子が最初に小さくしたのはスタート時点での大きさだけであって、終点では大きいままで変更してないの。だから時間と共に大きくなっていったのよ。
風 : それじゃどうすれば・・・
一 : バーを終点に合わせてから、終点での大きさを始点の大きさに合わせればいいのよ。
画面右下に位置、大きさ、角度などの数値がでてるでしょ?それを参考にして調節するの。
風 : 面倒臭い〜!
一 : そうよね。だからこういうときにはちょっとしたテクニックを使うといいのよ。
風 : テクニック?
一 : そう。まず移動させたいものも静止物体として追加するの。
風 : ふむふむ。
一 : そして大きさを合わせて、スタート位置に配置してからメニューの「物体」「移動物体に変更」で移動物体にするのよ。そうすると始点と終点で同じ大きさになるの。
風 : へぇ〜!なるほど〜!ちょっとしたテクニックですね!
一 : ところで風子。カメラの動きなんだけど、最初から最後まで一定の速度だとメリハリが無いと思わない?
風 : う〜ん、そういうものですか?
一 : 特に最後の主役機のアップでカメラを少し止めてタメを出した方がいいと思うの。
風 : 演出家ですねぇ、先輩。でも、そういう複雑な動きってできるんですか?
一 : DoGA-L1で出来ない複雑な動きっていうのは、「軌道を何回も曲げる」「スピードを速くしたり遅くしたりを何回も繰り返す」っていうものなの。
ただし、スピードに関しては「徐々に速くする」「徐々に遅くする」「速い→遅い→速い」「遅い→速い→遅い」という変化ならある程度までは可能なの。
風 : えっと・・・とりあえずどうするんですか?
一 : カメラを選択してから「カメラ」「カメラ速度調整グラフ」を開くのよ。
風 : ・・・こんなグラフが出たんですけど?
一 : このグラフは横軸が時間、縦軸が位置を示しているの。
風 : ???
一 : とりあえず、始点と終点のところにある青いマークを動かしてみて。
風 : えっと、グラフの形が変わりましたけど・・・
一 : このグラフで傾きが急なところはスピードが速く、緩やかなところではスピードは遅いの。
風 : ・・・よくわかりません。
一 : 百聞は一見にしかず。試しに始点の傾きを急にして終点を緩やかにしてから再生してみましょう。
風 : は〜い。・・・うわぁ!いきなり動いてアップで止まった!
一 : どう?こんな感じにスピードが変わるのよ。
風 : でもこんな動きは変ですよぉ〜!
一 : だから、それをあのグラフで微調整していくの!何回か試行錯誤すれば感じがつかめるとおもうから。
風 : は〜い。
風 : さ〜て、これでこのパートは完成かな?
一 : ちょっと待った!
風 : まだなにかあるんですか?
一 : 当然よ。光源の設定がまだよ!
風 : 光源?
一 : そう。どの方向から光を当てるかでシーンのイメージは大きく変わるのよ!
風 : え〜?また難しそうな・・・
一 : でも、このDoGA-L1では照明は一つだけ、白色の平行光源しかないし、移動とかも設定できないから、そんなに悩むことはないの。
風 : 結局、難しいんですか?簡単なんですか?
一 : 簡単だけど大切なの!
一 : メニューの「カメラ」「光源方向設定」を選んで。
風 : 画面に矢印がでました〜!
一 : そう、あとはその矢印の赤い■をドラッグして好みの位置に持っていってから右クリックよ。
風 : それだけ?
一 : それだけ。
風 : 今度こそ、これで完成ですよね?
一 : そうよ。
風 : (ホッ)それじゃ保存して・・・次はエレベーターが上がっていくパートですよね。
一 : そうなんだけど、このパートの続きを作るわけだから、このファイルを修正していくことにしましょう。
風 : まあ、それが楽ですよね。
一 : それじゃ、とりあえず上書き保存してから、次に「名前を付けて保存」にして「s01c01b」で保存しましょう。
こうしとかないと間違えてさっきのファイルに上書きする危険があるからね。
風 : は〜い!(きっとマスターも上書きして消したことがあるんだろうなぁ・・・)
一 : さて、今日はこの辺で止めときましょう。
風 : やっと・・・ですね。はぁ。
一 : 次回はエレベーターを上昇させるパートよ。
ターゲットの移動とか物体の移動のテクニックを説明する予定だから期待しててね。
風 : ・・・まだ覚えることが・・・
一 : 大丈夫よ。次回で基本的な内容が終わるから安心して。
風 : は〜い。